再婚で子供がいる場合のメリットと注意点について
再婚で子供がいる場合、お互いにメリットや注意点が気になると思います。

子供の心境の変化にきちんと気付いてあげられるのか?時間はかかっても新しい両親の形を受け入れてくれるのか?

やはり一番子供のことが心配になると思います。

そこで今回は再婚で子供がいる場合のメリットや注意点について触れたいと思います。

いろいろを乗り越えて素敵な家族を目指しましょう。

子供がいる一人親世帯は増えている

子供がいる一人親世帯は増えています。

思っていた以上に夫は育児に協力してくれず、妻にのしかかる負担が大きかった。

妊娠中に夫が不倫してしまい、夫婦の溝が埋まりきらず修復不可能になってしまった。

などなど夫婦二人きりの新婚生活から、子供が増えたときの生活に対応しきれていない男の人が多いのかなと考えられます。

また、パートナーとの死別による一人親家庭もあります。

昔なら妻が我慢して夫婦関係を続けることがほとんどでしたが、女性も働く人が増えていて、夫を頼らなくても生活できるだろうと踏ん切りがつくのが早いのでしょうね。

あるいは妻の両親がまだ若く、受け入れられる経済力があることから離婚を決断するのが早かったのかもしれません。

子供が幼いうちの方が、心の傷は小さく済むと考えたのかもしれません。

色々な考え方があり、翻弄されることと思いますが、子供のために頑張っている自分に自信を持ってくださいね。

子供がいる人と恋愛をすることは珍しくない

子供がいる人と恋愛をすることは珍しくありません。

親は子供を育てるために仕事に出ますよね?

何かしらの社会との繋がりがあるので、恋愛をすることはあります。

恋人同士にならなかったとしても、片思いのドキドキする気持ちを楽しむことはすごく素敵なことです。

仕事とは別に、友人からの紹介や、飲み会を通じての知り合いといったプライベートがきっかけで恋に落ちるのかもしれません。

親であり一人の人間でもありますので、子供を尊重しつつ恋愛するのであれば何も問題ありません。

恋人と会うときは子供も一緒なのかどうか?この辺はカップルによって違いますよね。

結婚を前提にした恋愛であれば、特に子供を尊重してあげる必要があります。

子供が再婚相手となる男性に心許せるまでは、恋人関係でいた方がいいかもしれません。

そこで、再婚で子供がいる場合のメリットに触れたいと思います。

再婚で子供がいる場合のメリットとは?

再婚で子供がいる場合のメリットとは、家族の形を作りやすいところや、お互いに夫婦としての自覚を持ちやすいところにあります。

子供がいることで、子供がいる方の人は子供のメンタルを気にかけますし、子供がいなくて連れ添う方の人はこの子の親になりたいと試行錯誤するでしょう。

大変な分、乗り越えて深まる絆もありますし、簡単なことではダメにならないような夫婦関係を作れると思います。

普通の新婚さんであれば、まだまだ恋人気分が抜けきらない時期です。

そんな時期にこれだけいろいろ真剣に考えられるのは大変かもしれませんが、振り返るとすごく大きな経験です。

子供にとっての父親ができる

子供にとっての父親ができる
子供にとっての父親ができるのは大きいですよね。

小さい間は両親に無条件に甘えたい時期です。

両親がいてくれた方が子供にとっても親にとっても気持ちに余裕ができて向き合いやすいです。

両親が支え合う姿を見て育つのも大きいです。

思春期以降も、男の子の反抗期に向き合うには父親の存在は大切になります。

母親では力の差があって向き合いきれなくなります。

同じように女の子の成長の変化には必要です。

細やかなところまで気付き、成長に応じて必要なものを買うには母親の存在が大切になります。

ただ、感情でモノを言い合ってしまいがちな女性同士は母親と娘といっても、年頃になってくると複雑な関係になりがちです。

うまく間に入ってくれるような父親の存在は大切にも思います。

やはり、家庭がスムーズに機能する上でも、子供の成長過程においても、家庭に父親の存在は大切だと思います。

一緒に遊んでくれる

男の人の遊びは体力がある分、アクティブで子供たちの気持ちをワクワクさせます。

母親であればついついガミガミと無駄遣いはしてはいけない、ゲームばかりしない、勉強もしなさいと細かく注意してしまいがちです。

父親は自分自身が持っている子供の気持ちをそのままに反映して、子供目線でフルに遊んでくれそうですね。

遠出して家族でキャンプを楽しんだ。

みんなで季節に応じて、海泳ぎ、スキーやスノボ、ハイキングといった遊びを楽しんだ。

いずれもわりと体力を必要とし、男手があった方がうまくまとまりそうな気がします。

やっぱり、自分が疲れたときに頼れるパートナーの存在はすごく大きいと思います。

子供が父親と心から楽しみ遊べるのはわずかな期間かもしれません。

やっぱり父親は大切かなと思います。

経済的にも助かる

男の人と女の人が対等になってきているとはいえ、どうしても男の人にはかなわないことが多々あります。

女の人の体は子供を産めるようになっているため、生理やその他さまざまなことが理由となりホルモンバランスの影響を受けやすいです。

安定して長期間働けるとなると、どうしても男の人の方が有利ですよね。

また、力関係から、どうしても女の人は未だに軽く見られてしまうことがあります。

男の人が持っている経済力、やはり安心できるのではないかと思います。

子供の教育資金、住宅にかかる費用、老後のための費用など将来に備えての貯金は大きければ大きいほど安心でき、心にも余裕が持てます。

もちろん最初から専業主婦希望だとしり込みする人も多いので、夫婦共働きを希望する方が良いと思います。

母親としてだけでなく、女性として磨かれる

自分を特別に意識してくれる男性の存在は、心のどこかで女性として見られていることを意識できるので、母親としての気持ちも大切にしつつ、自分が綺麗でいたいという気持ちを大切にできます。

母親という立場をないがしろにして女性として突っ走ってしまうことはよくありませんが、キラリと輝くような一面を持っていることで行動にも自信が持てます。

普段の服装やヘアスタイル、メイクといったものは頑張れば頑張るほど自分の為になります。

どうせ自分なんて…と卑屈にならずに、自信を持って堂々とできる姿はとても美しいです。

子供もそんな自分という存在を持っている母親の背中を見ながら育つことで得られる面は大きいと思います。

子育てがひと段落し、子供中心の生活から自分中心の生活にシフトしつつある時期にも、抜け殻のようにならずに済むでしょう。

家事も手伝ってもらえる

家事
料理、掃除、洗濯など定番の仕事のほか、日用品の買い足し、ゴミ出し、食器洗いなどなど細かいところまで見ると色々な家事があります。

親1人フルタイムで働き、子供を育てるとなると家事がままならないことも多いのではないでしょうか。

休む暇もないくらい忙しいと想像されます。

男の人の仕事が激務であれば、普段から日常的に手伝ってもらうことは難しいかもしれませんが、自分が手が回らない時や体調が思わしくない時、甘えられる存在がいるというのはとてもうれしいことです。

ほとんどの家族が核家族、自分1人でひたむきに頑張るのと、頼れる相手がいた上で頑張るのとではモチベーションも変わってきますよね。

美味しいご飯を作ってあげたいと、きれいな部屋で出迎えてあげたいと努力もすると思います。

特に電球の交換、ゴミ出し、換気扇やエアコンといった高いところの掃除などは男手があった方がスムーズにできそうです。

また、今まで家事と仕事に追われてあっという間だった日々、ほんの少し時間が持てることで子供と向き合える時間も持てるようになるかもしれません。

学校での友達関係、将来のこと、とりとめもない日常のこと、今まで聞いていそうで聞けていなかった子供の話をじっくり聞いてあげましょう。

パートナーとなる男性には感謝の言葉を大切にしつつ、子供のケアをするといった意味でも親子の時間も大切にしてもらえたらと思います。

なんにでも頼って相談できる

何か困ったことが起きた時、周りに相談できることとできないことってありますよね。

パートナーとは多少の事では揺らぐような関係ではないので、なかなか人には言えないようなことも打ち明けて相談できます。

普段から自分のことをよく見てくれている相手だからこそ、冷静にハッキリした意見をいってくれる期待も持てます。

もちろん、あまりにもストレートに言われることでショックを受けることもあるかもしれませんが、将来的には自分のためになります。

同性の友人に話すのもアリですが、女性同士の友情ってむずかしいですよね。

嫉妬が絡んでくるときちんとした意見を言ってもらえないことも多々あります。

冷静なコメントを求めるためには、男性からの意見の方がいいかもしれません。

また、あなたに嫌われることを危惧して本当の事は話してくれないかもしれません。

子供の進路、仕事場の人間関係、子供をとりまく保護者同士の悩み、将来に向けての貯金、お互いの両親の今後、包み隠さず相談するようにしましょう。

多くの事をシェアし、協力する両親の姿を見て育つことで、子供のメンタルも安定するのではないかと思います。

一人で抱え込まなくて済む

子供を一人で育てていくと決心したとき、多くの事は自分だけで解決しようと心のどこかで決められたのではないでしょうか。

簡単に周囲に心はゆるさない、自分のことは自分でこなす、誰にも頼ろうとしてはいけないと強い気持ちがないと、なかなか前には進めなかったですからね。

大変でしたでしょう。

パートナーがいてくれることで、もう同じように心を氷のように閉ざして自分だけが頑張る必要はありませんし、何かあれば相手を頼ってもいいようになります。

支え合える相手がいる、これってすごい安心材料だと思います。

子供という家族は愛する存在である反面、親が対等に話せるようになるまでには長い年月が必要となります。

やはり、いつでも同じ目線で話せるパートナーがいてくれることは心の安定につながるのでしょう。

困った時はこの人を頼ればいいという安心は子供にも伝わりますし、親が安定することで子供も少しずつ安定していくと思います。

親も人間、感情的に叱ってしまうこともよくあります。

そんな時、冷静な判断ができる父親の存在は、子供にとって心の拠り所となります。

注意点とは?

再婚で子供がいる場合、メリットもたくさんあると同時に注意点もいくつかあります。

まず、子供と再婚相手の関係です。

子供の年齢によっては再婚相手を受け入れられるかどうか、微妙なラインかもしれません。

次に、元夫と自分との関係を再婚相手は気にします。

元夫、子供にとっては実の父親となる人なので今でも連絡を取り合うことがありますよね。

これだけではありません。

自分自身が再婚であること、子供がいることを相手の親や親族に受け入れてもらえるのかも大切です。

相手が初婚であるなら、なおのこと気にした方がいいです。

シビアな話となりましたが、再婚後の生活をスムーズに始めるためには大切なことばかりです。

それぞれの関係性ごとに触れていますので、参考にしてください。

子供が再婚相手を受け入れてくれるか

子供が再婚相手を受け入れてくれるか
子供にとっての父親と母親はたった1人、突然母親の再婚相手が新しい父親だと言われてもそこにわくのは戸惑いばかりで、すんなりと受け入れられるかどうかはむずかしいです。

時々会うだけの関係が良好であったとしても、それが生活となり、毎日顔を合わせる家族となると子供の気持ちが落ち着かなくなる可能性は大いにあります。

まだ幼い年代、0~3歳くらいならスムーズかもしれません。

子供と再婚相手の関係がアンバランスなものとならないよう、自分にできることは母親としての立場を一番に考えることです。

再婚前であれば、子供のプライベートは守られるのか、子供は再婚相手となる男性と遠慮なく話せる関係か、再婚相手は自分が子供との時間を優先しても怒らないかなどをじっくり様子を見ましょう。

再婚後であれば、子供の生活環境が変わりすぎないように配慮し、親子2人の時間も持てるように配慮しましょう。

ほんの少しのかけ違いで、親子間に大きな亀裂が入ることも十分考えられます。

じっくりと様子を見ながら再婚の時期を探るようにしましょう。

物心ついた子や思春期の子供がいる場合は要注意

子供から大人にさしかかる複雑な年代、色々な事を理解するようになる時期でもあるので、母親が再婚すると聞くと色々なことを想像します。

母親の幸せを理解しようとする反面、幼い頃から自分だけを見てくれていた母親を盗られてしまうように感じ、反発するかもしれません。

今まで自分の母親でしかなかったのに、母親の女性としての一面を見ることに嫌悪感を示されるかもしれません。

特に女の子には注意が必要です。

家庭に寄り付かなくなり、おかしな男性にひっかかるリスクも充分あります。

再婚してままならない時期、新婚生活を謳歌したい時期でもあるでしょう。

しかし大きくなってくると深夜まで起きていることも日常茶飯事になってきて、父親と母親の行動もよく気が付くようになります。

再婚相手からの気持ちも汲みとりつつ、子供の気持ちが安定することを一番に考えてあげてください。

複雑なお年頃、一歩間違えてしまうと親子関係の修復が難しくなり、成長過程でも良くない影響を与えてしまいます。

相手の親・親族に受け入れてもらえるか

自分がバツイチであること、子供がいることは相手の親と親族に理解してもらえそうでしょうか。

先ほどと重なりますが、相手が初婚であるならなおのこと、気を付けたい問題です。

周囲の反対を押し切ってでも貫きたい気持ちはとても大切ですが、やはり周囲の支えがあってこそ成り立つ家族です。

時間をかけてでも、納得してもらってから再婚する方が子供のためにもいいと思います。

なぜ自分のことを理解してくれないのか、憤慨する気持ちもあるかもしれません。

自分の子供が同じようにバツイチ子持ちの相手と結婚したいと言い出したら、すぐに賛成できますか?

何かワケあって離婚したかもしれない相手であることや、子供との関係を危惧して反対するのではないでしょうか。

相手の親・親族も同じ気持ちだということです。

昔に比べるとバツイチに対する理解は深まっているとは言ったものの、自分の子供の結婚相手となると話は違います。

何度も相手の親・親族に会って誠心誠意対応し、パートナーとなる男性からのフォローもその都度入れてもらうようにしましょう。

養育費や教育費などの金銭面

養育費や教育費などの金銭面
元夫からは養育費や教育費などを毎月、決まった金額振り込まれているでしょう。

再婚相手からすれば、子供との関係を深めたいと努力してもなかなか越えられない存在です。

心では理解していても、元夫と子供とにある実の親子関係を嫉妬し、否定することもあるかもしれません。

とくに金銭面は形となって表れる為ごまかしきれず、自分のプライドが傷つけられることをストレスと感じるかもしれません。

色々なリスクを回避するために、どういったトラブルが起きそうなのかを理解しておきましょう。

自分がクッション材となり、一日も早く子供と再婚相手との間で信頼関係が構築できるようにさまざまな配慮が必要です。

再婚相手が養育費をもらうことを嫌がる場合もある

男の人は妻と子供のために働くことに生きがいを感じ、そこにステイタスを見出すことも多々あります。

子供の将来のためには大切な養育費ですが、自分が働いて新しい家族を養おうと頑張っているとき、元結婚相手からの養育費に嫌な思いをするかもしれません。

自分は別れたパートナーであったとしても、子供にとってはたった1人の実親です。

再婚相手が養育費をもらうことを嫌がったからと、自分だけの判断で養育費を断ることはおすすめできません。

再婚相手とじっくり話し合い、理解してもらえるようにしましょう。

子供がいる以上、子供の気持ちが最優先です。

子供の学費などお金がかかる

子供の学費は想像以上に高額、再婚相手がその全部を出してくれるかどうかは想像できません。

出したいという気持ちがあったとしても、それだけの貯金があるかどうかは分かりません。

再婚相手の収入に全部を頼ろうとするのではなく、普段からきちんと貯めることで負担とならないように配慮しましょう。

子供の年齢によっては、今後リアルに学費が必要となることを再婚相手にきちんと話し、再婚後にお互いの不満が爆発しないように配慮しましょう。

まずは学資保険、子供が生まれた時に契約したものは解約せず、手続き変更を行った上で残すようにしましょう。

習い事にかかる費用、大学に入学するまでの学費といったものも積み重なるとけっこう大きな金額です。

子供の選択肢を狭めることのないよう、早いうちから色々なプランを再婚相手と話し合っておきましょう。

実子が産まれたときに平等に愛せるか

シビアな話になるかもしれませんが、再婚当時は子供との関係を作っていこうと一生懸命な男性であったとしても、実子が産まれたときに大なり小なり気持ちの持ち方が変わると思います。

誰しもやはり実子が可愛いものです。

表に出さなくとも、心のどこかでそう思ってしまうかもしれません。

子供が疎外感を感じて家庭から離れてしまうことのないよう、母親は心のケアを念入りにするだけではなく、手がかかる赤ちゃん以上に今いる子供のことを愛情かけて育ててあげましょう。

再婚相手が実子のみとなってしまわないよう、自分もさまざまな配慮が必要です。

行動するときはいつも家族全員で、再婚相手には実子が可愛いと思ったとしても接し方を変えないように何度も何度も時間をかけて話しておきましょう。

子供は子供で新しい家庭環境に馴染もうと必死に頑張り、母親にすら言えないようなストレスを感じているかもしれません。

普段から親子の関係を一番大切にして、ありとあらゆるリスクを減らしましょう。

子持ちの再婚はより慎重に相手を選ぶべき

子持ちの再婚はより慎重に相手を選ぶべき
子持ちの再婚、万が一離婚するとなるとまた子供たちの心を振り回すことになりかねません。

一度再婚を決めた相手とは、子供が独立するまで、あるいは高校卒業するくらいまでは子供のことを最優先としてあげてください。

 

子供が再婚に賛成していない期間、強引に話を進めることはよくありません。

じっくり時間をかけ、再婚相手と子供との関係が実の親子と変わらないくらい遠慮のない関係になってからにしましょう。

あなたのことを大切に考え、心から大切に思う男性であれば、多少時間がかかっても待ってくれると思います。

自分の幸せを優先したい、パートナーが欲しいという気持ちもとてもよく分かります。

でも、一度崩れてしまった親子関係はなかなか修復できませんし、子供の成長過程にもよくない影響を与えるかもしれません。

目の前にある幸せよりも、長い目で見た幸せを優先するようにしましょう。

真面目で優等生タイプである子供なら、母親の幸せを第一に考え、自分の本音はひた隠しにすることだってあるかもしれません。

子供と向き合い、心から考えてあげてください。

二人だけでの問題ではなく子供を優先的に考えてあげて!

結婚は基本二人の気持ちがあればできるものですが、まずは子供の気持ちがどうあるのか?じっくりと時間をかけて見ていく必要があります。

ただでさえ、離婚または死別により実の父親と離れたことは心の傷となっています。

いつかまた、実の父親と母親と共に生活できるかもしれないと願っているかもしれません。

子供には自分が一番大切に思っているのは子供であること、今思っている不安な気持ちや嫌だと思う気持ちは包み隠さず伝えてほしいことを何度も伝え、心が安定するように働きかけましょう。

親子関係がきちんと安定した上で、再婚相手と子供との関係はどうなのかを考えていきましょう。

こればかりは自分だけが頑張ってもどうにもならないことですので、再婚相手の協力を得ながら時間をかける必要があります。

この人と結婚したい!と思ったら子供との相性を見ましょう

今付き合っているパートナーと一生添い遂げたいと思えることはとても素敵なことです。

子供がいるから自分はそう思ってはいけないと、否定的になることはありません。

子供にとっては母親と父親の両方がいる穏やかな家庭が一番ですので、付き合っている相手と子供との相性を見ることからスタートしましょう。

いきなり子供に再婚したい相手がいるから会って欲しいなんて持ちかけると強張ります。

最初は食事などの機会を作り、自分が中心となって子供とパートナーとなる男性との信頼関係を作っていきましょう。

顔色を見るとまではいかなくても、それぞれの様子を見ながら、本当に自分の人生のパートナーとしてやっていける相手なのかも判断できればと思います。

いつもは優しいパートナーであったとしても、子供への態度がどうなのか?ここはけっこう重要です。

子供への接し方を見る

相手は自分の子供にどのように話しかけ、打ち解けようとしてくれていますか?

緊張している子供に歩み寄ろうとしていますか?

その場の雰囲気を楽しみつつも、子供を一番に考えてくれているかを客観的に見る良い機会となります。

幼い子供であれば、子供も楽しめるような場所を選んでくれているのか?大人だけで楽しめないことをイヤだと感じていないか?

思春期の複雑な世代の子供であれば、反発しようとする子供も含めて受け入れてくれそうか?必要な時は実の子と同じくらい厳しく叱ってくれそうか?

最初は気を遣う関係だったとしても、慣れてくる頃には気を遣わず、親と変わらないくらい褒めたり叱ったりできるような関係になれたらと思います。

その場だけを取り繕うと子供の顔色を見るのではなく、自分そのものを包み隠さず見せた上で、必要なことはきちんと言えるかどうか時間をかけて見ていきましょう。

子供の反応を見る

母親、母親の交際相手の三人あるいは四人以上で過ごす時間、子供にとっては気を遣い疲れる時間であるかもしれません。

真面目な子供であればあるほど、母親の幸せを崩してはいけないと交際相手に合わせようとしますし、ほとんど本音は言わないでしょう。

自立心が強く反発しようとする子供なら、その場に居合わせたとしても母親の交際相手と親しくしようとするそぶりは見せないかもしれません。

子供の性格によっていろいろな反応が想像されますが、慣れてきた頃には言いたいことを何でも言い合えるような関係になることが大切です。

新しい家族を作っていこうとしている以上、実の親と変わらないくらい反抗して甘えられる関係が良いと思います。

子供と再婚相手の二人きりの時間を作ってみる

再婚話がある程度具体化してからの話となってくるかもしれませんが、自分がいない時間を作ってみるのもアリかと思います。

お互い母親、妻となる人の存在を意識しすぎてしまい、関係を崩さないようにしようと心のどこかで我慢していることがあるかもしれません。

二人きりで向き合うことで初めて、本音を言い合えるかもしれません。

子供が好きな趣味に付き合ったり、再婚相手が行きつけのレストランに子供を誘ったり、何か楽しいイベントを作ったうえで二人きりの時間を作ってみましょう。

特に子供は乗り気になるまでに時間がかかるかもしれませんが、それは待ってあげてくださいね。

急がず焦らずゆっくり関係を築いていきましょう

誰しも信頼できるパートナーと幸せになりたい、心穏やかに過ごせる家庭を持ちたいと願うのは自然な流れです。

お互い心から信頼し、思い合える相手なら、それがすぐに再婚という形となって実現しなくても、時間をかけて作っていこうとするのではないでしょうか。

自分の気持ちだけを優先することで幸せな関係は成立しません。

子供の心を一番に考え、家族としての形が出来上がった頃に、再婚というスタートラインに立つのがちょうどいいと思います。

いきなり周囲から受け入れられることはほぼありません

バツイチ女性との結婚、さらに子供がいるとなると相手の親や親族から反対されることが当然だと思っておきましょう。

相手の男性もバツイチであったとしても、同じくらいの覚悟が必要かもしれません。

周囲の反対を押し切って結婚したとして、良好な親戚関係は築いていけませんよね?

時間をかけてでも受け入れてもらい、祝福してもらって新しい家族を作っていくことが一番理想的だと思います。

二人が良い関係を築くことで周囲も応援してくれます

二人が子供との信頼関係を深めよう、周囲に理解してもらおうと努力することは大きな糧となり、絆を深めるきっかけにもなります。

そのゴールを迎えるまでにはたくさんの困難があるだけに、乗り越えるたびに深まる信頼関係も大きなものでしょう。

見ている人はきちんと見てくれているので、ひたむきに頑張ることで少しずつ周囲も賛成してくれるようになります。

あまりマイナスに考えず、子供の心を一番に考えた上で二人が良い関係を築くことは、周囲を賛成の波に乗せるための一番の近道だと思います。

色んな壁を乗り越えて結ばれた絆は強い!!

人と人とが心から分かり合うまでには相当の時間が必要で、それまでにはたくさんの山場を乗り越える必要があるでしょう。

もう、この人と一緒にいることを諦めた方が幸せになれるかもしれないと泣くこともあるかもしれません。

そういった全てを乗り越えて作られた関係、そうそう簡単に崩れるものではありません。

幸せな時も苦しい時も、どちらかが人生をまっとうするまで共にいたいと思った相手と新しい家庭を築けるよう、本音で向き合いましょう。

雨の日が長かったとしても、晴れる日は訪れます。