メンヘラな男性の見分けるためのポイントと、メンヘラ男子と付き合ってしまった場合の対処法について
「メンヘラ」という言葉、最近よく耳にするようになりましたが、そもそも一体どんな意味なのでしょうか。

また、「メンヘラな男性ってどんな感じ?」「付き合ってしまったらどうする?」などなど、気になる対処法をご紹介します。

メンヘラな男性ってどんな感じなの?

そもそもメンヘラって何を指すのでしょうか。

もともとはネット掲示板でメンタルヘルス(精神衛生)という言葉を「精神疾患のある人」や「心に問題がある人」などを示す言葉として使われて来ました。

最初はそのまま略し「メンヘル」と呼ばれていましたが、そこから更に英語の「〜な人」「〜する人」の-er形に変化し、「メンヘラ」というネットスラングに辿り着きます。

言葉の形としては「マヨラー」みたいなものですね。

メンヘラとは”心に問題がある人”を意味するので、メンヘラ男子は精神疾患があるような行動をしてしまう人などを指します。

異常に束縛や干渉をしてしまったり、極度なかまってちゃん、男だけど”悲劇のヒロイン”気取り…といった感じでしょうか。

純粋なのになんだか怖い…

メンヘラな人ってある意味で純粋なのかもしれません。

極度な束縛や干渉、しつこく接してしまうなどのちょっと異常とも感じられる行動は、”純粋に”相手のことが好きだから、仲良くなりたいから、という気持ちから来ている場合が多いです。

しかし、メンヘラな人は、相手との距離を掴めなかったりする場合が多いので、まだあんまり仲良く無いのに親友や恋人のように接して来たり、相手が嫌がっているのに無理矢理強要してしまう…なんてことが多いかもしれません。

どれも悪気が無く、自覚症状がないまま、純粋にやってしまっている場合が多いので、どこか”怖い”と感させてしまうのだと思います。

相手の気持ちが読めない

相手の気持ちが読めない男性
メンヘラな人は自分の気持ちや心に余裕が無いため、相手のことを考えて行動したり、客観的に物事を見て行動することが出来ません。

自分が相手のことを「好き!」と思ってしまうと、実際には非常識な行動をしていても気付かずそのまま突っ走ってしまうということがあるかもしれません。

自分が相手を「好き」と思っていると、楽しい気持ちになるはずです。

しかし、相手は必ずしも同じ気持ちとは限りませんよね。

むしろ嫌がっていたとしても、それに気付けない場合が多く、更にどうして嫌がっているのかが分からない場合もあります。

ストーキング行為をしてしまう人にも似たような心理があるかもしれませんね。

自分の気持ちを押し付けたがる

メンヘラな人はとにかく相手の気持ちや空気を読めません。

しかし、純粋なところもあるので、相手にこれを伝えたい!相手にこれをしたい!と思うと止められなくなる場合があります。

例えば、周りは迷惑と思っているにも関わらず、それに気付けずに、「今日〇〇行きましたか?僕今日行ったんだよね〜」不特定多数の人に話しかけまくってしまうなどです。

自分が面白い、楽しいと思ったことを共有したいがために周りに押し付けてしまうのです。

もしくはその逆で、自分が「つらい!」と思ったことを更に被害妄想し、悲劇のヒロイン気取りになって周りに訴えまくるというパターンもあります。

自分のことしか見えないため、周りの事情は関係なく押し付けてしまうことが多いです。

気分の上がり下がりが激しい

メンヘラな人は精神的に不安定なため、情緒不安な人が多いのです。

実際に会ってみると周りが引いてしまうくらい異常にハイテンションだったり、SNSを見ると異常にネガティブな発言が連投されている…など、浮き沈みが激しいなんてことがあるかもしれません。

あるときは「明日は〇〇ちゃんのライブ!〇〇ちゃんに会えるの楽しみ〜!」なんて呟いていたのに、突然「めっちゃ鬱だわ…」などと呟いている人がいたらメンヘラな可能性が高いです。

メンヘラではなく、精神的に安定している普通の人は、そもそもSNS上では落ち込んでいることはほぼ書き込みません。

SNSで不特定多数の人へ発信はせず、身近な信頼出来る人にだけ話したりする場合が多いでしょう。

なにかにつけて独りよがり

周りの空気を読めなかったり、相手の気持ちを読めない場合が多いので、結果としてなにかと独りよがりになってしまうことが多いのです。

独りよがりとは自己満足とは違います。

自己満足ならばひとりで完結するのですが、独りよがりだと自分が良いと思っているものを相手にも押し通そうとしてしまうのです。

自己中心的とも捉えられるでしょう。

相手が求めていなかったり、断っていても押し付けてしまったり、自分の良いと思ったものを強要してしまったりするのです。

相手も喜んでくれたりするのなら良いのですが、メンヘラな人は人との距離感や空気感を掴めないので、独りよがりとなってしまうのでしょう。

理解しがたい言動が多い不思議くん

メンヘラな人は自分のオリジナルの世界観が強すぎるため、周りが理解出来ないような謎な発言や行動が多いかもしれません。

周りからも”不思議ちゃん”と言われている場合が多いでしょう。

誰もいないのに、ひとりでぶつぶつなにかを話していたり、不思議な呪文みたいなものを言ってる人がいたらその人はメンヘラかもしれません。

普通の人だったら、「変な行動をしたら、周りから変な目で見られるかもしれない。気をつけなきゃ!」と思うことでしょう。

しかしメンヘラだと周りの空気を読めないので、おかまい無しです。

不思議発言や行動をしていても気付けないのです。

家の外でも自分しか理解の出来ないオリジナルな謎行動をしてしまう人は要注意です。

メンヘラ男性の見分け方3つ

メンヘラ男性の見分け方について
メンヘラな人とは一体どんな人なのか特徴をお話しましたが、率直に言うとメンヘラな人は多少なりとも面倒くさい人が多いのです。

もしくは”不思議ちゃん”だったりと、その不思議な言動や行動を理解しようと思っても、どうしても難しかったりします。

実際に、相手に迷惑をかけてしまったり、危害を加えてしまう場合もあります。

「できれば、メンヘ人とは付き合いたくないな…」という人もいると思います。

付き合う上ではやっぱり相手選びはとても大事なポイントですもんね。

そこで、メンヘラ男性の見分け方を3つご紹介します。

気になる男性がいるのであれば、彼はメンヘラ男性ではないか、さりげなくチェックしてみて下さい。

1.こちらが困っていても「あなたのためを思ってやったのに!」

相手との距離感や空気感を掴めないため、相手が嫌がっているか、喜んでいるか分からないのです。

人とコミュニケーションを取る時って、その都度相手がどう感じているか、心苦しく感じていないかなどを、客観的に見て、気にかけることが大事になってきます。

しかし、メンヘラな人はそこが抜けています。

自分が良いと思ってやってあげていることは、必ず良いことだと思い込んでいます。

しかし、時には相手が求めていなかったり、心苦しく感じて困ってしまうときもあると思います。

普通の人だったら「そうだったんだ、ごめんね」となる所が、「あなたのためを思ってやったのに!」と逆切れみたいになってしまうこともあり得ます。

相手に伝える能力が低い

客観的になることが難しい場合が多いため、相手に物事を伝える時に”相手に伝わっているかどうか”を意識出来ないことが多いでしょう。

また、基本的に人とのコミュニケーションが上手くないため、相手に物事を上手く伝えられないときが多いのです。

メンヘラな人でも2パターンあると思います。

相手のことはおかまい無しに一方的に話し続けてしまうタイプと、同じ言葉の繰り返しでしかコミュニケーションや会話ができないタイプです。

どちらであったとしても、受け取る側はどこかしら疑問符が浮かぶような結果になると思います。

「それで…この人は一体何を言いたいんだろう?」「言っていることが支離滅裂」と感じさせることが多いでしょう。

相手の気持ちを勘違いしている

既に何度も出て来ているように、メンヘラな人は相手の気持ちを汲むことが本当に苦手です。

むしろ勘違いしたままコミュニケーションを進行させてしまう時もあるでしょう。

例えば、相手を困らせるような発言をして、相手が苦笑いしているのに「笑ってくれた!嬉しい。相手は楽しんでいるぞ」と勘違いしてしまうのです。

他にも、周りが迷惑と感じている形でコミュニケーションを取って、その場を立ち去るために放った少し冷たい言葉だったとしても「応えてくれて嬉しい!」と勘違いしてしまうのです。

そしていつの間にか、一方的に相手を仲のいい友達や、恋人と勘違いしたまま認識してしまうこともあるのです。

本人は世話焼きだと思っているが恩着せがましいだけ

そもそも、本当に思いやりのある人や、本当に相手を思って行動が出来る人の場合、見返りは求めないはずです。

しかし、メンヘラな人の場合、相手から何かしらのレスポンスが無い時には、「どうして!?」と思ってしまうのです。

仕舞には自分から「あんなことやこんなことをしてあげたのに…」と説明を始めて、誘導尋問のようにお礼を言わせる場合もあり得ると思います。

メンヘラな人は基本勘違いが多いので、自分では「世話焼き」と良いように思っていても、実際には「恩着せがましいだけ」の場合も多いのです。

そして自分自身が恩着せがましいことにも気付けないので、無限ループ…なんてこともあるかもしれません。

2.さっきまで笑ってたのに「はぁ~なんでかなぁ」とため息

ため息をつく男性
メンヘラな人の場合、感情の起伏が激しく、謎な行動が多いのです。

あるときは周りが引いてしまうくらいハイテンションだったとしても「はぁ~なんでかなぁ」と突然ため息をついて、その変化の激しさに周りを戸惑わせることもあるでしょう。

メンヘラな人はマイワールドで生きている場合が多いので、突然楽しくなったり、ある拍子に突然落ち込んだり…と情緒不安定なところがある場合が多いと思います。

そんな時に「どうしてそうなるの?」と聞いたり、探ろうとしても埒が明かないかもしれません。

マイワールドに住んでいる自分しか分からないからです。

そういう時は、あまり深入りせずに、そっとしておいた方がいいでしょう。

マイルールが多い

「これをやってからあれをする」など、誰しも少なからずマイルールはあるかもしれません。

しかし、マイルールがかなり多く、またそれを相手に押し付けてしまうような人はメンヘラかもしれません。

例えば、友人を家に初めて招いたものの、マイルールがあまりにも多すぎて「それはダメ!」「そうじゃない!」と指摘しすぎてお客さんがくつろげないなんてこともあるかもしれません。

または最近流行っているフリマサイトなどでも見受けられます。

フリマサイトを利用するには基本的に利用規約に沿って利用しなければいけません。

なのでマイルールで勝手に「〇〇は禁止」なんて掲げるのはNGなんです。

プロフィールにマイルールをびっしり書いている人はメンヘラかもしれませんね。

自分の想定から外れると許せない

メンヘラな人は考え方が基本、自己中心的である場合が多いです。

自分中心で物事を考えていたり、順応能力が低いので、物事が自分の思ったように動かないと許せず、逆切れしてしまうなんてこともあります。

例えば、予定していたデートの当日、彼女が急病で来れなくなってしまった時、彼女が具合が悪いということよりも、予定がドタキャンになったこと、急に予定が変わったことが許せず、ネチネチと「えー楽しみにしてたのになんで。ずっと前から約束してたじゃん〜」みたいになってしまうかもしれません。

何事も、いつ何がどう起こるか分かりません。

そんな時こそ、臨機応変に男性には対応して欲しいものですよね。

いらだちを人にぶつける

いらだちを人にぶつける男性
メンヘラな人は基本、自己中心的です。

そうなると、自分がイライラしたり、相手に八つ当たりをしたときに、相手がどう感じるかなど、考えることができません。

また、自分中心になってしまっているため、相手がどう感じるかなんて二の次になってしまっている可能性があります。

毎日誰しもそれぞれのアクティビティがあるはずです。

学校へ行ったり仕事へ行ったり、家事・育児に励んでいたりするはずです。

そこでそれぞれ大変なことがあったり、疲れるときもあると思うのです。

けれどメンヘラな人は自分のことでいっぱいいっぱいなので、イライラしたりすると周りのことが余計に見えなくなり、周囲にぶつけてしまうことがあります。

3.機嫌が悪くなると「もういいよ!どうせ!」とブツブツ・・・

誰かとぶつかってしまうとき、喧嘩をしてしまうときって誰しもあると思います。

そういう時こそしっかり向き合って、話し合うことが大切ですよね。

ぶつかってしまった原因や、解決策を見つけるために必要なことでもあります。

しかし、メンヘラな人だと人と向き合うことが苦手です。

ついつい嫌なことから目を逸らしたいがために逃げてしまいます。

こちらがきちんと話をしようとしていても、「もういいよ!どうせ!」とブツブツ言ってそっぽを向いてしまうなんてことも。

それってただただ問題と向き合いたくないだけだったり、自分の悪い所を認めたくない、認められないがためだったりします。

こちらが誠意を見せようとしていても、相手がその調子だと話し合いが出来ないですよね。

大人なら感情を調整すべき

子供の場合、物事を学んでいる過程であったり、自己主張をするということを学ぶのもとても大切なことです。

そのため感情をコントロール出来なくても当たり前ですし、ある意味でそれが彼らの仕事でもあります。

しかし、大人になってもまだその調子ならば問題アリです。

大人はもう子供では無いのです。

子供と同じような行動をしていても許されないのが現実です。

大人であるならば、社会性を身につけ、周りに迷惑を掛けないように行動することが大切です。

しかし年齢が十分に大人なのに、相手の気持ちや周りへの迷惑も考えずに、ぐちぐちといじけ続けたり、周りに怒りを撒き散らしたりするのならば問題です。

大人ならば感情をコントロールすべきです。

察して欲しい気持ちがある

メンヘラな人ってめんどくさい所があるのも特徴ですよね。

なにかあったときに向き合って話すのは避けたがるくせに、察してもらえなかったりすると寂しくなったりするものです。

自分が伝えたいことがあるのに、黙ったまま相手に分かってもらおうなんて、ちょっと甘過ぎますよね。

ときには相手に伝えづらいことってありますよね。

しかし、大人だったらそこもしっかりと自分で伝えるべきです。

もしくは、伝えないのであれば、周りに迷惑をかけないように隠し通すかどちらかです。

なにか言いたげにこちらをチラチラ見て来たり、なにか意味深な発言をしていたら要注意です。

その人は「どうしたの?」と声をかけてもらうのを待っています。

相手を悪者にすることで逃げている

メンヘラな人は人と向き合うことがとても苦手です。

嫌なことから目を逸らしたり、逃げてしまうのも特徴です。

常に、自分が相手に対して何をしているのかが見えていません。

例え周りが嫌がっていたり、明らかに自分が悪いことをしていても、どうしてか気づけないのです。

周りが指摘をしても「どうして僕を責めるの!?みんなひどい!」といった調子です。

自分の明らかに悪いところや間違ったところを指摘されたとしても、相手のことを逆に「僕を責める悪い人」にしてしまうのです。

悪者をすり替えてしまう特性があるのかもしれません。

メンヘラな人とは話が堂々巡りになってしまう可能性は高いです。

付き合ってしまった時の対処法

付き合っている相手や友達など、どんな相手にもいつも裏表なく接することのできる誠実な人は世の中にいます。

しかし、一方で裏表の激しい人や、付き合う前と付き合った後で態度をガラッと変える人もいます。

メンヘラな人の場合、ズル賢いタイプの人もいるので、付き合う前まではメンヘラであることを上手く隠して近づいてくる場合もあります。

付き合う前までは優しく接してくれたり、話もよく聞いてくれたのに、付き合った途端本性が現れた!なんてことも。

そうでなくても交際を始めると相手の知らなかった部分が、良い部分も悪い部分もたくさん見えてくるものです。

メンヘラな人と付き合ってしまった場合の対処法をご紹介します。

彼に正直に困っていることを伝える

一概にメンヘラと言っても、全員が全員相手へ聞く耳を持たないかと言ったらそうでもありません。

感情の起伏の激しさにあなたが疲れてしまうことがあるかもしれませんが、中には話せば分かるタイプもいるのです。

これは個人的なお互いの信頼関係などにもよるかもしれません。

付き合っているのであれば、他の人よりもお互い信頼し合っているはずです。

まずは、彼の感情的な部分に振り回されていたり、困っている部分があるのであれば、正直に話をしてみましょう。

誰に対しても話をしなければ何も進まないからです。

スムーズに話し合いが進まないかもしれないけれど、大丈夫です。

2点ポイントをお話します。

彼が感情で押すならこっちも感情で!

彼が感情で押してくるのであれば、こっちだっていつも我慢する必要はありません。

思っていることを伝える機会です。

この際こちらからも感情を彼に思いきりぶつけてみるのも悪くはありません。

やられたらやり返せ、ではないですが、時にはこちらも感情的になって思いを伝えることで、相手も気付く部分があるかもしれないからです。

「いつも自分はこんな風に感情的になっていたんだ…」と思うかもしれません。

とは言えメンヘラな人は客観的になることや、空気を読むことが苦手です。

気付いてもらうという点では大いには期待は出来ないですが、毎回毎回自分だけ感情をこらえる必要はないのです。

時には誰だって感情を爆発させたいとき、それが必要なときだってあるからです。

一時的に言葉がぶつかっても正論は有利

とは言え、お互いが感情的になっていると、らちが明かない場合もあります。

彼に思っていることを伝える前には、勢いだけで行くのではなく、頭の中を整理してからの方が良いでしょう。

メンヘラな人は感情論で押し通すのが得意です。

そこを正論で、論理的に通せばかなり有利です。

普通の人のように瞬時に理解することは難しいかもしれませんし、こちらが正論を言っていても「でも、」「だって、」が出て来るかもしれません。

それでも論理的に話をするのはやはり有利なのです。

相手も頭では分かっているけれど、認められないだけかもしれません。

すぐには折れなくても、少しだけでも、頭で分かってもらえるだけでも意味のあることでは無いでしょうか。

激しく非難されても冷静さを保つ

メンヘラな彼と話し合いをしていると、ヒートアップして激しく非難しだすかもしれません。

そういうタイプのメンヘラな人は、こちらが明らかに悪くなくても、折れて「ごめんなさい」と言うまで非難をやめない場合が多いのです。

しかしそれでは泣き寝入りですよね。

付き合うのであれば、やはり対等な関係は大切です。

どちらかが上で、どちらかを押しつぶすなんて絶対にあってはならないことだと思います。

そうならないためにも、常に冷静さを保つことも大切です。

メンヘラな人は非難をするときに、真理を感情で覆い隠そうとします。

それに巻き込まれないために、冷静さは大切なのです。

感情的になって泣きじゃくってしまうのはこちらが不利になります。

メンヘラは自分の感情の責任が相手にあると思っている

普段からの感情的な振る舞いや、相手を非難する根源、怒りなどの感情すべては自分自身に問題があるからだとは思っていないのです。

むしろ、「相手が悪いから自分がこんな気持ちになる」くらいに思っている場合が多いのです。

メンヘラな人は自分自身を客観視することが出来ず、悪いところを認められないため、そういうことが起きてくるのだと思います。

例えば、普通の人の場合、話し合いをしたとき、きちんと相手が誠意を持って話をしてくれたら大抵の場合、話を聞き入れてくれたり、考慮してくれるものです。

しかしメンヘラな人は聞き入れようとせず、怒り出したりする場合があります。

聞き入れず、怒り出す態度や感情の原因は自分ではないと思っているのです。

彼の感情の責任までとれないと宣言する

彼があまりにも感情的で、彼が怒りや悲しみを感じることを更に責めて来たりするのであれば、この際はっきりと「あなたの感情までは責任を持てない」と宣言してしまいましょう。

不必要に相手を傷つけたりしてしまった場合には、相手に謝ったり償う必要があると思います。

しかし、メンヘラな人で、自分自身が原因で過剰に感情的になっていて、あなたを一方的に責めている場合、それはあなた側の責任ではないと思うのです。

メンヘラな人は感情的になることに酔っている部分もあるので、見極めることが大切だと思います。

また、その宣言の言葉は、彼の痛いところを突く言葉だと思います。

責任を負わせたがるメンヘラな彼ならば、本意を見抜かれたと少しはハッとするかもしれません。

相手の感情は相手のものだと線引きする

メンヘラな人は感情的になるあまり、自分に原因があるのか相手のせいなのか、見失ってしまう場合があります。

悲劇のヒロインのように演じて、「どうして僕ばかりを責めるんだ!ひどい!」なんて一方的に責めて来るようだったら、「ただしっかりと話し合いをしたいだけで、感情的になることは求めていない」と伝えましょう。

メンヘラな人の場合、過剰に感情的になってしまう原因は本人の中にあることが大半なのです。

なので、相手の感情は相手のものであると伝え、しっかりと線引きをするようにしましょう。

相手のすべての感情にまで付き合うことは出来ません。

そこをこちらも見失わないように気をつけましょう。

大事なのは流されないこと

相手と話し合いをする時や、相手と付き合って行く上で、とにかく大事なのは相手に流されてしまわないことです。

相手のペースに合わせてしまうと、感情的な渦の中に飲み込まれてしまいます。

メンヘラな人は相手のことも感情の渦の中へ巻き込むのが好きなので、よく注意しましょう。

いくら付き合っている相手だとしても、毎日お互いにそれぞれの人生があるのです。

時には相手の話を聞くのも大事ですが、「そうなんだ、うんうん…」と丁寧に聞き過ぎると自分のペースを乱されてしまうかもしれません。

また、相手がしょっちゅう感情的になってあなたを困らせている場合、時には突き放すことも大事かもしれません。

ひとりになれば多少は気付くことや、考えることがあるかもしれません。

あまりペースにはまりすぎるとあなたも疲労する

優しい人だと、相手の話をじっくり聞いたり、相手が感情的になるたびに駆けつけてあげたり…なんてしてしまうかもしれません。

しかし、自分の毎日を犠牲にしてまで相手に合わせてばかりいると、完全に相手のペースに飲み込まれて、こちらは相手以上に疲れてしまうなんてことがあるかもしれません。

共倒れしないためにも、必要以上に相手に構ったり、面倒をみてあげるのはやめましょう。

お互いひとりの大人として自立するためにも、依存はよくないのです。

相手がやらなくてはいけないこと、今日自分がやらなくてはいけないことをハッキリさせて実行しましょう。

“今日やらないといけないこと”を後回しにして相手を優先してばかりいると、相手のペースに飲まれてしまうことが多いです。

過剰に相手に同情しない

相手のペースに飲まれないためにも、彼がいくら”辛い”アピールをして来たとしても、過剰に同情し過ぎないようにしましょう。

メンヘラな人は、言ってしまえば大げさなところがあります。

大げさに辛い辛いと反応をして、周りから注目を集めたり、同情をしてもらいたいからです。

付き合っている相手がなにかに対し”辛い””悲しい”などと言っていると、心配になってしまうかもしれませんが、”彼は大げさなところがある”と、こちらも一旦一歩引くようにしましょう。

メンヘラな人は、優しい人に甘えるところがあると思うので、つけ込まれないように気をつけましょう。

あまりに過剰に相手に対し同情し過ぎると、ド壺にはまってしまうことになります。

あくまであなたと彼を分けて考えるのが大事

相手のことを自分の立場に置き換えて、同じ目線で物事を見ようと歩み寄ることは、付き合う上でとても大切なことですよね。

しかし、なにもかも相手目線で物事を見ていると、自分を見失ってしまうかもしれません。

もしくは、相手のことばかりを優先してしまう場合も、同じようなことが起こるかもしれません。

ある時ふと、「あれ、私は一体何をやっているのだろう…」と思ってしまうかも。

思いやりとして、時には相手の立場になって考えてみることも大切ですが、自分と相手は違う人間で、それぞれの生活や人生があることを良く自覚しましょう。

自分は自分、相手は相手として客観的に物事を見ることが大切だと思います。

度が過ぎるようなら悪者を演じて別れる

別れ
相手のメンヘラな加減が過ぎて、あなたに何か危害を加えるようだったら、別れを考えるのもひとつの手です。

今付き合っている人と付き合い続けなければいけないなんていうルールは、どこにも存在しないのです。

自分を傷つけたり、落ち込ませてばかりいるような相手ならば、別れて自分をもっと大切にしてくれるような、より良い相手を見つけることも大切です。

例えば、彼がとても感情的で、何かにつけてあなたを責めて来たり、話し合いをしても客観的に自分の悪い所を認められず、いつも必ずあなたを悪者にして、それが辛くて仕方ないのなら、そのまま悪役を演じて立ち去ってしまってもいいのです。

相手がメンヘラでもうまく付き合える人もきちんといる!

メンヘラな人のデメリットばかりを紹介してしまいましたが、中にはメンヘラな人でも長くお付き合いが出来る人だっているのです。

人それぞれ、良くも悪くも”相性”というものがあります。

中にはお互いに依存するのが好きな人、依存されるのが好きな人もいます。

自分と相性が良ければ、相手が例えメンヘラな人でも付き合っていけると思うのです。

また、メンヘラな人でも、自分の悪い所を自覚していて、改善したいと思っている人もいます。

全く無自覚な人と付き合うのは難しいかもしれませんが、そういう兆しのある人とは、支え合いながら前向きに付き合っていけるのではないでしょうか。