わがままを言う人が男性側であれ、女性側であれ、自分の要求だけを通すことが当たり前になり相手のことを考えていません。
相手側も好きだからとわがままを全て受け入れるのは恋人ごっこということです。
そして恋人ごっこだと本当の恋人のような安定した関係ではないため、相手から好かれたい、嫌われたくないという気持ちが大きくなりすぎて尽くしすぎてしまうこともあります。
そんな気持ちから相手がして欲しいと思うことを全て受け入れすぎてしまえば、相手が何かやってくれるのが当たり前という関係になってしまいます。
本当の恋愛なら何かしてくれたら代わりに何かしてあげたいと思うことが普通でしょうが、恋人ごっこの場合はそんな感情は生まれません。
深入りしてこない
恋人になれば付き合っているうちにお互いの過去のことや身内のことを知りたくなりますし、知ってもらいたいと思います。
お互いの友だちに会わせたり、家族に会わせることもあるでしょう。
それにお互いの悩みを相談したり励ましたりするものです。
でも恋人ごっこの関係なら相手との関係性を深いものにせず、適当に流しておけば楽だと考えています。
様々な面倒なことを省いて一緒にいて楽しい時間だけを共有していればいいやと、お互いの関係を簡単に済まそうとしています。
一緒にいる時は恋人ごっこができるので楽しいのですが、本当に助けが必要な時には頼ることができず寂しい思いをすることになるでしょう。
恋人同士だと離れていても安心感があり気持ちは安定するものですが、恋人ごっこの相手とは一緒にいてない時には心の孤独感を感じて虚しく感じるかもしれません。
不倫や浮気
恋人ごっこをしている人の多くに不倫や、すでに恋人がいて浮気している人に多いでしょう。
既婚者は日々の暮らしを共にしているので、恋人時代のようなときめいた気持ちになることは少ないでしょう。
それを恋人ごっこの相手に求めています。
恋愛の時の楽しかったことだけをすればいいので、恋愛ごっこの関係にある程度理想を持っています。
ですからとてもお互いが楽しいと思える恋愛ごっこをすることができるでしょう。
どちらにしても今の恋人ごっこの関係を楽しみたいと思っているため、一緒にいる時は理想的な恋人関係の気分を楽しめます。
休みの日に一緒にデートできなかったり、旅行できないという恋人がいれば、それは不倫や浮気の相手とされている場合がと見て間違いないです。
恋人ごっこの何が悪い?
恋人ごっこは恋愛の楽しいところだけすれば良いので、その状態のままでいたいと思うことでしょう。
しかし恋愛ごっこのままでは結局幸せになることはできません。
恋愛ごっこは所詮ごっこ遊びなのです。
お互いのことを思いやる愛情や、相手の人生にも責任がかかるという責任感に欠けています。
初めの2,3か月ごろはとても楽しいと思えるでしょうが、日が経つにつれ虚しさが出てくることだってあります。
そんな恋愛ごっこの悪いところをご紹介しましょう。
先がない
将来は結婚したいという人は恋愛ごっこはやめましょう。
恋愛は楽しいところだけを切り取ったごっこ遊びはできますが、結婚はごっこ遊びではありません。
家族になるということは自分にも相手にも責任がかかります。
パートナーの調子が良い時は誰だってうまくいきますが、パートナーがうまくいっていない時にも一緒に痛みを分かち合い支え合っていかなくてはいけません。
苦しい時期がすぐに終わるのであれば共に乗り越えようと頑張れますが、苦しい時期が長く何年も続くことだってあるかもしれません。
本当に愛している物同士でなくては辛抱することはできないでしょう。
他人に理解してもらえない
あなたと彼の関係性は一般的な恋人の関係ではないので、周りの人には理解してもらいにくいでしょう。
楽しい時には一緒にいれるでしょうが、辛い時にも一緒にいて支え合うのが愛する者同士なら当たり前のことですが、恋人ごっこの関係ならそうとも言えません。
辛いことを彼に隠していることを友だちが知ったら、なぜ辛い時こそ彼に慰めてもらわないのか不思議に思うでしょう。
また彼と喧嘩をしたり関係が悪くなってしまった時にも、イレギュラーな関係性では友だちに相談しにくいでしょう。
恋人同士なら当たり前のことをせずに、楽しいところだけを選んでいる恋人ごっこの関係を続けていれば、あなたの周りの人からの信頼もなくなってきます。
誰かと真剣に向き合って付き合うことができない人と思われてしまうかもしれません。
本気の恋愛ができない
恋愛ごっこはとても楽しいでしょう。
お互いに楽しめることをしていれば良いだけの関係です。
その状態から抜け出すことはかなりの覚悟が必要です。
本気の恋愛だと相手を思うあまり厳しい意見を言うこともあるでしょうし、自分よりも相手を思いやる気持ちが必要になってきます。
つまり大変なことも増えるということです。
だからこそ自分が大切にされているんだと思えたり、安心した関係になることができます。
でもそこに至るまでには傷つくこともあるでしょう。