ワンオペ育児になってしまう原因3個!そんな状況の時に頼れる旦那像5個!そんな旦那さんになってもらうには?について
女性の社会進出が受け入れられるようになり、現在は男性に頼らずバリバリと仕事をこなす女性も増えています。

夫婦共働き率も上昇し、女性が満たすことのできる役割は、数十年前とは比べられないほど増えていると言えるでしょう。

しかし、女性の労働力には限りがあります。

仕事も男性と同じようにこなしながら、これまで通り家事や育児にと、女性の負担は増え続けているのです。

この記事では、女性が抱えている悩みであるワンオペ育児の全容と、それらの状況の解決策についてご紹介していきます。

ワンオペ育児とは?

ワンオペ育児
出生率の低下や、男尊女卑の根強い名残など、女性が抱えている問題は数多く存在しています。

中でも、家庭と仕事の両立や、仕事と子育ての両立などは、女性が抱えている問題の中でも深刻度は高いと言えるでしょう。

ここでは、女性が抱えている問題の一つであるワンオペ育児という言葉の意味と、その由来について解説していきます。

ワンオペ=ワンオペレーション

ワンオペとは、ワンオペレーションという言葉の略称です。

コンビニエンスストアやファーストフード店など、一人で過酷な業務をこなす労働環境を示す言葉です。

1人で全てをこなさなければならない過酷な仕事状況と、育児や仕事、家事など全てをこなす女性の類似点の多さから、ワンオペ育児などと呼ばれるようになりました。

ワンオペ育児の他に、一人育児などと呼ばれることもありますが、インターネットを中心に「ワンオペ育児」という言葉が広く使われています。

育児の全てをひとりでこなすこと

前項でご紹介したように、ワンオペ育児とは、育児の全てを1人でこなすことです。

出産直後から、ご飯、排せつの世話、寝かしつけや着替えなどを1人でこなすことを、ワンオペ育児と言います。

主に女性側に多く見られるワンオペ育児によって、女性たちは体調を崩したり、精神を崩壊させる場合もあります。

このワンオペ育児の特徴は、シングルマザーに限ったことではないというところです。

未婚で出産した場合、一人で育児をこなし、仕事と家庭を両立することも少なくありません。

もちろん、両親や兄弟に頼る場合もありますが、シングルマザーの大半は育児をすべて一人でこなしています。

しかし、結婚して夫がいるにも関わらず、育児の全般を1人でこなすワンオペ育児の女性も少なくないのです。

2人の子供なのですから、当然育児も協力する事柄です。

しかし、昔ながらの「家事・育児は女性が行うもの」という価値観の男性が未だに多いことから、夫の協力を得られず、ワンオペ育児になってしまう場合も多々あるのです。

こういった育児に関する女性の悩みを発信すると、「専業主婦だから当然」「男性は外で仕事をしている」「女性と男性の本能や性質の違い」などといった反論が聞かれます。

確かに、子供を産み、育てるという行為は、女性の方が圧倒的に得意と言えます。

しかし、こういった理由があるからといって、女性に任せきりの育児が正当化されるわけではありません。

また、専業主婦だからといって、ワンオペ育児が当然ということもないのです。

なぜなら、専業主婦にはこれまでの仕事である「家事」というものがあります。

それらに育児を丸投げし追加すると、明らかに男性以上の働きとなります。

休日のない家事にプラス休日のない育児を追加するのは、あまりにも横暴で人生のパートナーである夫に不信感や不満を持つことも当然でしょう。

また、ワンオペ育児には様々なリスクも存在するため、女性に全てを任せる育児は非常に危険なものなのです。

ワンオペ育児の危険性

前項でもご紹介したように、ワンオペ育児には危険性が伴います。

それらを理解しないまま、「自分には外の仕事がある」と育児に参加しない自分を正当化したり、「女性が育児をするのは当然」と自分の間違った固定概念を押し通すのは、非常に危険な考え方なのです。

ここからは、ワンオペ育児の危険性についてご紹介していきましょう。

これらを知らないまま、妻側が頑張り過ぎたり、夫が任せっきりにし続けると、家庭崩壊を招くばかりか、どちらかまたは双方の精神を壊すきっかけになります。

まずは、自身の状況にあてはめて、しっかりと読み進めていきましょう。

逃げ場がない

ワンオペ育児の危険性は、逃げ場がないことです。

子供を持つ女性にとっては当たり前になっていることですが、子育ては24時間、365日休みなく続きます。

恐ろしいことに、これらの現状について、ほとんどの男性が理解していません。

「子供が寝ている時間がある」「スケジュールを管理すれば自分の時間くらい持てる」と考えているのです。

しかし、子供は人間であり、寝ているからといって、それがいつまでなのか誰にも把握できません。

少し目を離した隙に、何かトラブルを起こす場合もありますし、気を配っている必要があるため、家事を効率的にこなすこともできません。

物心つき、話が通じる年齢ではないため、母親側の意図をくみ取ってくれるわけではありませんし、体調の変化が大きい時期ですから、日々新しいことの連続で、スケジュールを立てるということが難しくなってきます。

確かに、男性の中には長時間勤務をこなしている人もいるでしょう。

しかし、通勤時や帰宅後は、自分の時間となります。

自分の見たいテレビを見ることもできますし、読書や入浴もある程度時間を確保することが可能でしょう。

また、仕事と私生活のスケジュールも立てやすいでしょう。

しかし、子育てをしている母親にとって自分の時間など皆無に等しいのです。

お風呂やトイレにゆっくり入ることはもちろん、その後の化粧水をつけたり、好きなテレビを見るといった些細な時間の確保も難しいのです。

ストレスが溜まる一方

ストレスが溜まる
これまで当たり前にできていた自分をケアする時間が持てず、昼夜子供の様子を伺って自分を二の次に生活している場合、当然ストレスが溜まります。

男性が携帯ゲームをやっている最中、女性に苦言を呈されたり、何かを頼まれただけで、心のいら立ちを感じる男性は少なくないでしょう。

自分の時間が確保できない、自分の時間を阻害されるという行為は、それだけストレスがかかるものなのです。

それらを24時間、365日耐え続けなければならず、その理由は「女」だからという根拠の乏しいものだとしたら、ワンオペ育児をこなしている女性のストレスは溜まる一方であり、終わりが見えません。

母性本能や責任感、子供への愛情で補ってはいるものの、いつバランスを崩してもおかしくないほどの負荷が、女性一人にかかってしまっているのです。

「仕事でも他者と接触しストレスを与えられている」「大人同士のやり取りの方がストレスになっている」と発言する男性もいます。

確かに、他者と接することが多い職場では、ストレスを感じることも多いでしょう。

思い通りにならないことも多く、ストレスが全くないとは言いません。

しかし、職場を離れれば自分の時間が確保できます。

どれだけ勤勉な日本人と言えど、24時間365日働き続けている人はいません。

ワンオペ育児とは、ほぼそれに等しい程の時間働き、絶え間なくストレスが与えられ続けている行為なのです。

親が子供の成長を共有できない

ワンオペ育児の危険性は、他にもあります。

それは、子供の成長を共有できないことです。

ワンオペ育児とは、パートナーに育児を丸投げする行為です。

そのため、「今日、このようなことがあった」「こんなことができるようになった」といった発言も、聞かない場合があるのです。

育児を任せているので、全てを考えて判断し、健やかに育て上げることをパートナーに強要し、自分は仕事で金銭を入れ続ければ対等だと思い込んでいるためです。

こういった状況では、子供に愛情を感じられなくなります。

母親は、子供をお腹に宿した瞬間から、子供との時間が始まり、母親としてスタートをきると言われています。

そのため、出産直後でさえ父親との意識の違いや期間の違いがうまれていると言えるでしょう。

そこからさらに、ワンオペ育児という状況を作り上げることで、男性側は父親として成長することができません。

いつまでも父親になることがなく、子供の成長への認識や子供への愛情も、母親とは比べものにならないほど劣ってしまうのです。

さらに、母親は日々、自分の時間や心をすり減らして育児に取り組んでいます。

そういった日々の努力を共有することができるのは、育児の話を聞いてもらう時です。

子供は親の所有物ではないといっても、子供は母親の日々の努力、頑張りの全てです。

それらを夫に知ってもらい「ありがとう」「助かっている」と評価されることが、母親の心の支えであり、自分の存在意義に繋がるのです。

インターネット上では、職場で正しく評価されないことでストレスを感じたり、やりがいを見い出せない、自分の存在価値がわからないといった書き込みを見かけることがあります。

ストレスや我慢を強いられる状況であっても、それらが他者の役に立っている、正当に評価されていると思えればこそ頑張り続けることができます。

母親の姿や、子供の成長を評価できるのは夫しかいません。

それなのに、自身の仕事にのみ注力し、子育て全てを妻に任せ見ないふりをしていたら、子供の成長を共有できないばかりか、妻のやり場のない悲しみはどんどん膨れ上がっていくでしょう。

頑張りすぎる

育児は、何が正しいという明確なものが存在しません。

情報は、数多く出回っていますが、家庭環境や子供の状況は千差万別であり、日々の様子も目まぐるしく変化します。

そのため、母親は日々頭を悩ませながら、子供と向き合い続けます。

情報と我が子を照らし合わせながら、慣れない育児をこなしていくのです。

子供の命がかかっているからこそ、色々と悩み情報を集めながら模索して育児を続けていくため、頑張り過ぎてしまいます。

子供の将来の為になると知ると、それらを取り入れてあげたいと考えますし、食事や生活環境も工夫したいと考えます。

もし、夫や相談相手がいれば、「やりすぎではないか」「もっとこうしたらいいのではないか」と話し合うことができ、頑張り過ぎている自分にも気付くことができます。

しかし、ワンオペ育児では、相談相手がいません。

他と比べることもできませんし、第三者の助言を聞くこともできません。

こういった状況から、頑張り過ぎてしまい、体調や精神を壊してしまうことも多々あるのです。

「客観視できていないからだ」「無理ならやめればいい」と安易に考える男性もいます。

しかし、自分一人の事柄であれば、無理をし過ぎているとはっきりわかりますし、これくらいでいいかと程度を見切ることができます。

ですが、育児は自分一人の事ではありません。

子供の成長のためであり、将来のためなのです。

より良い未来を作り上げたい、子供の為になることなら頑張りたいと努力するのが母親なのです。

母親は愛情が強いため、子供に関する事柄で猪突猛進しやすい傾向にあり、それらをなだめ、バランスを取るのが男性の役目なのです。

精神的負担が大きい

育児は、ほとんどが自宅内で行われます。

もちろん、健診や子供を遊ばせるために公園や施設に出かけることもあるでしょう。

しかし、大半は自宅内で完結するため、「肉体的な負担がない」「子供と遊んでいればいいだけであってストレスはない」と思い込んでいる男性たちも少なくありません。

まず、育児は肉体的にも非常にハードですし、精神的負担も非常に大きいのです。

産まれたばかりの子供は大半が約3kg前後です。

それでも、食事や寝かしつけで抱っこし続けたり、そのまま家事をするのは楽とは言えません。

月齢を重ねていくごとに体重は増加していきますし、10kgにも達した子供を抱きかかえながら家事をこなすこともあるのです。

また、子供と遊ぶことが楽だと発言する男性がいますが、実際に子供と男性を2人きりにしても長くは持たないでしょう。

突発的に何かに興味を持って歩き回ることも少なくありませんし、子供の低い目線に合わせて遊ぶのは、大きな大人にとって非常に負荷がかかる行為なのです。

また、その合間に、家事や他の作業をこなさなければなりません。

一つ一つの作業に集中できず、全てを同時進行で行う場合も多々あるのです。

もし、子供と自分だけの生活なら、子供に完全に合わせた生活にすることも可能でしょう。

しかし、これに夫が加わります。

夫の帰宅時間や出勤時間に食事の用意が必要になりますし、夫の洗濯や風呂の用意など、妻にかかる負担は計り知れません。

自力でできることが少ない子供のためなら、助けてあげたり、代わりに実行してあげることもそれほど苦ではないのですが、何でも一人でできる夫の世話は、大きなストレスになりやすいのです。

育児にも非協力的で、自分の事を何もやってくれないといった状況は、育児以上に女性を苦しめているのです。

ワンオペ育児になってしまう原因3個

ワンオペ育児には、女性側にも男性側にもデメリットが存在し、メリットと呼べるものはあまりありません。

それなのに、なぜワンオペ育児となってしまうのでしょうか。

ワンオペ育児では、男性が育児に理解がない事はもちろんですが、それ以上に根深い価値観が存在しています。

ワンオペ育児の根本原因を知ることで、現状を見直すきっかけにもなりますし、問題解決の糸口を見つけることも可能になるでしょう。

ここからは、ワンオペ育児になってしまう原因について解説していきます。

1:男は仕事、女は家庭という昔ながらの根強い考え

ワンオペ育児の根本原因は、男性は仕事、女性は家庭を守るという昔ながらの根強い考え方、価値観です。

女性の社会進出がまだ難しかった時代、男性が外で生活費を稼ぎ、女性が家庭の仕事をするというのは、時代背景も伴った非常に効率的な方法でした。

無理に難しいことにチャレンジするのではなく、お互いのやれることをやり、協力して生活を成り立たせていたのです。

「昔の女性はできたのに現代の女性ができないのはおかしい」「現代の女性に我慢強さや根気がなくなっただけだ」と考える人もいるでしょう。

しかし、それらの考えは安易だと言わざるを得ません。

昔は、女性の社会的立場や家庭での立場は非常に弱く、男性主体の構造でした。

そのため、どれだけ過酷な生活環境であっても、女性がそれらを発信することが許されない時代だったのです。

つまり、今も昔も家事や育児の大変さは変わらず、昔の女性たちも苦しさを感じていたのです。

現代では、女性が声をあげられるようになり、これまでの虐げられてきた思いを発信することが許されるようになり、ここで初めて男性は、女性の大変さを知るきっかけを得たといえるでしょう。

そもそも育児に協力しなくて良いと思っている

また、そもそも育児に協力する必要がないと考えている男性も存在します。

前項でご紹介した通り、男尊女卑や女性=家庭といったイメージを持ち続けている男性は、家庭の仕事を手伝う事に、恥ずかしさなどを感じます。

男はこうあるべきというプライドが邪魔をして、育児は女性がするものと都合よく思い込んでいるのです。

女性の大変さが発信され、ようやく理解できる機会を得たのに、そこから目を背け自分の生活を変えないようにしているのです。

誰でも、新しい事柄にチャレンジする際は、不安を感じます。

これまでの生活を変えたくないと感じますし、自分の思いを尊重したいと考えるでしょう。

しかし、母親は出産と同時にそれらを捨て、子供の為に何ができるのか考え始めます。

男性ばかりが自分を主張し、自分の生活スタイルや自分の意志を守り続けようとした結果、ワンオペ育児という状況にたどり着くのです。

2:女性の社会進出による専業主婦の肩身の狭さ

ワンオペ育児の背景には、同性である女性の社会進出が影響しています。

昔のように女性が活躍できる場所は家庭に限られなくなり、社会に出て男性と肩を並べて賃金を稼ぎ出す女性も少なくありません。

もちろん、女性が活躍できる社会になったことで得たメリットは非常に多く、仕事にやりがいを持ち、輝いている女性も多いでしょう。

そんな女性たちと専業主婦を比べるために、専業主婦たちは肩身の狭さを感じ、辛い現状を発信できなくなるのです。

専業主婦は楽だという間違った考え

専業主婦
社会で働く女性と、専業主婦の仕事を比べ、自宅内で完結することが多い専業主婦に対して、「楽」という考え方を持っている人たちが存在します。

生活を続けるには、お金が必要で、そのお金を稼ぎ出す人物こそ偉いという考え方を持っている人も存在しているのです。

また、多くの人物と接しなければならない仕事と育児を比べ、仕事の方が大変だと主張する人達も存在します。

確かに、仕事は多くの人とコミュニケーションをとり、自分の意志にそぐわないことでも、受け入れなければならない場合があります。

遅くまで残業したり、長時間の通勤を毎日こなさなければならない場合もあります。

それとは別に、通勤もなく、子供とのみ接している育児の大変さは理解できないのかもしれません。

まず、専業主婦という仕事と、社会での仕事を正確に比べることはできません。

性質が全く異なるのです。

コミュニケーションを強いられる人にとって、コミュニケーションを取る必要がない育児は簡単に見えるかもしれません。

しかし、コミュニケーションが難しい育児にとって、言葉で意思疎通が可能な仕事がよく見えるのです。

通勤時間がない育児をしている母親たちにとって、通勤時間は自分一人になれる貴重な時間に見えるのです。

お互いに持っていないものを持ち合っていると言えるでしょう。

それらを正確に比べることは非常に難しいのですが、自分が強要されている事柄が存在していないからといって、自分の仕事よりも楽だという考え方は非常に短絡的だといえます。

働いていない分全てをこなさなければいけないという勘違い

多くの人が社会人を経験し、その辛さを体験しています。

インターネットやメディア報道でも、仕事がいかに辛いのか何度も発信しています。

そういった環境によって、働いていない=楽をしているという考えが植え付けられ、仕事をせず楽をしているのだから、家の事は全てこなさなければならないと専業主婦の本人たちでさえ思い込んでしまう場合があります。

「社会で役立っていない分、家庭の仕事は完璧にこなさなければならない」と同性である社会で働く女性たちと自分を比べ、専業主婦たちは自分に鞭を打ち続けているのです。

このような状況で、少しでも弱音を吐こうものなら、「他の人は我慢している」「他の女性は社会でストレスにさらされている」などと、言われてしまえば、SOSさえ発信できなくなり、ワンオペ育児という状況に陥り、脱出できなくなっていきます。

3:近所付き合いがない

核家族化が進行し、祖父母と同居することもそれほど多くありません。

また、物騒な事件ばかりが報道され、他人に対して疑心暗鬼な社会が作り上げられました。

そのため、近所付き合いも以前ほど活発に行われなくなり、頼れる相手は顔も見たことがない、状況もわからないインターネット上だけとなったのです。

文字だけのやり取りが多いインターネット上でも、ある程度の情報を集めることができますが、正確な自分の状況を伝えることも難しく、また、相手の素性もわからないため、確かな確信も持てません。

母親は膨大な情報とにらめっこして、模索し、自分の価値観のみで判断し続けなければならず、孤立したワンオペ育児状態となってしまうのです。

身近に頼れる人がいない

確かに義両親や近所付き合いでは、気を遣う事もあるでしょう。

しかし、一人ではないという心強さが得られます。

身近に親身になってくれる存在がいれば、気持ちを吐き出すこともできますし、不安や悩みを共有し相談することもできるのです。

こういった共有することだけで、自分の考えだけに固執することを防げますし、思い悩んで暴走することも防げるのです。

一番身近で頼れる存在は、夫なのです。

その夫が、全く手を差し伸べず、家庭の問題全てを妻に押し付けてしまうワンオペ育児は、非常に危険な行為なのです。

そんな時に頼れる理想の旦那像5個とは?

ワンオペ育児は、女性の心身のバランスを崩し、やりがいや自尊心、ポジティブな思考など、あらゆるものを奪っていきます。

こういった状態が続くと、当然夫婦関係も上手くいかなくなりますし、家庭が上手くいかなければ、仕事にも集中できなくなるでしょう。

このようなワンオペ育児を防ぐには、頼れる理想の旦那が必要です。

ここからは、頼れる理想の旦那像についてご紹介していきます。

自身の言動や、自身の旦那と比べて読み進めてみるといいでしょう。

1:子供の世話を率先してする

子供の世話
頼れる旦那は、子供の世話を率先してやってくれる旦那です。

女性が子供から目を離していられるだけで、家事を効率的にこなすことができますし、ちょっとした自分の時間も作りやすくなります。

自分の時間が持てるだけで、精神的に安定しやすくなりますし、そのためには男性の協力が必要不可欠なのです。

2:数時間程度なら一人で子供の面倒が見れる

一緒に居る時、子供の面倒を率先して見てくれるだけでも非常に助かりますが、長い時間や数時間程度1人で子供の面倒を見られる男性も理想的です。

数時間、旦那に子供が任せられれば、女性は外に出かけることもできます。

気分転換に散歩することもできますし、美容室や買い物など、当たり前に欲しいと思う自分への時間を作ることが可能になります。

妻の一人の時間を作ってあげられる

妻に1人の時間を作ってあげられる男性は非常に理想的です。

何がしたいという特定の目的がなくても、自分の時間が持てると感じられるだけで、精神面が安定するのです。

終わりが見えない、自分を尊重できない期間が長く続くと、自分の人生を虚しく感じますし、目の前の全てが嫌になってしまうこともあります。

仕事をしている女性であっても、仕事をしている男性でも同じでしょう。

休日もなく、自分に使える時間もないまま働かされたら、その仕事にやりがいを見出せませんし、自分の存在価値が分からなくなっていきます。

自分を尊重することと同じように、妻を思いやり、一人の時間を与えてあげられる旦那は、非常に理想的な存在です。

3:完璧を求めない

育児は、子供が産まれてすぐにスタートします。

練習などありませんし、個人個人によって大きく異なるため、完璧なマニュアルも存在しません。

そのため、失敗も日常茶飯事で、その過程で徐々に学んでいくものなのです。

それなのに、はじめから完璧を求められたらどう思うでしょうか。

先輩ママや夫の母親と比べられたら、女性はどんな感情を持つでしょうか。

こういった点を理解し、完璧を求めない旦那は理想的です。

至らなかった点を笑ってくれたり、手伝ってくれるなどすればなおいいでしょう。

4:感謝の気持ちを言葉にする

家事や育児は、毎日の事です。

毎日目にする光景に、人は慣れてしまいます。

感謝する気持ちも忘れ、やることが当たり前に感じられるのです。

しかし、毎日同じことを繰り返して行うのは、当たり前のことではありません。

「やめた」と突然止めても良いことなのです。

誰に評価されるわけでもなく、感謝もされないのであれば、やめたくなって当然でしょう。

そういった不満を感じさせない理想的な旦那は、感謝の気持ちを言葉にして常に伝えます。

「言わなくても分かってほしい」と考えるかもしれませんが、それは怠慢です。

言葉にしなければ、正確に伝えることは難しいです。

そういった気持ちをきちんと伝え続けられる旦那が理想的なのです。

5:子供や妻の誕生日・イベントを忘れない

男性にとって、誕生日や記念日、イベントなどはとるに足らない日常かもしれません。

しかし、女性にとっては楽しみな一日なのです。

自分を許し、解放していい日でもあるのです。

また、相手の気持ちを知れる日でもあります。

イベントや誕生日が自分にとっては何でもない日だとしても、大切な妻や子供が喜んでくれると思い、それらに一生懸命になる旦那は理想的といえるでしょう。

自分本位ではなく、妻や子供を大切にしている証拠ですし、それらを妻や子供も感じ取ることができます。

そんな旦那さんになってもらう方法

理想的な旦那は、はじめから存在するわけではありません。

妻や母親が初心者からスタートするように、理想的な旦那への道も初心者からのスタートなのです。

ここからは、理想的な旦那さんになってもらう方法について解説していきます。

焦ることなく、ゆっくりと進めてみましょう。

とにかく褒める

男性は、いくつになっても褒められたい生き物です。

女性に認められ頼りにされたいと考えています。

自分から率先して動いてもらうためには、とにかく褒めることです。

どのような小さな事柄であっても、自分でやればもっと上手くできる事柄であっても、褒めることで男性のプライドを保つことができますし、自尊心も満たし、行動することが気持ちいいと考えるようになります。

「〜して」ではなく「〜してもらっていい?」とお願いする

男性は指示や、上から目線の意見を嫌います。

それは、プライドが高いからです。

そこで、お願いの仕方を変えてみましょう。

「~して」「~やってよ」と一方的に指示するのではなく、「~してもらっていい?」とお願いするのです。

お願いという形をとるのは、下手に出る行為で、男性は自分で選択して行動することができます。

口調は穏やかにすることがポイントです。

何事も一度はやらせてみる

女性は、日々育児や家事に取り組んでいるため、「こうやったら失敗する」「こうやった方が効率的」などノウハウを持っています。

それらをすべて最初に伝えてしまうと、男性のやる気を奪ってしまいますし、女性に指示されていると感じてしまいます。

まずは、何でも一度やらせてみましょう。

大変さを理解してもらう

一度、男性側のやり方でやらせることで、日ごろの大変さを理解してもらうことができます。

妻の行動を見ているだけでは、簡単に見え、育児や家事を軽んじてしまいます。

しかし、自分で大変さを体験させることで、妻の努力や頑張りが理解できますし、これまで以上に配慮がある言葉が増えていくでしょう。

完璧にできていなくても怒らない

慣れない事柄は、失敗して当然です。

完璧にできなくて当たり前ですし、段取りや要領が悪く、見ていてイライラするかもしれません。

しかし、ここで怒ってはいけません。

ネガティブな印象になってしまうと、男性は二度とチャレンジしなくなります。

誰でもはじめはできなくて当然、という広い心を持ち、温かく見守ってみましょう。

過度なアドバイスも逆効果になるため、控えましょう。

「ありがとう」は忘れずに

当然の事ですが、やってもらったことには感謝を伝えましょう。

「私は毎日やっている」「旦那は感謝の言葉をくれたことがない」と思うかもしれません。

しかし、そういった旦那の行動は悲しくありませんか?それらと同じ行動を取ってはいけません。

例え、旦那さんが一度も感謝の言葉をくれなかったとしても、育児を率先する理想的な旦那に育て上げるためには、感謝の言葉が必要不可欠です。

子供をパパ大好きっ子にする

パパ大好きっ子
子供をパパ大好きっこに育てるのも効果的です。

自分に懐いていない相手の世話は、たとえ実の子供であっても、苦痛に感じてしまう場合があります。

子供がパパに懐くかどうかは、母親の影響が大きいでしょう。

家事も育児も非積極的で、子供に好かれなくて当然と感じるかもしれません。

しかし、そうやって心を閉ざしていても関係も状況も改善しません。

自分や子供のより良い環境を作るために、子供をパパっ子に育ててみましょう。

ワンオペ育児かも?と思ったらすぐに対処しよう

ワンオペ育児は、女性側が気付かない場合も多々あります。

「もしかして…」と感じても、それらに目をつむる場合があるのです。

少しでもワンオペ育児の可能性を感じたら、目を背けず日常生活を思い出してみましょう。

現状を正しく把握することで、対策を考えることもできますし、遅すぎたという事態を招かなくて済みます。

育児はひとりではなく夫婦ふたりでするものです!

女性側の中にも、「女性だから育児ができて当然」「育児は女性の仕事」と思い込んでいる人がいます。

子供は夫婦2人の問題です。

どちらか一方が頑張って背負い込むものではないのです。

辛い時は一緒に考え、協力してそれぞれの夫婦でバランスを取っていく事柄なのです。

ワンオペ育児に悩んでいるのなら、現状を正しく把握して、夫との関係や自分の思いと向き合ってみましょう。

向き合い続ければ、現状は改善していくと思います。