顔のむくみがひどい時の対処法5選!むくみの原因を知ってデート前はスッキリフェイスで赴こう!について
朝起きたら顔がむくんでいたという経験はありませんか?
顔がむくむと顔全体が大きく見えてしまったり、目が腫れぼったくなったりします。

時間とともにむくみは解消されていき、多くの場合は午後くらいになるとむくみが引いてきます。

しかし、お昼前からデートの約束をしている日は自然に解消されるまで待っていられませんよね。

今回は顔のむくみがひどいときの対処法とむくみの原因について詳しく紹介します。

適切な対処法を知ってデート前はスッキリフェイスで赴きましょう。

デートなのに顔のむくみがひどい!

大好きな彼とのデートでは、最高のコンディションで臨みたいですよね。

しかし、朝から顔がむくんでいつもより顔が大きく見えてしまうと気持ちも沈んでしまいます。

顔がむくむと顔全体が横に広がったように見え、目も腫れぼったくなってしまいます。

メイクをしても顔の大きさを調整するのは難しく、対処に困る女性も多いのではないでしょうか。

基本的に顔のむくみは放って置いても午後くらいになれば自然とむくみが引いていきます。

お昼前に予定がなければ自然に引くのを待ってもいいですが、デートがある日は大変ですよね。

それでは顔のむくみがひどいときにはどうすればいいのでしょうか。

応急処置で顔のむくみをスピーディに対処しよう

顔のむくみがひどいときは、応急処置でスピーディに対処しましょう。

むくみは血流が滞ることによって引き起こされるため、血行をよくすることがとても大切です。

特に寝ている間は血流が滞りやすいため、寝起きの顔がむくみやすくなってしまいます。

むくみを解消するためには顔周りの血行をよくするためにマッサージをするのも効果的です。

詳しい方法については後程ご紹介していきます。

顔のむくみがひどい時の対処法5選

みなさんは朝起きて顔がむくんでいるという経験をしたことはありますか?
朝は血流が滞るため顔がむくみやすくなってしまいます。

ほとんどは時間とともに少しずつ自然解消されますが、急いでいるときは待っていられませんよね。

すぐに顔のむくみを解消したいというときは、むくみを解消する対処法を試してみましょう。

次はむくみがひどいときの対処法について詳しく紹介していきます。

1.マッサージをする

顔のむくみがひどいときは、マッサージをして血行をよくしましょう。

血液循環やリンパの流れが悪いと老廃物が溜まりやすくなり、顔がむくむ原因になってしまいます。

特に寝起きは血液循環やリンパの流れが滞りやすいため、老廃物も溜まりやすいのです。

マッサージをすることで正常な流れを促すことができ、むくみを解消することができます。

次はむくみを解消するためのマッサージについて詳しく紹介していきます。

フェイスマッサージ

フェイスマッサージ
顔のむくみを解消するためには、フェイスマッサージをしましょう。

マッサージをする際は美容クリームを使い、肌に負担がかからないようにすることが大切です。

人差し指、中指、薬指を揃え、口角から頬をぐっと持ち上げるようにマッサージしていきます。

耳の裏に向けてリンパを流し、最後は耳の裏から首に沿って指を滑らせます。

次は同じく人差し指、中指、薬指を揃え、頬から顎に向けて円を描くようにマッサージします。

頬の血行がよくなり、老廃物を流し出す効果が期待できます。

目元は中指と薬指を使い優しくマッサージしましょう。

目尻からスタートして目頭、まぶたと目の周りをなぞるようにゆっくりとマッサージします。

まぶたは皮膚が薄いため、あまり力を入れ過ぎないようにするのがポイントです。

デコルテマッサージ

顔のむくみを解消するためには、デコルテマッサージをしましょう。

デコルテとは首から胸にかけたラインを指し、たくさんのリンパ管が集中している部分でもあります。

デコルテの血液循環をよくすることで、溜まった老廃物を外に流し出すことができます。

ただし、リンパ管はとても繊細なため、あまり力を入れ過ぎないように注意しましょう。

デコルテをマッサージするときは、顔と同様に美容液やオイルなどを使い滑りをよくしましょう。

基本の流れは首からスタートし、鎖骨、肩に向けて撫でるようにマッサージしていきます。

次に鎖骨あたりで円を描くようにマッサージしましょう。

凝り固まった筋肉を柔らかくほぐしてあげるイメージでゆっくり行うのがポイントです。

リンパ管は首や鎖骨周辺だけでなく、脇にもあります。

脇は肩から脇の下にかけて柔らかくマッサージすることでリンパを流すことができます。

頭皮マッサージ

頭皮マッサージ
顔のむくみを解消するためには、頭皮マッサージをしましょう。

頭皮は顔と関係ないと考える人もいますが、実は頭皮マッサージをすればむくみが解消できます。

顔と頭皮は繋がっているため、頭皮に老廃物が溜まっていると顔がむくみやすくなります。

老廃物を溜め込まないためにも頭皮をマッサージし、血液循環をよくすることがとても重要です。

頭皮マッサージをする際は、最初にブラッシングを行いましょう。

ブラシで頭皮を優しくなでるだけでもマッサージ効果があり、血行を促進することができます。

次に指の腹を使って頭皮をマッサージしていきます。

人差し指、中指、薬指を手ぐしをするように間を少し開け、こめかみから後頭部に向けて流します。

あまり力を入れ過ぎず、気持ちいいなと思うくらいの力でゆっくりと流していきましょう。

次は首の付け根の上あたりの後頭部をマッサージしていきます。

首の付け根から人差し指、中指、薬指を使って下から上へとゆっくりともみほぐしていきます。

静脈マッサージ

顔のむくみを解消するためには、静脈マッサージをしましょう。

静脈マッサージとは、体の老廃物を流し出す役割を持つ静脈をマッサージする方法です。

静脈マッサージはリンパマッサージよりも多くの水分を流してくれるともいわれています。

静脈は上から下へと流れているため、基本的には下へ下へとマッサージしていきましょう。

マッサージをする際は美容液やオイルを使って滑りをよくしてください。

まずはおでこに手をあて、手のひらで顔全体を押しながら顎に向かってマッサージしていきます。

次に両手で鼻を覆うようにし、人差し指と中指を目の下に沿わせるようにしながら流していきます。

その際、手のひらは頬をやや強めに押し込むようにマッサージしていくことがポイントです。

2.ツボ押し

顔がむくんでいるときは、ツボ押しをしてむくみを解消しましょう。

ツボ押しは水分代謝を促す効果が期待でき、顔のむくみを解消することができます。

むくみが解消されると顔全体がスッキリとした印象になります。

小顔になるためにも大切なポイントのため、むくみ解消に効果的なツボを知っておきましょう。

むくみをとってくれる顔のツボ

目元がむくんでいるときは「攅竹(さんちく)」を刺激しましょう。

攅竹は眉頭のあたりにあるツボで、むくみだけではなく眼精疲労を取る効果も期待できます。

攅竹を押すときは親指の腹を眉頭にあて、ゆっくりと骨のきわに向けて優しく押していきましょう。

目元はとてもデリケートな部分なので、力を入れ過ぎないようにするのがポイントです。

フェイスラインのむくみを解消したいときは「大迎(だいけい)」を刺激しましょう。

大迎はエラから指2~3本ほど手前にあるツボで、疲労回復の効果も期待することができます。

大迎を押すときは指の腹を使い、ゆっくりと円を描くようにクルクルと回しながらほぐしましょう。

体にもむくみに効果的なツボがある

顔のむくみ以外にも体のむくみに効果的なツボもあります。

むくみやすいのは顔だけではなく、体や足がむくむことも珍しくありません。

体のむくみを解消するためには、「水分(すいぶん)」というツボが効果的です。

水分はヘソから指一本分上にあるツボで、水分を分かつ作用があるツボだとされています。

むくみは体内の水が滞ることによって生じることもあるため、流れを促す効果があるのです。

水分を押すときは、息をゆっくり吐きながら両手の中指で押しましょう。

グッと深く押す必要はなく、痛みを感じない程度の力でも十分に効果があります。

足のむくみを解消するためには、「三陰交(さんいんこう)」というツボが効果的です。

三陰交は内くるぶしから指四本分上にあるツボであり、生理痛や冷え性にも効果があります。

三陰交を押すときは、足首の内側を掴むようにして親指の腹で押しましょう。

ツボを押すときは3秒ほどかけてゆっくり、じっくり押していくのがポイントです。

3.首肩周りのストレッチ

顔のむくみがひどいときは、首肩周りのストレッチをしましょう。

首回りにはリンパ節が張り巡らされているため、リンパを流すストレッチをするのが大切です。

リンパ節は体内の老廃物を運ぶ役割を担っており、流れが滞ると老廃物も溜まってしまいます。

上手く老廃物を排出するためには、リンパの流れを整えましょう。

首肩周りのリンパの流れが悪くなると、顔のむくみだけでなく肩こりや頭痛の原因にもなります。

首肩周りをストレッチするには、首曲げ胸開きストレッチがおすすめです。

まずはまっすぐに立ち、両腕を肘を曲げながら顔の位置で重ねましょう。

次に腕に顔を伏せます。

次に両肘を後ろに開き、勢いよく胸を開きます。

肩甲骨をぐっと開くようにするのがポイントです。

この二つの動作をテンポよく繰り返しましょう。

4.お風呂に浸かって温まる

お風呂に浸かって温まる
顔のむくみがひどいときは、お風呂に浸かって温まりましょう。

むくみは血液循環が悪くなることで引き起こされるため、日頃から湯舟に浸かることが大切です。

特に女性は冷え性になりやすく、体が冷えると血行が悪くなってしまいます。

毎日湯舟に浸かる習慣をつけることで、体の内側からじっくりと温めることができます。

湯船に浸かると水圧によってほどよくリンパが刺激され、血行がよくなります。

シャワーで済ます人もいますが、シャワーでは湯船に浸かるのと同じ効果は期待できません。

体を芯から温めるためには、湯舟に浸かってじっくりと温めることが重要です。

湯舟に浸かりながら気になる部分をマッサージすれば、さらにむくみ解消効果を期待できます。

5.蒸しタオルと冷やしタオルを当てる

顔のむくみがひどいときは、蒸しタオルと冷やしタオルを交互に当ててみましょう。

朝から湯舟に浸かってられない!というときは、蒸しタオルと冷やしタオルが大活躍してくれます。

蒸しタオルは顔を温め血管を開く作用があり、冷やしタオルは血管を収縮する作用があります。

それを繰り替えることで血行促進効果が高まります。

蒸しタオルはタオルを水で濡らし、固く絞って電子レンジで温めます。

電子レンジにかける時間は1分程が目安ですが、熱くなり過ぎないように注意しましょう。

冷しタオルは濡れタオルを固く絞り、冷蔵庫や冷凍庫で冷やすだけで完成です。

タオルを顔全体にのせ、蒸しタオルと冷やしタオルを交互に置き換えるだけでむくみが解消します。

顔のむくみの原因

体の血行が悪くなったり、リンパが滞っていたりすると顔がむくみやすくなってしまいます。

むくみづらい体をつくるためには、日頃の生活習慣を見直すことが大切です。

実はむくみと生活習慣はとても密接な関係にあります。

むくみの原因を知り、むくみづらい体づくりを目指してみましょう。

次は顔のむくみの原因について詳しく紹介していきます。

水分の取りすぎ

顔がむくむ原因のひとつは、水分の取り過ぎです。

むくみは血行やリンパの滞りだけでなく、水分の滞りによっても生じてしまいます。

水分を取り過ぎてしまうと上手く流れなくなり、むくみとして顔に表れます。

水分補給は大切ですが、ガブガブと冷たい水ばかりを飲んでいると水分を取り過ぎてしまいます。

むくみを回避するためには、なるべく常温や温かい飲み物を飲むようにしましょう。

常温や温かい飲み物であれば胃の負担を軽減でき、体の冷えを防ぐことができます。

また、水分はこまめに取ることも重要です。

寝起き、昼食、夕食、入浴の前後、就寝前と一日を通してバランスよく飲むようにしましょう。

水分不足

顔がむくむ原因のひとつは、水分不足です。

水分を取り過ぎるのもむくみの原因のひとつですが、逆に不足してもむくみを引き起こします。

体の水分が不足すると、体内の水分を排出しないようにと溜め込んでしまいやすくなります。

体内の水分が上手く循環しなくなり、老廃物が溜まりやすくなってしまうのもむくみの原因です。

他にも水分不足の状態が続くと、血液循環や新陳代謝も低下してしまいます。

血液循環が滞るのも体内に老廃物を溜め込んでしまうため、結果として顔がむくんでしまうのです。

顔のむくみを防ぐためには、適切な水分量を摂取することがとても大切です。

一日に必要な水分量の目安は、体重×30mlといわれています。

つまり体重50kgの人は、一日に1.5Lの水分を摂取する必要があるということです。

お酒の飲み過ぎ

顔がむくむ原因のひとつは、お酒の飲みすぎです。

前項でもむくみと水分と関係を紹介しましたが、お酒の飲みすぎもむくみの原因になります。

アルコールには利尿作用があるため、お酒ばかり飲んでいると必要以上の水分が排出されます。

するとたくさんお酒を飲んでいても水分不足状態になってしまうのです。

夏にBBQやビアガーデンでお酒を飲んでいるのに脱水症状になってしまうのも、摂取している水分よりも排出している水分の方が上回ることで起こってしまいます。

他にもアルコールには血管を膨張させるため、膨張した血管から水分が流れ出てしまいます。

その結果、水分不足になりむくみを引き起こしてしまうのです。

塩分のとりすぎ

顔がむくむ原因のひとつは、塩分のとり過ぎです。

塩分をとり過ぎると体内ではそれを薄めるため、水分を溜め込む働きが作用します。

しょっぱいものを食べると喉が渇くのも塩分濃度を保つために水分が使われているからです。

体内の水分が不足すれば、それがむくみの原因に繋がってしまいます。

お酒を飲んだ翌日に顔がむくんでしまうのは、アルコールを摂取していることも深く関係していますが、おつまみにしょっぱいものが多いというのも原因のひとつとして考えられるでしょう。

顔のむくみを防ぐためには、お酒の飲み過ぎと塩分のとり過ぎに注意しましょう。

糖分のとりすぎ

顔がむくむ原因のひとつは、糖分のとり過ぎです。

糖分は水分を纏っている栄養素のため、とり過ぎてしまうと水分過多に繋がります。

そのため糖分をとり過ぎると、水分を取っていなくても水分過多になってしまうことがあります。

適切な水分量を摂取するためには、糖分のとり過ぎにも注意しましょう。

逆に言えば、あまり水分がとれない人は糖分と一緒に摂取するのが効率的です。

スポーツ飲料などに糖分が入っているのも、効率的に水分を摂取するための工夫のひとつです。

環境や好みに合わせて上手く糖分を摂取したり、控えたりするようにしましょう。

前日に泣いた

顔がむくむ原因のひとつは、前日に泣いたことです。

前日にたくさん泣いてしまうと、翌日に目が腫れぼったくなることがありますよね。

涙は涙腺というところでつくられ、涙がぽろりとこぼれます。

実は涙の原料は血液で、涙腺内の毛細血管から得た血液から液体成分を取り出したものです。

たくさんの涙を流すときは涙腺から血管を拡張する物質が出されます。

すると目元の血流が増え、毛細血管から染み出す水分量が増えてむくみの原因になります。

泣いた翌日に目が腫れてしまうのは、水分量が過剰になってしまっているからなのです。

むくみを解消するためには目元を温めたり、冷したりを繰り返してみましょう。

姿勢の悪さ

顔がむくむ原因のひとつは、姿勢の悪さです。

姿勢が悪いと健康や美容に思わぬ悪影響を与えてしまう可能性があるため注意しましょう。

姿勢が悪いと筋肉が硬くなり、血液循環やリンパの流れが悪くなってしまいます。

すると顔だけではなく、お腹周りや足のむくみの原因にもなり、慢性的なむくみを引き起こします。

このようなむくみを解消するためには、日頃から姿勢を正して生活することが重要です。

正しい姿勢とは、真っ直ぐに立ったときに耳、肩、骨盤、くるぶしが一直線になるのが理想です。

正しい姿勢を身につけることでむくみを防ぐだけでなく、疲れにくい体をつくることにも繋がります。

むくみだけでなく、健康や美容にもいろいろなメリットがあるため、是非試してみてくださいね。

肩こり

肩こり
顔がむくむ原因のひとつは、肩こりです。

肩こりは血行不良によって引き起こされ、老廃物が溜まっている証拠でもあります。

血行不良の状態を放って置いてしまうと顔だけでなく、お腹や足などのむくみにも繋がります。

肩こりとむくみはとても密接な関係にあり、どちらも放置せずに適切な対策が必要です。

首の付け根にはリンパ循環の最終ポイントがあります。

その流れが滞ってしまうと血行が悪くなり、老廃物や水分が体内に溜まりやすくなってしまいます。

首回りが太くなったと感じたら、それは首がむくんでいるのかもしれません。

肩のこりをほぐすイメージで優しくマッサージをしてリンパを流すようにしましょう。

寝具が合っていない

顔がむくむ原因は、寝具が合っていないからです。

自分に合っていない寝具を選んでしまうと、血行不良によってむくみを引き起こすことがあります。

寝返りを打つということは、血流や水分が一定の場所に溜まらないようにする働きもあります。

しかし、寝返りが打ちづらい寝具だと寝返りの回数が減り、血流や水分が滞りやすくなります。

マットレスだけでなく、枕も自分の体に適したものを選ぶことでむくみを予防することができます。

寝具を選ぶ際は、体が沈み過ぎず、首のカーブを適切に保つものを取り入れてみましょう。

最近では寝るときの姿勢を計測し、自分にぴったりな寝具を紹介してくれる専門店もあります。

慢性的なむくみに悩んでいる方は寝具を見直してみるのもいいでしょう。

生理前や生理中

顔がむくむのは生理前や生理中にも見られる現象です。

生理前や生理中は女性ホルモンの影響によって体内に水分を溜め込みやすくなります。

プロゲステロンというホルモンは受精卵と着床にとても深く関係しているホルモンです。

このプロゲステロンには体内に水分を溜め込む働きがあります。

そのため必要以上の水分が溜まってしまい、それがむくみの原因に繋がってしまうのです。

むくみの他にも体重が増加する、ウエスト周りの脂肪がたるむなどの変化があることもあります。

これらも女性ホルモンと密接に関わっており、時期が過ぎればまた元に戻ります。

生理前や生理中に顔がむくむ場合は、適度な運動を行い全身の血行をよくしましょう。

健康を維持するためにも適度な運動は大切なため、習慣化できるといいですね。

月経前症候群の可能性もあり

生理前や生理中のむくみは、月経前症候群の可能性もあります。

月経前症候群とは別名PMSとも呼ばれる月経に関連した精神的、肉体的な症状のことです。

むくみは月経前症候群のひとつでもあり、生理開始4~5日前から体に変化が現れます。

主に顔だけでなく体全体がむくんだり、体重が増えたりします。

月経前症候群はむくみ以外にも胸の張りや筋肉痛、頭痛などの症状が現れることもあります。

睡眠不足

睡眠不足
顔がむくむ原因のひとつは、睡眠不足です。

眠っている間は体を横にしているため、足にかかる負担を軽減することができます。

負担が軽減されることでリンパが流れやすくなるので、老廃物を排出する貴重な時間です。

しかし、睡眠時間が不足するとリンパを流すのに十分な時間を確保することができません。

その結果、新陳代謝が低下して余分な水分が溜まってしまうことがあります。

リンパ管は繋がっているため、足のむくみが顔のむくみに繋がることもあります。

健康を維持するためにも十分な睡眠を取り、顔や足がむくまないようにしっかり予防しましょう。

血行不良

顔がむくむ原因のひとつは、血行不良です。

むくみは体内のリンパや血行が滞り、老廃物や余分な水分が溜まってしまうことで起こります。

むくみの原因となる老廃物を溜めないためには、リンパの流れや血液循環をよくしましょう。

特に血行不良は体の冷えや疲労によって起こることがあります。

夏場でも冷たいものを飲み過ぎると胃が冷え、体の中から冷やしてしまう可能性があります。

血行不良を防ぐためには、適度な運動や常温や温かい飲み物を取ることがとても重要です。

運動が苦手という方でも軽いストレッチをするだけでも血液循環がよくなります。

顔がむくんでしまったときは、マッサージやツボ押しをして血行をよくするのも非常に効果的です。

薬の副作用

顔がむくむ原因のひとつは、薬の副作用です。

薬の中にはむくみを生じさせてしまう副作用を持つものもあります。

市販の痛み止めや抗炎症作用を持つ薬などの非ステロイド性抗炎症薬や高血圧に用いられるカルシウム拮抗薬、ACE阻害薬、抗生剤、抗癌剤などに含まれることがあります。

多くの副作用は自然に引いていきますが、むくみが長引くようであれば病院に相談してみましょう。

顔がむくんでしまう病気

顔がむくむ原因のひとつは、むくみを伴う病気が考えられます。

病気の中には症状のひとつとして顔や体がむくんでしまうことがあります。

むくみが引かない、慢性的なむくみが見られる場合は病院に相談してみましょう。

甲状腺ホルモンの病気

甲状腺ホルモンの病気によって顔がむくんでしまうことがあります。

甲状腺の病気には橋本病やバセドウ病、亜急性甲状腺炎などの種類が存在します。

特に橋本病は甲状腺機能の低下により、顔がむくんでしまうことがあります。

甲状腺ホルモンには代謝を調節する役割があるため、それが低下すると血行が悪くなります。

甲状腺に関する病気は女性に多く、年齢に関係なく発症する可能性があります。

病気を患っているといっても、常にむくみの症状が出ているわけではありません。

朝をピークに時間が経つにつれてむくみが引き、午後には目立たなくなることもあります。

橋本病の場合、内服薬による治療をすることができます。

甲状腺機能低下に対して、適切な甲状腺ホルモンを薬で補うことで症状を緩和します。

気になる症状がある場合は、早めに病院に相談してみましょう。

内臓に関する病気

内臓に関する病気によって脚がむくんでしまうことがあります。

内臓の病気には腎不全、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症などの種類が考えられます。

腎不全とは血液をろ過する糸球体がつまってしまい、老廃物を排せつできなくなる病気です。

腎臓の働きが正常の30%以下になると腎不全となり、重症化すると回復が難しくなります。

ネフローゼ症候群は尿にたんぱく質がたくさん出る病気で、血液中のたんぱくが減ってしまいます。

その結果、血管の水分が減り、血管の外の水分と塩分が増加するためむくみが生じます。

ネフローゼ症候群は腎不全を併発することもあるため、きちんと検査することがとても大切です。

糖尿病性腎症とは糖尿病の三大合併症のひとつです。

高血糖の状態が続くと腎臓の糸球体の毛細血管が損傷してしまい、腎機能が低下します。

腎臓の病気にかかると体にむくみが生じることがあります。

慢性的なむくみがあるようであれば、早めに病院に行って相談してみましょう。

皮膚に関する病気

皮膚に関する病気によって顔や足など体がむくんでしまうことがあります。

皮膚に関する病気ではリンパ浮腫によってむくみが生じてしまうことが考えられます。

リンパ浮腫とはリンパの流れが悪くなることで顔や体がむくんでしまうことを言います。

前述した通り、多くのむくみはリンパの流れが滞り老廃物が溜まることによって起こります。

リンパ管は体中に張り巡らされており、水分やたんぱく質の成分を運ぶ役割を担っています。

その量は1日2~3リットルと言われており、健康な体を維持するためには欠かせません。

このリンパ管の機能が低下すると、必要な水分や成分を心臓に届けられなくなってしまいます。

すると運び切れなかったものが体の至るところに溜まり、むくみになってしまうのです。

むくみを解消するためには、リンパ管の働きを正常に保つことがとても重要です。

毎日スキンケアを行い、肌を清潔に保つこともむくみを防ぐために必要な方法のひとつです。

また、リンパ浮腫は炎症によって発症、悪化する可能性もあるので皮膚の乾燥を防いだり、擦り傷や切り傷、やけどをしないように注意することも大切です。

顔のむくみが気になる人は日ごろの生活改善も必要

顔のむくみが気になる人は日頃の生活改善を心がけてみましょう。

むくみは水分や塩分のとり過ぎ、不規則な生活、ストレスなどから生じてしまうことがあります。

美しい顔や体を保つためだけでなく、健康な体を維持するためにも生活改善はとても大切です。

日頃の生活習慣を少し改善するだけでも、慢性的なむくみを解消できるかもしれません。

それでもむくみが改善できない場合は、病気からくるむくみの可能性も考えられるため、早めに専門医に相談するようにしましょう。