亭主関白とは?メリットや注意点5個!結婚したらなりそうな男性の特徴を教えます!婚活に役立てよう!について
女性の社会進出が目覚ましいこの時代に、亭主関白なんてもう古いと思いますか?
ところが案外、亭主関白な男性に憧れる女性がいるのです。

彼女たちが憧れる亭主関白ってどんな夫なのでしょうか。

いったいどんな男性が亭主関白なのか特徴を知っておくのは、未来の旦那様選びの際に役立つことでしょう。

亭主関白な男性について知りたい女性は、ぜひ参考にしてくださいね。

亭主関白は好みが分かれる

亭主関白な男性が好きな人なんているの?と疑う女性もいると思われますが、亭主関白が好きな女性は存在します。

亭主関白に関しては、好みはハッキリと分かれます。

亭主関白が無理な人は絶対に無理だし、好きな人は亭主関白な男性でないと物足りないと考えるからです。

亭主関白な男性は時代とともに減っていると言われています。

なぜ今のように敬遠される存在になったのかを、時代背景を主として考えてみましょう。

現代の夫婦像とは違う

現代における理想の夫婦像と、数十年からそれ以上前の夫婦像では、かなり様相が違ってきています。

昔の夫婦関係は、なんでも夫側主体で物事を運んでいました。

まず夫という家庭の「主」が存在して、妻や子は主に従属する存在とみなされていました。

妻は自分ひとりでは生きていけないもので、夫に従って後ろからついていくという形が当たり前だったのです。

夫のことを妻が「主人」と呼んだりしますが、まさに「ご主人さま」という状態にあったのです。

実際、昔の女性が女1人で生きていくのは難しく、生き延びる戦略として夫という男性に頼らざるを得なかったということもあると思われます。

外で仕事を持ったことがないまま結婚する人もいましたし、結婚後は夫を支えるのが仕事だったとも言えます。

そのため、妻は不満があっても我慢するしかありませんでした。

そのかわりに、夫は妻子を養う責任を果たし、家族を守れる存在でもありました。

こういった時代の背景が亭主関白を生み出したのは当然の結果かもしれません。

対等な関係が好まれる時代

しかし時代が変化していくにつれて、夫婦関係にも変化が現れてきました。

女性も仕事を持つのが当たり前になり、結婚後もお互いの収入はそれぞれで管理して、そこから生活費を出し合うという考えも普通のものになりました。

妻も働いていれば、家事も夫婦で分担しなければ、妻の負担だけが重くなってしまいます。

当然育児にも積極的に関わる男性が増えています。

育児の負担という意味だけでなく、子供は夫婦2人で育てるものという風潮が世の中に浸透してきているのです。

男性が自分だけの収入で家計のすべてを賄う自信がなくなってきているという、経済的な事情も考えられます。

むしろ妻にも積極的に外へ出て収入を得て欲しいという男性も増えています。

若い世代であるほど、夫に頼りきりで自由がない妻も、妻も子供もすべて自分で養うという重荷を背負う夫も、ずいぶん減ってきているという印象があります。

家庭を運営していくには、夫婦がお互い対等な関係で協力しあっていきたいというのが、今の時代の理想の夫婦像となっているのです。

しかし昔ながらの家庭に憧れている人も多い

かつては日本でも男女の間には明らかに上下関係が存在していました。

当然家庭においては、夫が上で妻が下の立場となるわけです。

一見すると、今の時代にはちょっとそぐわないと言わざるを得ない在り方です。

そんな昔ながらの家庭に憧れる人は、特に女性は単なる上下関係を望んでいるわけではないでしょう。

男性が上の立場であっても、頼りがいがあって責任感もあって、強さの中にも優しさを兼ね備えている…そんな夫がいてくれる家庭に憧れているのではないでしょうか。

男女同権と言われるからには、女性も男性に負けないくらい社会で活躍していく気概が必要です。

しかし、中にはそんな世の中の流れについていけない女性も一定数存在します。

また、なんとか時代に適応しようと頑張った挙げ句に、疲れ果ててしまった女性もいるはずです。

本当は男性に守ってもらって生きていきたい、家庭で妻や母としてだけの顔で生きていきたい女性にとって、昔ながらの男性主導な家庭は憧れの対象となっているのです。

そもそも亭主関白ってなに?

関白とは、かつて実在した役職で、強い権力を持っていました。

亭主関白というのは、その関白の強い権力を家庭の夫に例えたものです。

亭主は家の主、つまり夫のことなので、夫が家庭内で絶大な権力を持ち、妻を支配していることを表しています。

支配されるという言葉からは、あまり良いイメージを受けないと思います。

実際に、ただ威張り散らすだけの頑固な夫という意味で使われることも少なくありません。

そんな男性が自ら亭主関白を名乗っていることもあります。

しかし権力を持つということは、そこには重い責任が伴うはずです。

亭主関白の本来の意味では、妻には家庭のことはすべて任せ、一切意見することを許さないかわりに、問題なく家族を養えるだけの稼ぎがあり、困ったことがあれば矢面に立って家族を守る。

亭主関白とはそんな強い責任感のある夫を表す言葉なのです。

男性の役割・女性の役割をハッキリ分ける

亭主関白の男性は、夫婦の間に主従関係を持ち込みますから、役割がハッキリと決まっているわけです。

主が従者の仕事をすることも、従者が主のように振る舞うこともありえません。

同じように、男性には男性の果たすべき役割があり、女性には女性の果たすべき役割があるのです。

男性と女性では能力的に違いがあるという考え方が根底にあるので、それに見合った役割をこなすのが合理的ということなのでしょう。

例えば体力的な面においては、男性のほうが上だとは言えますから、力仕事は男性が担うなどです。

また育児に関しては、粉ミルクなどない時代の授乳期の赤ちゃんは、必然的に母親がそばにいなければならないことになります。

基本的に男性は女性を守るもの、女性は男性に守られるものとして社会の中で認知されていました。

こうして男女で役割を分けていた名残が、今も亭主関白として残っているのかもしれません。

男尊女卑の考えが残っている

男性の地位を高く、女性の地位を低いものとするのが男尊女卑の考え方です。

男性と女性の権利は同じではなく、男性が優位で女性は従うべきだとされています。

男尊女卑には男女の役割など関係なく、男性のほうが優れているから、女性を軽く見ても良いというとんでもない思想なのです。

男尊女卑の考えを持っている人は、亭主関白の一部分を都合よく解釈して正当性を主張しているようです。

いまだにこうした男尊女卑の考えを持っている男性というのは、実は自分に自信のない人が多かったりします。

女性というだけで理由もなく見下して良いわけですから、安心できるのでしょう。

また、男尊女卑が根強く残っている地域やコミュニティというものも存在します。

そういった場所で居心地良く過ごしている男性は、自然と男尊女卑の考え方を身につけてしまうものです。

自分の意見を通したがる

亭主関白の男性は物事の決定権は自分にあると思っていますから、妻と意見の相違があっても自分の言い分を通そうとしたがります。

そういう態度の根底には、「なにかあったときに最終的に責任を取るのは自分だ」という意識があるため、すべてを自分で背負う覚悟があるからなのです。

しかし、亭主関白の意味を履き違えて威張っているだけの男性は違います。

自分の意見に妻が反論しようものなら「女のくせに生意気だ」と怒り出すのです。

このタイプの亭主関白は、自分が「男だから」ということだけを理由に、自分の意見が優遇されるべきだと思っています。

「女はバカだから」という根拠のない思い込みで、女性の意見を聞くべきではないと考えているから驚きです。

また、「女に意見させると調子に乗ってつけあがる」など、女性の意見は押さえつけておくべきというような思考が頭を支配しています。

こういう亭主関白は、自分の思い通りにならないと烈火の如く怒り出したりするので手に負えません。

ほとんどの妻は反論する気力をなくして言いなりになっているのが現状です。

家庭のリーダーでいたい

亭主関白な男性は、家庭では自分が家族を率いるリーダーでありたいという明確な願望を持っています。

彼らにとって、家庭の中で誰が主導権を握っているのかわからない「友達家族」などありえないことです。

家族は自然界における群れのようなもので、群れのリーダーが統率して秩序を保たなければなりません。

そうしないと何か問題が起きたときに、群れが崩壊してしまう恐れがあります。

そのため群れの中で1番強いオスである夫が、リーダーとして群れに君臨するのが亭主関白の男性なのでしょう。

それもすべては家族を束ねていくためなのです。

ところが、自分が偉い立場にいたいというだけで、リーダーの権利を主張する亭主関白の夫もいるようです。

リーダーはただ頂点に立つだけではなく、家族への思いやりや気配りも必要な資質です。

自分が気分良くしていたいだけの亭主関白な夫は、なんとも困ったものです。

家族を守る意識が強い

大切な家族は自分が守るという意識が強いのも、亭主関白の夫の特徴です。

平時であれば家庭の細々とした用事や、自分の身の回りのことは妻に任せておくのが亭主関白によくあるパターンです。

しかし、いざ家族の一大事となったら、自分が体を張ってでも守ってみせるという気概を持っているのが、真の亭主関白だと言えるでしょう。

家族を守れるのは自分だけだという責任感があり、守ってやらねば男がすたるというくらいの頼もしさを持っています。

そのためには自分は強い存在でなければならないというプレッシャーもありますが、愛するもののために全力を出すのが喜びでもあります。

上辺だけ亭主関白のいいとこ取りをしようとする男性は、守りたいのは自分の家庭内での権力だけ。

家族がトラブルに見舞われても、「家のことはお前がなんとかしろ」と妻に丸投げして家族を守ろうという気概もありません。

そんな亭主関白のメリットと注意点5個とは?

亭主関白のメリットと注意点
今どき本物の亭主関白の男性にはなかなかお目にかかれないものですが、おおまかな性質は掴めたでしょうか。

亭主関白気質の男性は、その行動原理をよく理解すればうまく扱うことはそれほど難しくありません。

もちろん好みの問題もありますし、人によっては関係を続けていくのが相当困難に思われる場合もあります。

そんな亭主関白のメリットと注意点をよく知っておき、長く付き合っていける相手なのかを見極めるのはとても大切なことなのです。

メリット

亭主関白な男性とお付き合いすることにはどんなメリットがあるのでしょうか。

亭主関白の良い面だけを見れば、昔ながらの理想の夫・理想の父親像に当てはまる部分が多いことに気づきます。

現代の価値観では男性も女性も均等に役割分担することが望まれることが増えてきています。

しかし亭主関白な男性は、男性ならではの役割に特化した部分で大きな力を発揮します。

ひとことで言えば「男らしさ」の良い面が最大のメリットと言えるでしょう。

1.頼りがいがある

亭主関白の男性が持っている「俺に任せておけ」と言えるくらいの頼りがいのある一面がメリットのひとつにあげられます。

亭主関白な男性は決断力があり、女性が「どうしよう…」と迷っているときでもズバリと決めてくれる強さがあります。

食事のメニューでも外出の行き先でも、1人ではなかなか決められない女性にとってはこの上なく助かる存在です。

また、決断したらそれを迷いなく実行に移す行動力も伴っています。

こうしてグイグイとリードしてくれる男性には、なんでもお任せして自分はついていけばよいだけだから安心、という女性もいるでしょう。

そして自分で決断して行動したことに関しては、たとえ結果がうまくいかなくても言い訳せず、他人に責任を押しつけない、そんな責任感のあるところがとても頼もしく見えるものです。

もちろん、普段はやらないことでも妻や彼女が困っていれば引き受けてくれるところもあります。

いざという時には頼れるという安心感があるから、普段は何もしてくれなくてもいいという意見もあるようです。

2.家族を大事にしてくれる

家族を大事にしてくれる男性
亭主関白の夫にとって何より大切なのは、愛する家族を守ることです。

家族が何か困難に見舞われたとしても、自分が全面に出て立ち向かっていくことをいとわないのが亭主関白な夫の生き方です。

そのために自分は強い男である必要があるのです。

亭主関白な男性は家族はこうあるべき、という型にこだわりがあるので面倒なところもありますが、それ故に「家族を守るのは自分」という役目も果たそうというこだわりがあります。

自分がいなければ家庭はうまく回らないと考えているので、家族の行動に逐一文句をつけてくることもあるようです。

しかし亭主関白な夫は自分が家族を仕切っていると考えているため、彼なりに家族を第一に考えて行動しているのです。

それもこれも、家族を一番大事に思っているからと思えば多少のうるさいところは受け入れやすいと言えるかもしれません。

3.浮気の心配が少ない

亭主関白な男性にとって、家族の結束が強いことはとても重要です。

もちろん、夫婦の関係もそのつながりが強固であることは最優先されなければなりません。

ですから、妻との絆をとても大事にしているのです。

妻以外の女性によそ見をして、夫婦の絆にほころびが生まれるようなことはしないので、浮気の心配が少ないというわけです。

当然、妻にも同じように夫一筋であることを望むのが亭主関白な男性の特徴でもあります。

時にはそのせいで束縛気味に妻の行動に口を挟んでくることがあるかもしれませんが、自分は浮気し放題で妻にだけ制限を加える男性に比べると、誠実さという点では優位と言えるかもしれません。

妻に「常に綺麗でいろ」などと言うのは、自分が他の綺麗な女性に心を奪われたりしないようにして欲しいという思いからだとも考えられます。

亭主関白な男性は、パートナーの浮気を心配して不安定になりやすい女性にとっては、心の安定を保っていられる男性だというメリットを感じられるのではないでしょうか。

4.子供をしっかり躾けてくれる

亭主関白の男性は、父親としても家庭の秩序を守るために行動します。

子供のしつけに関しても明確なルールを持っていて、それに従うことを要求します。

そのため亭主関白であると同時に、厳格な父親像としての印象が強くなるでしょう。

亭主関白な男性は家庭を仕切っているのは自分だという自覚が強いので、子供のしつけを妻に任せっぱなしなどにはしておけません。

行儀やマナー、物事の善し悪しなどの道徳規範についても曖昧にはしておかないでしょう。

そもそも子供のしつけは夫婦が協力しあって行うものですが、子供に厳しい顔ができない、子供が言うことを聞かず手に負えないというような妻であれば、それらの苦手をカバーしてくれる夫の存在はとても頼もしいものです。

子供と遊んではくれるけれど、しつけは母親に任せきり、父親だけ子供にいい顔をして母親ばかりが悪者になる…などという不満は、亭主関白な男性に関しては心配なさそうです。

5.意外と扱いやすい

一見気難しそうで要求が多い印象の亭主関白の男性ですが、基本的な対処法のコツを知っておけば、意外と扱いやすいものです。

亭主関白な男性は自分に決定権があることを重要視します。

自分が決めて、その意見が通り皆がそれに従うというのが理想の形なのです。

例えば、デートで行く店を決める場合、女性のほうが行きたい店をいくつか提案し、「どこがいいかな?」と聞けば、彼は「ここがいいよ」と決めてくれます。

実際はどれも女性の行きたい場所であっても、彼は「自分が行き場所を決めた」と思えるのでお互いが満足できる結果になります。

また、任せられるものは思い切ってなんでも任せてしまうのも手です。

旅行の計画でも、亭主関白な男性は仕切り屋なので、プランや宿の手配まで全部やってくれるはずです。

これは考えようではとても楽ですし、彼の仕切ってくれたことに対しては心から感謝して褒めちぎっておくことで、亭主関白な男性はますます張り切ってくれることでしょう。

手のひらで転がすという言葉がありますが、亭主関白な男性と付き合うならそれを目指して実践することをおすすめします。

注意点

亭主関白な男性と付き合う上で、注意しなければならない点もあります。

中にはそのまま放っておいてはいけないような事柄もありますので、付き合いを続けていくべきか、自分がそれに向き合っていける性格かどうかも見極めていく必要があります。

1.モラルのない発言が多い

亭主関白というよりは女性を見下しているタイプの男性に多いのが、モラルのない発言です。

「女はバカだから男の言うことを聞いていればいいんだ」などの差別的発言や、「子供を生んでから体がだらしなくなった」などのデリカシーのない言葉を平気で言ったりします。

妻など自分の身内には自分は何を言ってもいいと思っているところがあり、「親しき仲にも礼儀あり」という格言などどこ吹く風といった感じです。

聞き流せれば問題ないとも言えますが、そういう発言には人間性もにじみ出ていますので、「ちょっとそういう考えってどうなの?」と疑問に感じるようなら、お付き合いを真剣に考え直してもいいかもしれません。

また、「そういう言葉は傷つくからやめてほしい」と相手を責めるのではなく、自分の感情に理解を求める伝え方をしてみるのもひとつの方法です。

2.家事の手抜きが出来ない

家事
亭主関白な男性にとって、家庭をよりよく運営していくためには、日々の家事がしっかりと行われていることが大切です。

ですからわりと細かく家事のルールが決まっていることも多く、手抜きなどは許されないといった状態になりやすいでしょう。

特に妻が専業主婦であれば、要求するレベルも高くなる傾向があります。

例えば料理に関することであれば、出来合いの惣菜は使わない、おかずは何品以上、晩酌用のお酒を冷やす時間まで決められることもあります。

掃除や洗濯などについても、同様に細かい点まで完璧にこなすことが求められがちです。

当然ですが、これらは妻の仕事として夫が協力することは少ないです。

たまには家事が面倒なこともあれば、ちょっと楽がしたいときもあるものですが、病気や怪我などの理由でもない限り、手抜きは許されません。

3.頑固

亭主関白な男性は、自分の「物事はこうあるべき」という確固とした考えがあるため、それを曲げることをよしとしません。

それだけ強い信念を持っているとも言えますが、人間関係を円滑にすることとのバランスが悪すぎると、ただのゴリ押しな性格に見えてしまいます。

基本的に、正しいのは自分で、間違っているのは相手のほうだというのが頑固な亭主関白の考え方です。

ましてや、妻など女性に意見されるなど受け入れることはできないのです。

頑なに自分が正しいと言い張るところは、筋が通っている話ならば問題ないかもしれませんが、時には自分が間違っていても引っ込みがつかないこともあるようです。

人の意見を受け入れられないという柔軟性の無さは、不器用な性格を表しているとも言えます。

頑固な亭主関白気質の男性と付き合っていくには、そんな不器用さも受け止めていくことが必要になるでしょう。

4.優しさや愛情表現が分かりづらい

男らしさを常に意識する亭主関白な男性は、表面的には優しさや愛情表現が分かりづらいので、女性は時々愛されている自信をなくしそうになってしまいます。

亭主関白な男性の発想だと、一緒にいることがすでに愛情表現だということのようです。

つまり、愛情がなければ一緒にいないし、頑張って外で働いてくることもない。

すべては妻や子供など愛する人を守るためなのだから、わざわざ言わなくてもわかるだろう、という理屈なのです。

亭主関白な男性は、好きだとか愛してるだとかを滅多に口にしない傾向があります。

そういう愛の言葉は軽々しく言うものではないという信念のようなものがあるのです。

言葉ではなく行動を見て愛情を判断できる女性でないと、寂しさに負けてしまうかもしれません。

5.モラハラになる可能性がある

亭主関白とモラハラの線引きには、微妙なところがあるのも事実です。

言動だけ見ると、どこまでが亭主関白なのか、どこからがモラハラなのかわかりにくいと言えます。

しかし、その言動の根底に「妻や子供、家庭を守るため」という前提があるかどうかが、ひとつの目安になるでしょう。

例えば、家庭の家計を管理するのは夫の役目という亭主関白な男性も多いようです。

自分が稼いだお金なのに、妻からお小遣いとして与えられるのも亭主関白な男性にとっては屈辱的。

しかし、家計を管理してくれること自体はさほど問題もありません。

家庭を仕切るために家計管理は重要な立場ですし、責任も伴います。

問題なのは、現実的に無理のある金額しか妻に渡さなかったり、給与額や貯蓄額を教えてくれない、夫だけは好きなことにお金を使っている…などで、これは経済的DVとも言えます。

亭主関白な男性の言動の動機は何なのか?よく見極めるべきでしょう。

亭主関白になりそうな男性の特徴

亭主関白になりそうな男性
世の中には、結婚した途端に亭主関白の本性を現す男性もいるので要注意です。

また、付き合っている時には舞い上がっていて、彼の行動の小さな違和感に目をつぶってしまう恐れもあります。

亭主関白な夫は嫌だ!と思うなら、そうなりそうな男性の特徴をしっかりと頭に入れて、彼との結婚は慎重に考えていかなければなりません。

父親が亭主関白

亭主関白な父親を持つ男性は、自然と亭主関白になってしまう可能性が高いです。

亭主関白が当たり前の家庭で育ったことで、当然のように父親と同じような価値観を持つようになってしまうのです。

特に、母親が不満も言わずに父親に従っていた場合は、亭主関白に何の疑問も持たないでしょう。

中には、母親が苦労していた姿を見て育ち、「自分は絶対亭主関白にはならない」と決めている場合もあります。

いずれにしても、お付き合いの段階で彼の家庭での両親の関係がどうだったのか、それとなく探っておくのが賢明です。

できれば結婚後の夫婦の在り方についても、2人の価値観をすり合わせておきたいものです。

プライドが高い

プライドの高い男性も、亭主関白になりやすいタイプだと言えるでしょう。

特に女性との関係性においては、自分のほうが優位に立つことを重視するので、妻を下に見やすい傾向があると言えます。

自分の意見が正しいと考えがちで、それを妻に強要することもあるかもしれません。

また、プライドが高い男性は例え自分が間違っていたとしても、「男のプライド」というもののために謝ることができないと考えていることが多いのです。

プライドの高さは実は、彼が自分に自信がないことからきています。

そのため異常に負けず嫌いで、自分への異論は許さないという心理状態に陥っています。

プライドの高さは、自分の意見を曲げられない亭主関白な男性になりやすい資質だと考えられます。

上から目線の発言が目立つ

上から目線な男性
上から目線の発言が目立つ男性も、亭主関白になる素質が十分あります。

というのも、上から目線になりやすい心理の根底には、自信の無さやコンプレックスの強さがあり、プライドの高い男性と同じような傾向があるからなのです。

自分は相手よりも偉いんだと考えることで、弱い自分を隠そうとしているのです。

特に家庭での妻は弱い立場になりがちなので、格好の餌食となりやすいでしょう。

誰かを自分より弱い立場に置いて安心しているのが、上から目線な男性の真の姿とも言えるのです。

結婚後に家庭で妻を相手にこんなことをされたのでは、妻はたまったものではありません。

女性らしい・男性らしいという性差にこだわる

普段の言動で「女性らしい」「男性らしい」という言葉が頻繁に出るとしたら、その男性は亭主関白になりやすいかもしれません。

今の時代、「女性らしい」とか「男性らしい」ということにこだわる人は少なくなってきました。

そういう考え方が世の中にマッチしなくなってきたのがその理由です。

そんな時代に、男女の性差にこだわる彼の中では常に「女性はこうあるべき」「男性はこうあるべき」という図式が出来上がっています。

性差を意識することが大切な場面というのもありますが、時と場所に関係なく常に性差にこだわっているようだと、男女は基本的に平等だという考えをわかってもらうのは大変でしょう。

家事が出来ない

大人になっても家事が出来ない男性というのは、「男性は家事をしないもの」という価値観を持っている可能性が高いです。

「家事は妻の仕事」とする亭主関白な男性の考えと一致しており、将来亭主関白になるのではと心配になります。

いずれ家庭を持った時にも、自分も積極的に家事をするつもりなら、ちょっとした家事ならやっておこうと思うのが一般的な大人です。

しかしそれをやる発想がないのは、結婚したら家事は妻に全部やってもらうから、覚えておく必要がないと考えているからではないでしょうか。

また、父親が一切家事をしないなど、それが当然という家庭環境で育っているのもあるかもしれません。

実は、一人暮らしなどで一通り家事が出来る男性でも油断はできません。

その場合結婚したら自分が家事をする必要がなくなるため、一切やらなくなるということもあるのです。

要は「家事をする意志があるか」が大事なので、結婚前にそのあたりをよく聞いておいたほうが安心です。

女性への理想が高い

やたらと高い理想の女性像を持つ男性も、亭主関白と共通する価値観を持ち合わせているので要注意です。

亭主関白な男性は「女性はこうあるべき」という考えが強く、しかも完璧な妻を求める傾向があります。

実はこれにも、劣等感の強さが関係していることがあります。

コンプレックスの強い男性ほど、周囲から羨ましがられるような自分でありたいと考えます。

そのためには、完璧な女性を手に入れた自分というものが必要なのです。

また、育った環境で母親が理想の妻像になっている場合もあるでしょう。

この場合やはり父親が亭主関白で、母親に高い理想を押しつけていた可能性があります。

亭主関白は苦労もあるがメリットも大きい

世間で言われる亭主関白には、ただのワガママで幼稚な男性も含まれているようですが、真の亭主関白であれば苦労はあっても、それに見合うメリットを得られるものです。

亭主関白な夫は家族を養い、守っていくことを一番に考えます。

そのためには十分な収入を得るために必死で働き、家族をどんな敵からも守るという覚悟を持っています。

妻に要求することも多いですが、その分自分も同様に努力をしているのです。

また、家庭で対処しなければならないさまざまな重要事項も、夫がすべて引き受けるか、妻は夫が手配したとおりにやっておけばよく、あれこれ悩む心配がありません。

扱い方さえマスターしてしまえば、頼りない夫に比べたらずっと楽だという意見もあります。

昔ながらの家庭に憧れるなら亭主関白の男性と結婚しよう

はるか大昔の家族では、夫は獲物を手に入れるのが仕事で、妻はその留守を守っているのが普通でした。

家族という共同体のリーダーは夫であり、家族全体を繁栄させていかなければならない責任がありました。

それが本来の夫婦の在り方だったと言えるかもしれません。

時代が移り変わり、夫が家庭のリーダーとしての権力を失いつつあります。

むしろ責任を取りたくないから権力はいらないという男性も増えているのが現状です。

そんな世の中で、敢えて家族を守る苦労を背負い、責任を果たそうとする亭主関白の夫は、今は消えつつある昔ながらの家庭を継承する、貴重な存在かもしれませんね。

かつて日本でも当たり前だった家庭のスタイルに憧れるなら、亭主関白の男性との結婚も視野に入れてみてはいかがでしょうか。