洗脳と聞くと怖いイメージを抱く人も多いでしょう。
相手に自分の意思や思考をコントロールされ、自由がなくなるような状態を想像する人もいるかもしれませんね。
洗脳は時として世間を騒がす事件に発展することもあります。
多くの人は「私は洗脳されない」と思っていますが、そのような人に限って洗脳されてしまうこともあります。
洗脳という言葉でなくても、流されやすいと言われたことはないでしょうか。
流されやすいタイプの人は洗脳されてしまう可能性があります。
それでは、強い心を持って流されない女性になるためにはどうすればいいのでしょうか。
今回は洗脳されやすい人の特徴と、流されやすい女性が強い心を持つ方法について詳しく紹介していきます。
洗脳とは?
あなたは洗脳という言葉にどのようなイメージを持っているでしょうか。
洗脳された人が事件を起こしたり事件に巻き込まれたりするニュースが度々報道されるため、漠然と怖いイメージを持っている人も多いでしょう。
他にも信仰宗教をイメージする人も多いかもしれませんね。
実際に信仰宗教の信者が事件を起こしたこともあるため、やはり良い印象を持っていない人も多いでしょう。
洗脳という言葉は一般的に良い意味で使われることはあまりありません。
事件や問題とセットで使われることが多いため、怖いイメージが根付いているのです。
それでは洗脳とはどのような意味の言葉なのでしょうか。
まずは言葉の意味と使い方、類義語について詳しく紹介していきます。
意味
洗脳とは個人の思想や価値観を物理的、社会的圧力を加えるなどの操作によって必ずしも本人の意図しない方向へ改変させることを意味します。
簡単に言うと他人や環境によって思想や価値観を強制的に変えられるということです。
人はそれぞれ価値観や思想を持っています。
一般的な社会では価値観や思想に絶対的な正解はなく、お互いの価値観や思想を尊重しながら生活しています。
たとえば学校教育でも価値観や思想を固定されることはありませんよね。
社会には守るべきルールはありますが、その人の価値観や思想を縛ることはできません。
洗脳は本来縛ることのできない個人の価値観や思想を強制的に改変してしまいます。
時には良いことを悪い、悪いことを良いなどとまったく反対の思考を植え付けられることもあります。
そのため、世間の常識から逸脱し、事件や問題を引き起こしてしまうことも度々あるのです。
使い方
洗脳は悪い意味で使われることが多い言葉です。
洗脳とは個人の価値観や思想を強制的に操作し、必ずしも本人の意図しない方向へ改変することを意味します。
この意味からすれば悪い人を改心させることも洗脳に当てはまるように思えますが、悪い人を改心させる場合は洗脳という言葉は使いません。
「犯罪者を刑務所で洗脳させる」とは言いませんよね。
洗脳という言葉は、世間の常識から逸脱して悪い方向へ変わっていくときによく使われます。
たとえば洗脳者の教えに沿って人を傷つけたり、事件を起こしたりする人のことを洗脳されていると言います。
もっと身近なもので言えば、恋人を洗脳し、自分にとって都合の良い人間に変えてしまうことも洗脳と言います。
洗脳されてしまうと暴力を振るわれたり、傷つく言動をされたりしてもそれが間違いだと気づくことができません。
他にも自分とは違う価値観や思想を持った人に対して使うこともあります。
たとえば宗教を信仰していない人にとって、宗教を信仰している人は洗脳されているように見えるかもしれません。
人を傷つけたり、事件を起こしたりしていなくても、何となく誰かに言いくるめられているのでは?と思ってしまう人もいます。
同義語
洗脳という言葉と似た意味で「マインドコントロール」という言葉が使われることがあります。
マインドコントロールとは、自分の精神状態を制御したり、相手の精神状態に暗示をかけて支配したりすることを指します。
洗脳は相手によって思想や価値観を改変されることを指しますが、マインドコントロールは自分の精神状態を制御するためにも用いられます。
スポーツ選手が平常心を保ったり、集中力を高めたりするために自分の心理状態を制御、調整することもマインドコントロールと言います。
他にも自己暗示によって秘めた能力や才能を開花させたり、スキルアップに繋げたりと良い意味で使われることもあります。
一方、悪い意味では洗脳と同じように相手の精神状態に暗示をかけ、自分の都合の良いようにコントロールすることにも使われます。
洗脳とマインドコントロールは似たような意味で使われがちですが、まったく同じ意味ではありません。
洗脳は拷問や虐待、違法薬物など暴力的な手段で相手の思想や価値観を改変させます。
長時間かけて思想や価値観を刷り込むのも一種の拷問と言えるでしょう。