既視感、いわゆるデジャブを感じたことはありませんか?今回は、既視感が起こる原因や感じやすい人の特徴などについて紹介していきます。
既視感を感じたことのある人はもちろん、既視感についての知識を身につけたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
既視感とは
既視感とは、実際は一度も体験したことがないのに、すでにどこかで体験したことがあるように感じる現象のことをいいます。
一般的な既視感は、それらの体験について「すでに知っている」と感じるだけでなく「明確には思い出せないが、たしかに体験したことがある」というような違和感を伴う場合がほとんどです。
そのため、どことなく眠っている間に見る夢に似ている気がしますが、夢の場合は実際に体験した過去や記憶がごちゃ混ぜになっているのが特徴です。
反対に既視感は、実際に体験していないにも関わらず「たしかに体験したことがある」と思い込んでしまう特徴があるため、眠っている間に見る夢とは異なります。
デジャブとも呼ばれる
既視感についてお話ししてきましたが、少しでも理解を深めていただけたでしょうか?この「既視感」という言葉ですが、もしかすると「デジャブ」という言葉の方が馴染みがあるのではないかと思います。
実は、既視感はデジャブと呼ばれることがあり、日常会話においては、こちらのデジャブという言葉を使う機会の方が多いかもしれませんね。
そのため「既視感、なにそれ?」と思った人であっても「デジャブ」と聞くと、言葉の意味が理解ができたのではないかと思います。
SNS上では少し意味合いが異なる
SNS上で使われている既視感は、以前に見たり聞いたりしたものと重なる事を表現しているため、本当の既視感の意味である「実際、過去には一度も経験したことがない」といった部分が異なります。
たとえば「この画像どこかで見たことがあるな…」とか「この動画の流れ、あの動画とそっくりだな…」と感じた場合に使われるのが特徴です。
要するに、SNS上で使われている既視感は、既視感を感じる原因となっているものがある程度はっきりと分かっている状態を表します。
そのため「すでに知っているのに、明確には思い出せない」といった本当の意味の既視感とは違っているのです。
既視感が起こる原因
ここまで、既視感についてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。
日常会話において既視感を感じることがあっても「既視感を感じた!」とは言わずに「デジャブだ!」と言い慣れている人の方が多いと思います。
また、SNS上で使われている既視感とは、実際の既視感とは意味が異なるため、勘違いして覚えてしまっている人も多いかもしれません。
ですので、ここで紹介した既視感の本当の意味について覚えてもらえると嬉しく思います。
それでは、ここからは「既視感が起こる原因」について紹介していきます。
記憶のメカニズム
既視感は、記憶のメカニズムが原因で起こることがほとんどです。
たとえば「この香り以前どこかで嗅いだけど、いつどこで嗅いだのかは思い出せない」と、すでに体験したことがあるような気がするのに、明確には思い出せないことって案外多いと思います。
もちろん、本当に体験したことであれば、脳が一生懸命思い出そうとするため、時間が掛かったとしても不思議と思い出すことができるのです。
ですが、既視感が起こる原因のほとんどは記憶違い、もしくは勘違いといっていいでしょう。
そのため、どれだけ記憶を遡っても、明確な事実は見つからないといえます。
未解明な部分も多い
既視感に関することは、まだまだ未解明な部分も多く、人によっても既視感が起こる原因は異なります。
「すでに体験したことがあるような気がするのに、明確は思い出せない」という根本は同じではありますが、香りや色、人や場所など既視感を感じる原因は、人それぞれ異なるため一概に言えることは、まだまだ少ないといえるでしょう。
似たような経験をしたことを忘れている
「以前、どこかでお会いしたことがありますか?」というように、似たような経験をしたことを忘れていることが原因で起こってしまう既視感もあります。
とはいえ、既視感であるからには、ただ似ているというだけで、それが実際に起きたわけではありません。
要するに、顔が似ている人、雰囲気が似ている人と、脳が勝手に「この人とは以前どこかで会ったことがある気がする」と錯覚してしまっているのです。
似たような状況の夢を見たのを忘れている
似たような状況の夢を見たのを忘れていることが原因で起こる既視感もあります。
たとえば、彼氏とブランコに乗っている夢を見た場合、それが夢であるにも関わらず、現在の状況と非常に重なる部分が多いと「私はたしかに彼氏とブランコに乗った」と脳が勘違いしてしまうのです。
夢自体が実際に起きたことではありませんので、記憶や現在の状況など、いろいろな情報が脳内で混乱してしまっているため、既視感が起こってしまうといえるでしょう。
脳機能障害の可能性も
これから体験していくあれこれ全部に既視感を感じてしまう人は、脳機能障害の可能性も考えられます。
既視感が起こる原因は人それぞれ異なっているため、どこかの場所で既視感を感じる人もいれば、誰かを見て感じる人もいます。
ただ、既視感というものは、ときどき感じる場合がほとんどです。
そのため、普段からよく既視感を感じる人や、どんなことに対しても既視感を感じてしまう人は、脳機能障害の可能性も考えられるため、医療機関にてプロに受診してもらうことをおすすめします。
目の認識速度の違いによる脳の混乱
人には利き手や利き足があるように、実は目にも「利き目」というものが存在するのをご存じでしょうか?そのため、人はなにかを見る際には、知らず知らずのうちに効き目から先に見ているのです。
要するに、利き目と反対の目の間には、認識速度の差が発生します。
もちろん、差があるとはいえ非常にわずかなものなのですが、ごくまれに脳が混乱してしまうことがあるのではないかと言われているのです。
ですから、利き目と反対の目の間にできたほんのわずかの差を、脳が過去の記憶と誤認してしまうため、既視感が起こるということになります。
スピリチュアルにおけるデジャブ
ここまで「既視感が起こる原因」について紹介してきました。
既視感を感じることがらは人それぞれ異なりますが、起こる原因は基本的に記憶のメカニズムや、似たような状況の夢を見たのを忘れていることにあります。
まだまだ未解明な部分も多いため、一概には言えませんが、要は脳が錯覚していたり、勘違いをしていることが原因で起きるといえるでしょう。
また、重度の既視感を感じる場合は、一度医療機関にてプロに診てもらうことをおすすめします。
それでは、ここからは「スピリチュアルにおけるデジャブ」についてお話しをしていきます。
予知能力
デジャブが起こると「これは未来を予知しているのではないか?」と思うことが多いと思います。
というのも、たしかに体験したような気がするからこそ、身近なものに感じてしまうでしょう。
そのため「過去の記憶について明確に思い出せないということは、これから先に起こることなのかもしれない!」と脳が勝手に錯覚を起こします。
ですから、人はデジャブが起こると、つい「自分にも予知能力が芽生えたのでは?」と勘違いをしてしまうのです。
また、スピリチュアル的な観点から見れば、過去・現在・未来は存在しないとされているため、デジャブが予知能力といっても間違いでなくなるといえます。
前世の記憶
「明確には思い出せないが、たしかに体験したことがある」と思い込んでしまうために感じるデジャブは、スピリチュアル的な観点から見ると、前世の記憶と言われています。
というのも、前世に体験した記憶であれば、現在のあなたがその体験を明確に思い出せないことの説明がつきますよね。
要するに「現在の自分自身が実際に体験したわけではないが、前世ではたしかに体験した」という事実がある場合、それはデジャブといえるのです。
もちろん、前世の記憶であるため、証拠もなければ、証明することも難しいといえるでしょう。
ツインソウル
ツインソウルとは、輪廻転生を繰り返す人が、前世で非常に深いつながりのあった相手のことです。
そのため、ツインソウルは「魂の片割れ」であると考えられており、ずっと昔に「一つの魂」だったものが2つ=2人に分かれたものと言われています。
要するに「この人とは以前どこかで会ったことがある気がする」ということが原因で起こるデジャブは、ツインソウルのため起こっている可能性が非常に高いというわけです
ツインソウルは再び再会する運命とされているので、明確には思い出せなくても、前世では会ったことがあるということになります。
魂からのメッセージ
デジャブが起こると「これは魂からのメッセージだわ!」と考える人が多いと思います。
たしかに、スピリチュアル的な観点から見ると、デジャブは目に見えない存在からのメッセージであり、その目には見えない存在があなたのことをサポートしてくれているということになります。
ただ、こちらのメッセージ、波動が高い人ほど多くの情報を得ることができるとされており、反対に波動が低い人は人は断片的な部分しか情報を得られないので、デジャブの様に断片的にしか情報を得ることができないのです。
要するに、デジャブの意味と合致していますね。
パラレルワールド
先ほどスピリチュアル的な観点から見ると、過去・現在・未来は存在しないとお伝えしましたが、言い方を変えると過去・現在・未来がすべて同じ時間に存在しているということになります。
そのため、身の回りで起こることはすべて、異なる次元に無限に起きていることと言われているのです。
ですから「明確には思い出せないが、たしかに体験したことがある」というのは、パラレルワールドで起きたことであるからといえるでしょう。
過去のトラウマ
過去のトラウマは、無理やり記憶から削除している傾向があるため、ときどきなにかの拍子で蘇ってくることがあります。
また、過去のトラウマは時間を重ねるにつれて、どんどん怖いものに思えるものです。
ですから、実際に体験した事実よりも大きく大きく膨らんで、現在起こっている事実を「以前体験した恐怖と同じ」と錯覚してしまうことがあります。
もちろん、過去のトラウマからなるデジャブは放っておくと、自分の中だけでは解決できない問題となってしまう恐れがあるため、一度医療機関にてプロに受診してもらうことを視野に入れた方がいいかもしれませんね。
デジャブの特徴6個
ここまで「スピリチュアルにおけるデジャブ」についてお話しをしてきました。
前世の記憶や、パラレルワールドなど、証拠がなく証明できないものが原因で起こるデジャブもありましたね。
ただし、過去のトラウマからなるデジャブを感じる場合は、深刻化する前に一度医療機関にて受診することがおすすめです。
それでは、ここからは「デジャブの特徴6個」について紹介していきます。
1:初めて訪れた場所で前に来たことがあるような感覚になる
初めて訪れた場所にも関わらず、その光景や地域に懐かしさを覚えたり、以前に来たことがあるような感覚は、デジャブの代表的な特徴といえます。
そのため「自分が住んでいる地域と似ているから」といった明確な理由がある場合は、デジャブにはなりません。
また、不思議なことに「なぜか理由もないのに、この場所が懐かしくて堪らない」といった感覚になることもあると思います。
そういった場合、もしかすると前世の記憶が蘇ってきているのかもしれませんね。
2:初対面の人に以前会ったことがあるような感覚になる
初対面であるにも関わらず以前会ったことがあるような感覚も、デジャブでよくある特徴です。
たとえば、友達の紹介で初めて会った人に対して、どこか懐かしさを覚えた場合。
「誰かに雰囲気が似ている」といった感じではなく「明確には思い出せないが、たしかに会ったことがある」と感じた場合、もしかするとツインソウルであるかもしれません。
ツインソウルであれば、現世で再会する運命であるため、なにかデジャブを感じてしまったといえるでしょう。
もし、その相手が異性であった場合は、なんだかロマンチックな気がしますね。
3:同じ行動を前にしたことがあるような感覚になる
仕事や家事などルーティンになっているものではなく、たまたま同じ行動を前にしたことがあるような感覚になる場合も、デジャブであるといえます。
たとえば「この曲懐かしいなーと思って聞いていたけれど、実は新曲だった」など。
自分の中では「たしかに聴いたことがある」と思っていた曲が、実は新曲だった経験がある人は案外多いと思います。
ですが、新曲であるということは、あなたは間違いなく聴いたことがないはずなので、脳のメカニズムによって錯覚が起こってしまっているのかもしれません。
4:同じ会話を前にしたことがあるような感覚になる
友達や恋人と何気ない会話で盛り上がっているときに、同じ会話を前にしたことがあるような感覚になることも、デジャブであるといえるでしょう。
たとえば、恋人と電話をしているときに「あれ、こんなやりとり前にもあった気がする…でも思い出せない」など、なんとなく覚えがあるのだけれど、それが実際に起きたことなのか定かではない場合。
百歩譲って、友達や恋人などの親しい間柄の人であれば、ただ忘れてしまっているだけかもしれません。
ただ、初対面の人との会話で、同じ会話を前にしたことがあるような感覚になった場合は、間違いなくデジャブであるといえるでしょう。
5:他人の言動を予知できたように感じる
他人の言動を予知できたように感じる場合も、デジャブであるといえるでしょう。
たとえば、生放送のテレビ番組を見ているときに「次にタレント○○って言うよー」といった次の瞬間に、そのタレントが同じことを言うなど。
もちろん、生放送ですから次にタレントが言うことなど、知る由もありませんよね。
ですが、たまたま発言が被った場合などは、他人の言動を予知できたように感じるため「デジャブだ」と思ってしまうのです。
6:最近見聞きしたものが突然世間で流行りはじめたように感じる
最近見聞きしたものが突然世間で流行りはじめたように感じる場合も、ある種デジャブと捉えていいでしょう。
たとえば、昨日たまたま再生されたバンドが、翌日に映画化されることが決定したニュースが報道されたなど。
ある意味、この場合予知能力、もしくは魂や目には見えないものからのメッセージと思うかもしれません。
こちらも一概には言えませんが、一部の情報が記憶に新しいことで、今までは知らなかった情報であっても、昔から知っていたと脳が錯覚してしまうといえるでしょう。
既視感を感じやすい場所
ここまで「デジャブの特徴6個」について紹介してきました。
初めて訪れた場所で前に来たことがあるような感覚になったり、同じ会話を前にしたことがあるような感覚になるなど、日常生活の中でデジャブを感じることは結構たくさんあると思います。
もし、忘れているだけで、遠い昔に同じようなことが起きていたとしても証拠がなく、誰にも証明することができない場合は、ほとんどがデジャブとして通ってしまうのです。
それでは、ここからは「既視感を感じやすい場所」について紹介していきます。
公園
初めて訪れた公園であるにも関わらず「以前もここに遊びに来たような気がする」と感じることがあるかと思います。
もっとも、公園には子どもの頃によく遊びに行っていた記憶があるはず。
それに、大人になると公園に行く機会ってなかなか減ってしまいますよね。
そういった理由もあり、公園では既視感を感じてしまう人が非常に多いのです。
公園=子どもの頃の遠い記憶であると同時に、公園=懐かしく感じてしまうといったことが挙げられるので、つい「以前にも…たしか」と既視感を感じてしまうのでしょう。
寺社
寺社においても、既視感を感じる人はたくさんいます。
というのも、やはり寺社には普段の生活では感じられない、いろいろなものがあるといえます。
たとえば、寺社で吹く風や寺社特有の空気など。
ついそういった風や空気などに「どこかで覚えがある」と既視感を感じてしまうのでしょう。
もちろん、一概には言えませんが、寺社で感じる既視感はある意味スピリチュアル的ともいえるかもしれませんね。
街並みの中
出張先で初めて訪れた街並みの中で、不意に既視感を感じる人は多いはずです。
「以前ここに来たことがあるような気がする」と、なんだか懐かしく感じてしまうかもしれません。
ですが、街並みの中で既視感を感じた場合は、なにか地元の見慣れた風景や、故郷の風景などと知らず知らずのうちに重ね合わせてしまっている場合がほとんどといえます。
そのため、本来の意味の既視感とは異なりますが、SNS上で使われる既視感とは一致するといえるでしょう。
何気ない日常生活の中
何気ない日常生活の中で、既視感を感じることは多々あると思います。
たとえば、誰かとの会話や、どこかで嗅いだことのある香りなど。
特にどこかで嗅いだことのある香りである場合、不思議なことに人は香りを嗅ぐだけで過去を思い出すことができます。
そのため、記憶にある場合は、少なからず既視感ではないと自分で証明することができるのです。
ただ、どれだけ記憶をたどっても、なに1つ見つからなかった場合は、ほぼ間違いなく既視感であるといえるでしょう。
既視感を感じやすい人
ここまで「既視感を感じやすい場所」について紹介してきました。
公園や寺社など、日常生活にはあまり関わることのない場所で、既視感を感じる人は多いと思います。
ただ、反対に何気ない日常生活の中で既視感を感じる人も多いため、一概には言うことができないのです。
それでは、ここからは「既視感を感じやすい人」について紹介していきます。
既視感を感じやすい人は当てはまる項目が多いかもしれません。
また、これらの項目に当てはまるものが多い人は、これから既視感を感じることがあるかもしれません。
旅行や出張の機会が多い
旅行や出張の機会が多い人は、既視感を感じやすい傾向があります。
というのも、行動する範囲が広ければ広いほど、その地域の風景や自然、街並みの中に、過去に見た風景や自然を重ねている可能性があるから。
要するに「この風景はたしかにどこかで見た気がする」とか「ここの街並みはどこか懐かしさを感じる」など、明確には思い出せない情景が増えれば増えるほど、記憶はどんどん書き換えられていってしまうのです。
そのため、日頃からたくさんの情景を目にする、旅行や出張の機会が多い人は、既視感を感じやすいといえるのでしょう。
疲れやストレスが溜まっている
既視感を頻繁に感じる人は、疲れやストレスが溜まっているのが特徴です。
というのも、疲れやストレスが溜まってしまうと、脳が錯覚などの混乱症状を起こしやすくなってしまうため、誤った感覚の認知をしてしまうことが多いといえます。
そのため、実際には体験していないにも関わらず「すでに体験したことがあるような気がする」と思い込んでしまう傾向があるのです。
ですが、疲れやストレスが溜まることによって感じる既視感の場合は、どんどん悪い方向へ進んで行ってしまう恐れがあるので、できるだけ早いうちに医療機関でプロに受診してもらう必要があるといえます。
思い込みが強い
普段から思い込みが強いタイプの人が、既視感が強いのはいうまでもないでしょう。
やはり、人は先入観や固定概念にとらわれることで、一気に視野が狭くなってしまいます。
そのため「これはこう!」と思ったこと以外には見向きもしない傾向があるので、実際には体験していなくても「すでに体験したことがあるような気がする」と感じた時点で、それが既視感であることを疑いません。
ですから、一度先入観や固定概念から解放されることで、もう一度記憶をたどっていくといいでしょう。
感受性豊かな若者
感受性が豊かな若者は、もっとも既視感を感じやすいとされています。
若者とはいえ15歳~25歳と決まっており、まだ脳年齢が若く、見聞きするものに強い刺激を感じやすい、要するに感受性が強い、脳が未発達などの関係から既視感がもっとも起こりやすいのです。
そもそも、脳には感情のコントロールや高度な思考機能を持つ前頭葉という部分があり、15歳から前頭葉の成長が変わっていきます。
また、脳は後ろから順番に発達していき、前頭葉は15歳前後で発育時期のピークを迎え、25歳までが前頭葉の発達期とされています。
要するに、この15歳~25歳の間に行われる前頭葉の発達段階で、既視感を感じやすいということになりますね。
デジャブをストレスに感じた時の対処法
ここまで「既視感を感じやすい人」について紹介してきました。
思い込みが強い人はもちろん、旅行や出張の機会が多い人なども既視感を感じやすい傾向があるのです。
また、15歳~25歳と感受性豊かな若者は、前頭葉の発達によって既視感を感じやすいとされていることが分かりましたね。
それでは、最後に「デジャブをストレスに感じた時の対処法」について紹介していきます。
まだまだ未解明な部分が多いデジャブですが、それによって感じたストレスは、いったいどのようにすれば対処できるのでしょうか。
詳しく見ていきましょう!
ぐっすり眠る
デジャブを感じる原因として、疲れやストレスが溜まっていることが考えられるため、とにかくぐっすり眠ることをおすすめします。
というのも、眠ることによって多くの場合、疲れやストレスは解消されます。
もちろん、ぐっすり眠るだけで、デジャブをまったく感じないようになるわけではありませんが、確実に気持ちが休まると思います。
それに、眠っている時間はデジャブを感じることもありませんから、ぐっすり眠る時間を作るところからはじめてみてください。
少しでも疲れやストレスが解消されれば、デジャブを感じる回数も徐々に減っていくでしょう。
運動する
思い込みが強く、先入観や固定概念にとらわれ視野が狭くなってしまっている人は、デジャブを感じやすい傾向にあります。
そのため、先入観や固定概念を取り払うためにも、運動をすることを習慣づけていきましょう。
運動といっても、まずはストレッチをしたり、伸びをするだけでも大丈夫です。
運動することで、気分がリフレッシュされ、自然と視野が広がります。
また、運動すると、自然と夜にはぐっすりと眠ってしまうといった効果があります。
最初は無理をせずに、徐々に体を動かすことを習慣づけてみてください。
趣味に没頭する
デジャブについてあれこれ考えだしてしまうと、収拾がつかなくなってしまうときがあるかと思います。
やがて、それがストレスになり、またさらにデジャブを引き起こしてしまうようであれば悪循環としかいいようがありません。
そのため、趣味がある人は、とにかく趣味に没頭してみるといいでしょう。
というのも、趣味に没頭している時間は、すべての思考が趣味に一直線になっているはずなので、デジャブについて考えずに済みます。
もし、趣味がない人は、これを機になにか趣味を探してみるのもいいしょう。
料理や絵を描くなど、簡単にはじめられることから試してみるのもいいですね。
重度の場合かかりつけ医に相談する
重度の場合かかりつけ医に相談することをおすすめします。
というのも、過去のトラウマなどから起こるデジャブは、放っておくとどんどん深刻化する可能性もあります。
そのため「あと、もう少し早ければ…」と後悔する前に、かかりつけ医などの医療機関でプロに受診してもらうことを視野に入れてみましょう。
自分1人では解決できない問題であっても、プロの力を借りることで、いい方向につながっていくことが期待できるでしょう。
友達や恋人に相談する
デジャブが起こることで感じたストレスは、1人だけで抱えてしまうのではなく、友達や恋人に話すことによって解決する可能性があります。
やはり、自分1人だけで抱えてしまうと、余計にいろいろと考えてしまい、デジャブに対するストレスはどんどん増すばかりです。
ですが、友達や恋人に話すことで、ストレス発散にもなりますし、自分にはないデジャブに関する意見をもらうことができます。
ですから、デジャブによるストレスを感じたときには、自分1人だけで解決しようと考えるよりも、友達や恋人に話すことを心がけてみましょう。
また、友達や恋人に相談しても解決できない場合は、医療機関にてプロに話してみてくださいね。
既視感は多くの人が体験している現象
既視感が起こる原因や感じやすい人の特徴、さらには既視感によって感じるストレスの対処法などを紹介してきました。
既視感は多くの人が体験している現象です。
そのため、既視感を感じる場合は、ぜひ今回紹介した内容を参考にして、既視感についての知識を蓄えてくださいね。
また、重度の既視感を感じる場合は、医療機関で受診してもらうことをおすすめします。