順調な人生を送っているように見える人でも、ずっとそれが続くわけではありません。
自分の失敗によって人生の歯車が狂ってしまうこともありますし、家族の失敗に巻き込まれてしまうこともあるでしょう。
あるいは事故や事件、自然災害のように自分の力ではどうしようもいかなくなることが理由で人生が大きく変わることもあります。
もちろん人生の変化は悪いことばかりではなく、時には人生の変化によって今まで不調だった運勢が急に順調になる場合もあるでしょう。
しかし多くの場合は「あれがなければ」と悪くなる契機になってしまったことを深く覚えているものです。
では、そうした人生の歯車が狂ってしまうような出来事にはどのようなものがあるのでしょうか。
また、万が一歯車が狂ってしまった時にはどうすれば良いのでしょうか。
ここで詳しく紹介していきます。
歯車が狂うの意味
そもそも「歯車が狂う」とはどういう意味なのでしょうか。
この言葉を使う際には、「一つの食い違いによって、今までは順調だったものが上手くいかなくなってしまう」という意味で使います。
そのため「○○が原因で歯車が狂い、辛い人生を送ることになってしまった」というように使うことが多いでしょう。
もちろん、人生の転機は悪いことばかりではありません。
しかし「○○のおかげで上手くいった」という意味の場合には「歯車が狂う」という表現は使いません。
悪い結果をもたらしたものに対してのみ使う言葉だと覚えておきましょう。
歯車が狂う瞬間22選
言葉の意味が分かったところで、実際に歯車が狂う瞬間を22個紹介していきます。
どのような時に歯車が狂ってしまうのか、多くの人が陥りがちな失敗の瞬間にはどのようなものがあるのでしょうか。
歯車が狂わない順調な人生を送りたい人は、ぜひしっかりチェックしてください。
1:多額の借金
ちょっとしたことがきっかけで多額の借金を背負ってしまう可能性は誰にでもあります。
ローンを組んで家を買ったのに急に働けなくなってしまったり、病気になってしまって収入が激減することもあるでしょう。
そういったことが原因で多額の借金を負ってしまうと人生の歯車が大きく変わってしまいます。
今までより生活水準が下がるのはもちろん、習い事や進学、自分の趣味に対しても大きな制限がかかることもあります。
多額の借金は歯車を狂わせる出来事としてはよくあるものですが、影響は非常に大きいのです。
2:宝くじで高額当選
多額の借金を負ってしまうと諦めなければならないことが増えて人生の歯車が狂ってしまいがちです。
しかしながら、借金だけが歯車を狂わせる原因になるわけではありません。
借金とは逆に、宝くじで高額当選をするのも人生の歯車が狂ってしまう恐れがあります。
高額当選すると、気が大きくなってしまって投資や株に手を出すこともあります。
それが急に失敗して高額当選から一転して多額の借金になってしまう恐れもありますし、今まで信じていた友達にお金を騙し取られることで人間不信になってしまうかもしれません。
気が大きくなって贅沢な暮らしをしてしまい、今までの友達から嫌われてしまうこともあります。
お金はなさすぎるのはもちろん、ありすぎても人生を大きく変えてしまう原因になってしまうものなのです。
3:投資で失敗
宝くじで高額当選をすることがきっかけで投資に手を出すと、準備が整っていない素人の投資になりがちなので、失敗する可能性が高いと言われています。
しかしそれだけではなく、充分に準備をして学んでから投資に挑戦した人でも失敗するリスクは少なからずあります。
無理のない範囲での投資であれば、たとえ失敗しても少しの損で済むでしょう。
しかし、投資に慣れてきて扱う金額が大きくなるとその分リスクも大きくなります。
失敗したことが原因で多額の借金を背負い、子供の習い事を制限しなければならなくなったり、親から絶縁されてしまう恐れもあります。
4:受験に失敗
学生にとっては受験に失敗することも人生の歯車が狂う要因になりがちです。
大人からすると「長い人生だから一年くらいの浪人は問題ない」という人もいますが、学生にとっての一年は決して短い時間ではありません。
また、受験に失敗したことがきっかけで元の学校の友達と気まずくなってしまって人間関係が大きく変わることもあるでしょう。
「志望校に入れていれば、今頃は違う人生だったかもしれない」という後悔は、後々まで引きずってしまいがちです。
また、家庭環境によっては受験に失敗してしまうと浪人も進学もできず就職しなければならない家庭もあるでしょう。
大卒ではなく高卒で就職するということが大きく人生を変えるのは言うまでもありません。
5:就職に失敗
受験と同じように、就職も人生を大きく変える要因になりがちです。
特に就職の場合は、一日の大半を過ごす会社を決める出来事です。
そこで希望通りの会社に入れなかったり、当初の希望とは全く違う業界に進んでしまうとモチベーションを維持するのも難しくなってしまいます。
そのため就職に失敗したことがきっかけで鬱になってしまったり、すぐに会社を辞めてしまう「辞め癖」がつくこともあります。
そうなってしまうと「なんであの時、希望している会社に入れなかったんだろう」ということを考える気力すらなくなってしまい、失敗ばかりの人生を送ってしまうことになるかもしれません。
6:転職に失敗
就職で失敗したと感じたり、就職では成功したはずが違う会社の方が魅力的に感じられたりした場合は転職をする人も最近では珍しくはありません。
しかし、転職したからといって現状よりも必ずしも良い環境に行けるとは限りません。
中には転職に失敗し、給料も下がり人間関係も良くない職場に入ってしまう恐れもあります。
当然ながら転職に失敗しても「やっぱり辞めて元の会社に戻ります」ということはできません。
また、一度新しい会社に入ってからすぐに辞めるのも次の転職に対して悪影響を及ぼす恐れがあります。
転職はどれだけ吟味して行っても入社するまで会社の雰囲気が分からないことから、人生の歯車を狂わせる要因になりがちな出来事です。
7:転勤
転職での失敗で人生の歯車が狂うかもしれないからといって、ずっと同じ会社にいれば絶対に安心できるというわけではありません。
会社にもよりますが、会社の命令によって転勤を命じられることもあるでしょう。
その転勤が原因で人生の歯車が狂うケースもあります。
転勤先の人間関係に馴染めずに会社に行くのが辛くなってしまったり、自分は大丈夫でも配偶者の転職や子どもの転校が失敗してしまい、家庭の雰囲気が悪くなってしまうこともあるでしょう。
だからといって、転職と同じように簡単に前の部署に戻ることはできません。
転勤も非常にリスクが高いイベントなのです。
8:リストラ
転勤がない会社だから転職しなければ絶対に安心かと言われると、確かに環境の変化によって人生の歯車が狂うリスクを下げることはできますが、絶対に安心できるわけではありません。
どんなに安定している企業でも、業務成績によってはリストラされてしまって人生の歯車が狂う可能性もあります。
リストラによって職を失ってしまうと、多額の借金を背負う可能性もあります。
慌てて働かなければならないと考えることで転職に失敗する可能性も高くなってしまいますし、だからといっていつまでも新しい就職先を見つけることができないと家庭内の雰囲気が悪くなる恐れもあるでしょう。