「朝令暮改」と書いて「ちょうれいぼかい」と読みます。
この言葉をご存知でしょうか。
その意味を知ると「あ~いるいる」「私の彼氏がそう」という声が聞こえてくるかもしれません。
今回はそんな朝令暮改な男性について紹介してみます。
ぜひチェックしてみてください。
朝令暮改とは?
「朝令暮改(ちょうれいぼかい)」とは、朝に出した命令を夕方にはもう変わってしまい、あてにならないことを言います。
これを日常に当てはめてみると、朝言ったことと夜言っていることが違う人、ということになります。
そのような人、あなたの周りにいないでしょうか。
意味を聞くと「優柔不断」と似ているような気がしますが、実はまったく意味は違います。
「優柔不断」はぐずぐずして物事を決められないという意味になります。
意味を確認するとまったく違う意味であるということが分かりますね。
朝令暮改の使い方
「朝令暮改」の使い方を紹介します。
まずはビジネスシーンで…
「私の上司はいつもいつも朝令暮改で迷惑している」
「取引先の担当者には朝令暮改で困惑させられる」
部下としては上司の言うことが絶対です。
そのため右と言われれば右、ですが後に左だと怒られ上司に従ったにもかかわらず理不尽に怒られることもあるでしょう。
また取引先の担当者も上司同様絶対的存在だと言えます。
もし歯向かってしまうと取引を停止されるという恐れもあるわけです。
では次にプライベートの日常生活シーンで…
「彼にはいつも朝令暮改で振り回される」
「夫は会社で朝礼暮改だと指摘をされて落ち込んでいるようだ」
日常では朝令暮改という言葉はなかなか使わないと思います。
ですがコロコロ言うことが変わるような人のことを朝令暮改というと覚えておくと言葉の幅が広がることでしょう。
朝令暮改のメリット
朝令暮改の意味を漠然と捉えるとネガティブなイメージを抱く人は多いでしょう。
ですがメリットもあります。
意外とスピードのある方向転換は良い方へ導いてくれることもあります。
ここで朝令暮改のメリットを知ってネガティブイメージかを転換させてみましょう。
コミュニケーションが増える
朝令暮改のメリットとして、コミュニケーションが増えることが挙げられます。
さっき言っていたことが次に言う時は違っている…最初は困惑することでしょう。
もし「さきほどはこう言っていたと思いますが…」などともし職場の上司に言ってしまうと、たちまちあなたの立場が悪くなることもあり得ます。
いちいちそれに反応していては身が持ちません。
そのためにはある程度想定することが必要です。
上司に振り回されるよりも、密にコミュニケーションを取ることで上司の動向が理解できるようになってきます。
職場ではなくてもプライベートでもそうです。
朝令暮改でいつも言うことが違う人というのはいるものです。
人の心理としてはなるべくこういう人と距離を置きたいと思いがちです。
ですが、むしろコミュニケーションを取ることで相手のことが手に取るように分かるようになってきます。
相手が理解できなければ相手を知ることが、仕事でもプライベートでも大切です。
化学変化が起きる
朝令暮改のメリットとして、化学変化が起きることが挙げられます。
化学変化とは一体どのようなことでしょうか。
「化学変化」という言葉を調べると、ある物質が分解や化合によってまったく新しい物質に変化するという意味があります。
ここでの化学変化とは例えば上司から仕事を任されて仕事を進めていたのに、夕方上司から言われたことが指示されていたことと違った…もう愕然としますよね。
ですが、これが功を奏して結果良い方向に進んだとしたらどうでしょう。
上司の身勝手な仕事の振り方が結果的に成果を上げられたとしたら、これは朝令暮改な上司でも認めざるを得なくなることでしょう。
またこれにより対応力や臨機応変能力が養われることもあります。
ときとして大きな化学変化が起きて良い方向へ導くこともあるのです。
視野が広がる
朝令暮改のメリットとして、視野が広がることが挙げられます。
朝令暮改な人が周囲にいると迷惑を感じることが多いと思います。
仕事にしてもプライベートにしても周囲に一人くらいはいるものです。
特にもし彼がそのような人だったら、振り回されることは容易に想像できます。
ただ言っている本人は、自分がまさか朝令暮改な人間だとは気付いていないことが多いです。
本人の頭の中は至って通常に動いている状態です。
本人はそれで良いとしても、やはり迷惑するのは彼女でしょう。
自分の彼氏が言うことがコロコロ変わる、これには困惑するわけですが、ただ彼女も対応力が出来てきます。
彼が何を言おうとしているのか考えたり、調べたり、彼女なりに努力するようになるものです。
そうなると、いろいろと視野が広がり知識も豊富になります。
そうして彼氏に言い返す力も身に付いてきます。
彼の朝令暮改さは意外と良い方向へと導くこともあると言えるでしょう。
選択肢が増える
朝令暮改のメリットとして、選択肢が増えることが挙げられます。
この選択肢とは一体どのようなことなのでしょうか。
特に仕事で顕著な状況になることがあります。
会社は常に情勢に対応して動いています。
企業そのものが朝令暮改を求められていることもあるわけです。
そうなると社員はそれに対応していかなければなりません。
朝と夕方で大きく方向転換されて文句を言っていては仕事は止まってしまうのです。
そのためにいろいろな選択肢を用意しておくことが必要になります。
一つのことに固執せず、いろいろなパターンの答えを用意しておくと、朝令暮改になってもそれらのパターンの中から選択すれば難なく仕事を進めることができるでしょう。
ここでも臨機応変さ、そして対応力の早さを求められていくということになります。
朝令暮改な男性の特徴13個
ここからは朝令暮改な男性の特徴を紹介しましょう。
朝令暮改な男性…考えただけで憂鬱かもしれません。
特に職場などでは大抵一人くらいはいると思います。
ですが、ここで朝令暮改な男性の特徴を知っておくと攻略できることがあります。
ぜひチェックしてうまく朝令暮改な男性とやり過ごしていけるようにしましょう。
気分屋
朝令暮改な男性の特徴として、気分屋であることが挙げられます。
まさしく朝令暮改であるということは、少し前に言っていたことが今日はまるきり変わっていた、ということですからある意味気分屋とも捉えられます。
ただ、朝令暮改な人は本来は敢えて変更している、つまり自分で考え直して変えているため気分屋というのは少々違います。
ですが、朝令暮改であることは相手や周囲を振り回すことになるため、気分屋であると思われても仕方がないかもしれません。
また気分屋である人は自分の本能のままに生きている傾向がありますね。
迷惑するのは周囲であり、もし自分の彼氏が気分屋であると、その日の気分でコロコロ言うことが違うので、時には悪意ある言動でストレスが溜まることもあるでしょう。
当の本人は相手がどう思っているかより、自分の気持ちを優先しがちです。
このような男性ともし付き合うと苦労するのは目に見えています。
わがまま
朝令暮改な男性の特徴として、わがままであることが挙げられます。
わがままな人は気分屋が多いです。
気分屋である人はわがままになることへと通じるわけです。