周りにかまってちゃんがいると、疲れてしまうという人も多いのではないでしょうか。
最初は年齢よりも幼く見えて保護欲が刺激され、かまってちゃんに頼りにされる自分に満足するという人もいるでしょう。
しかしながら、かまってちゃんとの付き合いが長くなってくるにつれ、徐々に付き合いが負担になってしまうということも珍しくはありません。
では、そんなかまってちゃんが近くにいる場合はどのように対処していけば良いのでしょうか。
人がかまってちゃんになってしまう心理、恋人や友人がかまってちゃんの場合の対処法、かまってちゃんの標的になりやすい人やかまってちゃんにしてはいけない行動など、かまってちゃんに関する疑問や悩みを解決していきます。
かまってちゃんとは
そもそも、「かまってちゃん」とはどういう特性を持った人のことを言うのでしょうか。
対処法などを知る前に、あなたの周りにかまってちゃんがいないか見極めるためにもかまってちゃんの特性を知りましょう。
かまってちゃんは名前の通り、誰かに構ってもらうのが大好きな人のことを言います。
ただし単に人とのコミュニケーションが好きなだけではなく、自分から構ってもらえるようにアピールする人のことをかまってちゃんと言います。
直接的に「構って!」と言う人もいれば、自分からは直接的にアピールしなくても周りが構いたくなるような雰囲気を出すような受け身な性格のかまってちゃんもいます。
かまってちゃんになる心理
では、かまってちゃんになる人はどのような心理でかまってちゃんになっているのでしょうか。
普通の人にはなかなか分からないかまってちゃんの心理を5つ紹介していきますので、まずはチェックしてみてください。
自尊心が低い
自分から周りの人に対して「構って!」と言えるのは、自分に自信があるからだと考える人もいるでしょう。
しかしながら実際は全くその逆であることが多いと言われています。
自尊心が高いから構ってと発言できるわけではなく、自尊心が低いため周りに構われないと自分に自信を持つことができないのです。
自分に自信がなく、誰かと関わることで自分の価値を見出そうとします。
しかしながらそんな自分に対しても嫌悪感を持っているため、誰かに構ってもらうことを求めるのです。
ただし、かまってちゃんの性格によっては「自分の自尊心のために誰かに負担をかけた」ことが、さらに自尊心を低くしてしまう悪循環に陥ってしまうケースもあります。
認められたい
自尊心が低いかまってちゃんは、構われるだけでは満足できないこともあります。
その時だけ構われて満たされれば良いだけではなく、誰かに認められて褒められたいと考えるかまってちゃんも少なくはありません。
自尊心が低いため、かまってちゃんは自分で自分のことを認めてあげることを苦手としています。
そのため常に周りからの評価を気にしているため、認められたいという気持ちが人一倍強くなるのです。
承認欲求を満たすために周りの人に構われることを望むかまってちゃんもいます。
誰かに大切にされたい
認められて尊敬されることで満足できるかまってちゃんもいますが、誰かに大切にされることを望むかまってちゃんもいます。
この心理のかまってちゃんの場合、基本的には恋人がいないか恋人がいても倦怠期で喧嘩ばかりのかまってちゃんが多いと言われています。
家族以外の誰かに大切にされて、一番優先されたいという気持ちから自分を大切にしてくれる人を探してかまってちゃんになるのです。
単純に恋人を作るために行動するのではなく、恋人を探している間にも大切にされたいという欲求を満たしてくれるような相手を探して行動します。
人に負けたくない
競争心が強いタイプの人も、気付いたらかまってちゃんになってしまっている場合もあります。
競争心が強くて誰にも負けたくないと考える人は、最初は「あの人よりも良い成果を出したい」と考えているだけでも、次第に「あの人よりも周りの人に褒められたい」や「あの人よりも多くの人に認められたい」と考えるようになっていきます。
そのため、自分から周りに褒めたり認めたりすることを求めるかまってちゃんになってしまうのです。
一人は寂しい
かまってちゃんと聞いて真っ先に連想するのはこのタイプのかまってちゃんではないでしょうか。
一人でいることが寂しくて、その時間を埋めるためにかまってちゃんになる人は決して少なくはありません。
最初はかまってちゃんではなかった人も、一人暮らしを始めるなどの環境の変化で一時的にかまってちゃんになることもあります。
友達や恋人ができて新しい環境に慣れてくると、かまってちゃんだった時期があったことも信じられないほど普通の人になる場合もあります。
かまってちゃんの対処法11個
既に紹介したように、色々な理由でかまってちゃんになってしまう人はいます。
しかしながら、どんな理由があろうとも周りにかまってちゃんがいると対処に困るという人は多いでしょう。
では、そんな風に頭を悩ませてしまいがちなかまってちゃんにはどのように対処していけば良いのでしょうか。
恋人がかまってちゃんの場合と友人がかまってちゃんの場合の2つに分けて、計11個の対処法を紹介していきます。
カップル編
カップルは一緒に過ごす時間も多ければ、かまってちゃん本人も「自分は周りの人たちよりも優先されるべき」という考え方をしてかまってちゃん度が高くなることも少なくはありません。
では、かまってちゃんな恋人に対してはどのような対処法が有効なのでしょうか。
1:連絡の頻度を増やす
恋人がかまってちゃんになってしまうのは、あなたと会っていない時間が寂しいからかまってちゃんになってしまっているのかもしれません。
そのため、かまってちゃんな恋人に対しては連絡の頻度を増やして寂しいと思わせる時間をなくすことで対処するのが有効です。
連絡の頻度を増やすことで恋人が満足すれば、かまってちゃんな態度を取られてあなたがストレスを感じてしまうことも減るでしょう。
2:あらかじめスケジュールを伝えておく
あなたが浮気をしているのではないかという不安な気持ちから、あなたの全てを把握してかまってちゃんになってしまう恋人もいます。
このタイプのかまってちゃんの場合、仕事中にも「なんで返信くれないの?」などといった連絡を頻繁に送ってきて、あなたもスマホを見るのが憂鬱になってしまうでしょう。
これを防ぐためには、あらかじめスケジュールを伝えておくことが有効です。
「水曜日は19時まで仕事だから、それ以降に連絡をちょうだいね」と言っておけば、かまってちゃんでも19時までは我慢してあなたも仕事に集中することができるでしょう。
3:愛情を言葉や行動でしっかり伝える
誰かに大切にされたいという気持ちが強くてかまってちゃんになっている恋人の場合、単に連絡やデートの頻度を増やしても効果はありません。
しっかり愛情を伝えて相手を安心させることが大切です。
単に連絡やデートの頻度を増やしても、会えない時間に「愛されているか不安になってきたから」という理由でかまってちゃんになってしまうかもしれません。
そうならないように、LINEや電話も駆使しながら愛情表現をしっかりしてあげるのがおすすめです。
4:褒める
かまってちゃんの中には、子どもが親に対して褒めてもらいたがるように恋人から褒められることを求める人もいます。