「そろそろ一人暮らしをはじめようかな」と思っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、実家暮らしのメリットや注意点、さらには一人暮らしをはじめるのにおすすめのタイミングについて紹介していきます。
一人暮らしに憧れている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
実家暮らしのメリット
実家暮らしのメリットと聞くと、なにを思い浮かべますか?
身の回りのことをしてもらえたり、あらゆる面で安心できるなど、いろいろなメリットを思い浮かべると思います。
それでは、ここからは「実家暮らしのメリット」について詳しく紹介していきます。
金銭的負担が少ない
生活をする中で大きくかかる費用として住居費・水道光熱費などの固定費が挙げられます。
また、そのほかにも食費や日用品費といった生活費が毎日のようにかかってくるでしょう。
もちろん、一人暮らしの場合は、すべて自分で負担しなければなりませんよね。
ですが、実家暮らしの場合は、家族が負担してくれることがほとんどでしょうから、金銭的負担が少ないといったメリットが大きいと思います。
金銭的負担が少ないと、自分が自由に使えるお金が増えるのもポイントです。
貯金しやすい
先ほど紹介した通り、実家暮らしの最大のメリットは金銭的負担が少ないということです。
ということは、つまり自分の稼ぎは自分の好きなように使えるということ。
そのため、一人暮らしに比べて、実家暮らしの場合は貯金がしやすいといえます。
最近では「◯◯円まで貯金してから一人暮らしをはじめる!」と掲げて、ある程度のあいだは実家暮らしをする人も多いみたいです。
やはり、一人暮らしとなるとすべて自己負担になりますから、貯金するためにも実家暮らしの方が効率が良いといえるのでしょう。
家事をしてもらえる
一人暮らしの場合、金銭的負担はもちろんのこと、生活をするために家事をこなしていかなければなりません。
とはいえ、仕事から疲れて帰ってきたあとは、なかなか家事をする気になれないこともあるでしょう。
ですから、仕事がある程度落ち着くまでの期間は、実家暮らしをする人が多いとされています。
というのも、実家暮らしであれば、家族に家事を任せることができるからです。
疲れて帰ってきたときに、キレイに片付けられた部屋にご飯が用意されているのはとても幸せなことですよね。
生活リズムが整う
家族と一緒に生活をすることによって、生活リズムが整いやすくなります。
やはり、一人暮らしとなると、家族からの干渉を受けなくなるので、途端に自由度が加速してしまいがちです。
そのため、つい遅い時間まで起きてしまっていたり、栄養バランスが偏ってしまうなど、知らず知らずのうちに生活リズムが狂ってしまうことが多いといえます。
ですが、実家暮らしであれば、家族がきちんと管理をしてくれますから、自然と生活リズムが整うのです。
安心感がある
家に帰ったときに電気がついており、家族が出迎えてくれるとなんだか安心しますよね。
どうしても一人暮らしとなると、帰ったときには真っ暗な状態ですし、なによりも出迎えてくれる家族がいません。
そのため、仕事で嫌なことがあり落ち込んで帰ってきたときには、余計に悲しい気持ちになってしまうこともあるかもしれません。
ですが、実家暮らしであれば、当たり前のように家族が出迎えてくれるため、安心感を得られるといったメリットがあります。
ほかにも、金銭面や寝坊の心配がないといった安心感もポイントです。
体調を崩した時に看病してもらえる
体調を崩してしまうと、非常に不安な気持ちが押し寄せてくると思います。
特に、一人暮らしの場合は、その不安が実家暮らしのときに比べて何倍にもなることはいうまでもないでしょう。
たとえ一人暮らしに憧れて、ワクワク気分ではじめた人も、体調を崩したときに一気に実家が恋しくなる人も多いようです。
もし、実家が遠い場合は、家族もなかなか看病に来ることは難しいでしょう。
その点、実家暮らしであれば、体調を崩してしまってもすぐに看病してもらえるといったメリットがあるのです。
すぐに親のサポートができる
親が体調を崩した、ケガをしたなんて聞いたら、居ても立っても居られなくなる人が多いと思います。
もちろん、実家暮らしであれば、すぐにでも家に帰ってサポートすることができるのです。
また、家にいる時間は常に様子を見ることができるので、自分と親の両方が安心できるでしょう。
ただ、一人暮らしの場合は、そう簡単に親のサポートをすることはできませんよね。
近くに住んでいれば多少の融通は利くかもしれませんが、遠くに住んでいる場合は仕事の都合等でサポートするどころか、なかなか様子を見に行くことすらできない場合もあるでしょう。
実家暮らしの注意点
ここまで「実家暮らしのメリット」について紹介してきました。
金銭的負担が少ないのはもちろんのこと、家事や看病をしてもらえたり、あらゆる面で安心感があるなど、実家暮らしのメリットは非常に多いといえますね。
ただ、そんな実家暮らしにも実は注意点があるのです。
それでは、ここからは「実家暮らしの注意点」について紹介していきます。
金銭感覚が甘くなる
生活をするうえでは欠かせない住居費や食費など、金銭的負担が少ない実家暮らしだからこそ、金銭感覚が甘くなる傾向にあります。
やはり、自分で支払いをしているわけではないので、お金の減り具合を確かめることができませんよね。
そのため「なににいくら使っているのか」ということが分からないと思います。
ですから、実家暮らしの期間が長い人ほど生活力が身につきにくく、一人暮らしをはじめた際に苦労しやすいといえます。
また、金銭感覚が甘くなっているため、一人暮らしをしている人からはマイナスなイメージを抱かれてしまう可能性があるでしょう。
家事能力が低くなる
一人暮らしをはじめると、家事もすべて自分でやらなければならなくなるので、自然と家事能力が身につきます。
ただ、実家暮らしの期間が長く、今まですべて家事をやってもらっていた場合は家事能力が身につくわけもありませんよね。
そのため、こちらも金銭感覚と同様に、一人暮らしをはじめたはいいものの、なにをしていいのか分からず苦労しやすいといえるでしょう。
また、家事能力が低くなることで、家族に依存しやすいともいえます。
特に女性の場合は家事能力が低いというだけで、男性から結婚相手に選んでもらえない可能性も出てくるので注意が必要です。
家族から干渉を受ける
たとえば、デートや飲み会に出掛ける際に、一人暮らしであればなにも気にすることなく気軽に出発できます。
ですが、実家暮らしの場合は、どこかに出掛けるたびに「どこに行くの?」や「何時に帰ってくるの?」など、干渉を受けることになるでしょう。
とはいえ、1つ屋根の下で一緒に生活をしているわけであり、あなた以外の家族にも日常がありますから、干渉を受けてしまうのは仕方ないことなのです。
「自分のペースで、誰にも干渉されずに自由に生活がしたい!」と思うのであれば、一人暮らしを検討してみるといいかもしれませんね。
恋人を招きにくい
「お家デート」に憧れたことはありませんか?一人暮らしであれば、なにも気にすることなく、恋人を招きたいときに招くことができるでしょう。
ですが、実家暮らしの場合は、家族からの干渉を受けてしまいますし、なによりもお互いに気を遣ってしまうはず。
もし、家に恋人を招いたとしても家族の目が気になってしまい「せっかくのお家デートなのに2人きりになれない…」なんてことも。
そのため、実家暮らしの場合は、憧れのお家デートができないという注意点があることを覚えておきましょう。
結婚のタイミングが遅れる
実家暮らしをしている人は、一人暮らしをしている人に比べて結婚のタイミングが遅れがちです。
というのも「実家暮らし=生活力がない」というマイナスなイメージを持たれやすい傾向があります。
特に女性の場合は、男性に比べて家事能力を求められる機会が多いため、余計に結婚のタイミングが遅れがちといえるでしょう。
また、一人暮らしをしている人からすると「金銭感覚が合わなさそう」と思われてしまい、実家暮らしをしていると聞いただけで結婚相手に選んでもらえないこともしばしば。
ほかにも、実家暮らしのため家族から干渉されてしまい、思うように恋愛ができずに結婚にまで至らないケースも多いといえます。
周りからの評価が低くなりがち
年齢を重ねるほどに「まだ実家暮らしなんだ」と周りからの評価は低くなりがちです。
やはり、実家暮らしと聞くと、あまりいいイメージを抱く人は少ない傾向があります。
「生活力がなく頼りがいがない」や「家族に依存してばかりで自立できていない」など、年齢を重ねるほど、実家暮らしの期間が長くなるほどに、周りからの評価は低くなってしまうのです。
金銭感覚を培ったり、生活力を身につけるためにも、一度くらいは一人暮らしをしてみるのもいいかもしれませんね。
一人暮らしを始めるタイミングの目安
ここまで「実家暮らしの注意点」について紹介してきました。
金銭的負担が少ないからこそ金銭感覚が甘くなってしまったり、生活力が低いことで結婚相手に選んでもらえないなど、一見メリットだらけの実家暮らしにも注意点がたくさんありましたね。
さて、これだけ注意点があるならば、今すぐにでも一人暮らしをはじめようと思った人もいるのではないでしょうか?
ここからは「一人暮らしを始めるタイミングの目安」について紹介していきます。
年齢
就職や進学が決まった18歳、成人を迎えた20歳や大学卒業の22~23歳といった年齢を節目として一人暮らしをはじめる人は多いです。
就職先や進学先が実家から遠い場合はもちろん、これを機に自立したいと考える人が多い傾向にあります。
やはり、年齢といった具体的なタイミングがあると、一人暮らしの決断をしやすいといえます。
また、友人や同級生など、周りの人も同じような年齢で一人暮らしをはじめるケースが多いことから、その波に乗っかって一人暮らしをはじめる人も多いのでしょう。
進学
先ほども紹介したように、進学するタイミングで一人暮らしをはじめる人は多いです。
進学先と実家が離れている場合であれば、通学時間や通学費などの金銭面を考えて、学校の近くで一人暮らしをはじめる人が多いといえます。
また、進学先に寮がある場合は「これも1つの経験」ということで、実家を離れて一人暮らしをはじめるきっかけになるそうです。
とはいえ、一人暮らしとなると金銭面もすべて自己負担になってしまうので「学業とバイトを両立するのか」や「学業に専念するため家族に仕送りしてもらうのか」などを事前に考えておくといいでしょう。
就職
こちらも進学と同様に、就職先と実家が離れている場合は、通勤時間や通勤費などの金銭面を考えて一人暮らしをはじめる人が多いです。
就職の場合は進学とは違い、転勤などがない限り改めて引っ越しをする可能性は低いはず。
そのため、就職という節目をきっかけに、自立する決断をする人が多いのでしょう。
また、就職となると安定した収入も見込めるため、金銭的負担のかかる一人暮らしも充分やっていけるはず。
ただ、新入社員の場合は仕事を覚えることで大変なため、最初の頃は家事との両立に苦戦してしまう可能性もあるでしょう。
とはいえ、一人暮らしという自由の中ですから、自分のペースでいることを忘れずに。
転勤や転職
転勤や転職のタイミングで、一人暮らしをはじめる人も多いです。
まず、転勤の場合は、会社側が引っ越し費用などを負担してくれるため「これを機に一人暮らしをしてみるのもアリだな」と考える人が多いのだとか。
転職の場合であれば、ある程度社会人にも慣れてきている頃であり、貯金もできているでしょうから、思い切って一人暮らしをはじめるきっけになるそうです。
また、転勤先や転職先に県外や国外などを強いられた場合に、仕方なく一人暮らしはじめるケースも多いといえます。
仕事が落ち着いてきた時
新入社員の段階や、仕事が忙しく身の回りのことにまで手が回らない状態では、一人暮らしをはじめるのは難しいはず。
やはり、一人暮らしとなると、家事と仕事の両立をしていかなければならなくなります。
そのため、仕事が落ち着いてきたタイミングを見計らって一人暮らしをはじめる人も多いです。
やるべき仕事を終えると、気持ちが落ち着くだけでなく、自信がつくからこそ「これを機にもっと自立がしたい!」という気持ちが芽生えるのでしょう。
まとまった額の貯金ができた時
ある程度まとまった額の貯金ができたことをきっかけに、一人暮らしをはじめる人は多いです。
やはり、生活をする上で1番大切なものはお金ですから、お金がなければ一人暮らしをはじめるのは難しいといえます。
また、せっかく一人暮らしをして自立するのですから、家族に頼るのではなく、すべて自分の力で頑張りたいと考える人も多いのだとか。
そのため、ある程度の貯金ができるまでは実家で暮らし、目標額に到達したら一人暮らしをはじめてみるのもいいかもしれませんね。
親から自立したい時
「そろそろ親から自立しなくちゃな~」と思った段階で、一人暮らしを決意する人も多いといえます。
そもそも「自立したい」という感情が芽生えた時点で一歩前進ですから、その気持ちを無駄にしないためにも有言実行するといいでしょう。
たとえば、自分の仕事が成功したときや、失恋して「元恋人を見返してやりたい!」など、自立したいと思う理由は人それぞれだと思います。
それに、自立したいと思うのことはある意味、一人暮らしをはじめるタイミングとして最適といえるでしょう。
地元を離れたい時
「都会に住んでみたい」や「元恋人との思い出を捨てたい」など、地元を離れたい場合にも一人暮らしをはじめる人は多いです。
とはいえ、家族で引っ越しするとなると、それなりに費用がかかってしまいますし、持ち家であれば簡単に引っ越しすることはできませんよね。
そのため、自分1人だけが地元を離れる決意をすることは大切。
もちろん、自分1人だけとなると、一人暮らしをはじめることになるでしょう。
進学や就職だけでなく、地元を離れたい際にも、一人暮らしを検討してみるといいかもしれませんね。
恋人ができた時
恋人ができると、実家暮らしのままで不便なことが結構あると思います。
たとえば、お家デートや食事など、ちょっとした時間だけの滞在であっても、実家だとなんだかお互いに気を遣ってしまいますよね。
ですが、一人暮らしであれば、誰の目を気にする必要もありませんから、好きなときに気軽に恋人を招くことができます。
これらのメリットから、恋人ができたタイミングで一人暮らしをはじめる人が多いのでしょう。
また、恋人が一人暮らしをしている場合は、思い切って近くに引っ越してみるのもいいかもしれませんね。
一人暮らしを始める手順
ここまで「一人暮らしを始めるタイミングの目安」について紹介してきました。
進学や就職など人生の分岐点となるタイミングや、恋人ができたタイミングなど、一人暮らしをはじめるタイミングは案外たくさんあるものです。
ですから、あとはあなた自身が「一人暮らしをはじめよう!」と決意するだけ。
とはいえ、一人暮らしをはじめるのには多少の不安もあるはずです。
それでは、ここからは「一人暮らしを始める手順」について詳しく紹介していきます。
住む地域を決める
「職場の近くに引っ越すのか」や「実家の近くに住むのか」など、一人暮らしを始める際には、1番最初に住む地域を決める必要があります。
というのも、住む地域が決まらなければ、物件を探すことができませんよね。
また、せっかく一人暮らしをはじめるわけですから、思い切って自分の住みたい地域を選ぶのもいいでしょう。
自分の理想を書き出して、住みたい地域を絞っていくと、なにを優先するべきかが見えてくるはずです。
通勤時間や通勤費を節約したいのであれば、職場の近くに引っ越しするのがおすすめです。
一人暮らしとはいえ、なにかあったらすぐに家族に助けを求められる実家の近くもおすすめです。
生活費や引っ越し費用を計算する
一人暮らしをはじめるにあたり、生活費や引っ越し費用を計算することは非常に大切です。
やはり、新たに生活をはじめるわけですから、それなりに大きな費用がかかるのは仕方ありません。
それに、ひとくちに「引っ越し費用」といっても、住居費や手数料だけでなく、敷金・礼金や保険料など、あれこれ重なると結構な額になることもあります。
また、生活費も食費や水道光熱費など、毎日の積み重ねがやがて大きな出費となりますので、事前に計算しておくことでお金の管理をしておきましょう。
とはいえ、想像で計算するのと、実際にやりくりするのとではギャップが生じることもありますので、実家暮らしの段階でも自分の生活費を負担してみるといいかもしれません。
必要な費用を準備する
先ほど紹介したように、一人暮らしをはじめるにあたり必要な生活費や引っ越し費用を計算したうえで、事前に準備をしておく必要があります。
というのも、せっかく「一人暮らしをはじめるぞ!」と気合が入っていても、生活をするのに必要な費用がなければ、一人暮らしをはじめるのは難しいですよね。
ですから、金銭的負担が少ない実家暮らしのうちにきちんと貯金をして、一人暮らしをはじめるのに必要な費用を事前に貯めておくと、スムーズに一人暮らしへと進んでいけます。
物件を探す
住みたい地域や必要な費用の準備ができたら、次はいよいよ物件探しをはじめていきましょう。
自分の収入を踏まえたうえでの住居費や、荷物に合わせた間取りなど、せっかくですからモチベーションの上がる理想の部屋を見つけたいですよね。
とはいえ、これだけたくさんの情報量があると、物件はどこで探すのがいいか迷ってしまうはず。
ということで、ここからは物件探しにおすすめの場所を紹介していきます。
賃貸物件サイト
賃貸物件サイトを使って物件を探す場合、家や仕事の休憩時間などに気軽に利用することができます。
また、1日に10件~20件と無制限であらゆる物件を見ることができるので、自分の理想に合った物件が見つかりやすいです。
やはり、これだけの物件を1日のうちに直接見ようと考えると、実際にまわるのは大変でしょう。
ですが、賃貸物件サイトであれば、それが簡単に叶ってしまうといえます。
とはいえ、写真などで確認するからこそ、実際に見たときに「思っていたのと違う…」といったギャップが生じる可能性もあります。
また、サイトで確認したときには空室だったのに、連絡した頃には入居者が決まっていたなんてこともあるので気になる物件がある場合は早めに連絡するのがおすすめです。
不動産会社
物件探しといえば、不動産会社に直接足を運ぶという人も多いと思います。
やはり、サイトで探すのとは違い、実際にプロの話を聞きながら見た方が、より一人暮らしをするイメージが湧きやすいといえるでしょう。
また、気になることもその場ですぐに解決できるため、決断する時間が短縮されるかもしれません。
ただ、不動産会社に直接足を運ぶためには、ある程度の時間と労力が必要となります。
また、実際に物件の見学に行ったとしても、1日で数件しか見てまわることができないため、理想の物件が見つからない際は、何度も足を運ぶことになってしまうでしょう。
物件の見学
賃貸物件サイト、もしくは不動産会社にて理想の物件を見つけたら、次は実際に物件の見学に行ってみましょう。
不動産会社の場合は、うまく行けばその日のうちに見学することができる可能性もありますので、時間には余裕を持って来店するのがおすすめです。
賃貸物件サイトの場合は、自分のスケジュールを調整しながら見学日を決められるので、自分の都合の良いタイミングで行うといいでしょう。
実際に物件の見学をすることで、写真を見たり、話を聞くだけでは分からなかった情報が、一目見るだけで分かってしまうので決めやすいでしょう。
契約
実際に物件を見学して、自分の理想と一致していた場合は、その物件の契約を進めていく必要があります。
特に進学や就職が多い1~4月頃は、引っ越しする人が非常に多いです。
そのため「あとでもいいか」と思っているうちに、別の人に契約されてしまう可能性もあります。
せっかく「ここで一人暮らしをはじめたい!」と思った物件が見つかったのであれば、できるだけ早いうちに契約した方がいいかもしれませんね。
また、契約後にトラブルにならないためにも、重要事項説明や契約書はきちんと読んでおくことをおすすめします。
ほかにも、契約時に必要な書類や印鑑など、事前に必要なものを用意しておくようにしましょう。
引っ越し準備
物件の契約まで済んだら、あとは引っ越しの準備をしていくだけです。
はじめての一人暮らしの場合は「あれもこれも」と不安になってしまい、つい荷物の量が多くなってしまうかもしれません。
もちろん、荷物の量が多ければ多いほど、引っ越しの準備に時間がかかってしまいますから、できるだけ早いうちからはじめておくことをおすすめします。
また、引っ越し当日は非常にバタバタとして疲れてしまいますので、前日までには引っ越し準備を終わらせておいた方がいいでしょう。
それでは、ここからは引っ越し準備に欠かせないものを紹介していきます。
荷造り
まず、引っ越しをするには「荷造り」は欠かせませんよね。
荷造りで箱詰めをする際は、不用品などを処分しながらやるといいでしょう。
また、普段からよく使うもの、そうでないものなど、自分が分かりやすいように箱詰めすることも大切です。
ほかにも、食器や本などの重たいものは小さな箱に、衣類などの軽いものは大きな箱に詰めるなど、自分1人でも持てる範囲内の重さに調節しておくことが重要です。
なんといっても「一人暮らし」ですから、自分1人で持ち運びできなければ大変でしょう。
さらに、箱には「割れ物注意」や「すぐに必要なもの」など、一目見てなにが入っているのか分かるように記入しておくと、探し物をする時間が省けるのでおすすめです。
住民票の移動
はじめて一人暮らしをする人にとってはなかなか聞きなれないであろう、住民票の移動。
この「住民票の移動」というのは、転出届の場合は引っ越しをする14日前後、転入届の場合は引っ越してから14日以内に、役所にて届け出をする必要があります。
順序としては、引っ越しする前の地域の役所にて「転出届」を提出し「転出証明書」を受け取ります。
次に、引っ越し先にて受け取った「転出証明書」と「転入届」を提出。
聞きなれない言葉ばかりで戸惑ってしまうかもしれませんが、手続き自体はシンプルなのでそこまで身構える必要はないでしょう。
電気や水道等の契約
電気や水道等のライフラインは、生活をする上では欠かせませんよね。
特に電気と水道の2点は、入居後すぐに必要になります。
これらのライフラインの契約、引っ越し前と引っ越し後どちらかになるかは、契約する会社次第です。
また、申し込み後は少なくとも4日ほど余裕を持っておくことをおすすめします。
さらに、先ほど紹介した引っ越しの多い1~4月は、電気や水道会社も忙しくなってしまうので、予約がつきにくいかもしれません。
そのため、引っ越し当日の2~3週間前、遅くても1週間前には予約をしておくことをおすすめします。
入居
荷造り、住民票の移動や電気や水道等のライフラインの契約が無事に済んだら、いよいよ待ちに待った入居です。
たくさんの物件の中から自分の理想の物件を見つけだし、あらゆる手続きを経ての入居。
新たな生活のはじまりに期待を抱いている反面、それまでの何週間~何か月間は非常にバタバタして、疲れも溜まっているかと思います。
また、一人暮らしということで、なにかと不安が多いかもしれませんが、大きく前進したことはいうまでもありません。
ここまできたら、あとは自分の思うように家具を配置して、自分だけの部屋作りをはじめていきましょう。
実家暮らしの間に一人暮らしの準備を始めよう
実家暮らしのメリットや注意点、さらには一人暮らしをはじめるタイミングや手順について紹介してきました。
実家暮らしだと金銭面や家事など、家族に支えてもらいながら生活できるといったメリットがみられましたね。
ただ、たくさん支えてもらえるからこそ、生活力が身につかないなどの注意点もみられました。
ですから、自立することを目標として、これを機に一人暮らしをはじめてみるのもいいかもしれません。
そのためにも、ぜひ今回紹介した内容を参考にしながら、実家暮らしの間に一人暮らしの準備をはじめてみてはいかがでしょうか。