「なんだか心がざわざわする」そんな経験をしたことはありませんか?
今回は、心がざわざわしちゃう時の対処法やざわざわする要因、さらには心のざわざわが続く時の相談先などについて紹介していきます。
心がざわざわしやすい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
心がざわざわしている状態とは
「心がざわざわしている」という表現がありますが、実際のところどのような状態を表しているのでしょうか。
ここからは、心がざわざわしている状態について紹介していきます。
不安で落ち着かない
心がざわざわする理由として、もっとも多く当てはまるものは「不安で落ち着かない」ということです。
たとえば、恋人からの連絡が途切れていたり、仕事でプロジェクトリーダーを任されたときなど、とにかく不安で落ち着かないときは、心がざわざわしてしまうでしょう。
心細い
転職先や慣れない婚活パーティーなどでは、つい心細くなってしまい、心がざわざわしてしまうのではないでしょうか?
心細くなると余裕がなくなり、ネガティブな気持ちになってしまうこともあるはず。
そうすることで、より一層心がざわざわとしてしまうのです。
ネガティブな思い込みをしてしまう
仕事や勉強で疲れてしまっているとき、体調が万全な状態でないときは、心がざわざわしやすくなります。
それに、これらの状態のときは思考回路はうまく回らず、ついネガティブな思い込みをしてしまうので、なかなか情緒が安定しないのも特徴です。
将来が漠然と不安になる
フリーランスの人や周囲の結婚ラッシュなど、突然将来が漠然と不安になる瞬間があると思います。
やはり、人は知らず知らずのうちに安定を求めてしまう生き物なので、少しでも不安な要素があると、ネガティブな考えに走りやすくなってしまいがちです。
また、将来という大きな壁にぶつかってしまった場合は、余計に心がざわざわしてしまうかもしれません。
緊張している
仕事で発表を控えていたり、苦手な人と接するときなど、人は自覚のあるなしにかかわらず緊張してしまっていることがあります。
緊張すると余裕がなくなり、非常に視野が狭くなります。
また、極度の緊張感から、吐き気やめまいなどの症状が見られることもあります。
そのため、心身共にストレスを感じて、心がざわざわしてしまうのでしょう。
悩んでいる
生きていると、なにかしらの悩みごとがあるかと思います。
ですが、人によって悩みごとに対する考え方、捉え方が違いますので、それもまた悩みの種となってしまうはず。
ですが、悩むことで、気づかないうちに自分を追い込んでしまう可能性があるので、心がざわざわし始めてしまうのです。
体調が悪い
心がざわざわすると、「精神面からくるストレス」と思い込んでしまう人が多いかと思います。
ですが、体調が悪いために、心がざわざわしてしまうケースも少なくはありません。
たとえば、月経前はホルモンバランスの影響で不安になりやすかったり、落ち込んでしまうなどの症状があります。
そのため、特に理由が思い当たらないときは「本当は体調が悪い可能性もある」と考えておきましょう。
ざわざわしちゃう時の対処法20選
ここまで「心がざわざわしている状態」について紹介してきました。
不安で落ち着かないとき、ネガティブな思い込みをしてしまったときなど、心がざわざわする場面って案外ありますよね。
それでは、ここからは「ざわざわしちゃう時の対処法20選」について紹介していきます。
1:一旦深呼吸をする
心がざわざわしたときは、一旦深呼吸をしてみましょう。
不安で落ち着かないとき、心細いときなど、どんなときであっても深呼吸をすることで心が落ち着いていくはずです。
コツは、鼻からしっかりと息を吸い込み、ふーっと長くゆっくりと息を吐くこと。
深呼吸であれば、仕事中や就寝前などのちょっとした時間にでもできるので、覚えておいて損はないでしょう。
2:瞑想をする
心がざわざわするときは、ストレスなどから心身共に追い詰められてしまい、思考回路がうまく回っていないため、瞑想をしてみましょう。
ここでは、たった5分でできる「ヴィパッサナー瞑想」のやり方について紹介していきます。
まずは、床に座布団や布を敷き、あぐらで座ります。
そして、手を下腹あたりにそっと重ねます。
目を閉じて、鼻からゆっくりと息を吸い込みながら、鼻先を意識して息を吐いてみましょう。
空気の出入りを鼻先の一点で感じ、呼吸をしていることに気づく。
この工程を5分間、無理のない程度に繰り返してみましょう。
3:ざわざわするときの状況や気持ちを書き出す
仕事での人間関係や恋愛事情など、心がざわざわする理由を明確にするためにも、そのときの状況や気持ちを書き出すことが大切です。
書き出すことで、心がざわざわしている理由を、客観的に見ることができます。
理由も分からずに、なぜだか心がざわざわしてしまっていては、いつまで経っても解決することができませんからね。
そのため、まずは書き出すことで「私は○○の理由で心がざわざわしていたんだ」と気づき、不安な気持ちを落ち着かせてあげましょう。
4:事実にだけ目を向ける
「家に帰ったら掃除と洗濯をしなくちゃ!」や「この資料をまとめたら、次はメールを送らないと」など、あれこれ考えてしまうと、つい頭の中がごちゃごちゃとしてしまいますよね。
それに、忙しいときは気づかないうちに「やらなければならない」と、自分自身をどんどん追い込んでしまいます。
そうなると、心がざわざわするのは時間の問題といえるでしょう。
ですから「今すぐにやるべきこと」と「また明日でも大丈夫なもの」をきちんと分けることが大切です。
そのためにも、事実にだけ目を向けて、それ以外のことには気を取られないようにしましょう。
5:生活リズムを見直す
睡眠不足が続いたり、食生活が乱れがちになっているなど、生活リズムが崩れることによって、心身共にダメージが大きくなっていきます。
そのため、普段なら平気なことであっても、生活リズムが崩れているときは、ネガティブに感じてしまうのです。
ですから、忙しいとき、疲れているときこそ、生活リズムを見直すことが大切です。
6:自然と触れ合う
心がざわざわしてしまったときは、自然と触れ合うことをおすすめします。
社会人になると、ほとんどの場合が家と会社を往復する毎日になってしまっていることでしょう。
特にオフィスワークが中心の人の場合は、自然と触れ合う機会がどんどんなくなってしまうはず。
ただ、自然と触れ合う機会がなくなってしまうと、どうしてもネガティブな気持ちになりやすくなってしまうのです。
そのため、休日に近所を散歩してみたり、通勤や帰宅時に一駅分だけでも歩いてみるなど、少しでも自然と触れ合う時間を作ってみてください。
美しく壮大な自然と触れ合うことで、心身共に癒されるでしょう。
7:趣味に没頭する
趣味がある人は、心がざわざわしたときには趣味に没頭してみてください。
趣味に没頭しているあいだは、余計なことを考えなくて済みます。
やはり、どれだけ頭の中でいろいろと考えても、自分を追い込んでしまうだけで、結局なんの解決にもならないのです。
それに、心がざわざわしている時間と趣味に没頭している時間とでは、体感は違えど同じスピードで流れていきます。
そうとなれば、圧倒的に趣味に没頭して過ぎて行った方がいいですよね。
ですから、趣味がある人は趣味に没頭すること、趣味がない人であればこれを機になにか自分に合った趣味を探してみるといいでしょう。
8:軽く運動をする
体を動かさずにじっとしていると、なんだか頭ばかりが働いてしまいますよね。
特にデスクワーク中心の人の場合は体を動かす機会がほとんどないため、心がざわざわしやすい傾向があります。
そのため、心がざわざわしてしまったときは、軽くで大丈夫なので運動をしてみましょう。
ストレッチをしたり、ウォーキングするなど、できる範囲の軽い運動で十分です。
軽く運動をするだけでも、気分がとてもリフレッシュされます。
また、軽くでもきちんと運動をすることで、寝つきもよくなりますから「寝る前にいろいろ考えて、眠れなくなってしまった…」といったことを防げるでしょう。
最初は無理をせずに、徐々にハードルを上げていくのもいいかもしれませんね。
9:ゆっくり食事を楽しむ
ゆっくりと食事を楽しむことは、体の健康だけでなく、心の健康にも繋がっています。
とはいえ、仕事で疲れて帰ってきたときは、ついテキトーに済ませてしまう人も多いはずです。
ですが、それでは「ただお腹を満たしているだけ」に過ぎないので、休日や時間があるときは、ゆっくりと食事を楽しむようにしましょう。
1品1品、1つ1つの材料を噛みしめながら「どんな味がする?」や「なにが入っている?」と考えながら食べてみるのです。
また、もう少し余裕があるときは、自炊するなど、食事をする時間をゆっくりと楽しみましょう。
10:ポジティブな言葉を口にする
心がざわざわしているときは、ポジティブな言葉を口にすることを心がけてみましょう。
というのも、言葉には「言霊」という不思議な力が宿っています。
そのため、ポジティブな言葉を口にすれば、自然と明るい気持ちになったり、いい方向へ進んでいける可能性が高くなるのです。
反対に「どうして私ばっかり辛い思いをしなくちゃいけないの…」と、ネガティブな言葉を口にすれば、どんどん暗い気持ちになってしまいます。
要するに、普段からポジティブな言葉を口にするよう心がけていれば、心がざわざわする確率も低くなるということです。
11:家族や友達に話を聞いてもらう
心がざわざわするほどの不安や悩みごとは、一人で抱えていても大きく膨らむばかりです。
そのため、家族や友達といった信頼できる人に話を聞いてもらってみてください。
家族や友達に話を聞いてもらうことで、なによりも安心するでしょう。
また、家族や友達も同じような経験をしたことがある場合は、より的確なアドバイスをくれる可能性があります。
ですから、なにもかも一人で抱えようとしてしまわずに、家族や友達のことも頼るようにしましょう。
12:いつもと違う行動をしてみる
「会社から家の往復だけの毎日」や「休日は家でダラダラするだけ」など、同じことの繰り返しになってしまっている人は、たまにはいつもと違う行動をして気分転換してみましょう。
やはり、いつも同じことの繰り返しになってしまうと、マンネリを感じてしまいます。
そうすると、やる気や違う見方ができなくなってしまうので、ネガティブな気持ちになりやすくなってしまうのです。
ですから、たまにはいつもと違う行動をして、気分転換することが大切です。
仕事帰りにカフェに立ち寄ってみたり、近所を軽く散歩してみるだけでも、新しい発見がありポジティブな気持ちになれるでしょう。
13:思いきり泣く
心がざわざわしてしまったときは、思いきり泣いてみてください。
なにかに対する不安や、心細さを思いきり泣くことで、涙とともに流しだしてしまえばいいのです。
とはいえ、大人になると、思いきり泣く機会ってほとんどありませんよね。
だからこそ、ときには思いきり泣くことで気分がリフレッシュされるのです。
「プライドが邪魔をして思うように泣けない」や「自分の力ではなかなか泣くことができない」といった場合は、感動する系の映画やドラマを観ることもおすすめです。
思いきり泣くことで、ストレスや緊張が一気に緩まり、心のざわざわもおさまるはずなので、ぜひ一度試してみてください。
14:心が落ち着くルーティーンを作る
「寝る前にはかならず読書をする」や「朝は瞑想することからはじめる」など、心が落ち着くルーティーンを作っておきましょう。
というのも、心がざわざわするたびに一時的に対処していても、結局不安な気持ちを味わうことになってしまいますよね。
要するに、自分は心がざわざわしやすいと分かっているのであれば、最初から心が落ち着くルーティーンを作っておき、不安な気持ちすら事前に防いでおけばいいのです。
それに、ルーティーンであれば「○○しなくちゃいけない」という使命感に囚われることもないので、より一層「自分にとって優しい」といえます。
15:何もしない時間を作る
心がざわざわし始めると、どんどんネガティブなことを考えてしまいますよね。
ですから、少なくとも1日に1回「何もしない時間」を作るようにしましょう。
要するに、忙しいときや疲れているときこそ、自ら何もしない時間を作るのです。
そうでもしなければ、心がざわざわするほどの不安な気持ちは、なかなか落ち着かないでしょう。
とはいえ、何もしない時間がルーティーン化するまでは、何もしない時間に罪悪感を覚えるかもしれません。
ただ、ルーティーン化された頃には、気持ちが安定していくはずなので頑張ってみましょう。
16:ゆっくりお風呂に入る
心がざわざわしているときは、ゆっくりお風呂に入ることがおすすめです。
とはいえ、仕事から疲れて帰ってきた日は、シャワーだけで手軽に済ませたいという人も多いと思います。
そのため、休日や少し時間に余裕があるときなどでも大丈夫なので、ゆっくりお風呂に入るようにしましょう。
ゆっくりお風呂に入って体を温めてあげることで、ホッと安心して心のざわざわが薄れるだけでなく、就寝前であれば寝つきもよくなります。
また、お気に入りの入浴剤を入れたり、家を飛び出してスーパー銭湯に行ってみるなど、楽しく過ごす工夫をしてみるとより効果的です。
17:身の回りを整理整頓する
心がざわざわするときは、感情が過敏になっているケースがほとんどです。
そのため、今向き合うべき事実以外に気を取られないようにするためにも、身の回りの整理整頓をしてみましょう。
というのも、人は視覚的ストレスが多いと、思考回路がうまく回らなくなってしまいがちです。
要するに、身の回りが散らかっていると、脳に入ってくる情報が増えてしまい、今向き合うべき事実に集中できなくなってしまうのです。
ですから、身の回りを整理整頓することで物理的にスッキリさせてあげましょう。
18:音楽を聴く
音楽には、心のざわざわを癒す不思議な力があります。
たとえば、アップテンポの明るい音楽を聴くと、自然と心が元気になり、やる気がどんどん湧いてくるはず。
また、ヒーリングミュージックはとてもゆったりとしているので、精神的に落ち着くことができるでしょう。
ほかにも、自分の好きなアーティストの曲であれば、テンションが上がるため、より効果的といえます。
通勤や通学の時間、家事をしているときなど、心がざわざわしたときは音楽を聴くようにしましょう。
19:太陽の光を浴びる
オフィスワーク中心の人は、なかなか太陽の光を浴びる機会がないと思います。
また、紫外線対策のため、太陽の光を浴びることを嫌う人も多いのではないでしょうか?ただ、太陽の光を浴びると「セロトニン」別名「幸せホルモン」が分泌されます。
この、セロトニンが分泌されるごとに、幸福感や満足感を得られやすくなるので、心のざわざわが自然と薄れていくでしょう。
また、太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされるので、夜には眠気を、朝にはスッキリ目覚めさせてくれる効果があります。
20:チョコレートを食べる
心身共に疲れているとき、ついチョコレートを食べたくなったことがありませんか?実は、チョコレートには「脳の活性化」と「精神不調時の症状の改善」が期待できると科学的に立証されているのです。
また、心のざわざわが続くと過食気味になる人もいるかと思いますが、チョコレートを食べたときの「甘くておいしい」や「なんだかざわざわが飛んで行った」という幸福感が過食予防にも繋がるのだとか。
ですから、心がざわざわしたときは、積極的にチョコレートを食べるようにしましょう。
ざわざわしやすいタイミング
ここまで「ざわざわしちゃう時の対処法20選」について紹介してきました。
生活リズムを見直したり、ゆっくり食事を楽しむなど、無理をしない程度にできることから少しずつ試していきましょう。
それでは、ここからは「ざわざわしやすいタイミング」について紹介していきます。
就寝前
就寝前は「今日のできごと」や「明日のあれこれ」が頭の中を一気に駆け巡りやすいタイミングだと思います。
そのため、いろいろと考えはじめてしまい、心がざわざわして眠れないことがあるのではないでしょうか?
ただ、眠らなければ生活リズムが崩れてしまい、余計にネガティブな気持ちになってしまいますよね。
とはいえ「早く眠らなくちゃ!」と思えば思うほど、どんどん焦ってしまい、かえって眠れなくなってしまうこともあると思います。
ですから、就寝前はとにかくリラックスすることが大切なのです。
寝起き
寝起きでいきなり、なんなのかよく分からない、漠然とした不安を感じたことはありませんか?
もちろん、どんなタイミングであっても心がざわざわするのは辛いですが、1日のはじまりである寝起きだと、余計にネガティブな気持ちになってしまうでしょう。
とはいえ、寝起きは神経が鋭くなっているため、不安を感じやすいといえます。
また、はっきりと記憶にはなくても、寝ているあいだに見た悪夢が、漠然とした不安な感覚を引き起こすきっかけになっていることもあるのです。
体調不良の時
体調不良の時は、いろいろな意味でネガティブな気持ちになりがちだと思います。
たとえば「私が休んだことで○○さんに迷惑をかけてしまっているのではないか…」や「このまま熱が下がらなかったらどうしよう…」など、思考がうまく回っていない分、1つのことに対して深く考えすぎてしまう傾向があるはず。
また、体調不良の時は1日中ベッドで横になっているなど、じっとしていることが多いと思います。
そのため、頭だけがグルグルと動いてしまい、やがて心がざわざわし始めるのです。
一人でいる時
一人でいる時は、誰かと一緒にいる時に比べて、不安を感じやすい人が多いはずです。
やはり、誰かと一緒にいる時は会話をするなど、気がまぎれると思います。
ですが、一人でいると、ついあれこれ考えてしまうので、もしネガティブなことを考えはじめてしまったら、収拾がつかなくなってしまうのでしょう。
ざわざわする要因
ここまで「ざわざわしやすいタイミング」について紹介してきました。
就寝前や寝起き、体調不良の時や一人でいる時など、心がざわざわするタイミングって結構あると思います。
それでは、ここからは「ざわざわする要因」について紹介していきます。
なんなのかよく分からない、漠然とした不安な感覚は、実はこれらの要因からくる場合もありますので、ぜひ覚えておいてくださいね。
心配事がある
心配事があると、心がざわざわしてしまうのも仕方ありません。
やはり、心配事はどんどんネガティブな方に大きく膨らんでいってしまいます。
たとえば「戸締りちゃんとしてきたかな?」からはじまり「誰かに侵入されていたらどうしよう?」と、どんどんネガティブな方向に考えてしまうはず。
そのため、不安な気持ちになり、それに対してストレスを感じる。
そして、ストレスが心を蝕み、ざわざわさせてしまうのです。
環境の変化
転勤や新学期など、環境の変化は心身共にストレスを与えかねません。
また、環境の変化にすぐに慣れることができないタイプの人であれば、なおさら神経が鋭くなっている就寝前や寝起きに不安を感じやすくなってしまうでしょう。
そのため、環境の変化によるストレスを感じるだけでなく、夜はぐっすりと眠りにつけなかったり、朝も寝起きが悪いなど、どんどん悪循環になってしまうはずです。
人間関係のストレス
心がざわざわする要因として、もっとも挙げられるのは「人間関係のストレス」であるといえるでしょう。
たとえば「上司からパワハラを受けている」や「姑との関係が非常にギクシャクしている」など、人の心の健康状態に密接に関係している人間関係がうまくいっていないと、心がざわざわしてしまうのは仕方ないといえます。
ですから、まずは自分に合った方法で気持ちを落ち着かせ、それでもダメだった場合は病院で受診してもらうことも視野に入れましょう。
月経前症候群(PMS)
女性の場合は、月経前症候群(PMS)によって、心がざわざわしてしまうことがあります。
というのも、月経前はホルモンバランスの影響で過敏になりやすい傾向があります。
そのため、月経前にはやたらとイライラしたり、不安な感覚になるといった経験をしたことがある女性は多いと思います。
ですから「私ってばこんなに心がざわざわして、どこか悪いのかも…」と落ち込んでしまわずに、自分の体のサイクルを見直してみましょう。
「なるほど!月経前だからか」と気づけば、心が少し落ち着くはずです。
更年期
更年期の症状として「言葉では言い表せない不安感や孤独感を感じることがある」や「人生このままでいいのかと落ち込んでしまう」などがあります。
そのため、心がざわざわする要因は、更年期である可能性も十分に考えらるのです。
特に自分の子どもの就職や自立、結婚が決まったときなど、ある種の喪失感として起こりやすい症状ともいえるでしょう。
ただ、更年期といえども、自分で対処することは可能です。
普段から運動をしたり、気持ちを落ち着かせるルーティーンがあると、心がざわざわする確率も低くなるでしょう。
心の傷が完治していない
過去のトラウマや辛いできごとなど、心の傷が完治していない状態のときは、心がざわざわしてしまうでしょう。
特にこれらの心の傷は、就寝前や一人でいるときなど、ふとした瞬間に思い出してしまうことがあるはずです。
もちろん、心の傷が蘇ることにより「また、同じようなことが起きたらどうしよう」や「私はこの傷から一生立ち直れないんだ…」など、どんどんネガティブな気持ちに押しつぶされてしまうので、心のざわざわが自分では抑えきれなくなってしまうこともあるかもしれません。
ですから、そんなときは一人で無理をせず、家族や友達に話したり、病院を受診するなど、抱え込まないようにしましょう。
心のざわざわが続く時の相談先
ここまで「ざわざわする要因」について紹介してきました。
環境の変化や人間関係によるストレスなど、心がざわざわする要因は日常生活の中にも案外溢れています。
また、月経前症候群(PMS)や更年期により心がざわざわすることもありますので、これらの症状についてよく知っておくといいでしょう。
それでは、ここからは「心のざわざわが続く時の相談先」について紹介していきます。
心の傷が完治していないなど、一人ではどうにもできない場合は、これらの相談先を活用してみてくださいね。
精神科
「精神科」とは、心の症状を扱う診療科のことです。
不安や落ち込み、イライラや眠れないなどの睡眠症状が精神科の対象となります。
そのため「人間関係のことで悩んでしまって、夜なかなか眠りにつけない」や「将来のことが不安で、どんどんネガティブな気持ちになってしまう」など、一人で抱えきれない心のざわざわは、精神科に行って先生に相談するようにしましょう。
心療内科
「心療内科」とは、心理的・社会的な要因から引き起こされている身体の症状を扱う診療科のことです。
吐き気や頭痛、全身倦怠感、胃痛などの身体症状があり、その背景になにかしらの心理的なきっかけや理由が思い当たるときは、心療内科を受診しましょう。
また、自分では心がざわざわする理由は分かっていない場合、理由なく身体の不調が続いている場合も、心療内科にて先生に相談することをおすすめします。
婦人科
月経前症候群(PMS)や更年期など、女性特有の症状である場合は「婦人科」を受診するといいでしょう。
婦人科では「心のざわざわが精神面からくるものなのか」や「身体には異常が発生していないか」ということを内診できちんと判断してくれます。
また、女性特有の不安や悩みごとも気軽に相談することができるので、少しでも心がざわざわする場合は、すぐにでも受診することをおすすめします。
ほかにも、婦人科によってLINEなどのオンラインから気軽に相談することもできるので、ぜひ一度活用してみるといいでしょう。
自分に合う方法で心のざわざわを落ち着かせよう
心がざわざわしちゃう時の対処法やざわざわする要因、さらには心のざわざわが続く時の相談先などについて紹介してきました。
不安や緊張、ストレスなど、心がざわざわする理由は人それぞれなので、まずは理由を明確にすることを優先しましょう。
そして、ぜひ今回紹介した内容を参考にして、自分に合った対処法を見つけてくださいね!
また、なによりも一人で抱え込みすぎたり、無理はせずに、心のざわざわとゆっくり向き合っていきましょう。