単身赴任といった仕事上のやむを得ない理由ではなく、喧嘩をしてお互いの頭を冷やすためといった理由や、性格の不一致を見つめ直すためなどの理由で別居という選択をする夫婦も少なくはありません。
一般的に一緒の家に住むことが多い夫婦において、別居をすると離婚の準備段階だというイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、別居をしたからといって必ずしも離婚が避けられないわけではありません。
むしろ別居をしたことで冷静になって、お互いに復縁に向けて前向きに行動できる場合もあります。
どうして夫婦が別居することになってしまったのか、復縁したい場合に覚えておきたい別居中のNG行動、そして復縁するきっかけになる出来事や、スムーズに復縁するためのポイントなど、別居をしたものの離婚を避けたい人が覚えておきたいことを解説していきます。
別居から離婚に進んでしまう原因
そもそも、一緒に暮らしている夫婦が別居をすることは一般的なことではありません。
なぜ夫婦が別居をしてしまい、さらに離婚まで至ってしまうのか。
別居から離婚に進む主な原因をチェックしてみましょう。
別々に暮らすことに慣れてしまった
別居期間が長くなれば長くなるほど、別々に暮らすことに慣れてしまいがちです。
最初は寂しくても一人暮らしのぺースができてしまうと、同居しようと思っても相手がいることがストレスになってしまう恐れがあります。
そうすると別居の方が快適だと感じ、結婚している意味を見失って離婚することになることもあります。
愛情がなくなった
別居をして会う機会がなくなると、なかなか愛情を維持するのはなかなか難しいと言われています。
相手に愛情がなくなると、もう同居して復縁しようという気持ちにならないのも当然のことかもしれません。
相手に愛情がなくなってしまい、もう夫婦としてやっていくのが無理だと感じて離婚することは決して珍しいことではありません。
復縁したい場合は、自分はもちろん相手の愛情も維持する努力をすることが重要です。
子供と溝ができてしまった
子供がいて別居する場合、同居していない親と子供の間に溝ができてしまう場合があります。
特に子供が小さい時は親の顔を忘れてしまうこともありますし、思春期の場合は複雑な気持ちで親との間に溝ができることもあります。
そうなると、お互いの気持ちが戻ってもヨリを戻しづらくなってしまい、両想いなのに泣く泣く別居からの離婚という選択をするしかなくなってしまうこともあるでしょう。
別居中に恋人ができた
本来ならば不倫となるので良いことではありませんが、別居している間に配偶者以外の好きな人ができて恋人関係になってしまう場合もあります。
あるいは、恋人まではいかなくても配偶者以上に好きな人ができてしまい、復縁は考えられなくなるケースもあるでしょう。
別居の期間にもよりますが、別居してすぐに好きな人や恋人ができた場合は慰謝料請求などに発展する可能性もあることは覚えておきましょう。
相手から離婚を請求された
自分は復縁することを前提に別居しているつもりでも、相手から離婚を請求されたことで離婚が避けられなくなってしまうこともあります。
相手が最初から離婚するつもりで別居していた場合もあれば、こっそり恋人を作っていて離婚したくなる場合もあるでしょう。
怪しいところがある場合は、探偵の力なども借りつつ相手が離婚を切り出した原因を徹底的に調べるのもおすすめです。
元々離婚目的で別居した
別居した段階で復縁か離婚か決まっていないためとりあえず別居するという人たちもいますが、いきなり離婚するとお互いの心の整理や仕事の都合上不都合があるため、離婚目的で別居期間を設けるという人たちもいます。
そういう人たちは、別居をしても復縁に向けて動くこともないので自然と離婚することになるでしょう。
離婚目的で別居した場合、子供の親権なども含めてスムーズに話し合いが進みやすいと言われています。
別居から復縁するまでの期間
別居という選択肢をとっても、復縁したいと考えている人はいるでしょう。
なんとかして配偶者と元の関係に戻りたいと考えることは、夫婦である以上決して不自然なことではありません。
では、別居から復縁するまでの期間は一般的にどのくらいなのでしょうか。
それぞれの夫婦の動きも含めてみていきましょう。
数ヶ月以内
復縁として最も多いのは、数ヶ月以内に復縁するというケースです。
数ヶ月あればお互いに別居する原因となった自分の行動を改めることもできますし、相手に対して許す気持ちも生まれるでしょう。
コツコツと連絡を取っている夫婦の場合は一ヶ月が経過した頃に「そろそろ同居しよう」という話が出てきて、自然と復縁に向けた話し合いが始まることもあるようです。
復縁したい場合は、早めに話を切り出すことで成功率が高まります。
半年
お互いに強情な夫婦の場合、なかなか自分から復縁に向けた話し合いができないという夫婦もいます。
そういった夫婦の場合は、半年という区切りの良い時点で復縁の話が出てくることも珍しくはありません。
数ヶ月では直らなかった自分の欠点も半年なら直しやすいというのも半年で復縁する夫婦が多い一因です。
ちょうど季節も大きく変わるということで、イベントに絡めて話を切り出しやすいというメリットがあるのも半年という期間の特徴です。
一年
浮気や借金といった、性格の不一致などではなく夫婦の信頼関係を大きく損なわせることが原因で別居している夫婦の場合は、復縁まで一年くらい時間を要する場合もあります。
浮気している場合はその相手との関係を解消してその後は何も浮気をしていないこと、借金の場合は借金を全額返済して使い込んだ分の貯金をしていることなども復縁の条件となることがあるでしょう。
いずれにせよ、復縁をするためにはギリギリの最終ラインであると考えられています。
別居期間が延びるほど離婚率が高まる
復縁のためには一年以上の別居期間を設けない方が良いと言われています。
もちろん一年以上別居している夫婦でも復縁できるケースはありますが、それでもやはり稀なケースであると言えるでしょう。
別居期間が長くなればなるほど復縁に向けた話し合いもしづらくなりますし、別居する生活に慣れてしまい同居がストレスになってしまって同居出来なくなってしまうケースもあります。
復縁したい場合は、早めに原因を取り除き復縁を自分から申し出るなど積極的に行動しなければ復縁できなくなる恐れがあることは覚えておかなければなりません。
別居中に復縁するためにやるべき10個
夫婦が別居する時、片方は離婚に向けた準備期間だと思っていても片方は復縁のためのチャンスだと考えているケースがあります。
お互いに別居に対する意識が異なると、なかなか復縁するのは難しくなってしまうかもしれません。
しかし、別居期間中の過ごし方によっては復縁できる可能性を上げることも不可能なことではありません。
では、どうすれば復縁できる可能性が上がるのでしょうか。
別居期間中にやるべき10個のことを覚えておきましょう。
1:コツコツ連絡を取り合う
復縁に向けて大切なことは、お互いがいない生活に慣れないということです。
お互いがいない生活に慣れてしまうと、そちらの方が気楽で良いと感じてしまい復縁という選択肢が消えてしまう恐れがあります。