ほんしんを隠してしまう時7選!言いたいことが言えずに心に秘めてしまう人の乗り越え方とはについて
「本当の心」あるいは「本当の気持ち」、もしくは「本当の考え」や「本音」という言葉で言い換えることもできる「ほんしん」ですが、実は素直にほんしんを吐露することは思っているほど簡単なことではありません。

子どもの頃は「痛い」や「辛い」、「嫌い」といったネガティブなほんしんもストレートに表現できていたのに、成長するにつれてほんしんが言いづらくなってしまっていると感じたことはないでしょうか。

ネガティブなほんしんだけではなくポジティブなほんしんすらも隠してしまう人もいます。

では、人はどんな時にほんしんを隠してしまうのでしょうか。

ほんしんを隠してしまいがちな場面が常にほんしんを隠している人の特徴や心理、また、ほんしんを隠すことによって得られるメリットやデメリット、そしてほんしんを隠したくないのに隠してしまう人の乗り越え方など、ほんしんにまつわる気になることを全て紹介していきます。

ほんしんを隠してしまう時7選

素直な人にとってみると、どうしてわざわざ自分の気持ちを周りの人に隠すのか分からないという人も多いのではないでしょうか。

しかしながら、人は多かれ少なかれ自分のほんしんを隠して取り繕った振る舞いをしてしまう時があります。

では、どんな時にほんしんを隠して振る舞う人が多いのでしょうか。

人がほんしんを隠す時を7個紹介していきます。

1:相手に嫌われたくない時

誰かと話していて「この人には絶対に嫌われたくない」と感じることがあるでしょう。

異性として好きになり恋人になりたいから嫌われたくない時もあれば、尊敬する上司に嫌われたくないと感じることもあります。

いずれにせよ、相手に嫌われたくない時はほんしんを吐露しづらくなってしまいがちです。

特に相手と反対の意見を持っている時は、ほんしんを隠してしまうことが多いでしょう。

相手が「定食を食べたい」と言った時、ほんしんでは「パスタの気分なんだけど」と思いつつ、相手に嫌われないようにほんしんを隠して自分も定食が食べたいふりをすることは決して少なくありません。

2:優秀な人間だと思われたい時

年齢や経験を重ねるにつれ「分かりません」や「教えてください」という言葉は言いづらくなる傾向があります。

分からないことがあった時でも、周りがみんな分かっている雰囲気だと分からないというほんしんを隠して振る舞ってしまうことも多いのではないでしょうか。

「自分だけ分からない」という状況を作りたくないからと、ほんしんを隠してしまう人は少なくありません。

また、それだけではなく一対一の状況でも分かっている前提で話されると質問しづらいと感じる人もいるようです。

「全て分かっていて、頼れる優秀な人間」だと思われたい見栄やプライドが、ほんしんを吐露しづらくしてしまうのです。

3:相手の腹を探りたい時

相手が何を考えているか分からない状況では、自分のほんしんを見せることに抵抗があるという慎重な性格の人もいるでしょう。

恋愛で相手から好意を持たれているか分かるまでは自分の好意を隠したいという人もいますし、ビジネスシーンで相手が本当に協力してくれるか分かるまではほんしんを見せたくないと考える人もいます。

ほんしんを隠すことで自分の立ち位置を相手に見えなくし、相手が何を求めているのかをこっそり探ることが可能になるのです。

相手より優位な立場で交渉を進めたい時には、自分のほんしんを隠して行動する方が良い場合もあります。

4:その場の雰囲気を乱したくない時

自分が嫌われたくないという気持ちや優秀だと思われたい気持ちなど自分の都合でほんしんを隠す人ばかりではありません。

その場の雰囲気を乱したくないという周りの人の都合を考えてほんしんを隠し、振る舞うこともあるでしょう。

たとえば会議などで既に決まりかけている時、他の案を思いついても言わない人がいます。

周りの人から注目されること自体が嫌で言わない人もいますが、中には「やっと会議が終わる」、「無事に終わって良かった」という周りの気持ちを優先して言わない人もいます。

5:欠点を見せたくない時

自分自身がほんしんを隠すことで欠点を隠せると考えてほんしんを隠す人もいるでしょう。

ほんしんでは弱音を吐きたくて誰かに甘えたい時でも、弱みを見せることは欠点をさらけ出すことになるので言いたくないという時もあります。

誰かに自分の弱音を吐いたり甘えたりすることで楽になることはできますが、同時に誰かに対して自分の弱みを見せることになるので抵抗があるという人は少なくありません。

特に常に緊張を強いられるような環境にいる場合は、隠したくなくてもほんしんを隠さざるを得ないケースも少なくはありません。

6:自分に自信が無い時

自分に自信が無い女性
自信を持って発言できる時であれば、ほんしんを隠す必要はありません。

しかしながら、自分が思ったことがあっても、その考えがあっているのか自信がない時にはほんしんを隠すことも多いのではないでしょうか。

たとえば小学校の頃の道徳の授業で自分の意見を発表しなければならない場面でも、自信がなくて発言できなかった経験を持つ人も多いのではないでしょうか。

自分に自信がなくてほんしんを隠す場面では、多くの人が「自分は優秀であると思われたい」、「自分は周りの人と同じように振る舞えると思われたい」という気持ちを隠していると言われています。

個性を出す勇気がない人ほど、自信がなくてほんしんを見せられない場面は増えていくでしょう。

7:言っても無駄だと思った時

相手の都合で自分のほんしんを隠す場合、周りの雰囲気を尊重しなければならないような場面で隠す人もいます。

しかしながら、実は相手を思いやるだけではなく相手に期待していない場面でも、その対象となる相手に対して自分のほんしんを隠すこともあるのです。

何度同じことを指摘しても分かってくれない人、あるいはどんなに嫌だと言っても分かってくれない人に対しては、ほんしんを言うことが空しくなる場合もあるでしょう。

たとえば毎回嫌だと言っても遅刻をする人と待ち合わせをする場合、本当は嫌でもほんしんを隠して「気にしてないよ」と答える場面などがあります。

このように、相手に言っても無駄だと感じた場合には、相手にほんしんを吐露して揉め事になることを避けるためにほんしんを隠す場合もあります。

ほんしんを隠す人の特徴

場合に応じてほんしんを隠す時もあれば、逆に全くほんしんを隠さずに本音を吐露できる人もいます。

大半の人は状況に応じて自分のほんしんを言うかどうか変えることができますが、中にはどんな場面であっても基本的にほんしんを隠す人もいます。

では、基本的にほんしんを隠す人たちはどのような特徴を持っているのかチェックしてみましょう。

目が笑っていない

人間の身体の中で、最も感情が出るのは目だと言われています。

そのため、常にほんしんを隠している人はにこやかな笑顔のはずなのに目が笑っていないというケースも少なくはありません。

ほんしんを隠すことで周りの人とのトラブルを避けることはできますが、どうしてもほんしんを隠し続けるとストレスになってしまいます。

そのストレスのせいで、目が笑っていない怖い笑顔になってしまうのです。

相手にほんしんを悟らせず優位に交渉を進めたいような場面で目が笑わないのはもちろん、大切な相手に嫌われたくないからとほんしんを隠すような場面でも目にほんしんが出てしまう場合があります。

あなたの周りに、いつも周りの人に同調している人がいる場合、目を見ればその人がほんしんを隠しているかどうか分かるかもしれません。

仲の良い友達が少ない

友達
ほんしんを隠すことで周りの人に合わせやすくなり、トラブルも少なくなる傾向があります。

しかしながら、実はほんしんを隠していることは周りの人に分かってしまうためどうしても仲の良い友達ができづらくなってしまいます。

人当たりは良いのになぜか仲の良い友達が少ない人、誰とでも当たり障りなく話せるのに特定の人といる場面を見かけない人は、もしかしたら常にほんしんを隠しているからこそ親しい相手ができないのかもしれません。

大人になると社交辞令を言わなければならない場面も増えてしまいますが、だからこそ常にほんしんを隠している人はうわべだけの付き合いしかできなくなってしまうのです。

その人の交友関係に注目することで、ほんしんを隠しているかどうかが分かることもあるでしょう。

自分の話はあまりしない

誰かと話している時、自分の話をあまりしたがらない人を見たことはないでしょうか。

複数の人と生まれた土地や今の恋人の話などプライベートな話をしているのに、特定の人に話を振った時に上手に話題転換をすることで自分の話題になることを避けようとする人もいます。

ほんしんを隠している人は、自分のプライベートな話をすることも嫌います。

自分のプライベートな話をすると、今まで隠してきた考え方や価値観が周りに伝わってしまう恐れがあるので、できるだけ自分の情報を隠そうとするのです。

特に話しても問題ない話題なのに毎回複数の話題で自分の情報を頑なに隠そうとする人は、もしかしたら話題に触れられたくないだけではなくほんしんも隠したいのかもしれません。

人の意見に合わせることが多い

ほんしんを隠すということは、必然的に自分の意見を言わないということになります。

そのため、意見を求められた時に周りの人の意見に合わせることも多くなるでしょう。

自分のほんしんを隠している人ほど、周りの人に同調する機会が増えていきます。

食べたいものや行きたい場所など、誰もが少しくらい好みを持っているような話題でも、話題を振った時に「どこでもいいよ」や「○○さんに合わせるよ」など誰かに合わせることを前提にしている人は、意見がないのではなくほんしんを隠したいのかもしれません。

自分のことを話したがらないのと同様に、自分の好みや考え方を隠したがるのもほんしんを隠す人の特徴の一つです。

単独行動を好む

ほんしんを隠す人は親しい友人を持たないことが多いですが、だからといって誰からも嫌われて孤立しているというわけではありません。

むしろ、ほんしんを隠す人がグループの中にいると空気がまとまりやすくなるからと一緒にいたいと考える人も少なくはありません。

しかしながら、そうした周囲の思惑とは裏腹にほんしんを隠す人は単独行動を好みます。

単独行動をしていれば誰かに意見を求められて不本意な意見に同意する必要もありませんし、必要以上に周りの空気を読んで疲れることもありません。

常に誰かと一緒にいたい人にとっては不思議に思えるかもしれませんが、ほんしんを隠したい人にとっては単独行動が最もストレスがなく過ごしやすいのです。

ほんしんを隠してしまう心理

ほんしんを隠してしまう心理
そもそも、ほんしんを隠す人はなぜほんしんを隠そうとするのでしょうか。

小さい頃のことを思い出してみると、現在ほんしんを隠す人であっても幼い頃からほんしんを隠していたわけではありません。

むしろ、小さい頃は周りの人たちと同じように「嫌い」や「好き」という気持ちを正直に表現していた人も多いでしょう。

しかしながら、ほんしんを隠す人はなんらかのきっかけでほんしんを隠すようになってしまったケースが多いと言われています。

なぜほんしんを隠したがるのか、彼らの心理を考えてみましょう。

ほんしんを言って傷ついた経験がある

今まで、ほんしんを言っていて受け入れられた経験しかないという人はめったにいないでしょう。

むしろ、誰かと衝突してしまい傷ついた経験を持っている人の方が多いかもしれません。

人にもよりますが、傷ついた経験が印象的であればあるほど、それ以降はなかなかほんしんが言えなくなってしまう人が多いようです。

否定された

自分のほんしんを言っても、それが必ずしも正しいとは限りません。

特に会議のように自分の意見を求められる場面では、否定されることも多いでしょう。

場合によっては「センスがない」や「今まで話を聞いていたとは思えない」など強い否定の言葉をぶつけられてしまうこともあります。

そのようにほんしんを言ったのに否定された経験を持つ人は、まるで自分自身が否定されたかのように感じることも少なくはありません。

こうして否定された経験を持つ人は、徐々にほんしんを言うことが怖くなってしまいます。

特に、特定のメンバーに毎回自分だけほんしんを否定されていると、トラウマになってしまうことも多いでしょう。

それからは自分が否定されたくなくて、自分自身を守るためにほんしんを隠すようになるケースもあります。

馬鹿にされた

否定されるだけではなく、時には馬鹿にされてしまった経験を持っている人もいるかもしれません。

勇気を出して自分のほんしんを言っても「どう考えたらそんな風に言えるのか分からない」や「そんな風に考える人がいるなんて思わなかった」など、馬鹿にされることもあるでしょう。

それが食べたいものの話題などの些細な話題であっても「こんなに暑いのにラーメンを食べたいなんて信じられない」など馬鹿にされることによって、ほんしんを言うのが嫌になってしまうこともあります。

馬鹿にされてしまう経験も、否定される経験と同じく自分自身の価値自体を傷つけられた気持ちになってしまうものです。

そのため、「これ以上馬鹿にされたくない」や「あんなに言われるなら、周りに合わせた方がマシ」という考えになりほんしんを隠すようになる人もいるのです。

ケンカになった

ケンカ
否定されたり馬鹿にされたりしなくても、ほんしんを言って対立する人とケンカになってしまうケースもあります。

特に、正解がないような好みの話し合いの中ではほんしんが原因でケンカになることも多いでしょう。

恋人に対してほんしんを言ったことが原因で別れてしまうこともあるかもしれませんし、ほんしんを言うことによって友達を失いクラス中から無視された経験を持つ人もいるかもしれません。

元から気弱な人や誰かとトラブルになることを好まない人にとって、自分の意見が原因でケンカが起きてしまったというのは大きなトラウマになります。

特にケンカの後でもしこりが残り関係が修復されずに現在まで至っている場合は、大きなトラウマになってしまうでしょう。

そのためケンカになるくらいなら自分のほんしんを隠そうと考えるようになってしまうのです。

自分に自信が無い

今までにほんしんを言って傷ついたことがあっても、実はそれほど気にしていないという人の方が多いかもしれません。

しかしながら、誰かとトラブルになることを気にしなかったり、あるいはほんしんを言ったことによる嫌な経験を気にしていなかったりする人でも、単に自分に自信がない場合はほんしんを言いづらくなってしまいます。

「間違えを指摘されるのが嫌だ」や「間違えることによって注目されて、無能な人間だと思われたくない」など、羞恥心が強い人もほんしんを隠しがちです。

自分の考えが絶対に合っていると分かる場合はほんしんを言う場合でも、合っているかどうか分からない、多数派に属している自信がないというケースでは頑なにほんしんを隠すなど、ケースバイケースでほんしんを言うかどうか決める人もいます。

自分に有利な状況にしたい

先ほど紹介したように、相手が何を考えているか知り交渉を有利に進めるために敢えてほんしんを隠す人も少なくはありません。

相手がある程度ほんしんを見せてくれてからなら安心して自分のほんしんをさらけ出せるという人もいれば、相手のほんしんを全て吐露させてからではないと自分の持ち札は晒したくないという人もいるでしょう。

いずれにせよ、相手の出方を見ながらほんしんを話すかどうか決める人は、非常に慎重で警戒心が強いと言われています。

さらに相手より優位に立ちたいという気持ちが強く、競争心が強い一面も持っていると言われています。

ほんしんを隠すメリット

ほんしんを隠すことで親しい友人ができづらくなったり単独行動の方が楽に思えたりするなど、ほんしんを隠すと人間関係に影響を及ぼすケースも少なくはありません。

しかしながら、ほんしんを隠すことで悪い影響ばかりが発生するわけではないことはご存知でしょうか。

実はほんしんを隠した方が良い方向に動く場合も少なくはありません。

ここでは、ほんしんを隠すメリットを二つ紹介していきます。

無駄な衝突を避けられる

誰かと意見が対立した時、どうしても譲れないことであれば自分のほんしんをぶつけて議論するという人もいるでしょう。

しかしながらどっちでも良いこと、あるいはどうでも良いことが議題であれば、ほんしんを隠して衝突を避ける方が無難だと考えられる場合もあります。

たとえば、「今日はカレーライスにするかラーメンにするか」という議題の場合、絶対に譲れないと考える人はそれほど多くありません。

それなら、相手がカレーライスを食べたい時「どちらかといえばラーメンの気分だけど、まぁいいだろう」と相手に合わせることもあるでしょう。

ほんしんを隠すことは、人間関係を円滑にする上である程度必要なことなのです。

表向きは良い評価を得られる

プライベートな場面だけではなく、仕事上でもほんしんを隠した方がメリットになる場合もあります。

特に上司や先輩社員に対しては、ほんしんを隠して相手の意見に合わせた方が良い評価を得られる場合も多いでしょう。

「同じように考えてくれて可愛い部下だ」と思われて、良い評定をつけてもらえるかもしれません。

ただし、この場合はメリットだけではないので注意が必要です。

表向きは良い評価をつけられていても、裏では「自分の考えを持っていないイエスマン」だと思われてしまうこともあります。

また、上司か自分が異動して環境が変わった時、どの程度ほんしんを出して良いのか分からずに戸惑ってしまうケースも少なくはありません。

ほんしんを隠して得られる評価は、本当のあなた自身の評価ではないので注意が必要です。

ほんしんを隠すデメリット

ほんしんを隠すことによって得られるメリットもありますが、残念ながらほんしんを隠しているからこそデメリットが発生してしまう場合もあります。

ほんしんを隠しすぎるとデメリットも大きくなり、最終的にはストレスを避けるためにほんしんを隠していたはずが、ほんしんを隠していること自体がストレスになり自分でもどうすれば良いか分からなくなってしまうケースもあります。

具体的にほんしんを隠しているとどのようなデメリットが発生してしまうのか、4つのケースを見ていきましょう。

コミュニケーションが苦痛になる

相手に合わせることは自分で考える必要がないので、非常に楽なことが多いでしょう。

しかしその反面、常に相手に合わせていて自分の意見を殺さなければならないので、コミュニケーション自体が苦痛になってしまう場合があります。

たとえば好きな異性と付き合いたいからと、常に相手の好みに合わせて自分のほんしんを隠す人がいます。

しかしながら、その状態では付き合うことはできても、次第に本来の自分を見失ってしまい大好きな人のはずがコミュニケーションをとることに嫌気がさしてしまうケースもあります。

相手に合わせていると最初は良い関係を築けますが、徐々に無理をしている自分を自覚してしまうでしょう。

そのため、どんなに好きで気に入られたい相手であっても全てを相手に合わせるのは禁物です。

本当の自分で相手に接することも重要であることを覚えておかなければなりません。

ストレスが溜まる

ストレス
プライベートでほんしんを隠しているとコミュニケーションが苦痛になることも多いでしょう。

しかしながら、ビジネスシーンで相手の出方を見るために敢えてほんしんを隠すようなケースでも、ストレスが溜まってしまうこともあります。

相手にほんしんを見せないように行動するためことは、実は非常に集中力が必要になります。

そのため、ほんしんを見せなければ見せないほど、どんどんストレスが溜まってしまうのです。

最初は、ほんしんを隠して自分の思い通りに話が進むことが楽しく、快感を覚えることもあるでしょう。

しかしながら、それが続いてしまうと、次第に「自分は何をやっているのか」という自問自答が始まってしまいます。

そうなると、たとえ自分の思惑通りに物事が進んでいてもストレスが大きくなってしまうのです。

素直な人に対して嫉妬してしまう

トラウマなどが原因でほんしんを出せない人ばかりではなく、相手に気に入られるためにほんしんを隠したり、相手より優位な立場に立つためにほんしんを隠したりするなど、自分の意思で必要だと思った時にだけほんしんを隠す人もいるでしょう。

しかし、そのように自分自身でほんしんを隠している場合でも、素直な人に対して嫉妬してしまうというデメリットもあります。

素直な人を見ていると、自分よりも人に好かれて楽に生きているように見えることもあるでしょう。

自分でほんしんを隠すことを選択したはずなのに、なぜか自分自身の方が嫌な人間であるように感じられて自己嫌悪に陥ってしまうこともあります。

そのように嫉妬している自分を自覚することで「自分で選んだくせに」とさらに自己嫌悪に陥ることも少なくはありません。

自分のほんしんが分からなくなる

実はほんしんを隠しすぎる最大のデメリットは、自分自身のほんしんが分からなくなってしまうということです。

最初は「本当はAだけど周りに合わせてBにしておこう」と判断で来ていたはずなのに、だんだんその状態に慣れていくことで「周りに合わせておこう」という思考になってしまい、自分の気持ちを忘れてしまいます。

自分のほんしんが分からなくなってしまうと、自分自身で決断することができなくなります。

そのため環境が変わってほんしんを言わなければならなくなっても何も言えず、最終的には「自分の意見が何もないつまらない人」だと思われてしまうこともあるのです。

言いたいことを心に秘めてしまう人の乗り越え方

自分の意思でほんしんを隠すことを選択する人もいますが、中にはほんしんを言いたいのに過去のトラウマが原因になってどうしてもほんしんを言えなくなってしまっている人もいるでしょう。

誰かに責められたり馬鹿にされたり否定されたり、あるいは取り返しがつかないトラブルを起こしてしまったりして、ほんしんを言うのが怖くなってしまっている人もいます。

では、そのように「ほんしんを言いたいのに言えない」や「隠しているうちに、ほんしんを言うことが怖くなってしまった」という人はどうすれば良いのでしょうか。

ここではほんしんを言いたい時の乗り越え方を紹介していきます。

自分を責めない

ほんしんを言えない人は「自分の考えを言うだけなのにどうしてできないんだ」や「今日も自分の意見を言えないなんて、ダメな人間だ」など自分自身のことを責めてしまいがちです。

しかしながら、まずは自分のことを責めるのをやめましょう。

自分を責めてしまうと、さらに自分に対して余計なストレスやプレッシャーを与えてしまい、ほんしんを言う際に委縮してしまいます。

自分を責めずに「気軽に言えそうな時に言う」という気持ちを持ちましょう。

「今日は絶対にほんしんを吐露する」など意気込み過ぎず、リラックスした状態でほんしんを言おうとすることが大切です。

いきなり改善しようとしない

ほんしんを言えない人が陥ってしまいがちな失敗は、急に全てを改善しようとすることです。

なんでもハッキリ物事を言える人に憧れて、自分も常に発言できる人間になりたいと思ってしまっていないでしょうか。

もちろん最終的な目標を持つことは良いことですが、いきなりそうしたフェーズに到達しようとするのは無理があります。

多くの仕事があっても一つ一つ地道にこなしていかなければならないように、いきなり全てを改善しようとしても無理をするだけになってしまいます。

「今日は少しだけ言う」や「周りとの反対意見を考えてみる」など徐々に動いていくことを意識しましょう。

ほんしんを話せる場を見つける

ほんしんを隠すことがくせになってしまっている人が、いきなり大きな会議などの注目を集める場で自分のほんしんを話すのは非常に難易度が高いでしょう。

今までなかなかほんしんを言えなかったという人ほど、簡単な場所からステップアップしていかなければなりません。

会議などの重要な場面で急にほんしんを言うのではなく「今日は何が食べたい」や「○○に行ってみたい」など、人生にそれほど影響を与えない場面でほんしんを言う練習をしていきましょう。

自分の友達や恋人、家族など甘えられる存在に対してほんしんを言う練習をするなど、相手を選んでほんしんを言う癖をつけていくこともおすすめです。

言葉の表現を変えて伝えてみる

今まで、ほんしんを言ったことでトラブルになった経験を持っている人はほんしんを言うことが怖くなってしまっているかもしれません。

そのようにトラブルを避けるためにほんしんを隠しているという人は、発言する前に言葉の表現を変えることでほんしんを伝えることができるようになるかもしれません。

「それは全然違うからやめて△△にした方が絶対に良い」というほんしんを持っている場合でも「それも○○なら良いかもしれないけど、もしかしたら△△を検討しても良いかもしれない」という表現に変えることで周りに与える印象も大きく異なります。

トラブルを避けたい人は、ほんしんを伝える時に柔らかい表現になるように意識してみてください。

自分のほんしんを少しずつ表現していこう

自分のほんしんを常に隠していると、つまらない人だと思われるだけではなく自分で自分のことが分からなくなってしまう恐れがあります。

今までに嫌な経験をした人も、信頼できる人の前では徐々に自分のほんしんを出してみてはいかがでしょうか。