そのように目標達成は次の新たな苦労とセットになるからこそ、ピークは目標を達成した瞬間になるのです。
4:難しいプロジェクトを完遂した時
目標達成のように数字で明確に分かるものではなくても、難しいプロジェクトを完遂できた時もピークだと感じる人は多くなるでしょう。
難しいプロジェクトでてこずったものであればあるほど、達成感も大きくなるのです。
プロジェクトの完遂が決定的となり、プロジェクトメンバーと飲み会の会場を探して色々なお店を調べたり、あるいは実際に飲み会で乾杯をしたりする局地的な瞬間こそがピークだと感じる人も少なくはありません。
ただしプロジェクトの完遂も、営業における目標達成と同じように次の苦労とセットになりがちです。
新しいプロジェクトが始まって新しい苦労が始まることもあれば、もしくは誰かに引継ぎする必要が出てきたものの引継ぎ予定の後任の人と相性が悪くて人間関係上の苦労を背負いこんでしまう場合もあります。
そういった苦労が大きくなると「完遂した瞬間の飲み会は楽しかった」という気持ちになってしまうのです。
5:業績アップに貢献した時
営業職や販売職のように自分自身の目標数字を持っていて、それを達成できたかどうかによって会社の業績アップに貢献できたかどうかすぐに分かるという人もいるでしょう。
しかし、そのようにダイレクトに分かる人ばかりではありません。
中には企画職や研究職のようになかなか自分自身の仕事が業績アップにどのように影響しているのか実感できない人もいます。
しかし、そうした職種の人でも自分が手掛けた商品やサービスの売れ行きが大きくアップしたり、あるいは自分自身のアイデアが採用された商品やサービスが会社の目玉商品になることによりピークを感じることもあります。
このように、数字ですぐに分からなくても誰かにとってのピークとなっている場合も少なくはありません。
6:表彰された時
数字で分からなくてもピークを感じる場合として最も代表的なのは、社内・社外問わず誰かに表彰される時でしょう。
表彰はある程度の基準を満たしていることが要件となっている場合がほとんどですので、年数を重ねたからといって誰でも表彰されるわけではありません。
目標達成した人の中でも最も優れていたという証にもなるため、表彰されることは最大のピークだと感じる人もいます。
ただし、表彰された場合も目標を達成した場合やプロジェクトを完遂した場合と同じように、今後の責任が大きくなり周りから期待されてプレッシャーを感じてしまうこともあります。
そういう状況に耐えられない人は「あの頃がピークだった」と懐かしんでしまうこともあるでしょう。
7:正社員に登用された時
現在は正社員として働いている人ばかりではなく、契約社員やアルバイトとして働きつつ正社員登用を目指している人たちも少なくはありません。
そういった人たちにとってはやはり正社員に登用されるのは一つの目標達成となるため、登用される話を聞いた瞬間にピークを感じることもあるでしょう。
正社員の登用も今までに紹介してきたその他のケースと同じように、登用された後は今までよりも仕事内容が変わってしまって仕事自体が楽しくなくなってしまうこともあります。
また、契約社員やアルバイトの頃とは違い時間の自由がなくなってしまうこともあり「正社員にならない方が不安定でも良かったかもしれない」と思ってしまうこともあります。
恋愛編
仕事では「何かを達成した瞬間」にピークを感じ、それ以降はその達成によって新たな苦労を抱え込んでしまうことでピークを懐かしむという人も少なくはありません。
しかし恋愛の場合、何か望みが叶ったからといって責任が増えたりプレッシャーが強くなってしまうということはないでしょう。
それでも尚、恋愛でも「あの頃の方が良かった」とピークを感じてしまうケースはあります。
では、なぜ恋愛でもピークを感じてしまうのか、理由と一緒に恋愛においてピークを感じる9つのパターンを紹介していきます。
8:彼からの好意を感じた時
「もしかしたら、彼も私のことを好きなのかも?」というように、彼からの好意を感じる瞬間こそが、恋愛の醍醐味でありピークであると考える人が最も多いと言われています。
彼からの好意を感じた瞬間は、誰かに愛されているという安心感と満足感で幸せな気持ちになり、それだけで満足できるため確かにピークだと言えるでしょう。
この時期を過ぎて両想いになり付き合い始めると、今までは気にならなかった彼の嫌な部分に目が行ってしまい喧嘩になることもあるため、お互いに「相手は自分のことが好きだろうし、自分も相手のことが好きだけど決定的な言葉は言わない」という、いわゆる「両片想い」の時期こそが恋愛のピークだと感じるカップルは少なくありません。
9:彼のことを好きと認識した時
恋愛のピークが彼から自分に対する好意を認識した瞬間だと感じる人もいれば、逆に自分が彼のことを好きだと自覚した瞬間にピークがあると感じる人もいます。
自分が彼のことを好きだと自覚すると、今まで何も思っていなかったのに急にドキドキが始まり、彼と話すのが楽しくなることでしょう。
人によっては、どんな風に接すれば良いのか分からなくなってしまい戸惑うという人もいるかもしれません。
好きだという気持ちに慣れてしまうと「相手にも好きになってほしい」という欲が出てきたり、あるいは「他の女の子と喋らないでほしい」という独占欲が出てきたりします。
しかし、そういう感情にまだ触れない自覚した瞬間は、恋心とだけ真摯に向き合うことができるので紛れもなく恋愛のピークだといえるでしょう。
10:告白する時される時
いわゆる「両片想い」の状態で「これを言ったら相手は喜ぶだろう」や「きっとこうしてくれるに違いない」と恋愛の駆け引きを楽しむのも、恋愛の醍醐味でありピークであることは間違いありません。
しかしながら、やはり告白によってお互いの気持ちが通じ合う瞬間の方が、好意が決定的になり喜びが大きく恋愛のピークであると考える人もいます。
告白したり、あるいは告白されたりしてお付き合いが始まると「これからどういう風に接していこう」や「初めてのデートではどこに行こう」とこれからの付き合いに向けた考えが頭の中を占めるようになります。
お互いに相手の嫌な部分もまだ見えていないので、告白によってお付き合いが成立した瞬間が恋愛のピークだと考える人もいます。
11:付き合い始めてすぐの時
お互いの嫌な部分が見えていなく、喧嘩をしても一つのイベントとしてたのしむことができるという点では、付き合い始めてすぐの初々しく新鮮で、何をやっても楽しい時期が恋愛のピークだと感じる人もいるでしょう。
お互いに「初めてのデートは何を着ていこう」や「最初のイベントはクリスマスだから、プレゼントを用意しなきゃ」など、相手の好みがあまり分かっていない段階で色々考えるのは楽しいものです。
仮に友達としての付き合いが長くてお互いの好みを熟知していても、恋人となると今までとは全く違ったワクワク感があるのでそれが楽しいと感じる人も多いようです。
12:初デートの時
会う前に色々と考えるのが楽しくて恋愛のピークだと感じる人もいますが、恋人として最初に長い時間を過ごせる初デートの方が楽しいと感じる人もいます。