グループ活動の大切さとは?集団の中でどう動けたらいいの?を解決します!学校や就活・転職に役立てようについて
学校や就活・転職の際に、かなりの高確率で遭遇するグループ活動。

多くの人は「グループ活動の大切さっていったいなに?」や「集団の中ではどうやって動けばいいの?」と疑問に感じたことがあるのではないでしょうか。

今回は、グループ活動の大切さや、集団の中での動き方について紹介していきます。

グループ活動が苦手な人や、集団の中でも存在感を発揮したいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

グループ活動の大切さ

「グループ活動」は得意ですか?学校や就活・転職など、あらゆる場面でグループ活動に遭遇した経験があるかと思います。

また、グループ活動というと、集団で行動することになりますから、得意不得意が大きく分かれるはず。

「なぜグループ活動をしなければいけないのか?」と考えている人も、グループ活動の大切さについて知ることができれば、少しは積極的に行動できるようになるかもしれませんね。

それでは、ここからは「グループ活動の大切さ」について紹介していきます。

一人ひとりが役割を持つ

グループ活動において、リーダー・書記・タイムキーパーなど、一人ひとりが役割を持つことになります。

もちろん、これらの役割はすべて重要なため、一人ひとりがきちんと与えられた役割を全うしなければなりません。

要するに、グループ活動をすることで、一人ひとりが責任感を持つようになるのです。

個人で活動する場合は、良くも悪くもすべて自分一人だけの責任になりますから、努力するもしないも個人の自由です。

ですが、グループ活動の場合は、誰か一人のミスがグループ全体に影響を及ぼしてしまうので、自然と責任感が生まれるのです。

自分の考えを持って発言する

先ほども紹介したように、グループ活動の場合は誰か一人のミスが全体に影響を及ぼしてしまいます。

そのため、テキトーな発言をすると、グループ全体の評価が下がってしまう可能性もあるでしょう。

だからこそ、一人ひとりが自分の発言に対して責任感を持つようになるのです。

「自分の考えは周りにどのように思われるのか?」と考えながら発言しますから、グループ全体に理解してもらいやすくなります。

また、お互いに自分の考えを持ち寄るからこそ、新しい発見があるといえるでしょう。

お互いに理解しあう

人数が多くなるにつれて、お互いの考えが交錯してしまうのは仕方ありませんよね。

ですが、交錯しているままではなにも生み出すことはできないはず。

そのため、グループ活動において大切なことは「お互いに理解しあう」ということです。

お互いを理解しあうためにも、まずは自分の考えをきちんと発言することが重要です。

お互いに考えをきちんと伝えることができれば、すぐに納得することはできなくても、どうにかして理解しようと努力をすると思います。

もちろん、お互いに理解しあえれば、グループ全体が前向きな方向に進んでいけるでしょう。

お互いに協力しあう

グループ活動の場合、一人ひとりに役割が与えられているからこそ、お互いに協力しあうことでより良い方向へ進んでいけます。

反対に、グループの誰か一人だけでも非協力的であった場合は、グループ全体にまとまりがなくなってしまうため評価も悪くなるでしょう。

ですが、個人で活動するわけではないからこそ、一人ひとりが責任感を持つようになるため「グループのために頑張らなければ」と努力をするのです。

もちろん、これらの考えをグループの全員が持つと、非常に素晴らしい結論を出すことができるでしょう。

結論を整理して発表する

グループ活動の成果を発揮する場面といえば、やはり結論を整理して発表することです。

グループ全体で出し合った考えを整理して、グループ外の人にいかに納得してもらえるように発表するか。

個人の意見に比べて、あらゆる人の考えが詰まった結論だからこそ、整理するのは難しく、伝えるのも難しいといえます。

ですが、あらゆる人の考えが詰まっているからこそ、はじめて聞く人にとっては衝撃を与える部分が多いといえるでしょう。

グループ活動の種類

ここまで「グループ活動の大切さ」について紹介してきました。

個人で活動するわけではないからこそ、一人ひとりがきちんと自分の役割を持ち、お互いに考えを出しあい、理解しあう。

もちろん、人数が多いほどにはじめは納得できない部分もあるかもしれませんが、その分「これで行こう!」と思える結論を導けたときには、個人で活動するときには味わえなかった達成感を感じられるでしょう。

それでは、ここからは「グループ活動の種類」について紹介していきます。

プレゼン型

プレゼン
プレゼンとは、発表することで相手に行動してもらうための方法です。

たとえば、新企画の提案をプレゼンする際は、相手に企画を採用してもらうことが目的になりますよね。

そのため、プレゼンをして相手に行動してもらう場合は、あくまでも相手に納得させることが重要なポイントです。

「○○と言われたから採用した」と無理やり行動させるのではなく「○○だったらやってみたい!」と納得したうえで自ら行動させる必要があります。

オープンディベート

オープンディベートとは、明確な答えが存在しない課題や問題を解決する際に活用されます。

明確な答えが存在しない分、自分の考えを伝えるのに抵抗がなくなるのがポイントです。

ただ、明確な答えが存在しないからこそ、グループ全体の意見がまとまりにくいともいえるでしょう。

そのため、オープンディベートをする際は、より一層グループ一人ひとりの役割に対する責任感が重要視されるのです。

選択型

選択型とは、文字通り選択肢をいくつか挙げて、それらの選択肢を選んだり、優先順位をつけていく方法です。

選択肢が2個と少ない場合もあれば、3個以上の広い選択肢の中から選ぶ場合もあります。

これらの選択肢の中から課題を解決していくために、グループ全体でお互いの考えを発言しあうので「誰にどのような価値観があるのか」ということが分かりやすいのが特徴です。

課題解決型

課題解決型とは、オープンディベートと同様に与えられた課題や問題を解決する際に活用されます。

ただ、オープンディベートと大きく異なる点は「明確な結論を出して発表することを前提としている」ということです。

グループの人数が多いほどに結論をまとめるのが難しくなってしまう可能性がありますが、その分「主体性」や「状況把握力」などが評価されやすいといえます。

作業型

作業
作業型とは、1つの目標に向かってグループ全体で作業をしながら進めていく方法です。

一人ひとりの技術スキルや職業スキルがオープンになるのはもちろん、言葉だけでは納得できない部分を作業を通して、お互いに解決することができます。

たとえば、どれだけ効率が良かったとしても、納得できていない状態ではグループ活動は成功したといえませんよね。

反対に、少し遠回りになってしまったとしても、グループ全体が納得することができれば成功といえるでしょう。

そのため、情報と論理を同時に検証できる作業型は、意見が異なるグループ活動において重要な役割を果たしてくれるのです。

グループ活動の進め方

ここまで「グループ活動の種類」について紹介してきました。

ひとくちに「プレゼン型」といっても選択型・課題解決型など種類が分かれているのです。

また、言葉だけでは納得できない場合に活用したい「作業型」というものもありましたね。

どの方法を活用するかによって解決までの道のりや評価は大きく変わってきます。

そのため、自分たちのグループにあったものを活用するようにするといいでしょう。

それでは、ここからは「グループ活動の進め方」について紹介していきます。

目標を明確に設定する

グループ活動を進めていくにあたり、まずはじめに大切なことは目標を明確に設定することです。

一人ひとりの考えは異なっていますから、はじめに目標を明確に設定していない場合は、結論を上手くまとめられなくなってしまいます。

ですから、グループ活動を進めていく前に自分の中で目標を明確にしておき、メンバーが決まり次第、共有することが大切です。

グループ活動では時間が限られていますから、できるだけスムーズに共有できるように前もって準備しておきましょう。

メンバーを決める

メンバー
目標を明確に設定できたら、次はグループ活動に欠かせないメンバーを決めていきましょう。

同じ目標に向かって価値観が似ているであろう人を集めるのもいいですし、あえて考えが180度異なっている人を集めてみるのもいいかもしれませんね。

また、2~3人の小人数グループにするのか、5人以上の大人数にするのかなど、メンバーを決めていくのもなかなか大変だと思います。

そのため、これから目指していく目標に向かって「この人たちとだったら上手く進んでいけそう!」と思えるメンバーを集められるようにしましょう。

メンバーの役割を決める

メンバーが決まったら、次は役割を決めていきましょう。

リーダー・書記・タイムキーパーなど、一人ひとりがきちんと役割を持つことが大切です。

リーダーといえば、場を仕切るのが上手い人が向いていますよね。

また、書記の場合はただメモを取るだけではなく、メンバーそれぞれの意見を上手くまとめておかなければいけません。

タイムキーパーであれば、とにかく時間配分を上手くしなければいけないなど、メンバーそれぞれが持つ役割は非常に重要になってくるので、役割は慎重に決めていきましょう。

もちろん、これらの役割が与えられていない人も、周りをサポートするなど、積極的に行動することをお忘れなく。

時間配分を決める

一人ひとりの考えが飛び交うグループ活動において、時間配分を決めておくことはとても重要なポイントになります。

たとえば、話し合いに時間を費やしすぎてしまった場合、結論をまとめる時間が減ってしまい、不安が残ったまま発表しなければいけなくなってしまいます。

また、話し合いの時間が極端に短すぎてしまうと、せっかく出るはずだったいい考えも出ないまま終わってしまうことも。

そのため「どこにどれくらいの時間を費やすといいのか?」ということを、タイムキーパーを中心に事前に決めておくようにしましょう。

そして、タイムキーパーはもちろんのこと、グループ全体で時間に気を配るように心がけておくといいですね。

話し合う

話し合う
時間配分まで決められたら、いよいよ話し合い開始です。

事前に設定しておいた目標をメンバー全体で共有して、話し合いを進めていきましょう。

この際に、プレゼン型を活用するのか、作業型を活用するのかというのも重要なポイントになってきます。

「自分たちのグループにはどの方法が向いているのか?」と事前に決めておけば、スムーズに話し合いを進めていけますね。

また、話し合いの際は、できるだけ積極的に自分の考えを発言することで、よりよい方向に進んでいける可能性があるので、勇気を出して発言することが大切です。

メンバー全員が平等に発言できるように、リーダーを中心に周りに気を配ることを意識してみましょう。

結論をまとめる

話し合いを経て、一人ひとりの考えがたくさん出てきたところで、次はリーダーと書記を中心に結論をまとめていきましょう。

「考えをたくさん出したから終わり」ではありませんよ。

この場合、リーダーや書記の技術スキルによってはすぐに結論がまとまってしまうことがあります。

とはいえ、リーダーや書記にすべて頼ってばかりになるのではなく、メンバー全体できちんと結論をまとめていくことが大切です。

結論は、グループ全体の評価に繋がる、非常に重要なもの。

そのため、最後まで気を抜かずに、メンバー全員で力を合わせてまとめることをお忘れなく。

結論を発表する

グループ活動において、発表は評価全体にかかわる大きなポイントになります。

もし、話し合いが上手くいき、結論をきれいにまとめられたとしても、発表がイマイチの場合はグループ全体の評価が下がってしまうでしょう。

また、仕事の場合は企画が通らなくなるなど、発表が上手くできないとなると致命的です。

そのため、結論をまとめたうえで「どのように発表すれば相手に伝わるか?」というところまで、シミュレーションしておくことが大切です。

もちろん、発表者の技術スキルが大きく左右することではありますが、メンバー全体で発表者をサポートするなど、最後まで人任せにしないように気をつけましょう。

振り返る

発表まで終えたら、最後は今回の活動をグループ全体できちんと振り返りましょう。

発表が済んだらすべて完了なのではなく、きちんと振り返ることが大切です。

良かった点はもちろんのこと、悪かった点は「ここの部分はどうすればよかったのか?」ということをグループ全体で話し合うといいでしょう。

改善点が見つかれば、またグループ活動をしていく中で、同じミスを繰り返す心配がなくなります。

グループ活動で上手く動いていくためには、数をこなすだけではなく、悪かった点は改善し、良かった点は次に活かすことが大切なのです。

もし、また同じグループで活動することがあれば、今回の反省をそのまま活かすことも可能ですが、そうでない場合は新たな技術スキルとして蓄えることができますね。

グループ活動の役割の種類

グループ
ここまで「グループ活動の進め方」について紹介してきました。

明確な目標を設定してから、メンバーを決め話し合い、発表に至るまでスムーズに進めていくためにも、一人ひとりが自分に与えられた役割を果たすことが大切です。

また、発表まで終えたあとも、きちんと今回の活動を振り返るなど、次回の活動に向けてどんどんステップアップしていきましょう。

それでは、ここからは「グループ活動の役割の種類」について紹介していきます。

リーダー・司会進行

リーダー・司会進行に向いている人は、グループ全体を仕切ることができるリーダーシップが備わっているのはもちろんのこと、メンバーそれぞれの性格や特徴を瞬時に見極める能力が必要になります。

特にグループ活動は、得意不得意が分かれますので、メンバー全員に考えを出してもらえるように、リーダー・司会進行の人はその場の空気を柔らかくしなければいけません。

また、いくらリーダーシップが強いからといって、自分ばかりが発言してしまうのはNGです。

グループ全員が均等に自分の考えを発言できるように気を配ることが、リーダー・司会進行の人の大きな役割といえるでしょう。

書記

自分の考えを発言することが苦手な人は、書記に立候補するといいかもしれません。

やはり、書記というくらいですから、主に話し合いで出たグループ全体の考えを記録することが仕事です。

ただ、結論をスムーズにまとめられるように、どれだけ上手く記録できているかということが書記の評価に繋がります。

そのため、話し合いで出た考えをただただ記録するだけではなく、要点だけを抜き取り分かりやすくまとめていくことが大切です。

また、記録することだけに集中してしまわずに、きちんと自分の考えを発言しなければいけないので、案外責任重大な役割ともいえるでしょう。

タイムキーパー

タイムキーパーは、主に時間の管理をすることが仕事です。

やはり、グループ活動の話し合いは、ついヒートアップしてしまうので「最終的に結論をまとめる時間がなかった…」なんてこともよくあります。

そのため、タイムキーパーはどんな場面においても人一倍時間に気を配りながら、きちんと時間内に結論をまとめられるように時間配分していかなければいけません。

もちろん、一人では難しい場合は、リーダー・司会進行はもちろんのこと、メンバー全員と協力していきましょう。

ほかにも、時間に気を配りすぎるがあまり「自分の考えを発言できなかった」なんてことがないように注意することもお忘れなく。

発表者

グループ活動の結果を報告するといった大きな役割を担っている、発表者。

この、発表者を決める場合「発表者は一人」という指示がない限りは、発表者は複数人でもOKということを覚えておきましょう。

やはり、発表者と聞くと荷が重いと感じてしまう人は多いはず。

また、普段から人前で発表することに慣れていない場合は、せっかくグループ全体で結論がまとまったとしても、上手く発表できずに終わってしまうなんてこともあり得ます。

そのため、発表者を複数人にすることで、効率よく発表できるように工夫することも視野に入れておきましょう。

ほかにも、発表者に選ばれた人は、発表前に一度シミュレーションするなど、よりよいものにするために努力をすることが大切です。

フォロワー

グループ活動において、リーダー・司会進行や書記などの役割がないという人は、積極的にフォロワーに徹しましょう。

「役割がないからなにもしない」のではなく「役割が決まっていないからこそすべての役割を担う」という考えを持っておくといいかもしれませんね。

たとえば、話し合いがスムーズに進んでいない場合は、リーダー・司会進行をサポートしつつ、自分の考えを積極的に発言してみるなど。

フォロワーが活躍することで、グループ全体の空気もいい方向に変わっていき、結果的に成功しやすい傾向にあるので「なんの役割もなくてラッキー」と思うのではなく、グループ全体を冷静に見渡せる余裕を持っておきましょう。

グループ活動のリーダーの決め方

ここまで「グループ活動の役割の種類」について紹介してきました。

リーダー・司会進行、書記、タイムキーパーなど、グループ活動をする中ではこれらの役割が重要になります。

ただ、どの役割にも当てはまらない人は、積極的に全体をサポートできるフォロワーに徹することが大切です。

要するに、グループ活動をするにあたり、なにもしない人は一人もいないということになります。

それでは、ここからは「グループ活動のリーダーの決め方」について紹介していきます。

責任者がリーダーを指名する

学校や就活・転職などでおこなうグループ活動では、責任者がリーダーを指名することがあります。

そのため「リーダーやりたい!」と思っていてもリーダーに指名してもらえなかったり、反対に「リーダーだけにはなりたくない…」と思っているのにリーダーに指名されてしまうことも充分にあり得るのです。

ただ、リーダーに指名されたからには自分のためにはもちろんのこと、グループ全体のためにもリーダーとしての責任を果たしていかなければいけません。

立候補する

グループ活動でリーダーを決める際、多くの場合は立候補が挙げられるでしょう。

「私、リーダーやります!」と立候補すれば、なんともたくましいですよね。

やはり、誰かに指名されて嫌々やるよりも、自分から立候補してリーダーになった方が周りからの評価も高くなるでしょう。

ただ、立候補でリーダーを決めた場合、最初はその潔さに「頼もしいな~」と思えても、グループ活動を進めていくうちに「この人がリーダーで本当に大丈夫なのか?」と感じる要素が出てくるかもしれません。

そのため、グループ全体の評価が下がってしまわないためにも、みんなで力を合わせることが大切なのです。

メンバー同士が選び合う

メンバー同士で「○○さんがリーダーに向いているんじゃないかな」と選び合う、推薦パターンもあります。

リーダーに選ばれるということは「頼もしい」や「リーダーシップがある」と思われていることがほとんどなので、自信を持って引き受けるといいでしょう。

ただ、内心「リーダーになりたくないな…」と思っている人からすると、メンバー同士で選び合う方法はあまり好ましくないかもしれません。

ですが、リーダーに選ばれたからには、メンバー全員を巻き込んでいいわけですから、積極的にグループ活動を進めていきましょう。

交代でリーダーをする

立候補者がいない場合やメンバー同士で選び合う方法が上手く決まらない場合は、交代でリーダーをしていくのもいいかもしれませんね。

というのも、グループ活動のメインはリーダーを決めることではありませんから、できるだけ早く済ませたいもの。

そのため、どうしても決まらない場合は「交代でリーダーをする」という、平等な方法を活用するといいでしょう。

ただ、交代でリーダーをした場合は、一人が最初から最後までリーダーをするよりも難しいといえます。

ですが、メンバー全員の技術スキルが発揮されるからこそ、新しい発見をすることができるかもしれません。

集団の中でどう動けたらいいのか

ここまで「グループ活動のリーダーの決め方」について紹介してきました。

責任者からリーダーに指名された場合やメンバーから選ばれた場合は、できる限り潔く引き受けることがベストといえます。

また「リーダーになりたい!」と思っている人は遠慮せずに、積極的に立候補するといいでしょう。

それでは、ここからは「集団の中でどう動けたらいいのか」ということについて紹介していきます。

自分の役割に責任を持つ

グループ活動などの集団の中において「リーダー」は中心的な存在ですよね。

そのため、リーダー以外の役割の人は、つい気が緩んでしまいがちな傾向があるでしょう。

ただ、ここで忘れないでいてほしいのは、一人ひとりが責任重大な役割を担っているということです。

「タイムキーパーだから」や「フォロワーだから」ではなく、きちんと自分に与えられた役割を全うすることが大切です。

もし、リーダーだけが頑張っていたとしても、それ以外のメンバーにやる気がなければ、いい結果を生み出すことはできませんから、どんな役割であっても責任を持ちましょう。

主体的に動く

リーダーが主体的に動くことはもちろんですが、書記や発表者も全員が主体的に動くことを目標にしましょう。

やはり、グループ活動ではリーダーだけが頑張ったところで、いい結果は生まれにくいです。

また、リーダーとそれ以外のメンバーとの間に大きな温度差が生じてしまうのもよくありません。

そのため、一人ひとりが自分の役割に責任を持ち、主体的に動くことが非常に大切なのです。

リーダーに頼ることはいいですが、その分サポートしたり、積極的に考えを発言するなど、グループ全体がいい方向へ進んでいくように動くことを心がけましょう。

リーダーに協力する

「なにをすべきか…」と迷ってしまった場合は、とにかくリーダーに協力することを意識してみましょう。

「○○さんあまり発言できていないかも」や「そろそろまとめる時間に入った方がいいよ」など、リーダーに協力することを意識していると、自然と責任感が生まれてきます。

そのため、書記やタイムキーパーなどの大きな役割を与えられていないとしてもすべて人任せにしてしまうのではなく、常に「グループ全体で活動しているんだ!」という意識で、力を合わせて取り組むことができるでしょう。

積極的にコミュニケーションをとる

グループ活動において、もっとも大切といっても過言ではないコミュニケーション。

コミュニケーションが上手くとれなければ、グループ活動は失敗に終わってしまう可能性もあります。

そのため、まず一人ひとりに意識してほしいのは「積極的にコミュニケーションをとる」ということです。

リーダーや書記などの与えられた役割をこなすことはもちろんのこと、そればかりに気を取られてしまうのではなく、積極的にコミュニケーションをとることが大切です。

慣れないうちはなかなか難しいとは思いますが、グループ全体でいい結果を生み出すためにも、積極的にコミュニケーションをとることは忘れないでおきましょう。

他人の考えを受け入れる

グループ活動では、自分の考えを積極的に発言することが大切です。

とはいえ、自分以外のメンバーの考えを受け入れることができないようでは、最終的におさまるところもおさまらなくなってしまいます。

そのため、自分の考えを発言することはもちろんのこと、まずはメンバーそれぞれの考えを受け入れるように努力しましょう。

もしかすると、自分の考えとは180度異なる考えを持っている人もいるかもしれません。

ですが、180度異なっているからこそ、自分一人では生み出すことができなかった結論に出会えるということ。

そのため、他人の考えを否定することなく、常に受け入れる姿勢で臨みましょう。

グループ活動の大切さを知って学校や就活・転職に役立てよう

グループ活動の大切さや種類、また役割や動き方について紹介してきました。

グループで活動することで、自分一人では生み出せなかった結論に出会えたり、責任感や協調性が芽生えるなど、実はメリットが多いのです。

ただ、自分以外の考えが加わるからこそ、結論をまとめることが難しかったり、動き方も異なるなど得意不得意が分かれます。

とはいえ、学校や就活・転職などの場面では遭遇率の高いグループ活動ですから、ぜひ今回紹介した内容を役立てて臨んでみてくださいね。