源泉徴収などのように、会社がやってくれるわけではありませんので、覚えておきましょう。

まず、定年が近づいてきたら、自分の年金内容についてきちんと確認をします。

そして、年金受給開始年齢になったら、必要書類を用意して年金事務所に手続きに行きましょう。

2:雇用保険の手続き

定年後も働きたいと考えている場合は、雇用保険の手続きが必要になります。

そもそも、雇用保険とは「働きたいけど、仕事に就けない」という人の生活をサポートするための制度であり、あくまでも「就職したい!という積極的な意志があること」や「心身共に健康でいつでも働ける状況であること」などの条件が揃っている必要があります。

次の仕事に就くまでの空白の期間を埋めるためにも、定年後も働きたいと考えている人は、雇用保険の手続きを忘れないようにしましょう。

3:健康保険の手続き

定年後は、健康保険の手続きも必要になります。

たとえば、健康保険の被保険者である親族の扶養になるのか、もしくは定年前に加入していた健康保険をそのまま引き継ぐのか、はたまた国民保険に加入するのかなど、健康保険の手続きにもいろいろあります。

今後どうするかによって、手続きの方法が変わってきますので、できるだけ早いうちから考えておいた方がいいかもしれません。

ただし、定年後も継続して働き続ける人で、労働条件と賃金が定年前と変わらない場合は、健康保険に関する手続きは必要ありません。

4:税金面の手続き

定年後は、所得税や住民税などの税金面の手続きもあります。

まず、所得税については年末調整、もしくは確定申告で正しい納税額が計算されます。

会社に勤めていた人であれば、あまり馴染みがなかったかもしれません。

ちなみに、年末調整は12月末日まで会社で働いていた場合にしてくれるものなので、12月末日以外に定年を迎えた場合は自分で確定申告を行う必要があります。

また、住民税に関しても会社に勤めているときは、給料からの天引きがほとんどであるため、あまり馴染みがなかったかもしれません。

住民税に関しては、納入通知書が送られてくるため、自分自身で手続きを行う必要があります。

5:一日のスケジュールの見直し

スケジュール
定年前の現役時代には「定年後は自分の自由な時間、そして家族と過ごす時間を大切にしよう」と、考えている人が多いかと思います。

ですが、朝起きて仕事に行き、帰宅して就寝するといった、お決まりのルーティンを何年ものあいだ続けていた人からすると、定年後は時間が有り余ってしまうのだとか…。

もちろん、趣味など時間を有意義に使うことができるのであれば話は別ですが、特にこれといったやりたいことも見つからないままでは「ただ時間が流れる日々を消化していくだけ」という形になってしまうでしょう。

ですから、そうならないためにも一日のスケジュールを見直すことが大切なのです。

6:生活習慣の見直し

定年後は、定年前の現役時代に比べると、つい生活習慣が乱れてしまいがちです。

たとえば「朝は6時に起きて、7時前には家を出ていた」という人であっても、特にどこかへ出掛ける用事がなければ同じようなルーティンにはならないと思います。

もちろん、お昼まで寝ていても、一日中家に居ようとも、家族から小言を言われるくらいで、それ以上のことはないはず。

そのため、定年後は一度自分の生活習慣を見直す必要があるのです。

自分で振り返り、知ることで、反省点や改善策などが出てくるでしょう。

7:家計の見直し

家計の見直し
定年後は、定年前の現役時代に比べると、やはり収入が減ってしまいます。

そのため、現役時代と同じように支出を繰り返していると、将来的に苦しくなってしまうはずです。

ですから、一度きちんと家計の見直しをする必要があるでしょう。

自分で見直すことはもちろん、家族と一緒に見直すことも大切です。

また、年金や保険など自分たちではよく分からない分野は、プロに相談してみるのもいいかもしれません。

じっくり家計を見直すことで、将来ゆとりを持って生活できるように準備していきましょう。

8:人間関係の見直し

定年後は、一日のスケジュールや生活習慣、家計の見直しをするだけでなく、人間関係の見直しをしていく必要があります。

たとえば、定年前の現役時代に仕事の一環としての飲みに行っていた人たちとは、今後どうするべきかなど。

「定年を迎えた今、元職場の人間たちとまだ交流するべきなのか?」とか「家計のことを考えると頻繁に飲みに行くのは難しいし…。でも、お世話になっていた人たちだからな~」など、現役時代にこのような繋がりがあった人は、定年後に一度見直す必要があるかもしれません。

見直したうえで「今後も一生付き合っていきたい人」を見極めるといいでしょう。

9:家族関係の再構築

定年前の現役時代は仕事人間で、つい家族と一緒に過ごす時間を蔑ろにしてしまっていた人は、定年後の時間を家族関係の再構築のためにたっぷりと使うことをおすすめします。

たとえば「仕事が忙しく家族みんなで夕食を囲む機会がほとんどなかった」とか「平日は仕事に追われていたので、休日は寝てばかりでろくに家族の相手をしていなかった」など、現役時代に仕事にバリバリ追われていた人にとって定年後は、家族関係の再構築ができるチャンスなのです。

旅行をしたり、会話する時間を増やすなど、できるところからはじめていきましょう。

10:要介護状態になった時の準備

定年後は、定年前の現役時代に比べると体を動かす機会や、頭を使う機会がグッと減ってしまうといわれています。

また、定年後ということは加齢による悩みも出てくるかと思います。

そのため、介護が必要になる人も出てくるでしょう。