「尊い」という言葉を聞いたことはありませんか?日常会話ではもちろんのこと、最近ではネット上で目にする機会も増えてきたかと思います。
今回は、尊いの本来の意味やネット上での意味、さらには思わず「あるある!」共感してしまうような尊い瞬間について紹介していきます。
尊いとは
「尊い」という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、実際のところ意味を知らないという人もいると思います。
ということで、ここからは「尊い」の意味について説明していきます。
きわめて価値が高い
まず、尊いには「きわめて価値が高い」という意味があります。
人や物、あらゆる事柄に対して使われますが、すべてに共通しているのは「ほかのなにかとは比べようがないほど特別である」ということです。
要するに「ほかの人や物と比べることができないほど、価値が高い」ということになります。
崇高で近寄りがたい
尊いには「崇高で近寄りがたい」という意味もあります。
たとえば、山頂で見た絶景など、美しすぎるがあまり言葉にならない感情などを表現するのに使われます。
また、自分が尊敬している人や憧れている人など、近寄りがたい存在に対しても使われます。
やはり、こちらも「ほかの人や物と比べることができないほど、価値が高い」ということになるでしょう。
身分が高い
尊いには「身分が高い」という意味もあります。
というのも、古代の階級社会においては、人の身分の高さを「尊い」と表現していました。
要するに「尊敬するべきもの」や「大切にするべきもの」という意味が込められているのです。
尊いのネット上での意味
ここまで、尊いについて説明してきましたが少しでも理解を深めていただけたでしょうか?
ここからは現代社会でよく耳にする、ネット上での「尊い」の意味について説明していきます。
本来の意味を踏まえて上で、チェックしてみてくださいね!
主に好きな人物や物事に対して使う
彼氏や好きな人、推しの芸能人やアイドル、好きな人たちの関係性など、ネット上で使われる「尊い」には主に好きな人物や物事に対する感情が表現されています。
言葉にできないほど素晴らしい
ネット上での「尊い」には、好きな人物や物事が言葉にできないほど素晴らしいと感じたときに使われることが多いです。
たとえば、好きなアイドルがカメラ目線になったときや胸キュンセリフを言ったときなど「とにかく素晴らしすぎて言葉にならない!」と感じたときに、つい尊いという言葉を使って、今の自分の気持ちを表現してしまう人が多いといえるでしょう。
神々しい
ネット上で使われる尊いには「神々しい」という意味もあります。
これは、本来の尊いの意味と同様に「好きな人物や物事=きわめて価値が高い」ということになりますので、要するに神々しいというわけなのです。
たとえば、好きなモデルが煌びやかに歩く姿は、まさに神々しいため、思わず尊いと感じてしまうのでしょう。
好きで好きで仕方がないのに、素晴らしすぎて近寄りがたいと感じてしまう対象こそ、尊い存在といえるのかもしれません。
強く感動する
好きな人物や物事に対して強く感動した場合も、尊いという言葉が使われます。
たとえば、好きな歌手と好きなアニメがコラボすることになった場合、強く感動して思わず尊いと感じてしまうはず。
やはり、言葉にできないほど感動した場合には「嬉しい」「幸せ」「素晴らしい」などのポジティブな感情を詰め込んだ「尊い」という言葉を放ってしまうのでしょう。
萌えよりも強い褒め言葉
「萌え」という言葉、こちらもネット上で目にする機会が多いかと思います。
主に好きなアイドルやアニメのキャラクターに対して使われることが多い「萌え」という言葉ですが、これらに対して「尊い」が使われる場合、萌えよりも強い褒め言葉であるといえます。
そのため「ただただ可愛いだけではなく、それ以上だ」と感じた場合は、萌えではなく尊いと表現することがほとんどなのです。
尊いの類語
ここまで、尊いのネット上での意味について説明してきました。
言葉にできないほど素晴らしい場合や、萌えよりも強い褒め言葉であるなど、大体は本来の意味と同じような感じでしたね。
それでは、ここからは尊いの類義語を紹介していきます!
神聖
「神聖」とは、清浄でけがれのないことを意味する言葉です。
特に、宗教や信仰が対象であり、日常の事柄や物事とは区別して扱われるべき、特別な価値を持っていることを表現します。
そのため、好きな芸能人やアニメのキャラクターなどは、自分にとって清浄でけがれのないものですから、神聖といえるのでしょう。
やんごとない
「やんごとない」とは、身分や家柄が高いこと、気品があることを意味する言葉です。
そのため、ただ「身分が高い」ということを表現するだけでなく「地位が高く近寄りがたい」といった意味を含んでいます。
エモい
尊いと同様に「エモい」という言葉もネット上でよく目にする言葉だと思います。
そんなエモいという言葉ですが「感動」「懐かしい」「素晴らしい」など、うまく言葉では言い表せない感情がまとめられているといった感じです。
ただ、エモいは尊いとは違い「悲しい」「切ない」「寂しい」などの少々ネガティブな感情も含まれる場合があります。
天使
「天使」とは、その文字通り天の使い、神の使者を意味する言葉です。
ただ、尊いと同様に天使もまたネット上では本来の意味とは少々異なります。
たとえば「○○ってマジで天使」と使われることが多く「可愛い」「優しい」などの視覚的表現として使われています。
尊い瞬間25選【10~20代編】
ここまで、尊いの類義語を紹介してきました。
尊いと同様にエモい、天使などはネット上で目にする機会も増えているかと思います。
本来の意味を踏まえたうえで、少々異なる表現として使われているので、新しい知識として蓄えておくといいかもしれませんね。
それでは、ここからは「尊い瞬間25選【10~20代編】」について紹介していきます。
好きな人の表情や推しの芸能人やアイドルの活躍など、あなたはどのような瞬間に尊いと感じますか?もしかすると、共感できる内容が見つかるかも!
1:好きな人が真剣に部活に打ち込む姿を見た時
好きな人が真剣に部活に打ち込む姿は、尊いといえるでしょう。
たとえば、キャプテンとして部員全員を引っ張っていく姿、汗水たらしながら必死でボールを追いかける姿など、好きな人が真剣に部活に打ち込む姿を見た時は「カッコいい」「やばい」「感動する」など、うまく言葉では言い表すことのできない感情が込み上げてくると思います。
もし、好きな人が普段は頼りがいのない感じの人であれば、なおさら真剣に部活に打ち込む姿にギャップ萌えを感じて、より尊く感じてしまうはずです。
これらの言葉ではうまく表すことのできないポジティブな感情は、まさに尊いと表現することができるでしょう。
2:好きな人がバイト先で自分を気にかけてくれた
好きな人がバイト先で自分を気にかけてくれた時も、思わず尊いと感じてしまう人が多いと思います。
たとえば、好きな人がわざわざ自分の列に並んでくれて「頑張ってるじゃん」と声をかけてくれたり、同じバイト先で「最近シフト多いけど無理しすぎるなよ」と気遣ってくれるなど。
好きな人が自分のことを気にかけてくれたら「嬉しい」とか「幸せ」とかいろいろな感情が入り混じってしまうため、つい言葉で言い表すのが難しくなってしまいますよね。