ニアミスな経験9選!やっちゃったと感じた時のあるあるネタをまとめました!について
「やっちゃった」と思わずヒヤッとするようなニアミスを経験したことはありませんか?今回は、ニアミスの意味や類語、日常で起こりがちなニアミス経験、さらには仕事でニアミスを防ぐコツについて紹介していきます。

ニアミスを起こしてしまいがちな人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

ニアミスとは

「ニアミスをしてしまった」とか「あれはニアミスだった」というような使い方で、実際に使ったことがある人、誰かが言っているのを耳にしたことがある人は多いかと思います。

意味がよく分からないという人であっても「ミス」という言葉が入っているため、なんとなくミスや失敗をしたときに使う言葉なのではないかというイメージが湧くのではないでしょうか?

ニアミスの意味

意味
ここからは「ニアミス」という言葉の意味について説明していきます。

「ニアミスをしてしまった」というニュアンスで使われることが多いですが、たった1つだけの特定のものに対して使われるわけではありません。

物同士であったり、人同士などあらゆる事柄において使われることがあります。

要するに、ニアミスという言葉は使うシーンによって意味が異なっているというわけです。

それでは、詳しく見ていきましょう。

物同士の場合

ニアミスという言葉が、物同士の場合に使われる際は「接近」という意味を表現しています。

そもそも、ニアミスは英語であり「航空機の異常接近」を意味する言葉なのです。

それが日本にも浸透して、同じ意味である接近を指す場合に使われています。

ただ、日本で使われているニアミスは物同士の場合であっても、割と幅広い意味の接近を指す言葉として浸透しています。

車や物同士の異常接近

車
飛行中の航空機が異常なまでに接近する様子を意味するニアミスは、日本で使われる場合は「車や物同士の異常接近」と意味の幅が広がっています。

たとえば、高速道路にて異常なまでに車と車が接近してしまった場合「ニアミスをしてしまった」と表現することができます。

また、商品を棚に陳列している際に、サンドイッチとおにぎりが異常なほどに接近してしまったとき、この場合も「ニアミスをしてしまった」と表現することができるのです。

英語でのニアミスだと航空機に限定されてしまいますが、日本で使われるニアミスは物同士であれば大体はOKということになります。

人同士の場合

次は、人同士の場合に使われるニアミスについてです。

人同士のあいだで使われるニアミスには、主に「すれ違う」といった意味があります。

また、人同士の場合であっても「接近」という意味で使われることもあるのです。

会いたい人とすれ違うこと

好きな人や友達など、会いたい人とすれ違ってしまった経験がある人は多いのではないでしょうか?人同士のあいだで使われるニアミスには「会いたい人とすれ違うこと」という意味があります。

せっかく近くにいたのにタイミングが合わずにすれ違ってしまったときや、待ち合わせ場所を間違えて何度もすれ違ってしまったときなど、会いたいのにすれ違ってしまったときに「せっかくなのに会えなくて残念だったね」とか「近くにまで来ていたのに惜しかった」といったニュアンスで使われます。

また、精神的なすれ違いではなく、その人本体とのすれ違いの場合に使われます。

会いたくない人と会わずに済むこと

会いたくない人と会わずに済むことも、ニアミスという言葉で表現できてしまいます。

上司や元彼など、会いたくない人に限って偶然会ってしまうことってあると思います。

ですが、ニアミスはその際に使われるのではなく、無事会わずに済んだときに使われる言葉なのです。

要するに「なんとか会わずに済んだ」といったニュアンスで使われます。

一見「ミス」という言葉が入っているため「やっちゃった」と感じる、会ってしまったときに使いそうなイメージがありますが、そうではなく会わずに済んだときに使われる言葉なので、間違って使ってしまわないように気をつけましょう。

距離をおくべき人同士が偶然接近すること

犬猿の仲の2人や本命と浮気相手など、距離をおくべき人同士が偶然接近することも、ニアミスという言葉で表現することができます。

あくまでも、直接顔を合わせてしまうのではなく、偶然にも接近してしまった場合に使われます。

たとえば「犬猿の仲の2人がたまたま同じ時間帯に、同じスーパーで買い物をしていた」とか「本命と浮気相手が隣同士で食事をしていた」など、偶然なにも知らずに接近して、結果顔を合わせることなく済んだ場合に「ギリギリセーフ」というニュアンスで使われます。

危機管理の場合

ニアミスは、危機管理の場合にも使われることがあります。

ただ、危機管理の場合において使われるニアミスは、物同士や人同士のあいだで使われる「接近」や「すれ違い」とはニュアンスが異なります。

また、危機管理の場合のニアミスは、主にビジネスシーンで使われることが多く、社会人であれば少なくとも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

重大事故の一歩手前

ビジネスシーンの危機管理の場合において使われるニアミスには「重大事故の一歩手前」という意味があります。

たとえば、お客様に大きな被害は出なかったが、なんらかのミスをしてしまったなど。

主に医療現場において、ニアミスという言葉はよく使われています。

一般企業でも使われることはありますが、ニアミスというよりも、似たような意味を持つ「ヒヤリハット」という言葉の方が馴染みがあるかもしれません。

乳幼児突然死症候群(SIDS)の一歩手前

「ニアミスSIDS」という言葉をご存知でしょうか?医療現場に勤めている人や出産を経験したことのある人であれば、もしかすると耳にしたことがあるかもしれません。

このニアミスSIDSとは、睡眠中などに乳幼児が突然死してしまう「乳幼児突然死症候群(SIDS)」と深く関わりを持つ言葉です。

要するに、乳幼児突然死症候群(SIDS)のうち、死に至る一歩手前で無事に助かったことをニアミスSIDSといいます。

ニアミスの類語

ここまで、ニアミスについて説明してきました。

ニアミスとは、もともと「航空機の異常接近」という意味を持った英語であり、それが日本でも使われるようになりました。

また、日本で使われているニアミスは、物同士や人同士、さらには危機管理の場合になど幅広いシーンで使われているのが特徴です。

そのため、それぞれのシーンに合った使い方ができるように、意味を覚えておくといいでしょう。

それでは、ここからはニアミスの類語を紹介していきます!

ヒヤリハット

ヒヤリハットとは「大きな事故や災害には至らないが、作業中にヒヤリとしたり、ハッとするような出来事が起きてしまう現象のこと」を意味する言葉です。

ニアミスと同様にギリギリセーフというニュアンスで使われることが多いです。

ちなみに、ヒヤリハットは人の不注意や判断ミスによって起きてしまったことを指します。

また、ヒヤリハットはビジネスシーンで使われる機会が非常に多いため、社会人を経験したことがある人であれば少なくとも一度は聞いたり、実際に使ったことがあるのではないでしょうか。

ニアピン

ニアピンとはゴルフ用語で「ボールがホールにもっとも近づく」という意味があります。

要するに「非常に惜しい」ということを表現する言葉です。

ゴルフに詳しくない人であっても、テレビ番組等で「ニアピン賞」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?ちなみに、ニアピン賞の意味は「優勝にもっとも近い賞」になります。

ニアミスだと「なんとか大丈夫だった」といったなんだかネガティブなニュアンスになってしまいますが、ニアピンだと「惜しい」「あともう少し」といったポジティブなニュアンスとして使われることが多いです。

インシデント

インシデントとは「軽い程度で済んだが、もしかすると大惨事になっていたかもしれないこと」を意味する言葉です。

インシデントもまた、ヒヤリハットと同様にビジネスシーンで使われることが多いです。

ただ、ヒヤリハットと大きく異なる点は、人の不注意や判断ミスに対して使うのではなく、医療や情報セキュリティなどの危機管理の場合に使われるということ。

ニアミスの本来の意味である、航空の分野でも使われるため、状況に応じてうまく使い分けてみましょう。

危機一髪

危機一髪とは「あと一歩間違った選択をしていたら、非常に危険な状態になっていたこと」を意味する言葉です。

そのため、基本的には今現在の状況ではなく、過去の出来事を指す言葉になります。

また、危機一髪と聞くと、おもちゃの「黒ひげ危機一髪」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

差す場所を間違ってしまえば、すぐにでも黒ひげが飛び出してきてしまう、あの緊張感が押し迫る瞬間は、まさに危機一髪な状況といえますね。

要するに、危険と隣り合わせであることを危機一髪といい、それをなんとかして逃れられた場合に「危機一髪のところで逃げ切ることができた」と表現したりします。

事無きを得る

事無きを得るとは「大事に至ることなく、無事に終わる」という意味の言葉です。

「○○だったけど、事無きを得てよかったね」とか「○○のおかげで、私たちは無事に事無きを得ることができました」というニュアンスの会話を耳にしたことがあるのではないでしょうか?

ビジネスシーンではもちろんのこと、普段の生活においても割と使われる機会が多いかと思います。

ニアミスな経験9選

ここまで、ニアミスの類語を紹介してきました。

ヒヤリハットやインシデントは主にビジネスシーンで使われる機会が多いもの、ニアピンや危機一髪、事無きを得るは普段の生活の中でもよく耳にする機会が多いのではないかと思います。

どの言葉もそれぞれ「なんとか大惨事には至らずに、無事に済んでくれた」というニュアンスの言葉となっています。

同じような意味を持ち合わせているとはいえ、ポジティブな表現として使われるものもあれば、ネガティブな表現として使われるものもあるため、使う際は気をつけるようにしましょう!

それでは、ここからは「ニアミスな経験9選」について紹介していきます。

1:いねむり運転でぶつかりそうになった

いねむり運転
寝不足続きで運転しているときや、深夜に運転しているときなど、思わず運転中にいねむりしてしまいそうになった経験がある人もいるかと思います。

信号待ちをしている際に、ちょこっと意識が遠のき、パッと目を覚ましたら前の車に異常接近してしまっており、ヒヤッとして目が覚めたなど。

ほんの一瞬の出来事であるにもかかわらず「やっちゃった」と感じる状況の1つだと思います。

「もし、目が覚めるのがあと1秒遅かった場合は、前の車に衝突してしまい、大惨事になっていたかも…」と考えただけで、冷や汗をかいてしまいますよね。

まさに、いねむり運転で車にぶつかりそうになったことを、ニアミスな経験というのです。

2:自転車のブレーキが急に壊れた

通勤・通学時の急いでいるときや、坂道をかなりのスピードで下っているときなど、自転車のブレーキが急に壊れると、思わずヒヤッとしてしまいますよね。

やはり、自転車のブレーキには身を委ねている部分もあるため、それが急に壊れてしまうとなると非常に心細くなってしまうはず。

ましてや通勤・通学時の急いでいるときは心に余裕がありませんから、余計にパニック状態になってしまうでしょう。

また、坂道をかなりのスピードで下っているときは「私、このままどうなっちゃうの?」と、走馬灯が見えるレベルでパニックになってしまうはずです。

この場合、人や物にぶつかりそうになったが、ギリギリ大丈夫だった場合にのみ、ニアミスという表現が使われます。

もちろん、人や物にぶつかってしまい大惨事になってしまった場合は、ニアミスどころでは到底済まない話ですので、十分気をつけるようにしましょう。

3:子供が道に飛び出して轢かれそうになった

車から荷物を降ろしているときなど、ちょっと目を離した隙に子供が道に飛び出して轢かれそうになった経験がある人もいるのではないでしょうか?

自分が轢かれそうになったときでも、かなりヒヤッとすると思いますが、轢かれそうになったのが子供である場合は気が気ではありませんよね。

「もし、あと少しタイミングが悪ければ取り返しのつかないことになっていたかも…」と考えるだけで、冷や汗がとまらなくなるでしょう。

4:子供がお風呂で溺れそうになった

シャンプーをしているときや、顔を洗っているときなど、これまたほんのちょっと目を離した隙に、子供がお風呂で溺れそうになったことがある人もいるかと思います。

一瞬の出来事とはいえ、思わずこちらまでパニック状態になってしまうはず。

だからこそ、救いあげるのに少々手間取ってしまったりと、余計にお互いパニック状態になってしまうでしょう。

もちろん、ニアミスで済んだからには大惨事に至ることはありませんが「あと少し気づくのが遅かったら…」と、ついトラウマになってしまうはず。

やはり、子供が湯船につかっているときは、ほんの一瞬たりとも目を離さないでいることが、なによりの対策といえるでしょう。

5:メールの送信先を間違えそうになった

メール送信
恋人に送るはずのラブラブメールを危うく上司に送信しそうになってしまったなど、メールの送信先を間違えそうになったときは、思わずヒヤッとしてしまいますよね。

「メールなんて、どうすれば送り先を間違えるの?」と思う人もいるかもしれませんが、案外メールを送ることだけに集中していると、送り先をギリギリまで確認していなかったとか、最後の履歴が恋人だと思い込んでいたが実は上司だったなど、割と間違えそうになる要因はあるみたいです。

もちろん、ニアミスで済んだということは、送るギリギリのところで気づけたためセーフなのですが「もし勢いで送信してしまっていたら、どうなっていたことか…」と考えるだけで、冷や汗をかいてしまいますね。

6:商品の発注数を間違えそうになった

商品の発注数を間違えそうになったときは、ヒヤッとすると思います。

「0」を1つ見間違えていたなど、少しの見間違えで大惨事になりかねません。

また、発注するタイミングで別の仕事を頼まれたり、急に話しかけられたりすると、ついうっかり発注ミスをしてしまいそうになることもあるはず。

ただ、たまたま冷静に見直したおかげで、なんとかミスに気づくことができ、間違えずに済んだなど。

自分がきちんと再確認をしたおかげで、なんとか大事にならずに済んだとして「もし、あのとききちんと確認していなかったらどうなっていたことか…」と思わず、思い出すと冷や汗をかいてしまいますし、なによりも再確認した自分を褒めてあげたくなることでしょう。

7:元彼とSNSで繋がりそうになった

SNS
タイムラインを漁っているときや、おすすめのところにたまたま元彼のアカウントが出てきたときなど、元彼とSNSで繋がりそうになったときは、思わずヒヤッとしてしまうことがあるでしょう。

やはり、元彼のSNSを見るのはなんとも複雑な気持ちになりますよね。

もし、未練がある場合は元彼が楽しそうにしている様子を見ると悲しい気持ちになりますし、なによりも未練があるということがバレたくないはず。

反対に完全に吹っ切れていたとしても、元彼とSNSで繋がることで、自分の心が少しでも揺らいでしまうのが怖いと感じてしまうかもしれません。

間違って手が触れてしまうなど、つい元彼とSNSで繋がりそうになったときは、まさにニアミスな状況といえるのです。

8:彼の浮気相手とばったり鉢合わせした

彼の浮気相手とばったり鉢合わせしたときも、まさにニアミスな状況といえるでしょう。

とはいえ、お互いに顔を知り合っている場合は、ニアミスとはいえません。

あくまでも、お互いに顔を知らない状態、もしくは相手だけが知っているかもしれない状態でばったり鉢合わせた場合になります。

たとえば、自分の働いているカフェに、実は彼の浮気相手が来ていたなど。

お互いに分かっていない、もしくは相手だけ分かっている状態なので、自分からすると「異常接近はしていたが、大惨事にはならなかった」というニュアンスになります。

もちろん、浮気相手が直接、浮気の真相などを突き付けてきたらニアミスどころでは済まなくなります。

9:犬猿の中の上司が同席して気まずい雰囲気になった

仕事での会議や飲み会などで、犬猿の仲の上司が同席して気まずい雰囲気になったときは、そこにいる部下たちはニアミスな状況に囚われているといえるでしょう。

この場合、犬猿の仲でありながらも、特になにも起きなかった場合にのみニアミスが使われます。

たとえば「今日の会議○○さんと○○さんが同席したから、本当に空気がピリついてたよ。まぁ、特になにもなかったんだけどね」といったニュアンスの場合にのみ、ニアミスになります。

もし、犬猿の仲の上司が口論になったり、ケンカなどが勃発してしまった場合はニアミスではなくなります。

仕事のニアミスを防ぐコツ

ここまで「ニアミスな経験9選」について紹介してきました。

いねむり運転でぶつかりそうになったり、子供がお風呂で溺れそうになったなど、普段の生活の中で起こることのあるニアミスは案外多いようにも感じられます。

「ちょっとうっかりしていたら」とか「ほんの少し目を離した隙に」など、たった一瞬の行動で大惨事になりかねない危険と隣り合わせで生活しているということを、頭の片隅に置いておくといいかもしれませんね。

それでは、ここからは、メールの送信先を間違えそうになった、商品の発注数を間違えそうになったなど、主にビジネスシーンで起こってしまうニアミスを防ぐコツについて紹介していきます!

作業手順をマニュアル化

毎日同じような作業をしていると、つい慣れが生じてしまい、思わず「やっちゃった」と思うニアミスが増える傾向にあります。

そこで「作業手順をマニュアル化」することが大切になってくるのです。

そもそも、作業手順をマニュアル化することで、仕事の品質が安定するといったメリットが得られます。

その作業に特化した人であっても、体調が優れないとき、ちょっとうっかり抜けてしまったときなど、ニアミスが起こってしまう危険性はたくさん考えられます。

ですが、マニュアルといった目に見える形にして、毎回きちんと確認する癖をつけることで、ニアミスを防ぐだけでなく、仕事の品質を安定させることができるようになるのです。

曖昧な言葉を使わない

メールの文章や指示をする際など、つい曖昧な言葉を使ってしまう人はいるかと思います。

たとえば「明日はいつもより少し早めに出勤してください」とか「この書類ちょっと多めに印刷してきてくれるかな」など、特に「少し早め」や「ちょっと多め」という表現は、人によって誤差が生じてしまうので、非常にニアミスが起きやすくなってしまいます。

そのため、メールの文章を考えるときや指示をする際には「明日はいつもより15分早く出勤してください」「この書類、指定の分プラス30枚多く印刷してきてくれるかな」といった感じで、具体的に伝えることを心がけましょう。

具体的な言葉であれば、お互いに誤差が生じる心配もなくなるため、ニアミスも十分防げるようになるはずです。

気軽に相談できる体制を作る

仕事の内容で分からないところが出てきたときや、上司のキツイ言葉に不満を抱えているときなど、職場内に気軽に相談できる体制があるとないとでは、ニアミスの数に違いが生まれます。

たとえば、仕事で分からないところがあるけれど、上司や同僚はみんなバタバタしていて、質問しても「あとにして!」とか「○○さんに聞いて」とたらい回しにされる場合。

これでは、結局誰にも聞けないまま、自分の分かる範囲で作業を続けてしまい、結果ニアミスが起きてしまうことがあるでしょう。

ですが、正直なところ、この例では分からないところをきちんと聞こうとしているわけなので、別に悪いことはしていません。

ですが、実際のところはニアミスをした本人が理不尽に責められてしまうわけです。

そのため、職場全体で、気軽に相談できる体制を整えておくことが課題となるでしょう。

適度に休憩をはさむ

ニアミスを防ぐコツとして、簡単にできることでありながらも案外忘れてしまいがちな方法である「適度に休憩をはさむこと」が挙げられます。

たとえば、休憩したいと思っていても、作業に打ち込んでしまうと休憩するのを忘れてしまったり、休憩するのがもったいないといったジレンマに陥ってしまいがちだと思います。

ですが、実際のところでは適度に休憩をはさむことで作業効率をあげられるうえに、ニアミスを防ぐことができるのです。

とはいえ、周囲が休憩を取っていないのに自分だけ休憩するのは気が引けますよね。

そんなときは、トイレに行く際にちょっと体を動かす、温かい飲み物を飲んで気分をリフレッシュするなど、ちょっとしたことでも十分なので、適度に休憩をはさむようにしてみましょう。

ニアミスが起きた原因を究明する

仕事でニアミスをしてしまったときは、そのまま放置したり、なにもなかったことにしてしまうのではなく、きちんと原因を究明する必要があります。

「どういった経緯でニアミスが起きてしまったのか」をきちんと究明したうえで、改善策を考えましょう。

もし、慣れが原因でニアミスが起きてしまった場合は、作業手順をマニュアル化して目で見て確認できるようにするなど。

ニアミスが起きたにもかかわらず「別に大事にならずに済んだからいいや」と放ったらかしにしてしまうと、それこそ次は大惨事になってしまうかもしれません。

また、今回起こったニアミスの原因を究明することで、同じようなニアミスを自分、もしくは誰かがしないように防ぐこともできるのです。

ニアミスを繰り返さない対策を講じる

ニアミスが起きてしまったときは、同じようなニアミスを繰り返さない対策を講じることが非常に大切です。

やはり、ニアミスは「ギリギリ大丈夫だった」からこそ、つい重大視されない傾向があります。

ですが、ギリギリ大丈夫のラインだったからこそ、あと一歩間違えれば大惨事になりかねないのです。

そのため、同じようなニアミスが今後起きないため、また今回のニアミスのようなヒヤッとする状況を繰り返さないためにも、対策を講じる必要があります。

自分自身で対策を考えることはもちろん、上司や同僚と情報を共有し合って対策を講じるといいでしょう。

情報を職場で共有する

どんなに小さな情報であっても、職場できちんと共有することが大切です。

ニアミスが起きたのはもちろんのこと、その原因や対策を職場全体で共有することで、今後同じようなニアミスを防ぐことができるでしょう。

たとえば、上司にはニアミスをしたことが共有されているのに、部下の方には共有されていなかった場合、もしかすると部下が同じようなニアミスをしてしまうかもしれません。

それどころか対策を共有しなかったために、ニアミスどころでは済まず、大惨事になってしまう恐れもあります。

ですから、誰かだけは知っていて、誰かは知らないという状況は非常に危険な状態といえるのです。

そうならないためにも、どんなに小さな情報であっても職場内で共有する体制を作っておきましょう。

余裕を持って行動する

時間に追われてしまったり、次から次へと仕事を頼まれてしまうと、余裕がどんどんなくなってしまいますよね。

やはり、精神的にも、肉体的にも余裕がないときは、ニアミスが起こってしまいがちなのです。

たとえば、朝から天候が荒れている日は交通機関が遅れてしまう可能性があるため、いつもより10分早く家を出るとか。

また、次から次へと仕事を頼まれてしまって、1人で片付けるのは到底無理だと感じた場合は、同僚に助けを求めるなど。

ほんの少し先回りをしてみたり、助けを求めることで、今のままでいるよりも余裕が生まれるでしょう。

また、いつも余裕がなくなってしまうという人は、きちんと計画を立ててから行動に移してみるといいかもしれません。

身の回りを整理整頓する

デスクや作業場がごちゃごちゃと散らかっていると、つい心が乱れてしまいがちだと思います。

それに、今すぐ必要な書類が見つからなかったり、持っていかなければいけない資料が紛れ込んでしまっているなど、身の回りが散らかっていることで、あらゆるニアミスが起きてしまいます。

ですから、ニアミスが起きてしまったときは、まず身の回りがきちんと整理整頓できているかの確認をしましょう。

もし、散らかっている場合は、すぐにでも整理整頓することでニアミスが防げるようになるかもしれません。

反対に特に散らかっていないという場合は、頭の中や心など自分自身の中のどこかが散らかってしまっている場合があります。

ですので、そんなときは休憩をはさみ、気分をリフレッシュするようにしてみましょう。

ニアミスは誰にでも起こりうること

ニアミスの意味や類語、日常で起こりがちなニアミス経験、さらには仕事でニアミスを防ぐコツについて紹介してきました。

ニアミスは誰にでも起こりうることなので「自分は大丈夫!」と思い込んでしまわずに、ぜひ今回紹介した内容を参考にして、日頃からニアミスを防ぐようにしておきましょう!