大学教授になるには?おすすめな方法2個と実際の仕事内容を給料事情をのぞき見について
大学教授は、一般の人がなかなか就けない職業、ハードルが高いといったイメージがあるのではないでしょうか。

実際大学教授になるにはどうしたらいいのか見えづらいですし、仕事内容も分かりづらいものがあります。

そこで、今回は憧れの職業とも言える大学教授になるための道、実際の仕事内容や給料事情をのぞき見します。

大学教授って何?

大学教授の一番大きな仕事は、自身の研究分野に関する論文を発表することです。

発表先のほとんどは教授自身が所属する学会、学会誌での発表となります。

一度論文を発表したらそれで終わりではなく、引き続き新しい研究を求められます。

そのためにはとても長い年月を必要とします。

その他にも付随する仕事が数多くあります。

学生への講義や課題を与え、論文指導を行います。

大学2回生~3回生で学生は所属ゼミを希望することができます。

教授は1人1人ゼミを受け持ち、少人数での指導から卒業論文の作成指導まで行います。

大学教授の研究分野の研究の補助を所属するゼミ生に依頼することもあり、その指導やサポートまですべて行います。

大学教授によっては、テレビ、雑誌、WEB上で自分自身の研究分野の解説を行い、さらに書籍を発行することもあります。

もちろん大学教授が所属する大学の運営にも関わり、様々なポストに就くことがあります。

このように大学教授に求められるスキルはとても高く、大学教授になるまでには程遠い道のりが待っています。

大学で講義や研究をする人のこと

大学教授とは、大学で講義や研究をする人のことを言います。

大学での講義、大学教授自身が所属する学部の講義を担当し、大多数の学生に対して指導を行うこともあります。

大学教授に向いている人

大学教授に向いている人
大学教授に向いている人、今そういったタイプでなくても、今後大学教授を目指す人に持っておいて欲しい志について紹介します。

大学教授になるまでには長い道のりがあり、大学教授になった後も華やかな研究発表の裏側では、膨大な量の仕事と研究の日々に追われます。

最初からすべてを理解した上で目指さないと、やっぱり大学教授を目指すのは辛いという気持ちになるかもしれません。

大学教授になった後もコツコツと努力を重ねることが多く、根気強い人でないとむずかしいものがあります。

大学教授になるまでにも通う大学や学部によっては高額な学費の支払いも発生します。

色々なことを理解していただいた上で、大学教授を目指してください。

自分の研究したいテーマがある

大学教授になるには、自分の研究したいテーマを持っておいたほうがいいです。

大学教授のメインの仕事とも言える、自分自身の研究分野に関する論文発表、これをするにあたってあらかじめ研究したいテーマを持ちましょう。

すでにどこかの大学の学部に所属している学生なら、今受けている講義の中で一番興味のある専門科目の中から、さらに掘り下げて関心のあるテーマを探してみてください。

大学生の中でも、すでにゼミに在籍し、教授の指導のもとで研究や学習を行う人たちもいます。

こういった人たちは、教授の分野を掘り下げたり、新しい視点から物事を考え直したりすることもできます。

これから大学進学を考えている高校生、すでに社会人として勤務している大人の人たちであれば、まずは気になる分野の専門書籍を読み漁ってみてください。

何か気になるテーマが見つかったら、それを最前線で学べる場所を探しましょう。

自分の研究したいテーマやすでに同じようなテーマで論文執筆を行う教授の話を聞くことができれば一番いいです。

大学教授を目指すにあたり自分の研究したいテーマは大きなモチベーションとなります。

色々な方向から考えてみてください。

1つの分野を極めることが好き

大学教授になる人は1つの分野を極めることが好きな人が向いています。

大学教授の研究テーマはほとんど変わらないです。

研究テーマをもとに論文発表を行うことを繰り返し、その都度新しい方向から物事を考えようとします。

幅広い分野を学ぶことを好む人には気の遠くなるような作業です。

理系であれば1つの分野に対して何度も何度も実験や研究を繰り返し行います。

それも必ず成功するとも限らないので、1つの実験や研究が長期にわたります。

文系であれば1つの分野に対して色々な方向から物事を捉えなおし、同じ研究テーマを持つ人たちと討議することもあります。

研究テーマに付随する過去の出来事や文献も洗いざらい読み漁るでしょうし、本当に気の遠くなるような作業ばかりです。

理系であれば何度も実験を繰り返し、色々な方向から試行錯誤するでしょう。

試作品を限られた予算内で作ることもあり、教授に求められるものは大きいです。

途中で投げ出さないためにも、教授を目指すにあたって1つの分野を極めることが好きな人が向いています。

コミュニケーション能力がある

大学教授になる人はコミュニケーション能力がある人が望ましいです。

大学教授は黙々と自分のペースで研究や論文作成を行い、いつも研究室にこもりきりのイメージを持たれている人もいるかもしれません。

しかし実際はそんなことはありません。

ゼミに指導する学生、自分の講義を受け持つ学生への指導でコミュニケーション能力が求められます。

まったく新しい分野に入ってきた学生にいちから大学教授が説明するのは大変です。

大学教授は複数の学会に所属することが多いですが、学会での横のつながりも大事です。

様々な情報を共有し、自分自身の研究テーマに活かすことができます。

大学運営においても、大学教授自身の意見を貫くには説得力のある説明スキルが求められます。

研究テーマに貢献するような論文発表を行っていたとしても、学生からの信頼が得られなかったり、人脈がなかったりすると大学教授への道は遠くなります。

マルチに活躍する大学教授であればテレビや雑誌にも紹介されますので、そういったシーンではプロを相手にうまく会話しないといけません。

コミュニケーション能力は持って生まれたものもありますが、普段どれだけ多くの人と関わってくるか努力次第で変わっていきます。

大学教授を目指すにあたり、コミュニケーション能力のスキルアップを目指してください。

コツコツと努力を続けることができる

大学教授はコツコツと努力を続けることができる人が向いています。

大学教授が自分の研究テーマの論文発表を行うには、想像以上に時間が必要です。

もちろん失敗もありますので、スムーズにいくとは限りません。

大学教授は自分自身の研究だけではなく、他の業務にとられる時間も多いです。

学生への指導、大学運営に関わる事務作業、色々なところでの人脈づくりをするためのお付き合いの時間もあります。

途中で投げ出さず、成功するまでコツコツと努力を続けることができるスキルは重要です。

大学教授になる方法2個

大学教授になる方法を2つ紹介します。

大学教授は私たちが知るその他の専門職よりもベールに包まれている部分が多く、どのようにして大学教授になるのかを知らない人も多いです。

まずは大学教授になる方法を知り、どういった道がいいのかを一緒に考えましょう。

いずれの方法も努力が求められますが、ゴールの先には大学教授として自分自身のやりたい研究テーマに没頭できる未来が待っています。

博士号を取得して大学教授になる

大学教授を目指すには、まず四年制大学を卒業して学士を取得しましょう。

その後は自分自身の研究テーマに近い大学院に進むことになります。

大学院への進学は一般入試、推薦入試、AO入試、社会人入試があります。

一般入試は専門科目の筆記試験、推薦入試は優秀な学生が付属の大学院や外部の大学院に推薦される試験、AO入試は書類審査と面接、社会人入試は大学院によりさまざまです。

大学院に進学後、2年間で修士号、さらに3年間で作成した論文が合格すると博士号を取得することができます。

大学院進学にあたり、準備しておきたいものは学費です。

国公立と私立大学、さらに目指す大学院によっても学費に差が出ます。

場合によっては奨学金制度の利用も視野に入れながら、家族にも相談しておきましょう。

興味のある分野の大学に入学する

大学
大学院を卒業して博士号を取得する前に、興味のある分野の大学に入学することからスタートしないといけないです。

大学院に進学する目的、それは大学で学んだ分野をさらに深めるため、大学で学んだ基礎をもとに国家資格の取得を目指すためといったことが挙げられます。

同じ学部であっても、進学する大学によってはまったくカラーが異なります。

興味のある分野によっては、特定の大学でしか学べないこともあります。

大学を知るためにまずは複数の大学から資料請求をして、オープンキャンパスで直接大学を見てきたほうがいいです。

さらに、できれば興味のある分野の大学に所属する先輩学生、同じような分野の大学に所属する先輩学生からの話も聞けるといいです。

大学教授が独自のホームページを持つこともあるため、一度調べてみてください。

興味のある分野の大学が見つかったら、受験勉強、進学後の学費についても見通しを立てられるようにしましょう。

下宿、私立大学となると学費は莫大なものになります。

ご家族ともじっくりと話し合ってください。

卒業論文や研究発表で学位を取得

大学院に進学後、卒業論文や研究発表で学位を取得することになります。

所属する大学院の研究室によって卒業論文や研究発表のやり方は変わります。

そのため、所属する大学院の研究室を決める前にありとあらゆる情報収集をやったほうがいいです。

ホームページから指導内容を知っておきましょう。

大学院の卒業論文や研究発表はこれから大学教授を目指すための第一歩と考えておいたほうがいいです。

四年制大学を卒業するときに執筆する卒業論文よりも独自性が求められ、そのためには何度も研究を行うことが必要です。

博士前期(修士)課程を修了する

大学院に進学後、まずは博士前期(修士)過程を修了することを目指します。

博士前期(修士)過程を修了するには、修士論文を作成し、審査に通る必要があります。

修士論文は新しいテーマを自分で定め、それに基づいてあらかじめ研究や調査をきちんとする必要があります。

先行研究がどのようなものだったかを振り返り、論理性や独自性のある内容であることが求められます。

なぜ自分の考えを主張できるのか?それを丁寧に説明し、読み手が納得できるかどうかがとても重要です。

そのためには自分の研究テーマの論文や本を読み漁り、さらに独自性のある内容とする必要があります。

修士論文は所属する研究室によりますが、Wordで70枚程度を想像しておいてください。

執筆には一年近い年月がかかります。

博士後期課程を修了し博士号を取得

博士前期(修士)過程を修了したら、博士後期課程を修了し博士号の取得を目指します。

博士後期課程を修了するには、博士論文を作成し、審査に通る必要があります。

博士論文は基本的には修士論文のテーマを引っ張り、その研究テーマを完結させておくことが求められます。

博士論文はいくつかのパートに分かれていて、パートごとに学会発表、査読つきの論文の投稿も求められます。

細かく構成も決まっています。

博士論文を執筆後、ほとんどが予備審査会、審査会、公聴会という流れになります。

予備審査会では大学教員数名の前で発表と質疑応答、審査会では各章ごとの発表となるため数回、公聴会では学外関係者も参加します。

ステップアップするごとに想定される質問と回答、その他重要なことに関する資料と用意するものも増えていきます。

卒業年度の前年度から博士論文のタイトルを決め、最後の一年間で執筆します。

博士号を取得後の進路決め、就職活動のスケジュールと重なるため、多忙な一年間となることが想像されます。

大学の助手・助教授に応募

大学の公式ホームページや専門の求人サイトを閲覧し、大学教員(大学の助手・助教授)に応募しましょう。

まず、大学の助手・助教授そのものが狭き門です。

大学院の研究室在籍中に人脈を広げ、指導してもらっている教授のもとで就職できないか?

あるいは同じ分野の研究者のもとで助教授を募集していないか?

就職を考える1年くらい前から手当たり次第に声をかけ、探しておいた方がいいでしょう。

大学の助手・助教授は正規雇用であることが珍しく、ほとんどが5年契約の契約社員であったり、アルバイトのような扱いであったりします。

大学の助手・助教授として勤務する期間に根強い信頼関係を作り、契約更新をしてもらう、または口利きで仕事を紹介してもらうといった手だてを探しておきましょう。

大学の助手・助教授のほとんどが研究テーマに没頭することになり、場合によってはブラック企業並みの激務となることもあります。

昼夜関係なく最先端の研究を理解し、論文作成のための準備に追われます。

講師や准教授を経て大学教授になる

大学教授になるには、助手・助教授から講師や准教授へのステップアップの道もあります。

講師と准教授、まずは准教授についてご説明します。

それぞれの大学によってシステムは異なりますが、多くは教授の間で討論を繰り返し、大学に在籍しているスタッフの中から准教授を選びます。

准教授の定員は決まっており、空席が出来てからになります。

准教授は大学教授とほぼ変わらない仕事内容となり、自分の研究室を持って研究を行ったり、研究テーマに関して学生への指導を行ったりします。

大学教授と准教授の違い、強いて言うなら大学運営への貢献度です。

准教授は大学教授ほど大学運営にタッチせず、ひたすら自分の研究に没頭するイメージです。

講師は助教授と准教授の間の立場になる人たちが在籍します。

大学によりますが講師は自分の研究室を持たず、学生への指導や大学教授のサポートといったことが主な仕事内容となります。

講師から研究室を与えてもらえる大学もあります。

就職を希望される大学によって制度が異なるため、人事部への問い合わせや公式ホームページでの確認をされるほうがいいです。

博士号なしに大学教授になる

博士号なしに大学教授になる道もあります。

大学では博士号を持たなくても、それぞれの分野で必要とする人材に大学教授への道を打診し、研究室を持ってもらうケースもあります。

その経緯としては、1985年に大学設置基準が緩和され、それと共に大学教員として実務家教員が認められるようになったことに遡ります。

社会人として就職後に一定の成果を出した人や、大学が求めている学問に強い人材が選ばれることが多いです。

もう少し掘り下げて、博士号なしに大学教授になる道について書かせていただきます。

高い専門知識を有している

高い専門知識を有している場合、大学教授への道を望むことができます。

高い専門知識を有する人材を大学教授として招くことで大学のPRとなり、より優秀な人材を集めることが望めます。

私立大学が新設されることが増えてほとんどの若者が大学進学を考えるようになった今、大学そのものがどのようにして学生を集めるかが課題となっています。

社会人であり、高い専門知識を有していれば大学教授への道も夢ではありません。

学費の都合上、大学院への進学がむずかしい学生もいます。

社会人として就職後、自らの手で高い専門知識を働きながら得るという道もあります。

知名度や肩書きがある

知名度や肩書きを持つことで、大学教授への道を打診されるケースもあります。

昨今、多くの大学にとっての課題となっているのは「いかにして優秀な学生を集めてくるか」です。

そのためには、知名度や肩書きを持つ大学教授を求めます。

知名度で言うと大学が求める分野での一定の成功を納めた著名人、メディア関係者などが挙げられます。

若者はSNSやネットを駆使し、色々なところから情報を得ています。

多くの人が知る人材を大学教授として招くことが出来れば大学側としても喜ばしいです。

肩書きで言うと、大学の求める業界を代表する人、最先端の研究を行う人、中央省庁の役員、企業のトップなどが挙げられます。

いずれの道も程遠い努力が必要となりますが、博士号がなくても大学教授になる道は数多くあります。

相応のキャリアがある

相応のキャリアがあることで、大学教授への道を打診されるケースもあります。

相応のキャリア、それぞれの学部によって求められるキャリアは異なります。

自分自身が目指したいキャリアに応じた学部を探すと良いでしょう。

理系であれば研究者やメーカー勤務の開発者を目指す道があります。

医学系であれば現場でキャリアを積み、有名な医師のもとで指導を受ける道があります。

法学部や経済学部であればその道に名を残している企業への就職や腕のある先生の事務所でキャリアを積む道があります。

その他の学部でも、相応のキャリアがあることで大学教授への道を希望できます。

すでに自分自身が大学教授を目指す分野で活躍する人の話を参考にすることで、より答えが出しやすくなるのではないでしょうか。

大学からスカウトされることもある

大学教授は大学からスカウトされることもあります。

大学からのスカウトの中でも多いのは、卒業生を対象としたものです。

卒業後に大きな成功を残した人に対して、スカウトをすることがあります。

大学側からのスカウトを待っていてもいいですが、自分自身から大学にセールスをかける手段もあります。

卒業した大学に連絡を取り、自分自身のキャリアを売り出してみてもいいです。

基本は客員教授として招かれることが多い

博士号がない大学教授というパターンとは別に、客員教授として招かれることが多いです。

客員教授には人気があり、数か月~数年間と幅があります。

客員教授は大学教授のように学生への指導やゼミを担当することが少なく、年に数回の講演会やイベントに招かれることが多いです。

大学側としては、大学のPRとして客員教授を招いていることになります。

大学教授の仕事内容

大学教授の仕事内容を紹介します。

大学教授と聞くと、ひたすら研究室で研究に没頭したり、論文作成を行っているイメージが大きいかもしれません。

しかし、実際にはそれ以外の仕事も数多く抱えています。

大学教授を目指す上で、想像していたものと違ったというミスマッチを防ぐ上でも、実際の仕事内容を把握しておきましょう。

大学の講義

大学の講義
大学の教授は大学の講義を担当します。

大学の講義は1本90分、大きな講義室で多数の生徒への指導を行うこともあれば、少人数で実践を踏まえた講義を行うこともあります。

定期的にレポート提出やテストを実施し、学生の理解度をチェックします。

テストの内容は論文であることが大半で、それぞれのチェックには想像以上の手間がかかるはずです。

大学の教授の講義で使われる教科書の多くは、大学教授自身が執筆した本であることもよくあります。

大学の講義は専門性の高いものを求められるため、指導する側の立場として求められる知識量も膨大なものとなります。

さらに時間と共に変わっていく分野がほとんどであるため、常に新しい文献を読むなどして情報収集をしていくことも求められます。

論文指導

大学教授は学生への論文指導も行います。

四年制大学の学生だと、二回生~三回生になる頃に自分自身が所属するゼミを選択します。

大学教授は自分のゼミに所属してくれた学生への論文指導を行うために、定期的にゼミ生との間で小さな講義を行います。

ゼミ生同士でグループを作って論文作成したり、個人で論文作成したりしたものを発表します。

その後、教授からの論文指導が行われることが多いです。

大学院の学生だと、大学教授の研究室に所属する学生に論文指導を行います。

定期的に小さな論文も作成しますが、一番大きいのは修士号、博士号を取得するときに作成する論文指導が大きいです。

大学教授は厳しい意見を学生にしないといけないシーンも出てきますし、モチベーションを上げるような教え方が求められます。

自分の専門分野の研究

大学教授は自分の専門分野の研究も積極的に行います。

自分の専門分野の研究で新しい発表を行い、社会に貢献できるような内容であったり、より多くの人が注目するような内容であったりする必要があります。

そのためには日々新しい情報を取り入れるために数多くの文献を読んだり、情報を得るために現地へ飛んだりすることもあります。

大学教授の研究のための実験や試行錯誤は大学教授1人でやることは珍しく、その多くはスタッフとして勤務する准教授や研究室の学生とともに行われています。

時には研究室にこもりきりになり、自宅への帰宅もままならない時期もあるでしょう。

それが大きな成功となると、ノーベル賞受賞へ繋がることもあります。

メディアに出演することも

大学教授としてメディアに出演することもあります。

日々私たちが目にするニュース、ニュース番組ではゲストとして各界の専門知識を持つ人達が招かれます。

大学教授もその1人であり、知らない人はいないくらい著名な人もいます。

すでにメディアに多く出演し、あとから大学教授としてスカウトされることもあります。

メディアに出演することで、自分自身の研究分野により多くの注目を集めることができます。

大学教授の給料事情は?

給料
大学教授の給料事情はどうなっているのでしょうか。

まず国公立大学の大学教授の給料事情は決まっており、公開されています。

私立大学はそれぞれの大学ごとにばらつきがあります。

いずれにしても、サラリーマンや公務員よりも多く年収を受け取っていることが多いです。

現在少子化により、いかにして優秀な学生を集めてくるかが大学にとって大きな課題となっています。

そのためには、少しでも多くの報酬を支払って優秀な大学教授を招いたほうがいいです。

大学教授の給料事情はそれぞれの大学でも異なるため、もう少し掘り下げて大学教授の給料事情を探ってみましょう。

所属する大学ごとに異なる

大学教授の年収は大学ごとに異なり、さらに国公立大学も大学ごとに異なります。

トップ10入りする国公立大学の大学教授の年収は1090万~1020万です。

一般の社会人男性の中では高額な年収になります。

私立大学の大学教授の年収は人気のある大学だと1000万を軽く超えます。

学生の数が多いと授業料もたくさん入るため、自然と大学教授の年収も高くなります。

国公立大学教授の場合、基本給と手当に分かれています。

基本給は人事院の定める制度によってどの国公立大学でも同じように支給され、手当が別途支払われます。

手当には様々なものがあり、大学院手当、地域手当といった特殊なものから、一般的な通勤手当、住居手当、通勤手当も含まれます。

一般の社会人男性と同じようにボーナスも支給されます。

大学教授の年収は私たちが想像している以上に高額であることが多いです。

大学教授の年収も重視しつつ、どういったことを研究したいか、大学の重きを置いているところなどを念頭に置いて目指す道を考えましょう。

平均月収

大学教授の平均月収は60万円前後です。

なぜこれだけ高額の平均月収を受け取ることができるのか?それは大学教授に至るまでに経てきた知識量や技術などが大きいです。

今後同じ分野での新しい研究からの発見を志す学生たちを指導できる人たちはほんの一握りです。

それだけの対価を支払う価値があります。

もちろんずっと60万円で横ばい状態ではなく、勤続年数によって少しずつ上がります。

大学教授への道のりは長いですが、その先には大きな対価が得られることが分かります。

平均ボーナス

ボーナス
大学教授の平均ボーナスは200万~300万円前後です。

若くして大学教授になる人もいれば、40~50代で大学教授になる人もいます。

年齢による金額差はもちろんのこと、大学の規模によってボーナスの金額には差が発生します。

受け取るボーナスの金額はあくまでも参考としつつ、どういったことを研究分野として大学教授を目指すのかをメインに考えましょう。

平均年収

大学教授の平均年収は1000~1100万円前後です。

大学教授の勤続年数や勤務する大学によっても差が出るため、これよりも少し下回ったり、上回ったりする大学教授もいます。

やはり知名度の高い大学になればなるほど、学生数が増えます。

そうなると入ってくる授業料が大きいため、大学教授の平均年収も上がります。

大学教授は自分自身の研究分野における著書も多数出版するため、そこから得られる印税などの副収入も大きいです。

大学教授の平均年収を把握しつつ、それぞれの大学の特色などを調べてみてください。

大学教授になって専門的な知識を広めよう!

大学教授になるための方法、大学教授の平均年収や平均月収について書かせていただきました。

私たちの住む日本を支えていく上で、新しい研究分野からの発見をしてくれる大学教授の存在はとても頼もしい存在です。

自分自身もそんな大学教授を目指し、専門的な知識を広めていってください。