雑誌や新聞に載るような記事を書く人というと、記者のように専門的な仕事をしている人だけが限定というように思っている人は多いのではないでしょうか。
もちろん今でも有名な雑誌や新聞は専門の人が書いている人が多いですが、個人で開設できるブログなどを含めたwebライターは、そうした記者に比べると比較的なりやすい職業です。
さらに自宅だけで仕事の全てを完結させることもできるので、なかなか外に働きに出られない生活をしている人でもwebライターで収入を得ることができます。
副業としても人気の高いwebライターはどうやってなれば良いのでしょうか。
webライターの主な仕事やwebライターになる方法、そしてwebライターとして働くメリットや注意点、さらに収入をアップさせるための方法などwebライターに憧れる人のために全て紹介していきます。
webライターとは
そもそも「webライター」とはどのような人たちのことをいうのでしょうか。
雑誌や新聞に載るようなコラムを書いている人たちとはどのような違いがあるのでしょうか。
ここではwebライターの仕事内容や働き方などを紹介していく前に、webライターの定義を紹介していきます。
ネット上の文章を執筆
webライターとは、雑誌や新聞などではなくインターネット上に公開される文章を書く人のことを言います。
webライター専属でwebライターだけで働いている人もいれば、webライターとしてだけではなく雑誌などにコラムを掲載するライターと兼業で働いている人もいます。
すなわち、広義の「ライター」という職があり、その中でweb上のみに文章を公開している人を特別に「webライター」と呼ぶのです。
公開している場所が雑誌などの誌面かweb上かという違いしかないので、基本的にはライターもwebライターも仕事内容は変わりません。
webライターの代表的な仕事
web上だけに文章を公開するという特殊な働き方をしているため、webライターは普通のライターとは違う内容の仕事をする場合もあります。
では、webライターの仕事としてはどのような仕事があるのでしょうか。
色々な仕事がありますが、その中でも代表的な三つの仕事を紹介していきます。
webメディアの記事執筆
webライターの仕事としては、このページのようにwebメディアの記事を執筆する仕事があります。
メディアの記事の中には「○○でおすすめのデート場所」のように地元の人であれば書きやすいものもあれば、恋愛コラムのように自分の経験を元に特に調べ物をしなくても書けるものもあります。
しかし中には、医師や弁護士、税理士といった特別な資格を持っている人たちが監修するための記事の土台を書くなど調べる作業が必要になる仕事もあります。
調べる手間がかかる仕事ほど報酬は高くなる傾向がありますが、調べるためにも勉強が必要なため誰にでもできるわけではありません。
ECサイトの商品販売ページの執筆
比較的手を出しやすい仕事としては、恋愛コラムや地元の観光スポット紹介のような自分の経験を元に書くwebメディアの記事執筆の他、ECサイトの商品販売ページの紹介文の執筆も有名です。
ECサイトの商品について紹介する記事は自分が使ったことのある商品について詳しく説明する場合がほとんどですので、恋愛コラムのように自分の今までの経験を活かしながら執筆することができるでしょう。
また、案件によっては企業が商品の購入代金の一部もしくは全額を負担してくれて、今までに使ったことはなくても新しい商品を試してその感想を書くような案件もあります。
色々な商品を試して、良い部分も悪い部分も人に話すのが好きだという人に向いている仕事だといえるでしょう。
web広告の執筆
webライターとしては、実は広告の執筆を頼まれることもあります。
イラストなどは別途イラストレーターに頼む場合がほとんどなのでライターが絵を描く必要はなく、広告のキャッチコピーや動画風の広告の場合はシナリオを執筆することもあります。
短い文章だけを提出することもあるので誰でも簡単にできると思われがちですが、短い文章で多くの人に広告の内容を伝えつつ、頭に残る印象的なキャッチフレーズを考える必要があるためセンスが必要です。
シナリオを作成する場合も、ありきたりなものにならないようにしながら、それでも突飛すぎるものは嫌われてしまうため適度にオリジナリティを出す必要があり、見かけよりも難しいと言われています。
webライターのなり方
世間で言われているほどwebライターになることは簡単ではありませんが、それでも自由に時間が使えて在宅で仕事ができるということで挑戦したいと考える人も多いでしょう。
では、実際にwebライターとして活動し、ある程度の収入を得るためにはどうすれば良いのでしょうか。
ここでは主に二つのタイプのwebライターになる方法を紹介していきます。
雇用される場合
安定して収入を得ることができ、色々な案件に挑戦することを希望するのであれば雇用される立場のwebライターとなることがおすすめです。
正社員として普通の会社員のように雇用される場合もあれば、契約社員やアルバイトとして期間を決めて契約し、期間が終わってから再契約するかどうか企業と交渉する雇用形態があります。
雇用される場合はどのような働き方があるのか、もう少し詳しく見てみましょう。
企業にwebライターとして採用される
実は企業側がwebライターの専門職を募集していることもあります。
その募集に応募し、見事採用されることができれば企業に所属するwebライターとして働くことができるでしょう。
webライターとしての仕事に応募して採用される場合がほとんどですが、中には今まで期間を決めた契約として働いていた企業に正社員として雇用されるケースもあります。
このケースの場合、基本的には在宅で仕事ができるものの企業の考え方によっては出社が義務となるケースもあります。
会社で自分のデスクに向かって文章を作成しなければならないこともあるため、企業にwebライターとして採用された場合は安定はするものの、自由度が少し落ちてしまうこともあります。
メディア事業部門に配属される
今までwebライターとして働くことは考えていなかったのに、いつの間にかwebライターとして働かなければならなくなるケースもあるでしょう。
出版社や広告代理店などで働いていて、異動によってメディア事業部門に配属されたことがきっかけでwebライターとしてのキャリアをスタートさせることもあります。
会社員としての異動ですので、基本的には拒否権はありません。
webライターとしてキャリアを積んだ後に違う仕事を任されることもあれば、編集者などライターとしてだけではなく他のwebライターをまとめたり、新規のwebライターを育てたりする仕事を任されることもあるでしょう。
このように配属によってwebライターになるケースも基本的には正社員として雇用されているので、出社が基本となっていてテレワークが認められない場合が多いと言われています。
副業やフリーランスの場合
一般的に「webライターとして働いている」と言われた時、想像するのは副業としてコラムを書いて副収入を得ていたり、あるいはフリーランスのwebライターとして働いている人たちでしょう。
副業やフリーランスとしてwebライターになる場合、特別な資格は要らないので一本でも記事や商品紹介、広告を執筆すればwebライターを名乗っても問題ありません。
しかしながら、基本的には継続的に収入を得るためにここで紹介する3つの方法のいずれかを使っています。
副業やフリーランスのwebライターとして働きたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
クラウドソーシングを通じて仕事を見つける
最近ではクラウドワークスやランサーズに代表されるように、クラウドソーシングを通じてwebライターを募集している企業も少なくはありません。
こうした応募は経験者を優遇しているものの、ある程度の文章力があれば初心者でも採用してもらうことができるため、自分に合った企業を見つけることができれば、いきなり数多くの仕事をこなして高収入を稼げる場合もあります。
一方クラウドソーシングで募集されている仕事の場合、専門的な知識や取材が必要なものは経験者しか採用しない場合が多いので、まずは経験から書けるコラムなどを通じて実績を作り、そこから少しずつ専門的な内容に関連のある仕事を経験しながら高収入の仕事を探す方法もあります。
単価が低くても数をこなすか、経験を積んでから単価が高くて時間がかかる仕事に挑戦するかは、割ける時間や自分の性格・知識と相談しながら決めると良いでしょう。
募集しているメディアサイトに直接応募する
クラウドソーシングを活用してwebライターを募集する企業が増えたため最近では少し数が減っていますが、実はメディアサイトの中にはサイト内でwebライターを募集しているメディアサイトもあります。
そうしたサイトに直接応募することによって、webライターとして働けることもあるでしょう。
ただし、こうした直接応募はある程度のライターとしての経験がある人しか採用されない場合がほとんどです。
webライターでも誌面のライターでも良いですが、自分の執筆した文章を前例として提出できない初心者の場合、応募しても採用されることはまずありません。
どうしても特定のサイトで働きたいと思っている場合は、まずはクラウドソーシングなどで実績を作ってから直接応募するのがおすすめです。
SNSやブログで発信して仕事を受ける
自分から企業に売り込むだけではなく、自分でSNSやブログを運用している人はそこでのフォロワーや読者を増やすことで企業から声がかかってくる場合があります。
たとえばブログで小説を継続的に更新していれば、企業から雑誌で編集しないかと誘われたり漫画化の依頼を受けたりすることもあるでしょう。
こちらの方法はかなり実力があり企業の目に留まるほど有名にならないとならないため、非常にハードルが高い方法です。
しかし、この方法なら自分の好きなジャンルのみに専念してwebライターとして働くことができるので、楽しく働くことができるでしょう。
クラウドソーシングなどに登録すると実績のために意に沿わない仕事を受けなければならないこともありますが、企業からスカウトされる形式の場合は好きなジャンルでいかんなく実力を発揮することができます。
webライターのメリット
本業としてwebライターだけで食べていける人はほとんどいませんが、それでも副業収入としてwebライターとして働いて収入を得ている人は少なくありません。
では、なぜそれほどまでに多くの人が副業としてwebライターを選ぶのでしょうか。
webとして働く主なメリットを4つ紹介していきます。
自宅で仕事ができる
正社員として企業に雇用される場合は出社が義務となりテレワークは認められないことも多いですが、副業やフリーランスでwebライターを選ぶ場合には自宅で仕事できるのが一般的です。
本業から帰ってきてから、一日一時間と時間を決めてwebライターとして活動するという人もいるでしょう。
他にも、小さな子どもがいて外に働きに出るのが難しい人や、あるいは家族の介護などがある人にとっても自宅で仕事ができるのは大きなメリットとなります。
外に出るのが得意ではない人も自宅で仕事がしたいのであれば、フリーランスのwebライターとして働くのも良いでしょう。
外で働くほどは体力を消費しないので、病弱な人でも比較的働きやすくなります。
プライベートとの調整がしやすい
自宅で仕事ができるwebライターは、プライベートとの調整がしやすくなります。
案件によってはweb会議などで拘束時間が発生することもありますが、正社員やパートとして出勤するよりは自宅で育児や家事、介護と両立しやすくなるでしょう。
もちろん、自分で自由に遊ぶ時間を決めたいという人もwebライターとして働くことで遊ぶ時間を確保しやすくなります。
アルバイトの場合は事前に決まっているシフトの時間はしっかり働かなければなりませんが、webライターなら納期に間に合えば昼寝なども自由にすることができるという時間的なメリットは非常に大きいでしょう。
初心者でも始めやすい
専門的な知識や人脈、高度な文章力が必要な案件もありますが、webライターとしての仕事は幅広くあり、初心者歓迎の簡単な仕事もあります。
そうした仕事は自分の今までの経験や知識でこなせるものも多く、初心者でも安心して始めることができるでしょう。
基本的に日本語の読み書きができればwebライターとして案件を受注することはできるので、気軽に始めることができます。
もちろん継続的に仕事を得るためには他のwebライターよりも実力がなければ難しくなってしまいますが、基本的には誰でも気軽にいつでもできる仕事がwebライターです。
数をこなすほど収入が増える
webライターとしての仕事は、初心者歓迎の仕事の場合少し単価が低くなってしまいます。
場合によっては数千文字書いて数百円しかもらえないという単価の仕事も存在しています。
しかしながら、そうした仕事であっても数をこなすことで収入を増やすことができます。
一日に何個も短文を投稿することで、一ヶ月に数万円の副業収入を得るという人もいます。
単価が安くても、働ける時間が長ければそれなりに収入を得られるのがwebライターの良いところではあります。
「時間があって暇だから挑戦したい」という人は挑戦してみるのも良いのではないでしょうか。
webライターの注意点
自宅で自由な時間帯に簡単に稼げるということで、現在副業としてwebライターを選択する人が増えています。
場合によっては副業のつもりが才能を発揮して、本業を辞めてフリーランスのwebライターとして活躍し始めるという人もいます。
しかし、webライターを副業としている人のうち全員がそのように成功できるわけではありません。
思ったよりも収入が得られずに諦めてしまう人も少なくはないのです。
ここでは、副業やフリーランスのwebライターとして活躍する際に知っておきたい注意点を抑えておきましょう。
すぐにはまとまった収入にならない
単価が安い初心者用の仕事でも、数をこなしていけば月間数万円の仕事になることも珍しくはないのがwebライターです。
しかしながら、多くのwebライターがクラウドソーシングを利用して仕事を探しますが、実はなかなか本採用となるのは簡単なことではありません。
人によっては、数百円くらいの仕事しか受けられず、今までの実績を提出してもなかなか経験者用の高単価の仕事を受注できないということもあります。
「副業でwebライターをして本業と同じくらい稼いでいる」という成功談もないわけではありませんが、そういう成功者はあくまで一握りです。
場合によっては一日数時間のアルバイトをした方が給料が良い場合もあることは覚えておきましょう。
仕事量は不安定
副業として本業と同じくらいの収入が得られるようになると、会社を辞めてフリーランスのwebライターとして活動していこうと考える人もいるでしょう。
しかし、それは非常にリスクが高いので注意が必要です。
フリーランスとして働く際には税制上の出費が増えるだけではなく、収入が不安定というリスクと向き合わなければなりません。
仮に現時点では高収入の案件が継続的に受注できている場合でも、その仕事がなくなった時に同じくらい条件の良い仕事がすぐには見つからない可能性があります。
そうなるとフリーランスの場合、一気に収入が落ちてしまう可能性が高くなるでしょう。
webライターとしての仕事量は非常に不安定であることは覚えておく必要があります。
執筆に時間がかかる
「普段話してる日本語だからすぐに記事を書けるに決まっている」と考える人もいますが、実はこれも間違いです。
恋愛コラムやグルメ記事のように自分の体験を元に執筆できるコラムであっても、慣れないうちは非常に時間がかかってしまいます。
タイピングの時間がかかることもあれば、適切な言い回しができずに文章が書けないこともあるでしょう。
文章を書く時に、起承転結を考えるのは実は意外と難しいことです。
さらに、苦労して完成させた文章でも企業にたくさんの修正を求められて当初予定していた時間よりも長時間作業しなければならない場合もあります。
誰でも気軽に簡単に始めることができる仕事ですが、短時間で楽に高収入が得られるわけではないので注意が必要です。
報酬が支払われない悪質なケースもある
クラウドソーシングなどのサービスを利用していると案件が探しやすい一方で、利用手数料が発生するので少し損をしてしまうこともあります。
そこで直接契約で仕事を探しているwebライターの人も多いですが、実は直接契約と報酬が支払われない悪質なケースもあります。
契約書をしっかり作ってくれる企業の場合は未払いはほとんどありませんが、企業によっては契約書の内容をしっかり確認しないとwebライター側が損をする恐れもあります。
クラウドソーシングなどを経由せずに直接契約を結ぶ場合は、しっかり確認するようにしましょう。
webライターに必要なスキル
webライターは誰でも簡単に始めることができる仕事です。
しかしながら、ある程度のスキルがないと時間を浪費するだけで収入を得られない結果に終わってしまう恐れがあります。
本業でしっかりと安定した収入がある人であっても、そういう状況では意味がないでしょう。
では、webライターとして稼ぐためにどのようなスキルが必要なのか確認していきましょう。
資格は不要
専門的な知識を要する記事を書く場合もあるwebライターですが、webライター自身が資格を持っている必要はありません。
もちろん「○○の資格を持っているライター限定」で仕事を募集している案件もあるため資格を取得している人の方が稼げる可能性は高くなりますが、そうした案件にこだわらなければ無理に資格を取得する必要はありません。
日本語検定などの資格も取得する必要もなく、PCがあればいつでも始められるので初期投資はほとんどないでしょう。
「今すぐに副業を始めて稼ぎたい」という人にもおすすめの職業なのです。
リサーチ力
webライターは基本的に資格は必要はありませんが、リサーチ力などのスキルは必要になってきます。
自分の経験を元に書けるコラムであっても、経験だけに頼りすぎると内容が偏ってしまう恐れがあるためリサーチして裏付けをとる必要があります。
さらに、専門的な知識を要する記事のように調べながら執筆する場合はさらにリサーチ力の重要度もアップします。
手際よく情報を集めるだけではなく、集めた情報が正しいものであるかを確認する力がないとwebライターとしては信頼されないでしょう。
人に伝わる文章力
継続的に仕事を受注できるwebライターになるためには、人に伝えられる文章力も必要です。
どんなに伝えたいことがあっても、稚拙な言い回しで読者を獲得できないwebライターは需要がないため企業から求められることもないでしょう。
同じ文末が続かないように工夫して書いたり、強調したいところは体言止めにするなど文章に対する正しい知識が必要となってきます。
もちろん、求められている内容によっては普段の文章よりも固い文章にしたり、逆にフランクな文章にしたりするなど想定する読者に合わせた柔軟な対応も必要になってきます。
パソコン関連の知識
web上に文章をアップするwebライターですので、当然ながらパソコンにまつわる知識も必要になります。
仕事をスムーズに進めるためのタイピング力はもちろん、企業が用意した媒体で執筆している時にエラーが発生した場合、ある程度は自分で対応したり、あるいは企業に対して適切にエラー状況を報告したりする程度の知識は必要になってきます。
初心者歓迎の案件であれば、企業としてもある程度PC操作等も教えてくれる場合もありますが、それでもあまりにも知識がないとトライアルの時点で契約を切られてしまっても文句は言えません。
web上で働く以上、最低限の知識は必要になってくるのです。
SEOの知識
SEOとは検索エンジン最適化のことを言います。
web上にどんなに素敵な原稿をアップしても、それが誰の目にも入らなければ意味がありません。
webライターとして活躍するためには「読まれて楽しい文章を書く」だけではなく「誰かに読まれるための文章を書く」ことが重要になってくるのです。
SEOに関しては、一度ノウハウを得て実行することができても、すぐに検索エンジンの内部の変更によって順位が変動してしまうことがあります。
すなわち、知識を持っているだけではなく頻繁に更新することによって常に検索順位の上位に表示されるような文章を書かなければならないのです。
営業力
「web上で活躍するライター」ということで、対人コミュニケーション能力は不要だと勘違いする人もいますが、もちろんそんなことはありません。
むしろ企業の担当者と文字だけでコミュニケーションを取る場合がほとんどですので、非常に高いコミュニケーション能力を始めとする営業力が必要になってきます。
相手に気持ち良く仕事を依頼してもらうためのコミュニケーション能力が必要なのはもちろん、場合によっては相手が提示してきた値段よりも報酬をアップさせる交渉力が必要になる場合もあるでしょう。
納期に関する交渉や、自分のスキルを売り込むための提案力も必要です。
文字だけで相手と接するからこそ、高い営業力を磨いた方が良い仕事に巡り会えるでしょう。
webライターでさらに収入アップするコツ
webライターとして働くこと自体は簡単にできるので、クラウドソーシングサービスを利用すれば簡単に活動を開始できます。
それほど収入にこだわりがなければ、特にスキルを磨かなくても毎月数千円程度の収入なら容易に得られるでしょう。
しかしながら、もっと稼ぎたいと考える場合は、やはりある程度のコツは知っておかなければなりません。
webライターとして高収入を得るためにどうすれば良いのか、覚えておきたいコツを最後に伝授します。
専門分野を持つ
最近、webライターで働いている人は決して少なくありません。
そのため、得意分野あるいは専門分野を持つことができなければ、周りのwebライターとの競争に負けてしまうでしょう。
専門分野は「多くの人が興味はあるものの、なかなか専門的な知識を持てない分野」にするのがおすすめです。
経済や医療などに対して、専門家が監修する前の専門的な記事を高いレベルで書くことができれば、多くの企業から重宝されるでしょう。
逆に、恋愛やグルメなど「多くの人が求めている情報であるものの、調べたら簡単に情報が出てくる」や「多くの人が求めているため、多くの人が詳しい」などの分野ではそれほど収入アップは見込めないでしょう。
そうした分野で収入をアップさせるためには心理学を詳しく学んだり栄養学を勉強したりといった付加価値をつけることが必要になってきます。
報酬の高い仕事に挑戦する
単純に、単価の安い仕事よりも単価の高い仕事に挑戦する方が収入アップができます。
基本的には納期の厳しい仕事や専門的な知識を要する仕事の報酬が高くなっているので、webライターとしての仕事に慣れてきたらそういった仕事にも応募してみましょう。
ただし、今までグルメ系の観光記事しか書いたことがないのに急に医療系の仕事に応募しても、採用段階で不採用となってしまう可能性が高くなります。
そのためにはグルメ系から出発して栄養学の仕事を経験してから医療系の記事に応募するなど、企業に提出できる実績や資格を取得すると効率的に報酬の高い専門的な仕事を受けられるようになります。
取材や撮影も含めた仕事を受注する
企業に雇われる場合を除き、基本的には在宅で仕事が完結するのがwebライターのメリットです。
そのため、取材や撮影といった他のwebライターとは違う仕事を受注することができれば報酬もその手間の分高くなるでしょう。
対面での取材はもちろん、最近ではweb取材も増えているので、そうした仕事を始めてみるのもおすすめです。
交通の便が良い場所に住んでいる人、あるいは趣味であってもカメラなどに詳しい人は取材や撮影に挑戦するwebライターとして報酬アップを目指すのも良いのではないでしょうか。
編集者にキャリアアップする
webライターとして仕事をしていても、企業からの案件を待つだけになるので収入が安定せず急に収入が途切れてしまう恐れもあります。
そのため、webライターとして働くだけではなく編集者へのキャリアアップをすることもおすすめです。
編集者になると他のwebライターの原稿をチェックすることが増えるため、仕事量も必然的に増えてしまいます。
しかしながら、その分報酬もアップしますし、他の人の文章を読むことで文章力もアップするため自分のwebライターとしてのスキルもアップします。
さらに、知らないジャンルの原稿をチェックすれば知識量も増えていくため、自分の執筆に割く時間が短縮され、結果的に時間単価がアップすることもあります。
在宅で働けるwebライターは魅力的な仕事
自分で自分のスケジュールを調整しなければならないため自制心が必要になりますが、それでも悪天候の時でも自宅で自分のペースで働けるwebライターは魅力的な仕事です。
webライターだけで食べていくことはできなくても、副業として挑戦する人も多いでしょう。
興味がある人は、色々な案件に目を通して自分でもチャレンジできそうなwebライターを目指してみても良いのではないでしょうか。