そのため、自分の言動に責任が持てないようでは、起業家には向いていないのです。
自分の言動はもちろんのこと、周りで起きたトラブルもすべて自分の責任と思えるぐらいの、責任感が重要です。
粘り強い
起業家になるということは、あらゆる世界で戦うということ。
そのため、すぐに諦めてしまうようでは、起業家には不向きといえるでしょう。
反対に、どれだけ辛い思いをしても立ち上がり続ける、粘り強い性格の人が起業家に向いているのです。
また、起業家とは安定のない世界ですから、それなりの覚悟と気合いが必要です。
やると決めたからには、振り返らずに自信を持って進んでいきましょう!
起業家に必要な知識
ここまで「起業家に向いている人の特徴」について紹介してきました。
あなたは、いくつ当てはまったでしょうか?当てはまった数が多い人は、それ以上を目指して頑張っていきましょう!また、あまり当てはまるものがなかった人は、これらの項目をできるように努力をすることが大切です。
それでは、ここからは「起業家に必要な知識」について紹介していきます。
お金に関する知識
起業をするにおいて避けては通れないお金のこと。
あらかじめ知っておくことで、起業後の後悔を防ぎましょう。
税金
起業した際、専門家に依頼することを除けば、お金の管理もすべて自分でしなければいけません。
特に、税金はサラリーマン時代には気にすることがありませんから、しっかりと勉強しておく必要があります。
個人事業主の場合「所得税」「個人住民税」「消費税」「個人事業税」「固定資産税・償却資産税」など、ここで紹介した以外にもまだいくつかあるので、自分にかかる税金をきちんと把握しておきましょう。
決算書の読み方
決算書とは、企業の財務状況や経営成績を示す書類のことです。
中でも、重要なのは「損益計算書」「貸借対照表」「キャッシュフロー計算書」の財務三表ですので、しっかり覚えておきましょう。
まず、損益計算書は1年間に発生した売上高の合計額から、費用の合計額を引いた「利益」を表す書類です。
次に、貸借対照表は1年間の期末時点において、どれだけの資産と負債があるのかを示す書類です。
最後に、キャッシュフロー計算書は1年間のお金の流れを表す書類となっています。
資金調達の方法
個人事業主であれば0円、会社を設立する場合でも30万円あれば起業することができます。
ですが、実際のところプラスアルファで資金がかかってくるので、それなりに資金が必要になるでしょう。
資金調達の方法としては、自治体の助成金・補助金、クラウドファンディング、ベンチャーキャピタルなどが挙げられます。
これらの内容は、後ほど詳しく紹介していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
マーケティングの知識
ひとくちに、マーケティングといっても「市場調査」「商品開発」「広告」「販売」など、これらの起業活動はすべてマーケティングの一環となります。
そのため、すべて1人で駆使しようとするのは、とてもじゃありませんが非常に大変なのです。
そのため、勉強することはもちろん、さまざまな能力を持った従業員を雇うことで、足りない部分を埋めていきましょう。
起業家の主な資金調達方法
ここまで「起業家に必要な知識」ついて紹介してきました。
ここからは、その中でも特に大切なお金のこと「起業家の主な資金調達方法」についてお話ししていきます。
補助金・助成金
自治体によっては、起業支援として補助金・助成金を交付しているところもあります。
補助金は、事業計画書などの内容審査を経て採択された場合に給付されます。
助成金は、自治体が定める要件を満たしている場合に給付されるものです。
また、補助金・助成金は融資と違い返済する必要はありません。
クラウドファンディング
近年ではインターネットの普及が盛んになっているため、インターネットにてお金を募るクラウドファンディングも活用されています。
ただ、クラウドファンディングで資金調達をする場合は、あらかじめ多くの人たちから注目してもらい、賛同を集めなければいけません。
ですが、今までにない画期的なサービスや社会課題の解決に繋がるビジネスには相性抜群といえるでしょう。
ベンチャーキャピタル
ベンチャーキャピタルとは、ベンチャー企業への投資を本業とする投資会社のことです。
株式交換で資金を得るため、返済義務はありません。
ですが、その代わりに会社の経営参加権を付与することになります。