また、資金調達するためには、自らベンチャーキャピタルに売り込みに行くか、ビジネスコンテストなどに出場して高評価を得る必要があるのです。
ただ、事業の将来性が見込まれれば、多額の資金を調達できる可能性があります。
エンジェル投資家
エンジェル投資家とは、起業家のスタートアップを助ける個人投資家のことを指します。
一般的に、起業後まもない状態では、説明できるほどの実績がないので、銀行や金融機関からの融資を受け取れない可能性があります。
そんな中、エンジェル投資家は、まさにその名の通り救いの手を差し伸べてくれる存在といえるでしょう。
起業家になるメリット
ここまで「起業家の主な資金調達方法」についてお話してきました。
資金の調達先は、事業内容などに合わせて、じっくりと検討してみましょう。
それでは、ここからは「起業家になるメリット」について紹介していきます。
自分の判断で仕事ができる
起業家になると、上司や先輩といった指図をしてくる存在がいなくなります。
そのため、誰に束縛されることなく、自分の判断で仕事ができるのです。
また、出社時間や定時などの時間に左右されることがないので、自分のペースで非常にのびのびと仕事をすることができます。
極端な話ですが、15時から仕事をはじめて、朝の6時まで仕事をしてもOK。
自分の判断で仕事ができるだけで、ストレスも緩和されますし、ますます仕事に対するモチベーションも上がるのではないでしょうか。
定年が無い
起業家になると、サラリーマンのように定年が無いため、自分の意志次第でいつまでも働くことができてしまいます。
そのため、いつまでも仕事に奮闘できるといったメリットがあるでしょう。
ですから、何歳になっても新しいことに挑戦し続けられたり「定年といったタイムリミットがあるから、自分のやり遂げたかった仕事ができなかった」なんて心配がいらないのです。
収入に上限が無い
起業家になると、収入に上限が無くなります。
というのも、サラリーマンのような基本給というものが存在しないので、稼げば稼ぐほどに収入が上がります。
そのため「今月は車を買いたい!」と目標を決めた場合は、そこに向かってお金を稼ぐことができるでしょう。
また、起業家の場合は自分の努力に合わせた収入を獲得することができるため、いつまでもモチベーションを保っていられます。
会社員にはできない経験ができる
会社という狭い世界では、上司や先輩の目を気にしたり、ルールに縛られるなど、自分のやりたいことが自由にできないことの方が多いでしょう。
ですが、起業家になると、ルールはすべて自分自身になりますから、会社員にはできない経験ができてしまいます。
たとえば、非常にリスクの高い取り引きや、出社時間や定時を決めずにのびのびと仕事をするなど。
会社に勤めていた、サラリーマン時代にはできなかったことができるからこそ、究極の自己実現が可能といえます。
起業家になるデメリット
ここまで「起業家になるメリット」について紹介してきました。
自分の判断で仕事ができたり、会社員にはできない経験ができるなど、起業家になることで得られるメリットはたくさんあります。
ただ、メリットがあるということは、その分デメリットの存在もうかがえますね。
ということで、ここからは「起業家になるデメリット」ついて紹介していきます。
全て自己責任
大きな失敗や収入の激減など、起業家になると起きたことは全て自己責任となってしまいます。
そのため、手に入れるスピードも早ければ、失うスピードも一瞬だったりします。
もちろん、全て自己責任であるからこそ、あらゆることにチャレンジしていけますが、その分失うものが大きいことも事実なのです。
そのため、大胆かつ賢く進んでいくことが大切です。
行き当たりばったりの自由な感じもいいですが、自分に利益があるように工夫することが非常に重要なポイントとなるでしょう。
収入が安定しない
起業家になると、サラリーマンのように基本給がないため、稼ぎが少なければ収入がなく、むしろマイナスになるなど、とにかく収入が安定しません。
そのため、収入が安定しないうちは、精神的にも安定しないなど、悪循環が起きてしまう可能性があります。
また、起業後に成功経験がない場合は、結婚相手に選んでもらえる可能性が減ってしまいます。
とはいえ、悪い時に限らず、いい時もあるので、そこは考え方次第となるでしょう。
社会的信用が低くなる
会社という団体は、社会的信用があります。
そのため、ある程度名前の知れた会社に勤めていれば、社会的信用は高くなるのです。
要するに、会社に勤めていない起業家は、よほど成功しない限りなかなか社会的信用を得ることは難しいでしょう。