主体性という言葉を耳にしたことはありますか?
今回は、主体性の意味について解説していきます。
また、主体性がある人やない人の特徴、さらには主体性の高め方について詳しく紹介していきます。
主体性の言葉の意味が知りたい人はもちろん、主体性を高めたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。
主体性とは?
日常生活の中で「主体性があるね」と言われたり、耳にしたことがあると思います。
とはいえ、言葉の意味がよく分からなかった人も多いのではないでしょうか?
主体性とは、どんな状況であっても他人に影響を受けることがなく、自分の考えを基準に責任を持って行動する性質を意味する言葉です。
たとえば、10時に集合の予定がある場合、主体性がある人は「余裕を持って10分前には着いておこう」と自分なりに考えて行動することができます。
なぜなら「遅れてはいけない」という責任感と「もし、なにかトラブルが起きても焦らず行動できるため」と考えることができるから。
要するに、主体性がある人=よく考えて行動できる人、主体性がない人=そうでない人とも言えるでしょう。
自分で考えて行動すること
主体性がある人は1つの物事に対して、あらゆる視点から自分なりに考えることができるため、非常に想像力が豊かであるといえます。
やはり、物事に対する焦点が狭いと「結果」のことばかり考えてしまうため、その結果にたどり着くまでの過程は行き当たりばったりになりがちです。
もちろん、行き当たりばったりが悪いわけではありませんが、やはり過程のところまで考えてから行動したほうが、途中でなにかが起きてしまっても冷静に対処することができます。
そのため、主体性がある人の方が、臨機応変に対応できる能力を兼ね備えているといえるでしょう。
自分の行動に責任を持つこと
主体性がある人は自分の行動に責任を持つことができるため、他人に影響されることがありません。
もちろん、大人になるにつれて自分の行動に責任を持つことは当たり前なのですが、みんながみんなできるわけではありませんよね。
だからこそ、主体性がある人が一目置かれるといっても過言ではないでしょう。
仕事においてもリスクを恐れることなく、それを承知した上で突き進んでいく姿は、周りにどんどん影響を与えます。
ですから、主体性がある人の方が、大きな仕事を任されやすいといえるでしょう。
主体性がない人の特徴
「主体性」という言葉の意味についてお話ししてきましたが、少しでも理解を深めていただけたでしょうか?
物事の起承転結を自分なりに考えたうえで、それらを責任を持って行動に移すことができる主体性がある人の姿は、まさに誰が見ても憧れる存在といえるでしょう。
それでは、ここからは主体性がある人とは反対の「主体性がない人の特徴」について紹介していきます。
ぜひ、自分の過去の言動を振り返りながら見てみてくださいね。
自分の意志がない
自分の意志がなく、他人の意見にすぐに影響されてしまう人は、残念ながら主体性がないといえます。
やはり、主体性がある人の代表的な特徴は自分の意志がきちんとあることですから、自分の意志がない人は当然主体性があるとはいえません。
たとえば、仕事において上司から指示を受けた場合、指示されたことだけしかやらない人は主体性がないといえるのです。
なぜなら、主体性がある人であれば「もっとなにかいい方法はないか?もっと効率よくできないか?」など、いろいろなことを考えながら自分なりに工夫をすることができるから。
そのため、主体性がある人とない人では差が生まれてしまうといえるでしょう。
ネガティブ
なにをするにもネガティブな姿勢で、愚痴を言ったり、失敗を恐れている人は主体性がないといえます。
たしかに、新しいことに挑戦するのには勇気がいりますし「もし、みんなの前で失敗したらどうしよう…」と不安な気持ちでいっぱいになるはず。
ですが、挑戦しないままでいれば、いつまでたっても成長することはできませんよね。
「成長できない=自立できない」ということにもなるため、いつまでも誰かに頼ってばかりの人生になってしまい、周りからも「自分の意志がない、主体性がない人だ」と呆れられてしまうかもしれません。
責任感がない
自分の言動に責任感を持たずに、誰かに頼ってばかりになっている人も、主体性がないといえます。
やはり、1人の大人であるからには、何事にも責任感を持って行動してほしいもの。
ですが、一度誰かに頼ることに慣れてしまうと、不思議なことに自分の意志がどんどんなくなっていってしまうのです。
たとえば、デートの予定を立てる際に、すべて彼氏任せにしてしまったりなど、いつのまにか意見を言うことすら面倒に感じてしまうこともあるはず。
もちろん、誰から見ても主体性がない人の印象はよくないため、いつか彼氏にも愛想をつかされてしまう可能性もあります。
自分に自信がない
自分に自信がなく、一歩を踏み出す勇気が持てない人は、主体性がないといえるでしょう。
やはり、何事も経験が1番大切ですから、失敗を恐れているばかりではいけません。
もちろん、主体性がある人だってたくさんの失敗を積み重ねてきているのです。
誰だって失敗することが怖くて、前に進むことをひるんでしまうときがあるはず。
でも、主体性がある人はそこをグッと乗り越えられるからこそ、経験を積むことができるのです。
良くも悪くも踏み出せば、必ず結果がかえってきます。
ですから、まずは一歩踏み出すことで、経験を積んでいくことが大切といえるでしょう。
やがて、それらの経験が自信に繋がっていくことはいうまでもありません。
自己肯定感が低い
周りに自分の意見を言うことができない、自己肯定感が低い人も主体性がないといえます。
やはり、周りの意見に左右されてしまうのは、自分の考えに自信がないからでしょう。
「私が意見を言ったところで誰も耳を傾けてくれないだろう…」と、ついネガティブに考えてしまうため、どうしても自分の意見を発信することができません。
そのため、いつしか自分の意志を持つことすらなくなってしまうでしょう。
それでは、いつまでたっても主体性がある人にはなれませんし、自己肯定感を高めることもできません。
まずは「私の意見が採用された!」という快感を味わうことが大切といえます。
他人の意見に流される
他人の意見にばかり流されてしまい、一向に自発的に行動できない人は、主体性がないといえるでしょう。
そもそも、他人の意見に流されてしまう人の心理は、
・自分の言動に責任を持ちたくない。
・自分の考えに自信がなく、行動に移すことをためらってしまう。
この2つが多い傾向にあります。
どちらの心理にせよ、他人の意見に流されているばかりでは、自分自身で勝ち取った達成感を覚えることができないため、いつまでたっても悪循環になってしまいます。
要するに、他人の意見に流される自分から抜け出すためにも、まずは自分の意志を持つことが重要なポイントになるのです。
他人に依存している
彼氏や友人など、つい他人に依存してしまう傾向がある人も、実は主体性がないといえるのです。
というのも「依存=自立できていない」ということになるため、自分1人の力ではなにかをすることができないことになってしまいます。
ですから、彼氏や友人に頼ってばかりの人や、1人ではなにもできなくなってしまっている人は、もしかするとどんどん主体性がなくなってしまっているかもしれません。