顔合わせ、彼のご両親に初めて会うときの挨拶は誰しも緊張するものです。
彼の両親から好印象を持たれるにはどうしたらいいのだろう?当日の手土産、服装、どんな話をしたらいいのだろう?など不安は尽きないと思います。
そして彼氏に相談したところで、男の人はあまり気にしないから的確なアドバイスが返ってこないことも多々あります。
これから彼のご両親との顔合わせを予定している方が少しでも安心できるよう、顔合わせの時の挨拶の仕方から、好印象を残す方法に触れたいと思います。
緊張マックスの顔合わせの挨拶…
彼のご両親との顔合わせの挨拶、ある意味会社の採用試験と同じくらい…もしくはそれ以上に緊張するでしょう。
仕事柄普段から大勢の人の前で話したり、初対面の人とも話したりすることが多い人でもそれとこれとは話が別です。
やっぱり緊張します。
シンプルに挨拶すればいいのか、それとも気の利いた言葉の一つでも添えた方がいいのか、かえって変に気を利かせるとよろしくないのか、不安は尽きません。
彼からすれば自分の両親なので「普段通りでいいよ」の一言で終わらされてしまうかもしれませんが、女性からしたら違いますよね。
彼からはどんな両親なのか、普段はどういったことをして過ごしているのか、前もって聞いておきましょう。
適当なコメントしか彼から返ってこなかったときは、将来のことをきちんと考えるなら真面目にコメントして欲しいとストレートに伝えましょう。
彼のご両親に嫌われるとあとあと面倒
彼のご両親によくない印象を持たれると、長い目で見た時に色々と厄介なことが出てきます。
恋愛だけなら問題ないかもしれませんが、彼の両親と顔合わせをするということは、結婚が具体化してきているということです。
結婚式や披露宴、その後の2人の生活などの話をさらに突き詰めていくうえで、嫌われてしまうと結婚そのものに暗雲が立ち込めてしまうかもしれません。
結婚は2人でするものとはなっていますが、家族、親戚とのお付き合いはずっと続きます。
そして、そういったお付き合い関連を妻が中心となってすることが多いです。
まず彼のご両親に嫌われると、結婚をしたいと思ったときに反対されるのは目に見えています。
さらに、どうにかこうにか結婚したところで、夫側の親戚とのお付き合いに関して相談できる人がいません。
既婚者の友人や姉妹から、夫側のご両親に関する愚痴を普段から聞かされていて、うまくいかないものと思い込んでいる人も多いかもしれません。
既婚者である人は大なり小なり気を遣い、幸せであることはあまりアピールしません。
そのため、夫側のご両親に関する愚痴を真に受けず、自分は自分として考えましょう。
最初の顔合わせで彼のご両親からできるだけ好印象を持ってもらい、長いお付き合いもスムーズにできるようにしましょう。
少しでも好印象を残しておきたいところ
彼のご両親との顔合わせ、よくないイメージを持たれたくないという気持ちとともに、できるだけ好印象を持たれたいと思うでしょう。
そのためには、色々ある顔合わせのスタイルを前もって理解しておき、どんな挨拶の仕方がいいのかを把握しておきましょう。
自分たち2人が主催者、自分の親が主催者、彼の親が主催者のパターンがあります。
当日顔合わせがどういったものなのか全く知らなかったと慌てることのないよう、彼、自分の親ときちんと話をしておきましょう。
備えあれば憂いなしです。
何事も用意しすぎではないかというくらいに用意しておく方が、何かトラブルがあったときも落ち着いて対応できます。
顔合わせ時の挨拶の仕方3選
顔合わせには自分たち2人、自分の親、彼の親が参加します。
もしかしたらそれぞれの家族である兄弟姉妹も同席することもあります。
それぞれ誰が主催者となるかで挨拶は違いますし、遠方から来てくれている親がいれば、それなりの気遣いを含めたコメントも必要です。
スタートの挨拶、乾杯の挨拶、終わりの時の挨拶、いずれもお互い気持ちよく過ごせるようにしたいものです。
それぞれのパターンやシーンでどういった挨拶をするのかを紹介しますので、参考にしてください。
初対面の人同士、気を遣うのは当然のことです。
もしかしたら食事の味すら、まともに覚えていないくらい緊張するかもしれません。
それは自分だけではなく、お互いの親にも同じことが言えます。
お互いの親同士の緊張感を当事者である2人が解きほぐせるくらいの心の余裕があるといいと思います。
自分のことだけで手一杯にならずに、周りを見れる心の余裕を残しておきましょう。
スタートの時の挨拶
スタートの時の挨拶はそれぞれ主催者となる人が行います。
自分たちが主催者の場合は、2人でどういった挨拶をすればいいのか把握し、どちらがメインとなって挨拶をするのかを話し合っておきましょう。
自分の親、又は彼の親が主催者の場合は、親が主催者だから任せておけば大丈夫だろうと丸投げしておくのはよくありません。
時代の流れとともに、親が結婚した頃と今では顔合わせのやり方も変わってきています。
自分の親が主催者の場合は、彼の親がどういった人なのか、どこに住んでいる人なのかなどを彼から聞き出しておきましょう。
顔合わせの時に今後がスムーズになるよう、どういった話をしておくといいのかも相談できるといいでしょう。
自分の親、そして彼とどれだけ会話できているかが顔合わせのときにうまく生きてきます。
少々面倒に感じるかもしれませんが、じっくり話し合っておきましょう。
自分たちが主催者の場合
自分たちが主催者の場合は、彼が挨拶をします。
あまりに長い挨拶だと、まだ終わらないのかなとその場の雰囲気もグダグダになってしまうので、シンプルにまとめるのが理想的です。
彼が挨拶するから自分は関係ないだろうと彼に丸投げしてしまうと、彼ももしかしたら同じように考えているかもしれません。
当日になって慌てふためくことのないよう、どういった挨拶をするのか、どちらが挨拶をするのかを打ち合わせしておきましょう。
「本日は私たち2人が結婚の約束をするにあたり、お忙しい中お集りいただき本当にありがとうございます。最後までどうぞよろしくお願いいたします。」
「本日はお忙しい中お集りいただき本当にありがとうございます。私〇〇と、〇〇さんの婚約にあたりお互いの家族を紹介するとともに、今後も仲良く歩んでいけるようにこの場を設けさせていただきました。今日はよろしくお願いします。」と驚くくらいシンプルな方がいいです。
彼が当日緊張のあまり噛んでしまわないよう、2人の時に練習しておくといいかもしれません。
そして自分も当日は彼の緊張を解きほぐせるよう、隣でサポートしましょう。
挨拶するのは自分ではないからとリラックスしないようにしてください。
自分の親が主催者の場合
自分の親が主催者の場合、挨拶をするのは自分の父親です。
顔合わせの挨拶を自分の親が主催者としてする場合、その多くが男性が婿養子に入るケースです。
現在ではなかなか珍しいケースかもしれませんが、わりと地方では今でも多いです。
また、苗字だけは男性側で女性の実家近くに住むというケースも多いです。
彼の両親がどういった考え方の人なのか、当日は失礼のないように過ごせるよう、前もって彼からリサーチをしておきましょう。
挨拶は下記のようにシンプルにしておきましょう。
挨拶をするのは自分の父親です。
「本日はお忙しい中お集りいただき本当にありがとうございます。〇〇さんと娘〇〇の結婚が形となり、この日を迎えられたことをうれしく思います。どうぞよろしくお願いします。」
自分の両親には、あくまでも男性側を立てるように、彼のことを下げてしまうようなコメントは避けるように伝えておきましょう。
婿養子として迎える場合、彼の両親は自分の息子がどういった接し方をされるのか、妻になる人や妻の両親に虐げられてしまわないかを一番気にします。
彼の親が主催者の場合
彼の親が主催者の場合、挨拶をするのは彼の父親です。
当日は彼の両親が挨拶をするときはきちんとそちらを見るようにして、彼や自分の両親とまったく関係ない話をしているといったことがないようにしましょう。
彼の親が挨拶をすることを自分の親にも伝えておき、当日はその場がスムーズに進むように段取りしておくことも大切です。
挨拶の内容は自分の親が主催者となるときと似ていますが、下記のようにシンプルにしましょう。
「本日はお忙しい中お集りいただき本当にありがとうございます。〇〇さんと息子〇〇の結婚が形となり、この日を迎えられたことをうれしく思います。どうぞよろしくお願いします。」
結婚後は自分の親とのお付き合いはもちろんのこと、彼の両親とも親交が深まります。
彼の両親は自分のことを蔑ろにしないか、二人のことを対等に見てくれているのか、少し観察しましょう。
結婚後、夫婦二人のトラブルと同じくらい、夫の両親とうまくいかないことから生まれるトラブルは多いです。
彼の親があまりにも常識外れな人でないかどうかは、緊張しながらでもじっくり見ておいてください。
遠方から来て頂いた場合
どちらかの両親が遠方から来る場合もあるでしょう。
スタートの時の挨拶に、そのことに対するお礼にもきちんと触れましょう。
さらに、主催者である人が当日の食事代とは別に、交通費や宿泊費も負担するのが理想的です。
主催者である人本人が遠方から来ている場合は、彼と二人で話し合って交通費や宿泊費を負担するようにしましょう。
挨拶例としては下記のようにしましょう。
「本日はお忙しい中お集りいただき本当にありがとうございます。〇〇さんのご両親におかれましては、遠方からお越しくださいまして、重ねてお礼申し上げます。本日は私たち2人が結婚の約束をするにあたり、お忙しい中お集りいただき本当にありがとうございます。最後までどうぞよろしくお願いいたします。」
こういった形がいいと思います。
彼の親、もしくは自分の親が主催者となり、挨拶をする場合はアレンジをきかせましょう。
主催者である人が遠方から来ている場合は、周囲の人が始まりの挨拶の後にお礼を伝えましょう。
彼、自分の父親、彼の父親のいずれかが適役です。
「始まりの貴重な挨拶をありがとうございました。〇〇さんにおかれましては、遠方からお越しくださり、重ねてお礼申し上げます。」
といった風にシンプルでいいと思います。
ここまで丁寧にする必要があるのかなと感じるかもしれませんが、これから結婚の話を具体化するために大切な顔合わせの席、少し畏まるくらいがちょうどいいです。
乾杯をする時の挨拶
食事をする前に、進行役が挨拶をして全員で乾杯をします。
乾杯の挨拶は主催者が行うことが多いので、彼、あるいは彼の父が行うことが多いです。
二人が主催者の場合、彼が乾杯の挨拶となるケース、もしくは彼の親が乾杯の挨拶となるケースもあります。
中には女性の父親の出番がないという理由から、自分の父に挨拶をお願いされることもあります。
どの人が挨拶をすることになっても、シンプルに、そしてその場のスタートを良い雰囲気で始められるようにしましょう。
当日、誰が乾杯の挨拶をするのかとためらってしまい、その場がしらけてしまうのは避けたいところです。
事前に二人で、誰に乾杯の挨拶をお願いするのか相談しておきましょう。
彼が挨拶をする場合
彼が挨拶をする場合、シンプルで気持ちのいい挨拶がベストです。
「僭越ではありますが、私が乾杯の音頭を取りたいと思います。乾杯!」
「本日はどうぞ美味しい食事と素敵な時間をお楽しみください。乾杯!」
上記のように手短にしておきましょう。
もう少し丁寧にした方がいいのではないかと思われるかもしれません。
しかし、目の前にある美味しい食事が冷めてしまうのは勿体ないですよね。
どことなく緊張してしまい、食事の味を感じられないかもしれない顔合わせ、できるだけそれぞれがリラックスして過ごせるようにすることが一番大切です。
シンプルで分かりやすい挨拶がいいと思います。
自分の父が挨拶をする場合
自分の父が挨拶をする場合、お互いの親に誰が挨拶をするのかを伝えておきましょう。
彼の父は自分が乾杯の挨拶をするものだと思っているかもしれないので、特に配慮が必要でしょう。
女性の父親にも華を持たせたいことを彼を通じて伝えましょう。
彼が挨拶をするときよりも少し長くなりますが、シンプルにしてもらいましょう。
「僭越ではありますが、私から乾杯の挨拶をさせていただけたらと思います。結婚を迎える二人の幸せと、両家のご健康とご多幸を願っています。乾杯!」
乾杯の挨拶の中に、二人へのお祝いの言葉、さらに両家の発展を願う言葉を添えてもらうようにお願いしましょう。
自分の父は普段から話が長いと感じていますか?
もしそうであれば、具体的に上記のような挨拶にして欲しいとお願いした方がいいかもしれません。
頭から「お父さんは話が長いから、簡単に済ませてよね!」といった上からの言い方をしてしまうと、実の親子でもうまくいかなくなります。
お互いの両親には時間を作ってもらい、出席してもらっていることを忘れないようにしましょう。
彼の父が挨拶をする場合
彼の父が挨拶をする場合、お互いの親に誰が挨拶をするのかを伝えておきましょう。
自分の父も挨拶をするのかどうか、当日ソワソワしてしまうかもしれません。
事前に伝えておくことで、当日スムーズにいくように配慮しましょう。
挨拶は自分の父が挨拶をする場合と同じく、シンプルにしてもらいましょう。
「僭越ではありますが、私から乾杯の挨拶をさせていただけたらと思います。結婚を迎える二人の幸せと、両家の親睦が深まることを願っています。乾杯!」
彼を通じて、彼の父に当日はどんな風に乾杯の挨拶をしてほしいか伝えておくとスムーズかと思います。
終わりの時の挨拶
終わりの時の挨拶は主催者である人、もしくは自分たちが行います。
今日という日を迎えることができたことへの感謝の言葉、そして今後の二人や家族が健康で幸せに過ごせることを願った言葉にできたらと思います。
自分たちが締める場合
自分たちが締める場合、彼1人で挨拶するのか、二人で挨拶するのかと、どういった終わりの挨拶とするのかをきちんと話し合っておきましょう。
自分たちの親への感謝の気持ち、これからは二人で力を合わせてやっていくという気持ち、そして今後も人生の先輩として助けて欲しい気持ちの三つを伝えられたらと思います。
中でも今までお世話になったことへの言葉はとても大切です。
どちらかの親のことを蔑ろにしてしまうと、結婚そのものがスムーズにいかなくなるので気を付けましょう。
「両家の皆様の力添えがあり、この日を迎えることができました。本当にありがとうございます。未熟な二人ではありますが、これからも暖かく見守ってもらえたら幸いです。」
「本日の顔合わせを通じ、両家が親しくなったことを心から嬉しく思います。これから私たちは、二人で新しい家庭を築きます。ご面倒をかけることもあるかと思いますが、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。」
上記のようにシンプルでわかりやすい挨拶にしましょう。
あまり張り切って長い挨拶にしてしまうと、いざ締めるときに緊張してしまい、何を話していいのか分からなくなってしまいます。
自分の親が締める場合
自分の親が締める場合、彼を通じて自分の親が締めることを伝えて貰いましょう。
顔合わせの席を無事迎えることができたこと、今後も両家が親睦を深めていくことを含めた挨拶となれば理想的です。
「宴もたけなわではございますが、そろそろお開きとさせていただきます。本日は皆さまの力添えがあり、無事に結婚に向けてお話を進めることができたことに感謝しています。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。」
あまり自分の親にどういった挨拶にして欲しいと言いすぎると、かえって自分の親も困惑してしまうかもしれません。
自分の親には挨拶をして欲しいことを伝え、その後にお礼の言葉を添えるくらいがいいのではないかと思います。
彼の親が締める場合
彼の親が締める場合、自分の親には彼の親が締めることを伝えておきましょう。
人生の先輩として、二人の幸せと両家の幸せを願う挨拶であればいいと思います。
「宴もたけなわではございますが、そろそろお開きとさせていただきます。本日は皆さまのご協力があり、二人の婚約が滞りなく進みましたことをお礼申し上げます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。」
顔合わせが終わったあと、二人から彼の両親そして自分の両親に感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
️彼のご両親に好印象を残すポイント
結婚が具体化してくる顔合わせの席、彼のご両親に好印象を持たれるかどうかはすごく大切です。
顔合わせの後も二人の新居、結婚式の具体的な話、親戚とのお付き合いなどをメインとなってするのは女性であることが多いです。
彼側のことは彼にやって欲しい!と思うところですが、多くの男性は細やかな所まで配慮ができません。
どうしても女性がメインとなります。
今後の話、さらには結婚後の生活をスムーズにできるよう、彼のご両親に好印象を持たれるようにしましょう。
具体的なポイントを紹介しますので、是非参考にしてください。
清潔感のある身だしなみ
清潔感のある身だしなみは鉄板です。
今の流行のスタイルや普段好きなファッションは一旦忘れ、基本から見直してみましょう。
人はどうしても第一印象から入ります。
清潔感のない人だと思われると、それだけでコミュニケーションがうまくいかないかもしれません。
一番気を付けて欲しい点です。
爪はきちんと切れていますか?ネイルは一旦お休みしましょう。
あまりにも派手なネイルは、特に彼の母親からいい印象を持たれません。
髪は毛先まで手入れが行き届いていますか?普段からヘアケアをきちんとしましょう。
当日は髪をくくり、あまりぱさつかないようにした方がいいです。
当日の服装はきちんと洗濯し、アイロンされていますか?どんなに高級な服であっても、シワシワだと台無しです。
メイクは派手すぎではありませんか?すっぴんとは言いませんが、当日はシンプルなメイクにしましょう。
前日はぐっすり眠り、当日目の下にクマができていたり、あくびをしたりしないようにしましょう。
彼の母親は特に見ていますので、女性目線でどう思われるか気を付けましょう。
TPOに合わせた服装
TPO、その場の雰囲気に合わせた服装は大切です。
顔合わせの席は結婚までの話を両家で交え、親睦を深めるための場です。
いつものようにラフな格好ではなく、少しキレイめのフォーマルな服装が理想的です。
露出しすぎていないかどうかも注意しましょう。
スカートは膝下ですか?胸元が大きく開いたトップスや、体のラインが大きく出るトップスを着ていませんか?
清楚で清潔感があり、女性らしい服装にしましょう。
ひざ丈のスカートやワンピース、トップスは白いシャツや品のあるものを選びましょう。
季節に応じてカーディガンやジャケットを羽織るといいと思います。
ストッキングは結婚式にお呼ばれされたときと同じようにベージュ、靴はパンプスやヒールのある靴がいいでしょう。
スニーカーやスリッパはカジュアルすぎるのであまりよくありません。
敬語をマスターしておく
顔合わせの日、彼の親はもちろんのこと、自分の親にも敬語を使えるようにしましょう。
敬語には尊敬語、謙譲語、丁寧語の3つがあり、使い方を間違ってしまうと相手を下げてしまうこともあります。
尊敬語は相手を立てたいときに使う言葉、行為をする人は相手です。
見るであればご覧になる、来るであればお越しになるになります。
他にも多数あります。
謙譲語は自分がへりくだることで相手を立てたいときに使う言葉は、行為をする人は自分です。
見るであれば拝見する、来るであれば伺うや参るになります。
他にも多数あります。
丁寧語は聞いている人に対して丁寧に伝える言葉です。
「です」「ます」「ございます」を付けます。
見るであれば見ます、行くであれば行きますとなります。
大きく3つに分かれること、そしてよく使う言葉の敬語を理解しておきましょう。
当日は緊張のあまり、正しく敬語を使えないこともあるかもしれません。
彼の親、そして自分の親を尊敬する気持ちがあれば、自然と伝わります。
感謝の気持ちを伝える
無事顔合わせの日を迎えることができたのは、2人だけのおかげではありません。
幼いころから今日まで応援してくれて来た両家の親がいてくれたからです。
当日、挨拶をするのは彼なので、始まり、乾杯、締めの挨拶でそれぞれの親への感謝の気持ちを直接伝えることはないかもしれません。
個人的に彼の親に挨拶をするときは、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
まず最初、挨拶をする前に「今日はありがとうございます。」の言葉を添えましょう。
最後、別れの前にも「お忙しいところありがとうございました。至らないところもたくさんありますが、これからもよろしくお願いします。」の言葉を添えましょう。
自分の親へも同じです。
改めて挨拶をしないかもしれませんが、きちんと「今日は来てくれてありがとう。」と一言添えるだけで親子の関係は深まると思います。
笑顔で会話をする
一人笑顔で会話する人がいれば、自然と周りも笑顔になり、その場の雰囲気も和やかになります。
顔合わせの時はどことなく緊張し、笑顔も作り笑顔のようにガチガチになってしまうかもしれません。
それを踏まえたうえで、自分から率先して笑顔で会話をするようにしましょう。
それぞれの雰囲気も少しずつ和やかになり、さらに彼の親からも好印象を持たれます。
ハキハキと丁寧に喋る
顔合わせの席、メインとなって話すのは自分の親、彼の親、彼となり、女性である自分は彼を立てるといった意味でもメインとなって話をすることは少ないかもしれません。
周りから何かを聞かれたとき、いつもハキハキと丁寧に喋ることを心がけましょう。
時には予想しないようなことを聞かれ、何と答えていいのか戸惑うこともあります。
そんな時ははっきりと分からないことを伝えても大丈夫です。
緊張すると小さな声でボソボソ話してしまいがちです。
少し頑張ってハキハキと丁寧に喋ることで、彼の親にも自分の人柄を分かってもらえると思います。
マナーを学んでおく
顔合わせで使う食事の席、個室やフォーマルなレストランなど普段は使わない少し高級感のある場を選ぶことが多いです。
食事のマナー、そしてその場で必要なマナーはもちろんのこと、人として大切な常識ももう一度チェックしておきましょう。
当日の席、どこの席が一番上座になるのかを理解し、自分たち2人が下座に座るようにしましょう。
食事のマナー、お箸の持ち方、食べ方、スプーンやフォークの使い方、もう一度見直しましょう。
当日の追加の注文や、店員さんへのお声がけが必要なときは自分が率先して行うようにしましょう。
彼はその場の流れをスムーズに運ぶことに必死、そこまでは気が回りません。
改めてマナーを見返したい時、冠婚葬祭に関する基本のマナーが一通り掲載された本が一冊あると今後も便利です。
結納、結婚式、その後の親戚とのお付き合いに関するマナーも一通り把握できます。
相手の両親を気遣う
相手の両親を気遣うことはとても大切です。
顔合わせの席で話し合う結納の有無、結婚式、2人の新居などどれも大切なことです。
ついつい彼や気心を許せる自分の親と話をしてしまいがちですが、相手の両親に自分から会話を振るようにしましょう。
結納に関しては何事もシンプルになり、行わないことの方が多いかもしれません。
これに関しては2人よりも、彼の親から自分の親に聞いて貰った方がいいと思います。
結婚式であれば、それぞれの親族は招待するのか、それとも両家だけで海外で挙式するのか、などです。
結婚式には彼の親、さらに彼の親族も招待するのであれば、彼の親の意見はとても大切です。
2人の新居、賃貸、一軒家、マンション購入といった選択肢があります。
住む場所を決めるのは2人だと思いますが、彼の親、自分の親からの了解を得ておきましょう。
そして新しい生活を始めるにあたり必要なお金は、想像しているより結構大きいです。
2人で準備するのが前提ですので、親からの資金援助の有無をこちらから聞き出すのはNGです。
先方からコメントがない限りは控えましょう。
彼のことを立てる
普段二人の立場はどちらの方が強いですか?
今は昔と違って彼氏よりも彼女の方が強いことが多いですよね。
普段はそのままでもいいかもしれませんが、彼の親も一緒にいる顔合わせの席では彼のことを立てるようにしましょう。
結婚式をするかしないか、日取りはどうするのか、新居はどうするのかなど両家で決めることは数多くあります。
二人の意見を聞かれた時、自分から率先して意見を言う前に彼に考えを聞きましょう。
さらに、彼の意見と自分の意見が違ったとしても頭から否定しないようにしましょう。
大きなトラブルを避けるには、顔合わせの前に二人で考えをまとめておいた方がいいかもしれません。
普段から全てを女性に丸投げする彼氏もいるでしょう。
顔合わせの席ではお互いの印象を良くするためにも、男性が表に立って欲しいとお願いしましょう。
その場の空気を読む
一言でその場を空気を読むと言われても難しいですよね。
どこまで気を遣って、どこまで自分の考えを話していいのか、まして相手は彼の親なので余計に難しいです。
あまり深く考えるとギクシャクしてしまいますので、軽く考えた方が楽です。
周りが楽しそうにしているときは同じようにする、真剣な話をしているときはきちんと聞く、聞かれたことには的確な返事をするといった感じでしょうか。
その場の雰囲気に合わせた態度をして、きちんとコメントできることが大切です。
その場の空気を読み過ぎて何も話せないでいるのも心配です。
彼に意見を求めつつ、自分の意見も話すようにしましょう。
謙虚な姿勢を見せる
顔合わせの席では誰に対しても謙虚な姿勢を見せましょう。
彼の親にだけ気配りをし、彼や自分の親といった心を許せる人を蔑ろにするのは避けましょう。
彼の親は自分よりも二回りくらい長く生きています。
相手によって態度を使い分けるのはすぐに見透かされてしまいます。
彼を立てることが出来ているか、自分の親も大切に出来ているかといった辺りは彼の親はじっくり見ています。
いつもよりも少し緊張感を持ちましょう。
落ち着いた振る舞いをする
普段賑やかにするのが好きな人も、少し落ち着いた振る舞いをするようにしましょう。
言葉使い、顔合わせの席での一通りの所作、彼とのやり取りなど全てにおいて品のある女性を目指しましょう。
まず言葉使い、時に間違った敬語を使ってしまうこともあるかもしれませんが、丁寧な話し方を大事にしてください。
嬉しい気持ちや楽しい気持ちをあまりにオーバーに表現するとびっくりされてしまうかもしれません。
顔合わせの席での一通りの所作、食事のテーブルに着く前、帰り支度をしてそれぞれ別れるまで、全てにおいて落ち着きを大切にしましょう。
彼の親とさよならした後、気を抜いて態度を豹変させるのはよくないです。
どこで見られているか分かりません。
彼とのやり取り、一番ほっとできる相手だと思います。
ついついいつもの話し方になってしまいますが、基本は彼を立て、落ち着いた言動を心がけましょう。
一日で全てできることではありませんので、普段から品のある立ち振る舞いの美しい女性を心がけるといいかもしれません。
質問の答えを用意しておく
顔合わせの席で話す内容、お互いの自己紹介はもちろんのこと、結納の有無、結婚式、二人の新居といった二人の今後に関することです。
自分から話すこともあれば、彼の親から聞かれることもあるでしょう。
何を聞かれるかは大体想像できると思いますので、二人で話し合って質問の答えを用意しておくといいでしょう。
個人的に仕事や休日の過ごし方を聞かれたときは、無理に見栄を張らずに等身大の自分の話をしましょう。
今後も長いお付き合いになる彼の親、きちんとした質問の答えと等身大の自分を見てもらう方が安心感を持たれると思います。
仲良くなろうという気持ち
彼の親、心のどこかで表向きは親しくしていても、心からは分かり合えないだろうなという気持ちがありませんか?
周囲の既婚者や自分の両親から義理の親の愚痴を聞かされて育つと、先入観を持ってしまうと思います。
そこはあまり深く考えず、目の前の彼の親はどういった人で、何を好むのかを知るようにしましょう。
先入観はいったん捨て、仲良くなろうという気持ちを持ちましょう。
自分が親しくなりたいと思わなければ、相手も同じようには思ってくれません。
️顔合わせ時の挨拶、今からしっかり準備しておこう
顔合わせの挨拶、当日の流れ、どういったことを話し合うのか、彼の親から好印象を持たれるポイントについて触れました。
彼の親に好かれることで、両家の関係や夫婦関係がスムーズにいくと思います。
全てにおいて自分は鍵となる人なので、自分が嫌だと思ってしまうと周りにもよくない影響があります。
顔合わせの時に大切な挨拶、当日その場の雰囲気を壊してしまわないように今からしっかり準備しておきましょう。