子供には将来苦労させたくないと考えている女性も多いでしょう。
多様な可能性を秘めている年齢だからこそ、成長するチャンスをたくさん与えたいと思いますよね。
最近では子供の習い事事情も大きく変化しています。
時代の流れとともに将来必要とされるスキルも変わってきているのです。
それでは子供の教育にはどのような点に力を入れたら良いのでしょうか。
今回は教育で力を入れたいことや、自分の子供に教えてあげたいことについて詳しく紹介してきます。
教育とは?
教育とは教えて知能をつけることを指します。
人の心身両面にわたって、またある技能についてその才能を伸ばすために教えることを言います。
教育というと学習塾に通ったり、テストの点数を上げたりするイメージを持つ人もいますが、机上の勉強を教えるだけを指す言葉ではありません。
ここでのポイントは「心身両面」という部分です。
勉強だけでなく心や体を育むことも立派な教育のひとつです。
子供は心身ともにまだまだ未熟な時期です。
大人が当たり前のように理解していることでも理解できなかったり、間違った対応をしてしまったりすることもあります。
教育を通じて心も体も鍛えることで子供の成長をうながすことができます。
ただし、教育に良いとされるものを子供に押し付けるのは逆効果です。
子供の興味関心を尊重し、一人ひとりに適した教育を考えてあげることが大切です。
いくら子供にとって必要なことでも強制してしまうとそれが面白くなくなってしまいます。
子供が率先的に行動できるようにうながしてあげるのも教育の重要なポイントのひとつです。
自分の子供の教育で力を入れたい?
自分の子供の教育で力を入れたいと思っている女性の数は増加傾向にあります。
教育熱心な女性が増えた背景にはさまざまな要因が存在します。
ひとつは出生数の低下です。
ひと昔前の日本では六人や七人兄弟の家庭もたくさんありました。
しかし、近年は少子高齢化が進み、一人っ子世帯や二人兄弟の世帯も少なくありません。
三人兄弟、四人兄弟世帯の方が珍しいという傾向にあります。
子供の人数が少なければ一人当たりにかけられる教育費も多くなります。
せっかくなら良い教育を受けさせたいという親が増え、教育に力を入れる世帯が増加しているのです。
他にも学校の教育要項が変わったり、新しい科目が増えたりしたのも子供の教育に力を入れたい親が増えた要因のひとつです。
自分が子供の頃になかった教科や勉強が増えたため、他の生徒に遅れを取らないように習い事をさせている親もいます。
塾や習い事だけでなく、私立小学校や中学校へ進学する子供も増加傾向にあります。
最近は共働き世帯も増えてきているため、いわゆるセレブと呼ばれる世帯以外の家庭でも子供を私立の学校に通わせることも珍しくなくなりました。
どれほど子供の教育に力を入れているかは家庭によって差がありますが、子供の教育に強い関心を持っている親は全体的に増えています。
教育で力を入れたい事ランキング7個
子供の教育に力を入れたいと考える親が増えてきています。
近年は少子高齢化が進み、一世帯の子供の人数が昔よりも減ってきています。
一昔前は六人兄弟、七人兄弟の家庭も珍しくありませんでしたが、最近では一人っ子や二人兄弟の家庭が増えてきています。
一世帯あたりの子供の人数が減ったことによって、子供一人当たりの教育費が増加傾向にあります。
せっかくなら良い教育を受けさせてあげたいと考える親が増えてきているようです。
それでは子供の教育に力を入れたいと考えている親は、どのような教育に力を入れたいと考えているのでしょうか。
次は子供の教育で力を入れたいことについて詳しく紹介していきます。
英語
子供の教育で力を入れたいことのひとつは英語です。
グローバル化が進み、ひと昔前よりも語学力の需要が高まってきています。
どのような仕事でも英語に触れ合う機会があるため、子供のうちから英語に慣れ親しみ、将来に役立てて欲しいと願っている親が多いのです。
そのきっかけとなったのが2011年度から開始された小学校での英語教育の必修化です。
今の親世代が小学生だった頃は、英語教育は必修科目ではありませんでした。
しかし、2011年度から小学校での英語教育が必修化されたことによって、幼児期からの英語教育に注目が集まるようになりました。
近所の英語教室に通わせたり、インターナショナルスクールに通わせたりする家庭もあります。
英語教育に力を入れている人のなかには、子供の可能性や能力を伸ばしてあげたいという思いがあります。
今後はどのような職業に就くにしても語学力があれば必ず役に立ちます。
語学力の有無によって給与が変わることもあるため、子供が大人になったときに苦労しないように早いうちに英語教育に力を入れようという親が増えてきているのです。
運動
子供の教育で力を入れたいことのひとつは運動です。
最近はスマホやゲームの普及により運動をしない子供が増えてきています。
現代の子供の運動能力は過去最低レベルとも言われており、そのことに危機感を抱いている親も少なくありません。
子供の運動能力の低下の要因のひとつにスマホやゲームの普及なども挙げられますが、単純に運動できる場所が減ったというのも大きな要因になっています。
住宅街のなかにある公園でもボール遊びを禁止したり、遊具が撤去されたりと遊べる場所自体が減ってきてしまっています。
外で遊べなくなった子供たちは室内で遊ぶことが増え、結果的に運動能力の低下に繋がってしまうのです。
最初からスポーツ選手を目指して子供に運動系の習い事をさせるのではなく、運動不足を解消する目的で運動系の教育に力を入れている家庭も少なくありません。
人気の運動系の習い事にはスイミングスクールや体操教室、サッカー、野球などがあります。
最近では女の子の間でダンス教室も人気が高まっています。
ダンス
子供の教育で力を入れたいことのひとつはダンスです。
昔からクラシックバレエを習っている子供は一定数いましたが、最近ではクラシックバレエだけでなくヒップホップやチアダンス、ジャズダンスなどさまざまな種類のダンスの人気が高まってきています。
実は英語教育と同じようにダンスも2012年度から小中学校で必修化されました。
今の親世代が子供の頃は授業の一環としてダンスをしたことがある人もいれば、習っていない人もいるなどまばらでした。
小中学校で必修化されたダンスの授業についていける以外にもダンスを習うメリットはたくさんあります。
たとえばリズム感がつく、発表会に参加することで度胸がつくなど運動神経以外の部分にも多数のメリットがあるのです。
子供にとってもまずは楽しく遊ぶような感覚からはじめられるため、最初のハードルが低いのも人気が高い要因になっています。
楽器
子供の教育で力を入れたいことのひとつは楽器です。
昔から楽器は人気の高い習い事のひとつです。
自身も子供の頃にピアノを習っていたという女性も多いでしょう。
今もピアノは人気の高い習い事のひとつですが、ピアノ以外にもさまざまな楽器の習い事があります。
ピアノやバイオリンなどの人気楽器以外にも、ドラムやギターなどの男の子に人気の楽器の習い事もたくさんあります。
ひと昔前は女の子の習い事のイメージが強かった楽器ですが、最近では男の子からも高い人気を得ています。
楽器は成果を得られやすい習い事のひとつです。
簡単な曲であれば練習すればすぐに演奏することができます。
「できた!」と満足感を得られやすいため、子供も楽しく学ぶことができます。
一方、楽器の習い事は他の習い事と比べて初期費用が高い傾向があります。
まずは楽器を用意しなければいけないため、それだけでかなりの費用がかかります。
楽器の習い事をはじめる場合は、子供の興味関心をしっかりと見極めて途中で飽きてしまわないかどうか確認することが大切です。
計算力
子供の教育で力を入れたいことのひとつは計算力です。
子供の頃、算数や数学が苦手だった記憶がある女性も多いでしょう。
男性よりも女性の方が算数や数学に苦手意識を持っている人が多く、子供には苦手意識を持って欲しくないと計算力の教育に力を入れたいと考えるようです。
学習塾に通って算数や数学を習っている子供もいますが、自宅で計算ドリルを親子でやっている家庭もたくさんあります。
小学生くらいの算数であれば親が問題を作ることもできるため、親子で算数の勉強をするのも良いコミュニケーションになります。
論理的な思考力を鍛えるためにも計算力を高めるのは非常に効果的です。
大人になれば電卓でパパッと計算してしまいますが、子供の頃にきちんと計算力を鍛えておくことで数学に限らず論理的な思考力を高めることができます。
道徳やモラル
子供の教育で力を入れたいことのひとつは道徳やモラルです。
他の教育のように塾や習い事はありませんが、道徳やモラルを学ぶのは非常に重要なことです。
教育というと机上の勉強ばかり注目してしまいがちですが、道徳やモラルを十分に学ぶことで人間力を高めることができます。
今の親世代が子供の頃はスマホもなく、子供同士が喧嘩をしても大人の目が届く範囲でした。
しかし、最近はスマホを持っている子供も増え、子供同士だけで大きなトラブルを抱え込んでしまうこともあります。
自分の子供がトラブルに巻き込まれないことも大切ですが、自分の子供が加害者にならないように教育することも大切です。
人間関係や社会のルールは大人になっても変わりません。
子供の頃から道徳やモラルを学ぶことで、相手の気持ちや立場になって物事を考える力を養うことができます。
プログラミング
子供の教育で力を入れたいことのひとつはプログラミングです。
2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化されます。
これも今の親世代が子供の頃にはなかった新しい教科ですね。
大人になってもプログラミングに携わっているのは限られた人だけなので、プログラミング教育が必修化されることに不安を抱いている親も少なくありません。
専門性が高いからこそ、学校教育で遅れないために子供をプログラミング教室に通わせている家庭も増えてきています。
他にも将来を見据えて小さい頃からプログラミング教育に力を入れたいと考えている親もいます。
今後はどんどんIT化が進み、さまざまな仕事がITによって便利に変わっていきます。
そのような時代になっても仕事に困らないようにとプログラミング教育に注目が集まっています。
教育に力を入れるメリット
大学進学率の向上や子供一人あたりにかけられる教育費の向上などによって子供の教育に力を入れている家庭が増加傾向にあります。
近年では親世代が子供の頃に習っていない新しい教科が導入されたのも大きな要因のひとつです。
子供に立派な大人になって欲しい、きちんと勉強をさせてあげたいという親心もありますが、教育に力を入れることにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
次は教育に力を入れるメリットについて詳しく紹介していきます。
高学歴
子供の教育に力を入れるメリットのひとつは高学歴を得られることです。
学歴がすべてではありませんが、高学歴であれば将来選べる道が増えたり就職に有利になったりとさまざまなメリットを得ることができます。
最近は多くの高校生が大学に進学しますが、やはり高学歴の大学を卒業した学生はどの企業にも人気があります。
他にも子供の人生に箔がつきます。
高学歴であればそれだけで「勉強ができる」「しっかりしている」「優秀」などのイメージを得ることができます。
初対面の人や結婚相手の両親などに紹介するときは一目置かれるでしょう。
高学歴であればなんでも簡単にこなせるわけではありませんが、高学歴という箔がついていた方が良い印象を与えられます。
もちろん子供が嫌がっているのに無理矢理大学に通わせる必要はありません。
早くから将来就きたい仕事が決まっている場合は、専門学校や短大で資格を取得して就職してしまった方が良いこともあります。
その道をひたむきに極めていけば学歴に関係なく高い収入を得ることもできます。
あくまでひとつのメリットとしてとらえた方が良いでしょう。
就職できやすい
子供の教育に力を入れるメリットのひとつは就職できやすいことです。
前項でも紹介した通り、子供の学歴や能力は就職に大きく関係してきます。
子供がいくらこの企業に入社したいと熱望していても、企業が求める能力に達していなければ入社試験をパスすることはできません。
企業によっては面接以外にも筆記テストやWebテストを導入しているケースもあるため勉強ができるに越したことはありません。
他にも専門的知識を必要とする職業では勤勉であるかも大きなポイントとなっています。
すでに専門的知識を持っていなくても、入社後にきちんと自ら勉強して必要な知識を取得する姿勢を持っているかも大きなポイントです。
このような伸び代を学歴や入社テストでチェックしていることも珍しくありません。
恥ずかしくない
子供の教育に力を入れるメリットのひとつは恥ずかしくないことです。
高学歴である必要はなくても、一般常識を知らないと恥をかくこともありますよね。
一般常識や教養を身につけるのも教育のひとつです。
大人からすれば当たり前のことでも、子供にとっては教えられていないとわからないことがたくさんあります。
子供のうちからしっかりと一般常識や教養を教育してあげるのも非常に大切なことです。
たとえばお金の管理方法や電車やバスの乗り方、料理や掃除、洗濯などのやり方なども大人になる前に身につけておきたい一般常識や教養です。
わざわざ教える必要はないと思ってしまうかもしれませんが、間違った方法をそのままにしてしまうと大人になっても間違った方法を取ってしまいます。
周囲に指摘されて恥をかく前にきちんと一般常識や教養を身につけさせてあげましょう。
コミュニケーションがとれる
子供の教育に力を入れるメリットのひとつはコミュニケーションがとれることです。
教育に力を入れることとコミュニケーションがとれるようになることの関係性に疑問を持つ方も多いでしょう。
一見すると性格の問題のようにも思ってしまいますが、教育とコミュニケーションは非常に密接な関係にあるのです。
円滑なコミュニケーションをとるためには、豊かな人間力を育まなければいけません。
相手の立場になって物事を考え、適切な言葉を選ぶこともコミュニケーションに必要なことです。
自分本位な態度は相手を不快にさせ、自分ではコミュニケーションをとれていると思っていても知らないうちに相手が離れていってしまいます。
もうひとつは機転の速さです。
円滑なコミュニケーションをとるには、状況に応じて適切な対応をしなければなりません。
知識がないことによって相手の話がわからなかったり、機転が上手くきかなかったりすることもあります。
ひとつの分野を極めるのも良いですが、円滑なコミュニケーションをとるためには幅広い知識や教養を身につけることが大切です。
目標設定できる
子供の教育に力を入れるメリットのひとつは目標設定ができることです。
みなさんは日々の生活で目標設定を意識していますか?目標設定というと勉強や仕事に必要なものと考えてしまいがちですが、実は日常生活にもさまざまな目標設定があります。
たとえば何時に起きて、何時に家を出るというのも一種の目標設定です。
その目標を達成させるためには寝坊しないように夜更かしをせず、十分な睡眠を取る必要がありますよね。
朝の準備に手間取らないように前日の夜に着る服を用意しておくのも良いでしょう。
このように小さなことでも目標を達成するためには自分がどう行動するべきか考える必要があります。
小さい頃から教育に力を入れていると目標設定が明確になり、目標に対して自分がどうするべきか考える力を鍛えることができます。
目標から逆算する力が十分に育っていないと、目標や計画を立てても実行する力が不足してしまいます。
子供を伸ばせる親とは?
子供の能力を伸ばすために学習塾や習い事に通わせるのもひとつの方法です。
しかし学習塾や習い事で学べることはごく限られたものだけです。
学習塾や習い事に通っている時間よりも家庭で過ごす時間の方が圧倒的に多く、家庭でどのように過ごすかも子供の能力を伸ばす上で非常に重要なポイントとなります。
教育熱心であるのは良いことではありますが、方法を間違えてしまうと期待する効果を得られなかったり逆効果になってしまったりすることもあります。
子供の能力をきちんと伸ばしてあげるためには親の在り方がとても大切なのです。
それでは子供を伸ばせる親とはどのような親なのでしょうか。
次は子供を伸ばせる親について詳しく紹介していきます。
褒め上手
子供を伸ばせる親の特徴は、褒め上手であることです。
子供の能力を伸ばすためには、積極的に成功体験を与えることが非常に重要です。
成功体験とは自分がこれまで経験してきたなかで成功してきたことを指します。
「できた」「わかった」などの成功体験を積むことによって自信がつき、新しい挑戦にも意欲的になります。
子供を褒めるときは「すごいね」「偉いね」などの抽象的な言葉ではなく、「(絵や字を)書けたね」「縄跳びを跳べたね」など子供がやり遂げたことに対して明確に褒めることが大切です。
「すごいね」「偉いね」も褒め言葉ですが、子供にとっては何を褒められているのか不明確になってしまいます。
他にも結果だけでなく過程を褒めるのも非常に効果的です。
たとえば幼稚園のお遊戯会を見て「上手に踊れていたよ」と褒めるのも良いですが、「たくさん練習していたもんね」など子供の努力も褒めることで自己肯定感や親に認めてもらえた安心感などを得ることができます。
聞き上手
子供を伸ばせる親の特徴は、聞き上手であることです。
子供にさまざまなことを教えてあげようと親が子供に対して積極的に話しかける人も多いですが、実は話しかけるよりも子供の話を聞いてあげる方が重要なのです。
幼稚園くらいになると自分で好きなことを話せる子供が増えてきます。
まだたどたどしいですが、自分の考えと言葉を上手くつなぎ合わせ必死におしゃべりする姿は可愛いですよね。
言葉選びに必死になっているのもありますが、自分の話を聞いて欲しい、話を聞いて反応して欲しいという欲求の表れでもあります。
子供の話を聞くときはただ「うんうん」と相槌を打つだけでなく、「○○なんだね」「○○なの?」と子供の言葉を反芻するのも効果的です。
子供の言葉を反芻することによってあなたの話を聞いているよという意思表示にもなります。
多少言葉遣いに間違いがあっても無理に直す必要はありません。
子供が気持ちよくお話しをしているときは、きちんと子供の話に耳を傾けてあげましょう。
笑顔
子供を伸ばせる親の特徴は、笑顔でいることです。
子供は親の背中を見て育つと言いますが、実は親の顔を見て育っているのです。
子供にとって親は絶対的な存在です。
大好きなママやパパが笑ってくれたら子供も嬉しいですし、泣いていたら子供も悲しくなってしまいます。
子供は大人が想像する以上に親の顔色を見ています。
両親が常に怒っていたり泣いていたりすると子供はその状況に困惑し、情緒不安定になってしまいます。
他にも急に怒ったり笑ったりを繰り返す環境も良くありません。
子供はなぜ親が急に怒ったり笑ったりするのかわからず、「今日は笑っているかな?」「今日は怒っているかな?」と顔色をうかがうようになってしまいます。
子供の健やかな心を育むためにも基本的には笑顔でいることを心がけるのが大切です。
もちろん子供を叱ってはいけないわけではありません。
笑顔と叱るときの怖い顔のメリハリをつけることで、子供も善悪を判断できるようになります。
優しい
子供を伸ばせる親の特徴は、優しいことです。
優しい親というといつも笑顔で子供を叱らないような親を想像する人もいるかもしれませんが、叱らない親=優しい親というわけではありません。
子供を立派な大人に育てるためには状況に応じて子供を叱ることも必要です。
ここで言う優しい親とは、子供の存在を優しく包み込んでくれる親です。
子供にとって親は絶対的な存在です。
どんなに叱られて泣くことがあってもママやパパから離れようとはしません。
これは親に対して絶対的な信頼を寄せているからです。
だからこそ、親は子供の良いところも悪いところもすべて受け入れてあげなければいけません。
そのなかで直さなければいけないことは一緒に直し、良いところはもっと成長できるように一緒に伸ばしていくことが大切なのです。
「上手に絵が描けて偉いわ」と子供を褒める一方、「運動できないなんて恥ずかしい子」と子供を馬鹿にするのはどうでしょうか。
いくらできることを褒めていても、できない子供を否定するのは優しさではありません。
本当の優しさは運動ができないことを受け止め、どうすればできるようになるのか一緒に考えてあげることです。
教育方針を曲げない
子供を伸ばせる親の特徴は、教育方針を曲げないことです。
子供にとって教育方針はその家庭におけるルールと同じです。
たとえば食事のときはテレビを見ない、帰ったら靴を揃える、自分の食器は自分で台所まで運ぶなどのルールがあるでしょう。
家庭は子供が最初に所属するコミュニティです。
そのなかのルールを守ることでルールを守る大切さや責任などを学んでいきます。
このような教育方針を守るのは子供に限ったことではありません。
食事のときはテレビを見ないというルールがあるのに、ママやパパが自分の見たい番組があるからといって特例でテレビを見ながら食事をしたらどうでしょうか。
子供は納得できませんよね。
子供はきちんと靴を揃えるのに親が靴を揃えなかったり、親の分の食器まで子供に運ばせていたりしたら教育方針の意味がありません。
親は子供に教育方針を押し付けるのではなく、一緒にルールを守ることでルールを守る大切さを教えなければなりません。
先送りしない
子供を伸ばせる親の特徴は、先送りしないことです。
子供の要求を「またあとでね」と先送りにしていませんか?子供が何か話そうとしたときに時間がなく、「またあとで聞くね」と先送りにしてしまうこともあるでしょう。
宿題がわからないから教えて欲しいと言われて「またあとで教えるね」と先送りにしてしまった経験を持つ人もいるかもしれませんね。
大人にも事情や都合がありますからすぐに対応できないのも仕方ありません。
「またあとで」と先送りにするのが悪いのではなく、先送りにしたことを忘れてしまうのが危険なのです。
あとでという言葉はとても抽象的です。
何分後、何時間後かもわかりませんよね。
子供は今助けて欲しいのですから、どれくらいで要求に応えてくれるのか不安になってしまいます。
さらにあとでと言ったことを忘れてしまうと、子供にとっては「要求に応えてくれない」ことになってしまいます。
聞いて欲しいのに、教えて欲しいのに応えてくれないと聞いたり質問したりするのが嫌になってしまいます。
先送りにしなければいけないときは、「お皿洗いが終わったらね」「洗濯物を畳んでからね」など明確な時間を子供に伝えたり、要求に応えられる時間ができたら「今なら良いよ」と伝えたりすることが大切です。
夫婦仲がいい
子供を伸ばせる親の特徴は、夫婦仲が良いことです。
前項でも紹介した通り、子供は大人が想像する以上に親の顔色を見ています。
夫婦仲が悪く、いつも喧嘩している家庭で育った子供は親の顔色をうかがうようになり、自分自身の気持ちに蓋をしてしまいます。
一見すると物わかりが良い子供のようですが、その心には自分の要求を表に出せないストレスを抱えています。
一方、夫婦仲の良い明るい家庭の子供は充実感や安心感を持っています。
親がニコニコと笑顔でいることで自然と幸せを感じ、自分の心にも素直でいられます。
自己肯定感が高く、自分を愛せるのも夫婦仲が良い家庭の子供に多い傾向があります。
我慢強い
子供を伸ばせる親の特徴は、我慢強いことです。
子育ては我慢と忍耐の連続です。
大人は簡単にできることでも、子供にはとても難しいことがたくさんあります。
簡単な足し算や引き算、漢字の書き取りなども大人にとっては「何でそれがわからないの?」と首を傾げてしまうこともあるでしょう。
しかし子供がふざけてわからないふりをしているわけではありません。
どんなに簡単だと思うことでも子供の目線に立ち、辛抱強く教えてあげることが大切なのです。
勉強だけでなくスポーツや芸術も反復練習することが重要です。
一見地味に思える練習でもコツコツ繰り返し練習することで本人の力になります。
「こんなこともできないの?」と子供を叱りつけるのではなく、我慢強く「頑張れ!」「あと少しだよ!」と子供にとって一番の応援団になってあげることが大切です。
情報収集が上手
子供を伸ばせる親の特徴は、情報収集が上手なことです。
子供の成長をサポートするためには情報収集が欠かせません。
教育現場や社会が求めるものなどは時代によって大きく変化していきます。
自分たちの子供の頃を基準に考えていては、情報がどんどん古くなってしまいます。
子供にとってベストな環境を整えてあげるためには、常に新しい情報を入れることが大切です。
もちろん最新の情報でなければいけないわけではありません。
古いやり方や情報であっても新しい情報と組み合わせることで今までにない方法や教育が見つかることもあります。
大切なことは今持っている情報に固執するのではなく、新しい情報を柔軟に取り入れることです。
そのなかで必要なものを取捨選択し、子供に適したものを選ぶようにしましょう。
子供のために教育に力を入れよう
教育は子供を立派な大人に育てる上でとても重要なものです。
立派な大人とは高学歴で高収入な人間だけを指すわけではありません。
相手の立場に立って物事を考えられたり、柔軟な対応をしたりするのもとても大切な能力です。
教育というと勉学のことばかりに注目してしまいがちですが、豊かな心と健やかな体を育てることも重要な教育のひとつです。
心身ともに立派な大人になるためには、幼児期から子供のために教育に力を入れるようにしましょう。