配偶者とは結婚している相手のことを指します。
つまり結婚をすると配偶者になるわけです。
配偶者…何やらまどろっこしい言い方ですが簡単に言えば「つれあい」ということです。
よく「これ、うちのつれ」と簡単に説明することがありますが、夫婦になると何だかより夫婦になったという強い絆で結ばれた気持ちになることでしょう。
今回はそんな配偶者になる、それによって変わること、また配偶者になるということについて色々紹介してみます。
配偶者になる前に考えたいあれこれ
結婚をして配偶者になる、これは人生の大きな決断が必要です。
結婚にたどり着くまでにお互いに色々あったはずです。
簡単に結婚ができるのであれば結婚に悩む人はいないことでしょう。
いろいろな問題をクリアして晴れて好きな人と結ばれて結婚をする、これほど幸せなことはありません。
ですが結婚はゴールではありません。
むしろスタートに立ったと言えるのです。
そのスタートで何を考えるでしょうか。
結婚は決して二人だけのことではありません。
お互いの家族や親戚、また子供ができるとさらに人との関わりが重要になってきます。
結婚はストレスの戦いになることもあります。
ただ配偶者になれたという喜びよりもそこから始まることに戦々恐々とすることも出てくることでしょう。
好きな人の配偶者になれたということに手放しでは喜べない事態が待ち構えていることを、まずは身を持って体験していくのが結婚生活です。
それにはいろいろな心構えが必要です。
いろいろと結婚に対する恐怖を植え付けてしまうようなことばかりですが、二人だからこそ乗り越えていけることが増えていくのです。
配偶者の自覚を持ち、お互いを支え合うということが配偶者の役目であることをまずは知りましょう。
配偶者って誰のこと?
配偶者という言葉を知っている人は多いと思います。
配偶者とは結婚相手のことですが、旦那さんから見て奥さんは配偶者、奥さんから見て旦那は配偶者、つまりお互いが配偶者という立ち場になります。
よく給与所得者は年末に年末調整のために会社から配偶者控除や配偶者特別控除を受けるための情報を書き込む申告書が配布されると思います。
そのときに控除を受けるために対象となる配偶者の情報を書き込むことになるわけです。
配偶者という言葉は分かっていても、未成年であったり未婚者にはまだ縁のない言葉になりますが、結婚をしたら配偶者という立ち場になることは頭に入れておきましょう。
旦那さんからみた奥さんのこと
配偶者というと旦那さんから見て奥さんというパターンを言うことが多いかもしれません。
それはやはり以前は旦那さんが働いて収入を得て、奥さんを扶養しているということが多かったからです。
奥さんは専業主婦で家庭を守り、旦那さんがお給料をもらう、これが日本では当たり前のような風潮がありました。
ですが今は夫婦で共働きの家庭が多く、一概に配偶者は旦那さんから見た奥さんであるというような決めつけはしない時代になりました。
男女が同等であるということが夫婦関係のあり方も変わってきたということでしょうか。
奥さんからみた旦那さんのこと
もちろん奥さんから見た旦那さんも配偶者です。
そのため奥さんが誰かに旦那さんを紹介するときは「私の配偶者です」と言っていいわけです。
ですが敢えて「配偶者です」と紹介する人はあまりいないかもしれません。
配偶者という言葉はどこか堅苦しく、「私の夫です」と言った方がごくごく自然に紹介できます。
最近は女性の社会的地位も高くなり、男女の収入差もなくなったり、収入面では夫婦で逆転しているということもあるかもしれません。
以前は旦那さんに扶養されていた奥さんが、今は旦那さんを扶養しているというケースもあるわけです。
配偶者という言葉は今では夫婦の男女対等な呼び方と言えるでしょう。
配偶者の役割
配偶者の役割を考えたことはあるでしょうか。
配偶者ということを頭に置いて考えると分からなくなる人は多いことでしょう。
ですが夫婦という言葉に置き換えると考えやすくなります。
夫婦とは適法な婚姻をした男女、ということになっています。
単純に夫婦関係を考えると一緒に生活をして、子育てをし、子供を育て上げ、そして老後も夫婦で添い遂げる、というプロセスがあります。
それを配偶者としての役割を考えると昔は男性が働き、女性は家庭を守る。
そして子供ができると男性は働き、女性が育児をする。
そんな時代がありました。
もちろん今は女性も働き、男性も育児をする時代です。
つまり配偶者としての役割も男女平等になってきたと言えるかもしれません。
ではここから夫婦になった配偶者の立場として役割を紹介していきましょう。
一緒に生活をする
配偶者の役割としては、基本的に一緒に生活するということです。
夫婦なのですから一緒に生活をするのは基本ですが、意外と割り切っている夫婦もいます。
一緒に住んでいても夫婦別々の生活。
または籍は入れても一緒に住まない夫婦もいます。
最近では夫婦のあり方も随分変わってきています。
週末婚のような夫婦もいます。
つまり妻と子供は田舎で暮らし、夫は1人で都会暮らし。
そして週末になると妻と子供のいる田舎に帰るというスタイル。
つまり家が2軒あり、子供のために田舎を選んだケースもあります。
単純に単身赴任では?と思われるかもしれませんが、独身でも家の2軒持ちスタイルが増えているのです。
夫婦の一緒にいるという考え方がこの数年で大きく変わってきました。
夫婦の生活スタイルは多様化されてきたと言えるでしょう。
家庭をつくる
配偶者の役割として、家庭をつくるということです。
縁あって一緒になったのですから、2人が将来添い遂げるために家庭を大切に作っていくことは永遠のテーマです。
ですが夫婦は山あり谷あり、紆余曲折、いろいろなことがあります。
やはりその中でいかに相手を思いやれるのか、ということでしょう。
夫婦はいつしか空気のような存在になります。
一緒になって最初こそ思いやれるように頑張っても、次第に家族になってしまうことで愛情よりもただの情だけになってしまうこともあります。
そこをどう乗り越えていくかで2人の未来像が決まってくるかもしれません。
家庭をつくる、それがいかに難しいことであるのかはその2人にしか分からないことです。
夫婦はそれぞれに2人の課題がどんどん出てくるのは間違いありません。
子育てをする
配偶者の役割として、子育てをすることです。
子育ては夫婦にとって大きな仕事です。
昔は夫は外で働いてお金を稼ぎ、妻は専業主婦として家庭を守る、という夫婦のあり方が当たり前でした。
今はと言うと、随分と夫婦のあり方は変化しました。
女性の社会進出が進み、専業主婦が少なくなり、子育ても夫婦2人でという時代になりました。
夫婦2人で子供を育て上げるということが今は主流です。
また育児休暇も多少ではありますが、取れる会社も増えてきています。
子供が生まれて妻一人では何をすれば良いのか分からない時期に夫も育児に参加するということは、子育てをとても大切に考えるようになってきています。
また、もし妻が仕事もして子育てもという家庭では、保育所へ預けたくても空きがないなどの社会背景も夫婦で子育てに重点を置く重要な分岐点になっているのは間違いありません。
結婚して女性が配偶者になったら変わることリスト7個
ここからは結婚して女性が配偶者になったら変わることを紹介しましょう。
苗字が変わる基本的なことから、心理的変化まで詳しく紹介してみます。
これから結婚をする人も、また今結婚している人であっても結婚について改めて考えてみてください。
1.旦那さんの苗字になる
女性が配偶者になったら変わることとして、旦那さんの苗字になることがあります。
女性の中には彼と付き合い出すと彼の苗字になった自分の名前を頭に浮かべる人もいるのではないでしょうか。
旦那さんの苗字になる、嬉しい反面、恥ずかしさと複雑な気持ちが交錯することもあるかもしれません。
彼の家族になれるという証である彼の苗字になるという変化。
ですがここで考えてしまうのが彼の苗字です。
佐藤さんや鈴木さんなどありふれた苗字だとちょっと物足りないかも。
かと言って珍しい苗字もちょっと…。
複雑な心境になるのは目に浮かびます。
もし、もともと女性が珍しい苗字であった場合は佐藤さんや鈴木さんもある意味新鮮で嬉しいかもしれません。
苗字はこれから一生ものです。
旦那さんの苗字になるのはドキドキかもしれません。
別姓や女性側の苗字の夫婦もいる
苗字が変わるのは旦那さんの苗字ばかりではありません。
女性側の苗字になることももちろんあります。
その場合は婿養子に入ることを指しますが、主にその家系に男性がいない場合途絶えることがないように婿養子に入ることがあります。
またその家が古くからの商いなどを経営している場合、経営に参加するために敢えて妻の戸籍に入ることもあるでしょう。
どちらの苗字を名乗るかは自由ですがそれぞれの家庭の事情が関係します。
また夫婦別姓を選択するカップルもいます。
ただ、今の法律では婚姻をして別姓は認められていません。
その場合は婚姻をしない事実婚を選択せざるを得ません。
最近では特に戸籍にこだわらない結婚スタイルも珍しくはありません。
ただ相続や色々な問題が絡むことがあり、戸籍に入るか入らないかで配偶者の立ち位置が違って来ることが悩ましいところです。
2.共同生活が始まる
女性が配偶者になったら変わることとして、共同生活が始まるということです。
結婚する前から同棲していればそのまま結婚してからの共同生活がスタートしますし、同棲期間無しでいきなり共同生活となる夫婦もいることでしょう。
よく結婚する前は同棲をした方がいい、と言う人がいます。
当然、他人同士が共同生活をするのですから問題はどんどん出てくるはずです。
またそれまでは見えなかったことが見えてしまうこともあるでしょう。
親子が一緒に生活していてもいろいろなことがあるのに、他人同士がいきなり共同生活することは戸惑うことも多いはずです。
ただ、やはりそこで割り切ることは必要です。
一緒に暮らしてみて、こんな人じゃなかったと後悔しても後の祭りです。
そこは割り切ってこういうものだ、という覚悟が大切でしょう。
結婚とはそこからスタートしてお互いを築き上げていくものなので、相手の粗探しばかりせずに、受け入れることもしてみてください。
もともと同棲していた夫婦は別
もともと同棲をしていた夫婦の共同生活はその延長戦となります。
同棲の期間はそれぞれですが、この期間はとても重要なターニングポイントとなることがあります。
つまりこの同棲によって将来一緒にいることができるのかどうか分かる期間だといえるでしょう。
同棲期間が大切だと考える人は、やはり相手を見極めたいと思っていることがあります。
一緒に住んでみるとまったく違う一面が見えたり、どうしても価値観が合わないなど、結婚をしてしまってから知るよりも、同棲している時に分かった方が結婚に失敗しないで済むのです。
ただ、付き合っているときと結婚している状況はまったく違います。
結婚してしまってから相手のことを知ってしまうと、たとえ嫌だと思ってもすぐに離婚まで考えることは時期尚早です。
同棲期間を設けるかどうかはそれぞれのカップルに委ねられているのです。
3.選択の軸が家庭になる
女性が配偶者になったら変わることとして、選択の軸が家庭になるということです。
それまでは自由でした。
ですが自由は無くなるとも考えるべきでしょう。
例えば時間関係なく遊びに行ったり、夜中まで好きなことをしたり、休日は好きな時に寝て好きな時に起きる、何もかもが自由でした。
それが結婚によってすべては家庭がメインになります。
何をするにもまずは家庭。
たとえお互いを尊重し合うという2人の間の取り決めがあったとしても、そこに子供ができるとなおさら家庭中心の生活になるわけです。
そこで考えるようになることが「自由になりたい」ということです。
次第に1人になりたいと考えることもあるでしょう。
結婚をするということは自分勝手な行動はできなくなる、ということです。
つまり結婚には覚悟が必要なのです。
家庭への考慮をしたうえで決断する
すべてが家庭が軸になるということは大きな決断も家庭への考慮が大切です。
例えば転職です。
仕事は一生順調というわけにはいきません。
会社のリストラなどもあるかもしれませんし、もっと自分に合った仕事へ転職したいと思うこともあることでしょう。
リストラはすぐに仕事を探す気持ちの転換が必要ですが、家庭には真っ先に報告や相談をすることが必要です。
家族にとってもリストラは大きな分岐点を迎えることにもなります。
またリストラではなく、転職したい、違う会社を探したい、と思ったら独身の頃は自分の決断でできたことが家庭を持つとまずは家族に相談するということが前提になります。
特に大きな決断は家庭への考慮無しには決断はできないということでしょう。
旦那さんと話し合うことも増える
家庭が軸になるということは家族で話し合うことが増えるということです。
特に旦那さんとの会話が増えることでコミュニケーションも取れますし、夫婦には必要不可欠です。
ですが意に反して会話が減っていく夫婦もいます。
つまりすれ違い夫婦になってしまうのです。
特にお互いに仕事を持っていると生活のリズムが違ってきますし、もしかするとまったく会話がない日もあるかもしれません。
それでも休日にしっかりとコミュニケーションを取ることができればそれなりに夫婦はうまくいきます。
それが休日はゆっくり休みたい、などとお互いが思うようになってしまうと、どんどん夫婦の距離は離れていくことにもなり兼ねません。
ここである程度の夫婦のルールは必要となるでしょう。
例えば朝は必ず一緒にご飯を食べる、休日は一緒に外出をする、などコミュニケーションを取りづらいからこそのルールは夫婦に必要なのです。
4.遊びに行く頻度が減る
女性が配偶者になったら変わることとして、遊びに行く頻度が減るということです。
それは当然のことではありますが、夫婦によっては子供ができるまでは遊ぶことも自由、という尊重型夫婦も多くいます。
ただやはり結婚をするということは家庭に重きを置くことが当たり前になります。
夫婦一緒過ごすからこそ大切な時間が増えて行きます。
また2人で何かを始めるという夫婦もいます。
趣味もそうですが、何か夫婦で資格を取るために勉強をしたり、スポーツを一緒にするなど今までの遊びに行く分、旦那さんと一緒に行動することが増えて行くのです。
よくシングル女子が独り言のように「結婚すると遊んでくれない」と女友達のことをボソッと言うことがあります。
やはり女性は結婚をすると家庭がメインになっていくので、遊びは自然と控えるようになっていくのかもしれません。
友人との遊びや夜の飲み会など
独身の頃は友人と遊んだり飲みに行ってハメを外すなど何よりも楽しく、ストレスを発散できるものでした。
女性にとって鬱憤を発散できるのは友達との楽しいひと時があるからです。
それが結婚をして配偶者の立場になると、その楽しいひと時は少なくなっていってしまいます。
ただこれも夫婦のルールや思いやりでうまく乗り切って行くことができます。
時間が遅くならければ友達と遊びに行くのもある程度は自由にできたり、子供ができるまではそれぞれに自由に過ごせるように決めたり、夫婦で取り決めをすることは必要でしょう。
5.外見に気を遣わなくなる
女性が配偶者になったら変わることとして、外見に気を遣わなくなることです。
これは女性は顕著になる人とそうではない人がいます。
ただ外見に気を遣わなくなるということは男性から見ると少々ショックを受けることにもなるのです。
たとえば突然生活感が出てきたり、それまでは痩せていた人が太ってきたり、服はオーバーサイズのものが増えたり、これでは気を遣わなさ過ぎかもしれません。
ただ女性は安心を得るとこのようになる傾向はあります。
要するに幸せなのです。
もちろんずっと綺麗な奥さんであることが理想です。
ですが結婚をすると旦那さんもどんどん太ってお腹が出るように、女性も幸せで安心を得て外見に気を遣わなくなっていくことは2人にとっては何よりも結婚がうまく行っているバロメーターだと受け止めていきましょう。
家事や育児で忙しくなってしまう
外見に気を遣わなくなるのは家事や育児が忙しくなってしまうことも要因です。
ほとんどはそうしたことで一日が過ぎていくことが原因と言えるでしょう。
家事や育児をしているとアッという間に一日は終わってしまいます。
子供がいると特に気を抜くことができないので、自分にかまっている暇などありません。
あまりに時間がなさ過ぎて立って食事をしたり、満足に食べられなかったり、寝る暇もないのです。
そしてそれよりも一番は心理的なものです。
気を抜けない状態が続くとストレスはピークに達します。
それは育児をしている間はずっと続くのです。
そのためにたまの息抜きは大切です。
女性が少しでも自分を取り戻してもらえるように旦那さんの協力が必要なのです。
下手をするとずっと美容室へ行けてないなど、自分の身なりもかまうことができずにいます。
旦那さんの協力で少しずつでも奥さんが女性でい続けられるようにしてあげて欲しいものです。
オシャレよりも生活費が優先になる
外見に気を遣わなくなるのは家庭の経済事情もあります。
もし専業主婦になると旦那さんの収入だけで生活するわけですから、生活費は切り詰めていかなければなりません。
ましてや子供がいるとなおさらです。
生活費の多くは家賃へと支出することになります。
住むところが生きていく上で一番大切です。
子供がいるとやはり鳴き声などが漏れないような建物を選ぶ必要がありますし、そうなるとより家賃の支出は多くなるだけです。
子供に使うお金も多く、なにより生きていくためには食費が掛かります。
いろいろと勘案しても奥さんが自分のために使えるお金はほとんどありません。
そうなるとやはり削るところは洋服や美容室などの費用です。
女性はいくら切り詰め上手と言ってもお金はいくらあっても足りないのです。
段々と気を抜いていくようになる
外見に気を遣わなくなるのは、段々と気を抜いていくようになることです。
結婚は女性にとって気持ちの上で安心を得ることです。
そのため結婚できたという安心感で、張りつめていたものが抜けてしまうこともあります。
また一生のパートナーがいるということは他の男性に目を向ける必要がありません。
一度摑まえた人はもう気を遣うことがなくなっていきます。
そうなるとどんどん女性の気持ちに変化が表れます。
それまでは結婚するために着飾り、気持ちを引くように努力してきたものが結婚が決まると気持ちも緩みます。
ただ女性にとって旦那さんの引き立て役にも徹することが大切です。
「あの旦那さんなのに、あんな綺麗な奥さんがいるなんて」と言われることは女性にとっては何よりうれしいことです。
そう言われるためにもここでまた女性として奮起してみましょう。
6.旦那さんへのイライラが増える
女性が配偶者になったら変わることとして、旦那さんへのイライラが増えることです。
これは仕方がありません。
そもそも他人ですし、男女という性別も違うことがイライラを募らせる原因です。
男性にも個人差がありますが、動かない男性もいます。
お願いしても何もやってくれませんし、やってくれても思った通りには動いてはくれません。
それならば自分でやった方がいい、と女性は考えるようになります。
その多くの男性はやはり母親がそうさせてしまった、と言っても過言ではないかもしれません。
男性がいかに気が利かないのか、それは育つ過程でそうなってしまったのは今さら恨んでも仕方ないので、そこは女性も気持ちを変換させることが大切です。
ただきちんと女性を思いやり、育児も家事も手伝うなど気が利く男性もいるのです。
もし友達の旦那さんがそんな素敵な人だったら、自分の旦那さんと恐らく比較してまうでしょう。
ですがそれは後の祭りです。
気が利かない男性を選んでしまったのは自分です。
イライラをしたらイライラしないようにするまでです。
何事も結婚をしたら諦め、その覚悟もある程度持つことも大切です。
些細なことが気になり始める
旦那さんへのイライラは朝起きた時から、そして寝るまで、下手をすると寝ている時も、そんな人もいることでしょう。
一度気になりだすと、どんな些細なこともイライラは拡大していくばかりです。
また女性の中には旦那さんを生理的に受け付けなくなっていく人もいます。
例えば食べる時の口の動かし方、食べるときの音、とりわけ「くちゃくちゃ」と音を立てて食べることに気持ち悪くなる人もいます。
それがどんどん積み重なり、もう息をする音すら嫌い、そんな風に思うことも。
そこまでいけば離婚ということを考えると思いますが、そういう夫婦ほど長く添い遂げるものです。
もし些細なことが気になり始めたら、それは夫婦の関係が試されている時期なのかもしれません。
言葉遣いが悪くなってしまう
旦那さんにイライラが募ると言葉遣いが悪くなる女性もいます。
こういう言葉が出てしまうのは、相手に自分がいかにイライラをしているのかを分からせたい心理があります。
より強い口調で、そして言葉遣いが悪くなると相手もいつもと違うという意識で聞くことをします。
それで改善して欲しい、という気持ちを込めての態度が言葉遣いが悪くなるということなのです。
もちろん女性なのですから言葉遣いが悪くなるのは褒められるものではありません。
そうは言っても、やはり旦那さんにはどれくらい奥さんがイライラしているのかを分かって欲しいものです。
ただ、気を付けたいのはこの態度で旦那さんが自分を省みてくれればいいですが、逆上する男性もいることです。
男性はプライドが高い人が多いです。
そこに女性の罵声を浴びせられると男性側もキレてしまことにもなり兼ねません。
お互いの気持ちをぶつけ合うことは大切ですが、激しいだけの喧嘩は良い結果にはなりません。
その辺は女性も気を付けておきましょう。
7.家族へのありがたみを感じる
女性が配偶者になったら変わることとして、家族へのありがたみを感じることです。
結婚をして一番感じるようになるのはやはり自分がどれだけ大切に育ててもらったか、ということでしょう。
自分に家族ができる、それは自然に愛情を持つようになることです。
旦那さんに対してもそうですが、何より感じるのは子供ができたときではないでしょうか。
自分がこのように生命として誕生したとき、母はどのように思ってくれたのかを身をもって理解できるようになります。
結婚は今まで愛情をたくさん受けてきた分、これから自分が愛情を与える番になったと言えるでしょう。
今まで知らなかった母の凄さに気づく
家族へのありがたみを一番感じるのは、自分の母親の凄さでしょう。
人ひとり育てるということは並々ならぬ苦労があります。
ちょっとした子供の変化を見逃しては命に係わることもあるので気を抜けません。
また間違ったことをしたらきちんと叱る、正しいことを教える、褒める、一緒に楽しむ、これをしていくことがどれだけ大変なことか身をもって痛感することでしょう。
子供を一人前に育て上げるのは親としての役目です。
この苦労を自分の母親がしていたことが理解できると、母親に対する尊敬はより大きくなるはずです。
それに気付けたときはもっと自分の母親に近づけるように努力もしていきましょう。
やはり母や強しです。
家族に無性に会いたくなるときがある
家族へのありがたみは何よりも無性に会いたくなることでしょう。
一緒にいるときはウザイ存在しかなかった家族が、自分に家族ができたり、離れて暮らさなくてはならくなったら、どんなにウザイと思っていても恋しくなるときがあります。
やはりそれは切っても切れない縁があるからです。
よくホームシックになってしまう人がいますが、これは特に甘やかされてきた人がなるかというとそうではありません。
どんなに喧嘩の絶えない家族であっても離れると恋しくなるものなのです。
家族はもっとも自分に近い存在です。
その近すぎるからこその反発心が芽生えてしまうのです。
それでも恋しくなるのは、家族は絆で結ばれているということに気付かされるからでしょう。
家事や育児で頼れる存在となる
家族へのありがたみは、自分に子供ができて強く感じるのではないでしょうか。
最近では子供ができてもなかなか頼ることができない人が増えています。
人間関係が希薄になり、自分の親にさえも頼れない人が増えているのです。
ですがやはり家族や育児で強い味方となるのは間違いありません。
特に母親は自分を育ててくれたのですから、育児の先輩です。
その人を頼らずに誰に頼るというのでしょうか。
もし自分も仕事をしている場合は家族が一番頼ることができる存在です。
おじいちゃんやおばあちゃんは特に孫を可愛がってくれます。
それは自分たちに責任がないからできることなのですが、それでもそうした人たちを頼ることができるのはありがたい存在です。
育児もみんな協力があってこそ頑張って乗り切っていけるということでしょう。
配偶者となる前に、結婚に備えて考えておこう
いかがでしたでしょうか。
結婚をして自分が配偶者という立場になるということが理解できたでしょうか。
結婚は人生の墓場と例える人がよくいますが、そう聞くとなんだから結婚に悪いイメージが付いてしまいがちです。
ですが本当の意味は一度結婚したらその人と添い遂げる覚悟が必要であるという𠮟咤激励です。
結婚することは一生の中で大きな変化です。
その変化を悔いることなく、ひたすら前向きに一生懸命にしていくことが大切です。
今結婚をしようとしている人、これから結婚をする人、一度結婚を失敗した人も今一度結婚すること、そして配偶者という立場を考えてみてください。
そして結婚に備えて前向きに素直に捉えていきましょう。