「最近、なんだか思うように行かないな」とか「なにをするにも焦ったり、イライラしてしまう」など、焦燥感を感じることはありませんか?
今回は、焦燥感を感じる原因やそれによって起こる問題、さらには自分を癒す方法について紹介していきます。
仕事や家事、恋愛に追われて心が疲れてしまっている女性は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
焦燥感とは
「焦燥感」というフレーズを、歌詞やドラマのセリフで耳にすることはあっても、本当はどんな意味の言葉なのか分からない人は多いと思います。
読み方は「しょうそうかん」で、意味は「思うように行かず焦ったり、イライラすること」です。
たとえば、周りがどんどん結婚していく中、自分だけ婚活すらうまくいかないとき。
こういうときって少なからず焦る気持ちが出てきますし、なによりも「どうして私だけうまくいかないの?」とイライラしてしまうはず。
自分の中で思い描いていた、理想と現実にギャップを感じてしまったときなどに使う言葉といえます。
焦燥感によって起こる問題
焦燥感の言葉の意味について説明していきましたが、少しでも理解を深めていただけたでしょうか?
「焦燥感」という言葉を知らなかった人であっても、思うように行かずイライラすることってたくさんあると思います。
それらの感情を意味する焦燥感ですが、感じることによって、私生活にいろいろな問題を起こしてしまうのです。
実際にどのような問題が起きるのか見ていきましょう。
不眠
「仕事がうまくいかない」とか「私だけ置いて行かれてしまうかもしれない」などの焦燥感を感じ続けてしまうと、不眠になってしまう危険性があります。
不眠になると体調も悪くなってしまいますし、感情のコントロールも難しくなってしまい、今以上に焦燥感に駆られてしまうかも。
そのため、就寝前の時間はできるだけなにも考えないことを心がけましょう。
そして、就寝時間をルーティン化することが大切です。
「この時間にはベッドに入ろう」と決めていれば、勝手に眠たくなってくるものです。
焦燥感を感じたときこそ、寝ることだけに集中してみるのもいいでしょう。
ミスが増える
焦ってバタバタしてしまったり、ネガティブな考えが頭の中を占領してしまうと、1つのことに集中する力が激減してしまうためミスが増えます。
焦燥感を感じミスが増えれば、そのミスによって、また焦燥感を感じることになるはず。
つまり、焦燥感とミスの悪循環がうまれてしまうということ。
これ以上、焦燥感を感じないためにも、ミスが増えないように努力をすることが肝心といえるでしょう。
まずは、今やるべきことを1つに絞り、そこに集中力をすべて注ぐことが大切です。
他人に対して攻撃的になる
焦燥感を感じると感情のコントロールが非常に難しくなってしまうため、他人に対して攻撃的になりがちです。
簡単に言うと「自分が幸せでない人は、他人に優しくすることはできない」ということ。
なにをするにも思うように行かずに、イライラしてしまうからこそ、他人に対して攻撃的になることに対して罪悪感を感じないようになってしまうのです。
そのため、周りからの評価も下がっていき、より一層「取り残された感」を感じて、焦燥感が増していくといえます。
ときには、自分のことよりも他人のことを最優先に行動してみると、視野が広がり、焦燥感を感じにくくなりますよ。
焦燥感を感じる時の原因11個
ここまで「焦燥感によって起こる問題」について紹介してきました。
生活をする中で当たり前になってしまった「焦燥感」は、実はあなたの生活に問題を起こしていたのです。
そんな焦燥感ですが、感じないようにしていくためには、まずは原因を知ることが大切といえます。
ここからは「焦燥感を感じる時の原因11個」について詳しく紹介していきますので、1つずつ自分に当てはまるかどうかをチェックしながら見てみてください。
1:時間の余裕がない
仕事が忙しくてバタバタしてしまうときなど、時間の余裕がないときって「どうして思うように行かないんだ~」と、つい焦燥感を感じてしまうことがあるでしょう。
時間に余裕がないということは視野が狭くなり、より良い判断をする力もなくなってきてしまうため、どんどん悪循環が広がっていきます。
対処法としては、まず深呼吸をすること。
たった数秒だけでも落ち着くことができれば、気持ちをリフレッシュして再度取り組むことができるはずです。
効率の悪い作業に時間をかけるよりも、短い時間でも充実した内容の作業ができた方が、自分に対するモチベーションも上がっていくでしょう。
2:精神的に余裕がない
婚活で良い結果が出ないことが続いたときなど、精神的に余裕がないときって「どうして私の前には良い人が現れないの~」と、つい焦燥感を感じてしまうでしょう。
自分でもすぐには解決できない問題や、自分だけの力ではどうにもできない問題に直面すると、精神的に余裕がなくなっていきます。
ただ、残念なことに、精神的に余裕がないときは、なにをやってもうまくいかないことが多いです。
だからこそ、精神的に余裕がなくなったときは、思いっきり休むことが大切。
「休んでいるあいだに置いて行かれるかも…」と焦って失敗するよりも、一度しっかりと休んで、冷静になってから再度挑戦したほうがいい結果が待っているものです。
3:お金に余裕がない
大きな出費が重なったり、お金に余裕がないときってイライラしやすく、つい焦燥感を感じてしまいます。
財布の中身と人の心ってまるで比例しているかのように、お金がたくさん入っているときは明るく広く、ないときは暗くて狭くなってしまいがちです。
そのため、お金に余裕がなくなる人は、お金の使い方を一度見直す必要があります。
お金は今からすぐにどうにかできる問題ではないので、日頃の積み重ねが大切です。
たとえば、給料日から給料日前日の心にあまりにも差が感じられるようであれば、お金の管理能力をつけておく必要があるでしょう。
4:他人との比較
「私もあの女性みたいに美しかったらな~」と、他人と自分を比較することで焦燥感を感じてしまうこともあるのではないでしょうか?
基本的に人は、自分と他人を比較するとき、自分のコンプレックスにばかり目が行ってしまいがちです。
そのため「私もあの女性みたいに肌が白ければ」などと、自分にないものをねだってしまいます。
残念ながら、他人との比較にはなんのメリットもありません。
それに、自分の良さに気づかずに、コンプレックスばかりを嘆いていれば、いつまでたっても悲劇のヒロインのままです。
焦燥感を感じないようにするためにも、自分のいいところを知ることからはじめていきましょう。
5:人間関係のストレス
上司との波長が合わないときなど、人間関係のストレスを抱えている場合は、もっとも心が疲れやすく焦燥感を感じることが多いはずです。
とはいえ、なにをするにも人間関係は避けては通れませんよね。
それに、大人になると我慢しなければいけない場面はどんどん増えるばかりです。
ただ、自分が壊れてしまうほど我慢をしてしまうことはよくありません。
我慢ができる人がすごいのではなく、我慢と解放を両立できる人がすごいのです。
ですから「もう限界!」と思うところまで来ているのであれば、それ以上我慢するのは危険といえます。
自分の気持ちとしっかり向き合って、たまには逃げる強さを持ってみてはいかがでしょうか?