禁酒の時の乗り越え方11選!お酒好きな人が無理なく頑張れる方法を教えますについて
お酒を飲むと楽しい気分になり、いつもより解放的になって思ったことを言えるという人も多いのではないでしょうか。

成人すると多くの人が口にするお酒は好きな人も多く、なかには「お酒が趣味」という人も少なくはありません。

自宅にワインセラーなど本格的なセットを揃えて、休日のたびに楽しんでいるという人もいるでしょう。

昔から「酒は百薬の長」という言葉がある通り、適度に楽しむ分にはお酒はストレス解消にも効果的で良いものです。

しかしながら、酒癖が悪かったり身体を悪くしてしまうと好きなようにお酒を飲めなくなってしまいます。

では、お酒好きな人が禁酒するにはどうすれば良いのでしょうか。

お酒が好きで何度も禁酒に失敗してしまっている人でも禁酒できる方法を紹介していきます。

禁酒を決心するきっかけ

お酒がそもそもそれほど好きではない人ばかりではなく、お酒が大好きで毎晩飲むような人も禁酒を決意することもあります。

では、なぜお酒が好きで毎晩飲んでも苦にならず、むしろ毎晩飲みたいと感じている人まで禁酒をすることになるのでしょうか。

ここでは、お酒が大好きな人でも禁酒を決心するきっかけとなる主な原因を5つ紹介していきます。

禁酒をしたいと考えている人は、自分もこのような状況に陥ったらチャンスだと考えて禁酒に挑戦してみるのも良いのではないでしょうか。

体調不良

ほどほどにお酒を飲んでいるとそうでもありませんが、お酒というものは徐々に飲む量が増えていきがちです。

そうなると最初は食事の時に一杯だけ飲んでいた人でも、深夜まで深酒してしまうということもあるでしょう。

そうすると、ついつい飲む量も増えて睡眠の質が下がり翌朝に影響を及ぼしてしまうこともあります。

ストレス解消のために飲んでいるはずが、目覚めが悪くなり体調にも悪影響を及ぼしていることを自覚した時、禁酒を決意するという人は少なくありません。

健康診断でひっかかった

健康診断
自分で「なんとなく最近体調が悪い」と自覚するだけではなく、健康診断の結果に如実に表れることで禁酒を決心する人もいるでしょう。

お酒の場合、体重が増えてメタボ気味だと判断されてしまったり、肝臓の値が正常値から外れてしまうことも珍しくはありません。

健康診断で再検査になり、そこで医師に厳しく注意されると将来のことを考えて禁酒する人が増えます。

特に結婚したばかりや子どもが生まれたばかりといった時期の人ほど、真剣に禁酒する人が多くなるのも不思議なことではないでしょう。

家族や友達からの忠告

家族や友達に忠告されることによって禁酒を決心するという人もいます。

両親から「飲み過ぎだからやめなさい」と言われたり、配偶者に「心配だから健康のために禁酒してほしい」と言われてやめる人もいるでしょう。

中には同じくお酒が好きな配偶者に「一緒にやめるから協力して禁酒しよう」と言われることもあります。

友達も付き合いが長い友達の場合は「私のお父さんがお酒が原因で死んじゃったから、あなたにはそうなってほしくない」など深刻に心配されるとそれがきっかけで禁酒を決心して禁酒に成功する人もいます。

禁酒の成功例を知った

禁酒したいのに禁酒できない人の中には「自分は既にアルコール依存症気味になっているから、今更努力しても禁酒なんて無理だ」と思い込んでしまっている人もいます。

こうした人の場合、禁酒の成功例を知ることで「自分でもできるかもしれない」、「自分も挑戦してみよう」と気持ちが切り替わって禁酒に挑戦できることもあります。

禁酒をしたいけど、どうしてもモチベーションが上がらないという人は飲酒を続けることの怖さだけを知っていてもテンションが下がってしまう恐れがあります。

時には禁酒の成功例の体験談などを読み、自分の禁酒へのモチベーションを高めてみるのも良いでしょう。

飲酒が原因の事故・トラブル

単にお酒が好きなだけの人は、それほど飲酒が原因で事故やトラブルを起こすことはありません。

しかし、中には酒癖が悪くお酒を飲むことで人格が変わったようになってしまう人もいます。

そういった人は、実際に事故やトラブルを起こしてしまうことで禁酒を決心することもあります。

飲酒運転のように重大な事故だけが禁酒のきっかけとなるわけではありません。

飲酒が原因で恋人にひどいことを言って怒らせてしまったり、自分の大切にしていたものを飲酒時の不注意が原因でなくしてしまったなどのトラブルも禁酒を決心するきっかけとなるのです。

禁酒の時の乗り越え方11選

「禁酒をしたい」と思ってもアルコールには依存性があるので、なかなか禁酒を成功させるのは難しいことです。

禁煙と同じように禁酒も自分だけの力では達成できないケースも少なくはありません。

では、禁酒を成功させるためにはどうすれば良いのでしょうか。

ここでは禁酒を成功させやすくなる11個の方法を紹介していきます。

1:お酒の席に参加しない

社会人だと飲み会に誘われることもあるでしょう。

その中には歓迎会や送別会、忘年会や決起会といった欠席を躊躇われる飲み会も少なくはありません。

しかしながら、中には気の合う人たちで気分転換に行く飲み会や、友達から誘われる飲み会もあります。

そうした自由参加の飲み会に関しては、参加してしまうと「一杯だけなら…」とお酒を飲んでしまうきっかけになりかねません。

一杯飲んでしまうと、ついついお酒の量も増えてしまうので、そもそも出席しないようにする方が良いでしょう。

ただしずっと断っていると角が立ってしまうので「禁酒中なのでしばらく遠慮します」のように理由を話して断るのがおすすめです。

2:お酒を飲む人との付き合いを控える

友達の誘いも、全て断る必要はありません。

友達の中にもお酒を飲まずにランチに誘ってくれる人がいれば、それに応じるのは悪いことではないでしょう。

友達が下戸の場合は禁酒の妨げになるわけではありません。

大切なのは、お酒を飲む人との付き合いを控えることです。

特にあなたのお酒好きを知っている人は、禁酒していることを言っても善意で「ちょっとくらい飲んで気分転換しよう」と誘ってくる可能性があるので付き合いは控えるようにしましょう。

3:禁酒していることを周りに伝える

ダイエットでも周りに宣言をすることで、自分にプレッシャーがかかり成功する確率が上がると言われています。

禁酒でも同じで、周りの人に禁酒していることを伝えることで「絶対に失敗できない」と自分にプレッシャーをかけて成功率を上げることが可能です。

さらに事前に禁酒していることを伝えておくことで、飲み会に誘われることも少なくなりますし、断っても人間関係に悪影響を与えづらくなります。

お酒の席でも無理に勧められることがなくなるなど、禁酒宣言は非常に効果的と言えます。

4:家族に協力してもらう

周りの人だけではなく、家族の協力も禁酒を成功させる上では非常に重要なポイントです。

禁酒に挑戦していることを家族に言っておかないと、家族があなたのためにお酒を買い置きしてしまったり、外食で居酒屋に行ってしまう恐れがあります。

しかしながら、事前に宣言しておけばお酒を連想させるような食べ物を控えてくれるかもしれません。

周りの人よりも長い時間を一緒に過ごす家族だからこそ、禁酒にはしっかり協力してもらうと良いでしょう。

5:なるべく空腹の時間を作らない

禁酒に失敗してしまう人は、空腹に負けて飲んでしまうということもあります。

お腹が空いていると仕事から帰って自分でご飯を作るのが面倒になり、ついつい居酒屋に入って一杯飲んでしまったり、コンビニでご飯を買うついでの「今日だけは」と缶ビールに手を伸ばしてしまうこともあるでしょう。

それを防ぐためにも、禁酒したい場合は空腹の時間を作らないように腹持ちの良い食事を摂ったり、規則正しい時間に食事をするように心がけていきましょう。

おやつ

おやつ
空腹の時間を作らないためにはおやつも有効な手段です。

朝の10時~11時頃と、夕方の15時~16時頃の2回に分けて軽食を摂るようにしましょう。

その時間にちょっとしたものを食べるくらいなら体重に影響が出る可能性も低いですし、食事が食べられなくなることもありません。

おやつを選ぶ際にも、スルメやカルパスなどお酒を連想させるようなおやつは避けてチョコレートなどを選ぶようにするのがおすすめです。

効果的におやつを食べて禁酒の手助けとしてください。

6:禁酒仲間を作る

誰かと一緒に頑張ることで成功率が上がるのは、ダイエットも禁酒も同じです。

禁酒仲間を作れば「昨日も飲まずにいられた!」や「昨日は飲んでしまったけど今日は我慢する!」のように自分のモチベーションを維持しやすくなります。

周りに同じように禁酒したいと考えている人を見つけて禁酒仲間にするのも良いでしょう。

もちろん、禁酒仲間は同僚や友達などに限りません。

家族と一緒に禁酒に挑戦するのも良いですし、周りにいなければSNSで禁酒仲間を募集するのもおすすめです。

自分のモチベーションが維持できるような素敵な仲間を作りましょう。

7:禁酒日記をつける

禁酒していることを周りに宣言すると、アルコール依存症のように思われて恥ずかしいと考える人もいるのではないでしょうか。

そういう人は、禁酒仲間を作るのも躊躇してしまうかもしれません。

その場合は禁酒仲間を作るのではなく、禁酒日記をつけるのも有効な手段です。

禁酒日記には成功した日の気分、飲んでしまった日の気分が考えられる原因などお酒にまつわることを中心に書いておくようにしましょう。

数日後に見返した時に「こうすればお酒を飲まずに済むんだ」と自分で納得できるような内容にしていくのがおすすめです。

8:飲みたくなったら寝る

寝る
朝や昼は仕事や趣味に集中していることが多いので、お酒を飲みたくなることはほとんどありません。

しかしながら、夜に暇な時間ができるとどうしても飲みたい気持ちになることもあるでしょう。

そうした時に無理に我慢するのは難しく、ついつい飲んでしまう人も少なくはありません。

それを防ぐためにも、飲みたくなったら寝るようにしましょう。

飲みたくなると我慢ができないという人は、飲みたくなる前に運動やお風呂で身体を眠りに誘導して早めに寝るのもおすすめです。

飲みたいという気持ちを持たないような工夫をしていくと良いでしょう。

9:趣味に没頭する

飲みたくなる前に寝るのが良いとはいえ、いつでもすぐに眠れるわけではありません。

仕事から帰ってすぐに寝るだけの生活を送っていると、毎日がつまらないと感じられてストレスを抱えてしまう恐れもあります。

ストレスを抱えて、それを発散するためにお酒を飲んでしまっては意味がありません。

そうならないためにも、空き時間に簡単にできる趣味を作るのもおすすめです。

趣味に没頭すればストレスを解消できますし、お酒を飲みたいという気持ちも忘れることができます。

ゲームでも読書でもなんでも良いので、簡単にできる趣味を見つけてみてください。

10:身体を動かす

身体を動かす
身体を動かすのも禁酒には効果的です。

身体を動かすことでお腹が空くので、お酒ではなく食事を摂りたいと感じるようになるでしょう。

また、身体を動かして健康的になると「この健康を維持するためにもお酒ではなく食事をしよう」と意識が変わっていくこともあります。

暇な時間ができるとついついお酒を飲んでしまうという人も、身体を動かして眠る癖がつけばお酒を飲みたいと感じる間もなく眠ることができます。

禁酒だけではなく健康にも良いので、身体を動かす趣味を見つけるのもおすすめです。

11:ストレスが溜まることは避ける

お酒を飲む原因としてストレス発散をあげる人は非常に多いと言われています。

そのため、そもそもストレスが溜まることを避けるだけでも禁酒には効果があります。

ストレスを発散するために飲酒する癖がある人は、まずその習慣をやめるようにしましょう。

長時間労働

長時間労働
長時間の労働をした後だと、どんなに趣味が豊富な人でも趣味を楽しむ体力自体が残っていないこともあります。

そうなると簡単にストレスを発散するために趣味ではなく、お酒に逃げてしまうことも珍しくはありません。

長時間労働は禁酒には大敵です。

通勤時間が長い人は会社の近くに引っ越したり、どうしても残業が多い職場にいる人は、転職なども視野に入れて禁酒を成功させていきましょう。

ギャンブル

ギャンブルでストレスを発散することで禁酒を成功させようとする人もいます。

しかし、ギャンブルは勝っているとストレス発散ができますが、多くの場合は負けてストレスを抱えてしまいがちです。

そうなると禁酒は難しくなってしまうため、本気で禁酒したい人はギャンブル自体をやめる方が効率的です。

趣味がギャンブルという人も、それによって禁酒に失敗してしまっては意味がないので、ギャンブル以外の趣味を見つけるのがおすすめです。

過剰飲酒のデメリット

お酒が趣味なのは決して悪いことではありません。

しかしながら、飲み過ぎると良くないというのは知っている人も多いでしょう。

では、なぜ過剰な飲酒は好ましくないとされているのでしょうか。

過剰飲酒のデメリットを2つ紹介していきます。

生活や健康に影響を及ぼす

お酒を飲み過ぎると規則正しい生活ができなくなってしまいます。

ついつい飲酒時間が長引いて終電を逃してタクシーで帰り、生活時間が狂ってしまうこともあれば、早起きしなければならない前日にお酒を飲んでしまい寝坊してしまうこともあるでしょう。

このように、過剰な飲酒は普段の生活や健康に悪影響を与えてしまいかねません。

過剰飲酒が頻繁になればなるほど、与える影響も大きくなってしまいます。

仕事

仕事で寝坊してしまうと、それだけで信用を失ってしまいます。

一日くらいであれば許してくれる職場でも度重なれば信用されなくなりますし、大切な取引の当日などは一回寝坊しただけで全てを失ってしまう恐れがあります。

単なるお酒好きな人は「明日は大切な日だからお酒はやめておこう」という判断ができますが、過剰飲酒が習慣になっている人は「少しだけなら大丈夫」と飲み始めてついつい深酒をしてしまうことも珍しくはありません。

その結果、仕事に悪影響を及ぼしてしまうケースもあるでしょう。

人間関係

仕事に遅れるのも大きなデメリットですが、それだけではなく過剰飲酒は人間関係にも悪影響を及ぼす恐れがあります。

職場の同僚から信用されなくなるだけではなく、友達との約束にも前日の飲酒が原因で遅刻が続けば、どんどん人付き合いはなくなってしまうでしょう。

仮に時間に間に合っても、せっかくのデートや遊びの当日にお酒臭いと周りを不快にしてしまう可能性もあります。

最初は「お酒がなければ良い人なのに」と思われていても、過剰飲酒の癖を直せなければ次第に「お酒があるから付き合いたくない」と思われてしまいかねません。

病気のリスク

過剰飲酒はあなた自身の健康に対しても悪影響を及ぼす可能性があります。

特にお酒を飲むと肝臓に与えるダメージが大きくなってしまい、肝硬変などの病気にかかるリスクが大きくなります。

お酒が原因で病気になるとなかなか治せないだけではなく、治した後も「治ったから飲んでも良いだろう」と考えてぶり返してしまうケースも少なくはありません。

健康のためにも過剰飲酒は避けた方が無難です。

依存性がある

アルコールはやめたいと思ってもやめられないことがあります。

アルコールには依存性があるため、過剰飲酒を続けていると気付いた時にはアルコール依存症になってしまう可能性があります。

アルコール依存症になってしまうと、車の運転中にも我慢できずに飲んでしまったり、料理酒などでも良いからとにかくアルコールを口にしたくなってしまう衝動に駆られるケースもあります。

自分や家族の努力だけでは治せず、専門家の力を借りないと治療できない場合もあり、深刻な問題になってします。

禁酒するメリット

過剰飲酒のデメリットはたくさんありますが、デメリットよりもメリットを知ることでモチベーションにしたいと考える人もいるでしょう。

では、禁酒にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

禁酒による9つのメリットを紹介していきます。

ぐっすり眠れる

眠れない時にお酒を飲む人もいますが、実は寝酒は睡眠を浅くしてしまいます。

質の悪い睡眠をとっても疲れは取れにくく、むしろ疲れが溜まって朝にスッキリ起きられないこともあるでしょう。

そうした人が禁酒に成功すると、夜にぐっすり眠れるようになります。

睡眠の質が上がるのでいつもと同じ睡眠環境でも朝にはスッキリ目覚めることができるでしょう。

ぐっすり眠ることで体力も付くので、身体を動かすことも苦にならず禁酒できるという良い循環を得ることも可能です。

時間を有効に使える

お酒を趣味にしている人は、多くの場合長時間飲み続けるでしょう。

「3分だけお酒を飲んですぐに動く」ということはなく、「飲み始めたら数時間経過していた」というケースも少なくはありません。

お酒の量に関わらず、ダラダラと飲んでしまいがちです。

つまり、禁酒に成功することができればその分だけ時間を有効に使えるようになります。

毎日お酒に2時間費やしていた人が、禁酒によってその時間を趣味や仕事、勉強に費やすことができるようになるだけで毎日が充実するでしょう。

体調が良くなる

過剰飲酒は肝臓をはじめとして健康に悪影響を与えますが、過剰な飲酒だけではなくちょっとした飲酒でも少しずつ健康に影響を及ぼします。

そのため、禁酒に成功することで体調が良くなるというメリットもあります。

ぐっすり眠ることで朝から活発に活動できるようになることもあれば、運動する時間ができることでダイエットに成功して身体が軽くなる人もいるでしょう。

いずれにせよ、禁酒するだけで体調が良くなるのは非常に喜ばしいことなのではないでしょうか。

肌にハリが出る

女性にとって嬉しい影響として、禁酒に成功すると肌の調子も良くなります。

飲酒中はダラダラと飲んで寝る時間も遅くなってしまい、スキンケアも疎かになり肌がボロボロになってしまうこともあるでしょう。

しかし、禁酒に成功すれば寝る時間が早くなるだけではなく、睡眠の質が高まり肌も綺麗になります。

スキンケアに時間を割くこともできるようになるため、肌のハリが出てきます。

自分磨きをしたい女性にとって、飲酒よりも禁酒の方がメリットは大きくなるのです。

体重が減る

さらに禁酒をすることでダイエットに成功しやすくなります。

時間ができて運動をすることでもダイエット効果は期待できますが、運動をしなくても禁酒だけで体重が減る人が多いです。

多くの場合、飲酒時にはお酒だけではなくおつまみを食べると思います。

いくらローカロリーのおつまみを選ぶようにしていても、どうしても余分なカロリーを摂取するためダイエットの妨げになってしまいます。

しかし禁酒に成功しておつまみ自体を食べなくなれば、その分体重は減っていくのです。

集中力が上がる

お酒を飲んでいると、頭がフワフワとして気持ち良い状態になり集中できなくなるでしょう。

そして、実はそれは飲酒時だけではなく飲酒が習慣化すればするほど、普段から集中するのが難しくなってしまうと言われています。

飲酒が毎日の習慣になっていると、お酒を飲んでいない時でも集中できなくなってしまいます。

そのため、禁酒をするだけで頭がスッキリとして集中できるようになります。

眠りの質が高くスッキリ目覚められるのも集中力の向上には影響していると言われています。

感情が安定する

泣き上戸や怒り上戸など、お酒の影響によって飲酒時には感情が不安定になってしまう人も少なくはありません。

しかし、これも集中力と同じでお酒を普段から飲んでいない人は酔っていない状態でも感情が不安定になりがちだと言われています。

そのため、自分の感情の制御ができていないと自覚している人も、ちょっとお酒を控えるだけで、今までが嘘のように簡単に感情のコントロールができるようになるケースも少なくはありません。

出費が減る

禁酒することによる分かりやすいメリットとして、出費が減るということがあげられます。

お酒とおつまみを買わなくなるだけで、毎月かなりの節約ができるでしょう。

毎週末飲み会に参加していた人も、それをやめるだけで10,000円以上貯金ができる場合もあります。

居酒屋で飲むとお金がかかるのはもちろんですが、宅飲みでも積もり積もれば大きな出費になってしまいます。

節約をしたい、貯金をしたいと考えている人は、まずは飲酒をやめてどれくらい出費を減らせるか計算してみるのもおすすめです。

自分に自信が持てる

さらに禁酒に成功することによって、自分に自信が持てるようにもなります。

禁酒に失敗し続けていると「どうせ私は何も成功できない」と自己肯定感が低くなってしまう可能性があります。

しかし、禁酒に成功すると「私は努力すれば目標が達成できる!」と自己肯定感が生まれてポジティブな気分になれるでしょう。

これは禁酒に限らずダイエットでも禁煙でも同じですが、自分で立てた目標を達成することは大きな力になります。

禁酒中に出やすい症状

禁酒にはメリットがたくさんあるにも関わらず、禁酒に失敗してしまう人は決して少なくありません。

そういった人たちはメリットを知らないから失敗するのではなく、メリットを知っているのに、どうしても禁酒中に出てくる症状に負けて禁酒に失敗してしまうのです。

では、禁酒の妨げになる症状にはどのような症状があるのでしょうか。

禁酒中に出てきがちな主な症状を7個紹介していきます。

頭痛

アルコールと頭痛というと飲み過ぎた時に起こるものと考えている人も多いですが、実は禁酒中にも頭痛の症状が出てくることがあります。

これはアルコール依存症になっている人にも多いですが、禁酒していると激しい頭痛に襲われるため、その頭痛から逃れるために飲酒してしまうのです。

この頭痛には頭痛薬も効きづらく、頭痛を気にしないために寝ようと思っても寝られないほどの頭痛であることも多いため、禁酒の大きな妨げになってしまいがちです。

しかし、この頭痛を乗り越えなければ禁酒は成功できないので、禁酒に挑戦する人は通過儀礼として受け入れる覚悟を持ちましょう。

食欲不振

頭痛と同じように、飲み過ぎた時の症状というイメージが強い食欲不振も禁酒時にも現れることがあります。

お酒を飲みながら食べることが習慣になってしまっていると、お酒を飲んでいない時に食べるモチベーションが生まれず、ご飯を受け付けない身体になってしまうケースがあります。

しかし、ここでお酒を飲んでしまっては意味がありません。

少しくらい食欲不振になっても禁酒が習慣になれば、徐々に食欲が出てくるので安心して禁酒を続けることをおすすめします。

喉が渇く

禁酒をしていると喉の渇きを覚えることがあります。

お茶を飲んでも水を飲んでも癒されず、お酒を飲むしかないと思って飲酒してしまう人もいるでしょう。

喉だけではなく口の中が痛いほど渇いてしまうケースもあります。

こういった時は、お茶や水だけではなく牛乳やジュースなどいつもとは少し違うものを飲むのもおすすめです。

飲むものを変えて気分転換をすることで、飲酒したい気持ちを和らげることも可能です。

気持ちが不安定になる

禁酒のメリットとして感情が安定するというメリットがありますが、実は禁酒に挑戦した最初の方はお酒を飲まないことによって飲酒時よりも、さらに気持ちが不安定になってしまうこともあります。

これはアルコールが身体から抜けている時によく見られる症状です。

数日は気持ちが不安定になりがちですが、多くの場合それが終われば以前よりも安定した感情になるでしょう。

数日は耐えて禁酒を続け、感情のコントロールができる人になっていきましょう。

コーヒーを飲む回数が増える

喉の渇きを覚えるのは禁酒時の特徴ですが、その中でも特にコーヒーを飲みたいという強い気持ちを抱く人が多いと言われています。

特に普段からコーヒーを飲む習慣がある人ほど、回数は増えてしまいがちです。

しかし、コーヒーを飲む回数が増えすぎると、カフェインが原因で頭痛がひどくなる恐れもあります。

多くても1日2回くらいに制御しておきましょう。

甘い物が食べたくなる

コーヒーと同様に甘い物が食べたくなるのも特徴の一つです。

普段は甘い物をめったに食べない人でも、アルコールを絶つことで甘い物が恋しくなるケースがあります。

女性の場合、体重を気にして甘い物を控えて結果的に禁酒に失敗してしまうということもあります。

しかし、それではいつまで経っても禁酒に成功することはできません。

禁酒時に甘い物が増えるのはある程度仕方ないと割り切って、禁酒が成功するまでは普段より多く甘い物を食べて我慢するようにしましょう。

タバコの数が増える

喫煙習慣がある人の場合、禁酒によるストレスをタバコで解消しようとしてタバコの数が増えることもあります。

健康のために禁酒したい人にとっては本末転倒に思えるかもしれませんが、それくらい禁酒は難しいことなのです。

そのため禁酒と禁煙を同時にしようと思っても、失敗してしまうケースも少なくはありません。

あまり無理をし過ぎずに、タバコ以外のストレス解消法を見つけていくのがおすすめです。

自力での禁酒が難しいと感じたら

禁酒中には自分では制御できない色々な症状が出てくるため、自力での禁酒は難しい場合もあります。

では、その場合はどうすれば良いのでしょうか。

自力でどうしても禁酒できない人のための対処法を2つ紹介します。

飲酒習慣スクリーニングテストをチェック

飲酒習慣スクリーニングテストとは、自分の飲酒の状態を答えることによってアルコール依存症かどうかをセルフチェックできるテストです。

禁酒に失敗してしまう人は、もしかしたら「禁酒したいけど、まぁ失敗してもいいや」くらいの軽い気持ちが原因になってしまっているのかもしれません。

自分の飲酒習慣に対する危機感が強ければ強いほど禁酒の成功率は上がっていきます。

そのためにもまずは飲酒習慣スクリーニングを受けて、自分の状態を客観的に知りましょう。

かかりつけ医に相談する

医師に相談することで禁酒の手助けになってくれる薬を処方してもらえることもあります。

その薬を飲めば、アルコールを飲んだ際に気持ち悪くなり、飲酒自体がストレスになるため禁酒の成功率をあげることができるでしょう。

アルコール依存症と診断されれば薬を処方してもらえる可能性も高くなります。

どうしても自分の力で禁酒できない人は、一度かかりつけ医に相談して専門家の力を借りてみるのも良いかもしれません。

無理なく続けて禁酒を成功させよう

過剰な飲酒はデメリットの多い行為ですが、だからといって無理に禁酒しようとしすぎるとストレスが溜まって身体を壊してしまったりタバコの数が増えてしまったりというデメリットが生まれることもあります。

禁酒をする際は無理をし過ぎないように意識しながら挑戦するようにしましょう。