備えあれば憂いなしな状況7選と注意点10個!備えたのに大失敗は防ごう!について
「備えあれば憂いなし」という言葉は知名度が高いことわざです。

教科書などで見る機会が多いのはもちろん、日常生活の様々な場面で使われることが多い言葉です。

また、最近では災害の様子を報道する番組や、台風や近づいてきている時などのニュースで耳にすることも多いでしょう。

もしくは、小さな頃から自分の両親に「備えあれば憂いなしだから早めに行動しておきなさい」と教えられていたという人もいるかもしれません。

そこで、このよく聞く「備えあれば憂いなし」という言葉について、正しい意味や類義語と対義語、そして備えあれば憂いなしだと言われるような状況と、備える時の注意点、そして備える時にしっかり覚えておきたいポイントをチェックしてみましょう。

備えあれば憂いなしとは?

本来は「一所懸命」と書くはずだったのに「一生懸命」と書く人が多いなど、言葉はその時代によって大きく変化するものです。

時には変化した後の言葉しか知らずに元の意味と勘違いして使っているという人も少なくはありません。

そのように「備えあれば憂いなし」という言葉も、もしかしたら自分が小さな頃に勘違いして覚えているだけで本来は違う意味を持つ言葉かもしれません。

そこで、ここでは「備えあれば憂いなし」という言葉を初めて耳にしたという人はもちろん、普段から使う機会が多いという人も念のために本来の意味や使い方、類義語や対義語を知り言葉のバリエーションを増やしていきましょう。

意味

「備えあれば憂いなし」という言葉を理解するためには、この言葉を2つに分けて考えると分かりやすいでしょう。

まず、前半部分の「備えあれば」という部分について考えてみると、ここでいう「備え」とは「準備」という意味を持ちます。

つまり、「備えあれば憂いなし」の前半部分は「準備をしておけば」という意味になることが分かるでしょう。

では後半部分の「憂いなし」も同様に意味を見ていきましょう。

この「憂い」という言葉は日常生活ではあまり聞かないかもしれませんが「憂鬱」などの単語で使われる漢字であることからも分かる通り「心配事」や「トラブル」あるいは「嫌なこと」などと言い換えることができる言葉です。

すなわち、後半部分の「憂いなし」は「心配しなくても大丈夫」という意味になることが分かります。

これを踏まえて「備えあれば憂いなし」という言葉の意味を分かりやすく言い換えると「しっかり準備をしておけば心配しなくても大丈夫」という意味になります。

「備え」や「憂い」はあまり聞き慣れない、という人でも分かりやすい表現になったのではないでしょうか。

使い方

では、意味が分かったところで「備えあれば憂いなし」の使い方を考えてみましょう。

使い方については実際に例文を確認することでイメージしやすくなるので、ここで3つの「備えあれば憂いなし」を使った例文を紹介していきます。

・明日の授業は難しそうだけど、備えあれば憂いなしだから予習していこう。

・災害に備えて備えあれば憂いなしの精神で防災グッズをまとめておこう。

・台風が近づいてきているから、備えあれば憂いなしで準備をしてください。

この例文を見てみると、いずれも「何か心配事・嫌なことが近付いているから事前に対策をしている」ということが分かるでしょう。

つまり「備えあれば憂いなし」とは「心配事をなくすために、先に対策をしておこう」と言いたい場面で使うことができる言葉です。

類語

「備えあれば憂いなし」を簡単に言い換えると「準備をしておけば心配しなくても大丈夫」となりますが、ではもう少し似たニュアンスの類語はないのでしょうか。

実は「備えあれば憂いなし」の類語としては「転ばぬ先の杖」や「浅い川も深く渡れ」などの言葉がよく知られています。

「転びそうになってから後悔するよりも、必要だと思ったら先に杖をついて歩くようにしよう」や「浅い川に見えるからといって油断すると溺れてしまうかもしれないので、深い川と同じように用心しながら渡るようにしましょう」という言葉が類語であることを考えると、やはり心配な出来事の前には対策をとることが重要であることが分かります。

また、他にも「備えあれば憂いなし」の類語としては「遠慮なければ近憂あり」や「念には念を入れよ」という言葉もあります。

いずれも同じ意味を持つ言葉ですのでこの機会に覚えておきましょう。

対義語

「心配事があるならば先に対策をしておけば大丈夫」という意味を持つのが「備えあれば憂いなし」とその類語です。

そのため、対義語を考える場合には「心配事があるのに対策をせずに慌てる」や「心配事に対して対策をしなかったために失敗してしまった」などの言葉を考えれば良いでしょう。

「備えあれば憂いなし」としてよく知られている対義語には「覆水盆に返らず」や「後悔先に立たず」という言葉がふさわしいと言えるでしょう。

いずれも「ひっくり返して零してしまった水はどんなに悔やんでもお盆に戻ることはない」や「既に終わったことを後悔しても、時間を巻き戻せるわけではない」という意味を持っています。

すなわち「水を零す前に対策をしておかなかった」や「後悔する前にしっかり準備をしておかなかった」ことが問題であると言えるでしょう。

こうした教訓を含む言葉が「備えあれば憂いなし」の対義語となります。

備えあれば憂いなしっていいこと?

「憂いなし」と言い切っていることから、「備えあれば憂いなし」は良い表現のように感じる人もいるでしょう。

実際に、心配事があっても対策をしていたおかげで大事にならなかったと解釈すれば「備えあれば憂いなし」は良いことであるように思われるかもしれません。

しかし、場合によっては「対策をしなければならないほど困ることが起きてしまった」や「対策をしていたから良いものの、大変な状況に陥ってしまった」と解釈することもできます。

実際、「大きな災害で家が潰れてしまったが、事前に避難していたため家族は全員無事だった」という状況も「備えあれば憂いなし」と表現することができるでしょう。

すなわち、「備えあれば憂いなし」が良いことかどうかは、実際に起きたトラブルの深刻さによっても大きく左右されます。

トラブルに遭ってしまった人の被害状況や心境でも大きく異なるので、誰かを励ますために「備えあれば憂いなしだったから良かったね」などの使い方をすることは避けた方が良いでしょう。

備えあれば憂いなしな状況7選と注意点10個

先ほど「備えあれば憂いなし」が使える状況としてテストや災害を挙げましたが、他にはどんな状況が「備えあれば憂いなし」という言葉を使うのに相応しい状況だといえるでしょうか。

また、「備えあれば憂いなし」という表現があるとはいえ、「備え」である準備をする際には注意しなければならないことがあるのも事実です。

そこで、ここでは「備えあれば憂いなし」と表現するにふさわしい状況を7個と、実際に準備する上での注意点を10個紹介していきます。

状況

まずは「備えあれば憂いなし」と表現するのがふさわしい状況について紹介していきます。

状況によって被害の深刻さは大きく異なりますが、どれもよく使われる表現ですので実際に状況を具体的にイメージしながら読んでみてください。

災害

災害
「備えあれば憂いなし」という言葉がよく使われる表現としては災害が最も多いでしょう。

最近は異常気象の影響や台風や大雨の影響でニュース番組などで耳にする機会が多くなったと感じている人も多いのではないでしょうか。

災害は、台風などの比較的予測できるものを除いては基本的に予測が不可能なものばかりです。

この瞬間にも、大きな地震が来てしまうかもしれません。

そのため、普段から「地震の時にはどう行動すべきか」や「料理の最中に地震が来たらどうするか」あるいは「地震と火事が同時に発生した時はどのような対策をとるべきか」など、起こり得る災害を具体的に想像した上でシチュエーションごとにどう動くのか考えておくのも良いでしょう。

急な災害に直面した時、誰もが冷静さを失ってしまうので最初からシミュレーションしておかないと何もできなくなってしまう恐れがあります。

病気

災害だけではなく病気も「備えあれば憂いなし」という言葉がよく使われる言葉です。

病気になっても体力があればそれほど深刻にならない可能性もあるということで「備えあれば憂いなしだから、病気に備えて普段から適度な運動をしていこう」という使われ方をすることもありますし、「備えあれば憂いなしなので、病気にならないように健康に気をつけよう」や「病気になった時でも備えあれば憂いなしなように、あらかじめ手厚い保険に加入しておこう」という使い方をすることもあります。

いずれにせよ、健康診断を定期的に受けていても気付かないうちに病気にかかってしまうという人は少なくありません。

病気になった時に誰に連絡して保険関係はどう処理すべきかなど、体力が落ちた状態でもしっかり対応できるように考えておいた方が良いでしょう。

貯金

貯金
災害や病気といった悪い事ばかりが「備えあれば憂いなし」という表現に相応しいわけではありません。

たとえば貯金をする時にも「備えあれば憂いなし」という言葉を使うことがあります。

「備えあれば憂いなしだから、いざという時のために貯金しておこう」というフレーズは実際によく使われるので耳にしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

この「いざという時」とは、災害で家が壊れてしまったり病気で働けなくなってしまった時などのネガティブな出来事も当然含まれます。

しかし「急にほしいものがたくさんできるかもしれないから、衝動買いに備えて貯金している」や「理想の家に出会った時に全額キャッシュで買えるように貯金しておきたい」など前向きな理由で「備え」を作っているという人も多いのではないでしょうか。

勉強

勉強の場面でも「備えあれば憂いなし」という言葉はよく使われます。

先ほどの例文のように難しそうな授業の前に当日の理解度を高めるために予習しておくという状況も「備えあれば憂いなし」と表現することができますし、抜き打ちテストが多い先生の授業ではしっかり復習するなどの行動も「備えあれば憂いなし」になるでしょう。

このように、学生時代から無意識のうちに「備えあれば憂いなし」を実践している人も少なくはありません。

社会人になってからも同様に「明日は得意先にAという商品を説明しにいくけど、もしかしたらBについても聞かれるかもしれないから念のため資料を持参しよう」という行動も「備えあれば憂いなし」であると言えるでしょう。

このように「備えあれば憂いなし」という言葉を実際に使っていなくても、行動は当てはまっているというケースもあります。

仕事

仕事に関しては、既に例として出したように「説明する予定の商品だけど、向こうが気になるかもしれないものを事前に予測して準備していく」という行動が「備えあれば憂いなし」にあたります。

さらに、基本的には仕事は誰かから声をかけられる前に事前に用意しておく方が好ましいとされるので、全ての行動が「備えあれば憂いなし」に当てはまっているという人もいるでしょう。

仕事ができる人ほど、無意識のうちに「備えあれば憂いなし」を実践できています。

普段から早めに準備を行うからこそ発生しそうなトラブルを予期して備えることができますし、備えることによって余裕ができるから、また先回りして対応することができるのです。

上手に時間を作って「備えあれば憂いなし」を実行すると周りからの評価も高まっていくでしょう。

子ども

たとえ自分の子どもでずっと一緒にいても、子どもは突拍子もない行動をすることがあり行動が読めないでしょう。

幼稚園児くらいになるとボキャブラリーも増えて大人の口真似をし始めるのでかなりしっかりしているように見える子もいますが、急に走り出したり道路に座り込んだりと大人からすると理解しがたい行動をする子もいます。

子どものそうした突拍子もない行動は、時に自分も周りも危険な目にさらしてしまう可能性があるでしょう。

そのため、「備えあれば憂いなし」で危険が全くないように見える道であっても子どもと歩く時は絶対に手を繋いでいるという人も少なくはありません。

子どもの突発的な行動に対応するためには、たとえ過保護と言われてもしっかり手を繋ぐなどの「備え」をしておく方が良いかもしれません。

デート

デート
貯金と同じく楽しいことへの「備えあれば憂いなし」としてデートも該当します。

特にデート自体が初めてという人は、今までに何度もデートをしたことがある人でも付き合って初めてのデートなどの状況では、おすすめのデートスポットを調べておいたり当日の待ち合わせ場所までの交通機関をしっかり調べておくなどのシミュレーションをしておくことで大失敗をしてしまうリスクを減らすことができるでしょう。

デートのように相手によく思われたいと緊張してしまいがちな場面では、普段は絶対にやらないような失敗をしてしまうこともあります。

そうした時にすぐリカバリーできるように、冷静さを保つといった意味でもシミュレーションを繰り返して備えておくのがおすすめです。

注意点

「備えあれば憂いなし」という言葉の通り、準備さえしておけばトラブルが起きても絶対に安心だと勘違いしてしまっている人もいます。

しかしながら、準備の内容や準備したものによっては備えたつもりが全く準備ができておらず慌ててしまうケースもないわけではありません。

では、「備え」をする時にはどのような点に気をつければ「憂いなし」の状況を作り出すことができるのでしょうか。

10個の注意点を見ていきましょう。

防災グッズを備える場所

災害への備えとしては、非常持ち出し袋を用意するという人も多いでしょう。

当面の着替えや非常食、水や毛布などをまとめた防災グッズは災害時に非常に役に立ちます。

しかし、災害時に役に立つとはいえ、普段の生活ではかさばり邪魔になってしまうのも普通のことです。

そのためついつい防災グッズをまとめて納戸の奥底などにしまいこんでしまってはいないでしょうか。

せっかくの防災グッズなのにしまいこんでしまうと、一刻も早く避難をしなければならない状況では持ち出すことができません。

防災グッズは少しくらい邪魔になっても、非常時にすぐ持ち出せる場所に置いておかないと、本当の「備え」とはいえないでしょう。

防災グッズの期限

防災グッズをまとめる際にはすぐに取り出せる場所に置いておくことが基本です。

しかし、取り出しやすい場所に置いておいたからといって安心できるわけではありません。

防災グッズをまとめた後は、定期的に期限チェックをするようにしましょう。

非常食や水の賞味期限を確認するのはもちろん、電池などを入れている場合は使用期限が設定されている場合もあります。

防災グッズをまとめる際に期限チェック表を作り、定期的に家族全員でチェックしながら防災について話し合う機会を設けるのも良いのではないでしょうか。

防災グッズのサイズ感

防災グッズは必要なものを全て入れれば良いわけではありません。

実際に持って避難場所まで移動できるサイズにまとめて用意することが大切です。

「備えあれば憂いなし」を意識しすぎて中身を多くしてしまうと、いざという時に持ち運べずに焦ってしまう恐れがあります。

作った時点で持つことができても、避難場所までの距離を持ち運べるかは話が別です。

防災グッズを用意した際には、実際に避難場所まで運んでみて持てるかどうかを確かめてみましょう。

特に雨の日などコンディションが悪い日に持ち運んでみると防水性などもチェックできるのでおすすめです。

避難経路・場所の確保

防災グッズのサイズ感や重量感をチェックする時には持ち運べるかどうかだけではなく避難経路も確認するようにしましょう。

普段は通っている道でも、狭い道の場合は避難経路として適しません。

できるだけ広くて川などが近くにない道を避難経路として覚えておくようにしましょう。

最近では覚えておかなくてもスマホでルート検索しながら避難すれば良いと考える人もいますが、非常時には手元にスマホがない恐れもありますし電波状況が悪くマップが開けない場合もあります。

また、歩きスマホとなることでリスクが増す恐れもあるでしょう。

避難経路や避難場所に関しては、家族全員が間違いなくたどり着けるようにしっかり覚えておく必要があります。

特に避難場所は、家族が全員バラバラの場所にいてもしっかりたどり着けるように、徒歩での移動経路を確認し、学校や職場などのよくいる場所からのおおよその所要時間も確認しておくと非常時でも役に立つでしょう。

災害時の連絡手段の話し合い

現在はLINEや電話で簡単に連絡を取ることができます。

しかし、災害が起きると普段と同じように連絡をとることができません。

停電などが起きた際には復旧までの時間もかかってしまいます。

その時のために災害時の非常伝言ダイヤルなどのサービスもチェックしておくと良いでしょう。

さらに、親戚が遠方に住んでいる人の場合はスマホの充電が切れても安否を連絡できるように電話番号を覚えておくのもおすすめです。

手帳などに書き留めているという人も、災害時にはその手帳が手元にない可能性もありますので、メモを複数残しておいたり、あるいは防災グッズの中に非常連絡先をまとめておくのも良いでしょう。

公衆電話からでも連絡が取れるように備えておくと普段とは違う非常時にも安心できます。

保険の見直し

保険
病気やケガなどで働けなくなった時に役に立つのが保険です。

最近では多くの人が若くても保険への加入はしていますが、実際は加入した時のままで放置してしまっているという人もいるでしょう。

保険会社から定期的に来る契約内容確認の手紙を見ても目を通さずに捨ててしまうという人もいます。

防災グッズと同じように、保険も定期的に見直すことが重要です。

結婚すれば生命保険の受取人を親から配偶者にするという人も多いですし、他にも子どもが生まれた時点で保険の内容を見直して今までよりも手厚い保険に入り直すという人もいるでしょう。

あるいは収入が減ってしまった場合には保険を見直さないと家計が厳しくてどうしようもないという場合もあります。

ライフスタイルが変わった時にはしっかり保険の見直しを行うようにしておくのがおすすめです。

お金の管理の見直し

保険と同様にお金の管理も定期的に見直すことで、今までよりもより多くの貯金ができる場合もあります。

知らない間に外食が増えすぎていると当然ながら家計からの支出が多くなってしまうため、意識的に自炊をするだけでもかなり食費を抑えることができるでしょう。

他にも見落としてしまいがちなのが固定費の支出です。

不要な月額プランを契約したままにしていると、それだけで固定費が増えてしまうので定期的に解約できないか見直しても良いでしょう。

他にも電力会社を変えたりスマホをSIMフリーのものにしたり、あるいはコンビニでの買い物をやめてスーパーで買うようにするだけでもだいぶ出費を抑えることができます。

貯金を増やしたい場合でも収入を大幅にアップされることは現実的ではないので、今支払っているものの中で削れるものがないかを考えるのが良いでしょう。

予習・復習

予習や復習を行うことも、備えとしては非常に有効です。

しかし、単に予習や復習をしているだけでは本当に「備えあれば憂いなし」を実行できているとは言えません。

予習の時も復讐の時も、単に教科書を読んだり問題を解いたりするだけではなく「自分が分からないこと」を明確にするために取り組むことが重要なポイントです。

単に文字を目で追って解説を読んでいるだけでは、予習や復習をしているつもりになっているだけで非効率になってしまいます。

実際に自分が誰かに教えることができるまで理解度を深めて初めて、予習・復習が意味を持つことになるでしょう。

せっかく時間を使って勉強するのですから、どうすれば効率が良くなるかも考えながら予習・復習をするのも良いのではないでしょうか。

忘れ物チェック

早めに準備をする人は、前日や出発直前に焦らなくても良いというメリットがあります。

しかしながら、準備をしただけで安心してしまうと新たに持って行かなければならないものができた時に忘れてしまう恐れがあります。

事前にしっかり備えている場合でも、忘れ物をしてしまう恐れがあります。

たとえば一週間前に旅行の準備を済ませていても、前日の天気予報を見て折り畳み傘を持って行った方が良いことに気付くこともあるでしょう。

このように、あまりにも備えが早すぎても忘れ物をしてしまうことがあります。

「準備をしたから安心だ」と決めつけるのではなく、臨機応変に動けるように忘れ物がないかチェックする癖をつけると良いでしょう。

身だしなみチェック

身だしなみチェック
たとえばデートの時に「備えあれば憂いなし」を実行するためには最終的な身だしなみチェックが重要です。

デート服は前日から準備していても、実際に着てみるとイメージが違って似合わないということもあるでしょう。

また、綺麗にしたはずなのにペットの毛がついていたり、袖口が汚れていたりすると清潔感も台無しになってしまいます。

さらに、デートに出かける前に何かを食べた人は口臭チェックなども重要になってきます。

可愛い見た目にすることにこだわりすぎず、デートスポットによってTPOに合った服装をすることもデートの際の大切なマナーだと言えるでしょう。

清潔感があって自分に似合っていて、今から行く場所にふさわしい格好をしているかといった視点で身だしなみの最終チェックをしてみてください。

備える際に心得ておくこと

準備をするだけで非常時にも慌てることなく行動できるようになります。

また貯金がしやすくなったり緊張する初デートでも平常心を保てるようになるなど、備えておくことは色々なメリットをもたらしてくれるでしょう。

では、そのようなメリットを少しでも多くするために備える際、心得ておきたいポイントとしてはどのようなものがあるでしょうか。

ここでは備える際に心得ておきたいポイントを最後に3つ紹介していきます。

安全第一

まずは、どんなことであっても安全第一で備えるようにしましょう。

災害時の備えは特に安全第一を意識することが重要です。

危ない場所を通らないようにする、本当に必要なものだけを避難所に持って行くなど安全確保のためにどうすれば良いかを備えながら考えるようにしましょう。

もちろん、災害時だけではなくその他のシチュエーションでも安全第一は心がけるべきポイントです。

たとえばハイキングデートに行くのにピンヒールはふさわしくないですし、子どもを自由に遊ばせてあげたいからといって大通りで手を繋がないのも好ましくありません。

備える際には「どうすれば最も安全か」を一番に考えるようにして備えてください。

周りの人と協力し合う

備える際には周りの人との協力も重要です。

たとえば家族がいる人の場合、防災グッズは分担して持つようにすると良いでしょう。

毛布などのかさばるものは大人が持たなければなりませんが、子どもであっても年齢によってはかなりのサイズ感の防災グッズを持ち運べるようになります。

仕事の場合でも自分だけでプロジェクトの資料を作るよりは、周りの協力してくれる人に助けを求める方が効率的に資料作りが進むということもあるでしょう。

自分一人で責任を負ってしまうとプレッシャーも大きくなりストレスもかかってしまいます。

そうなると本番前の準備段階で潰れてしまう恐れがあるので、本末転倒になるでしょう。

どんな時でも周りの人に相談する癖をつけて協力しながら備えていくと良いのではないでしょうか。

無理はしない

また、どんな場合においても備える際には無理をしないことも心がけましょう。

憂いをなくすために備えているのに、無理をして新たな憂いを生み出してしまっては意味がありません。

災害時の備えも持ち運べるサイズにするように、何事も自分にできる範囲で備えることが重要です。

たとえばいくらしっかり勉強したくても、睡眠時間を削って予習・復讐してしまうと当日の授業で眠くなってしまい集中力が落ちてしまうことがあります。

それだと意味がないので、予習・復習をする量を考える方が良いでしょう。

他にも、デートの時に気合を入れ過ぎると疲れてしまうなど、備えすぎて無理をしてしまうケースは決して珍しいことではありません。

心配性な人ほど無理をしてしまう傾向にあるので、注意して備えるようにしてください。

しっかり備えておこう

本来であれば備えなければならないようなトラブルは起きない方が良いのかもしれませんが、それでもいつどこでトラブルに遭ってしまうのか分かりません。

その時になって初めて慌てながら対策をするよりも、普段から備えておいて心の準備もしておけば非常時でも落ち着いてシミュレーション通りに行動することができるでしょう。

備えておくことで仕事や勉強の効率が上がることもあるので、普段からしっかり備える癖をつけながら生活してみてください。