小さな頃「うそをついてはいけません」などと教えられた人は多いでしょう。
「嘘も方便」ということわざもある通り、うそをつくことが絶対に悪いというわけではありませんが、それでも不要なうそならつかずに過ごす方が良いとされていますし、実際にうそをつくことによって不利益を被ってしまう人も少なくはありません。
ですが、改めて考えてみるとあなたの周りにうそを日常的についている人もいるのではないでしょうか。
悪いと思っていてもうそをつく人もいれば、罪悪感など全く持たず自分のためだけにうそをつく人もいます。
では、そんなうそつきな人はどのような特徴を持っているのでしょうか。
また、どのような理由でうそをついてしまうのでしょうか。
うそをつく人の特徴やその理由、また、そんなうそつきな人との上手な付き合い方について一緒に考えていきましょう。
うそつきってなに?
「うそを言う人」や「うそを言う行為自体」を「うそつき」という言葉で表現します。
もちろん、今まで生きてきた中で一度もうそをついたことがないという人はいないでしょう。
子どもの頃に親や先生に怒られるのが嫌で自分を守るためにうそをついたことがあるという人もいれば、ちょっと待ち合わせに遅刻した時に寝坊したと正直に言うとトラブルになると考えて、少し体調が悪かったなど適当な理由を言ったことがある人もいるでしょう。
あるいは、誰かを傷つけないために、守るために本意ではないもののうそをついた経験を持つ人も入るかもしれません。
しかし、そのような単発的なうそをついただけで「うそつき」と呼ばれることはめったにありません。
「うそつき」と呼ばれるのは、日常的にうそをついている人であることが一般的です。
さらに、うその内容も必要に迫られているものではなく自分の利益のためだけや、単なる癖となっている場合がほとんどです。
そのように日常的に大した理由もないのにうそをつく人のことを一般的に「うそつき」と呼びます。
基本的には、そうした「うそつき」の人たちは周りの人からあまり信用されていません。
うそつきな人の特徴11個とその理由7個
うそつきな人は、周りから見てもすぐに分かる特徴を持っているケースも少なくはありません。
些細なうそは気にならないという人は別として、周りの人にうそをつかれたくない、誰かに裏切られたくない、人を信用したいと考えている人は、できるだけうそつきには近寄らない方が良いでしょう。
そこで、可能な限りうそつきと親しくなることを避けるために、まずうそつきな人の特徴を把握してみましょう。
さらに、うそつきが嫌いな人の中には「どうしてうそをつくのか」、「うそをつく理由が知りたい」と考える人もいるでしょう。
ここでは、そういった人たちへ向けてうそつきがうそをついてしまう理由も一緒に紹介していきます。
「自分はうそをつかないようにしているから、うそつきの心理が分からない」あるいは「うそつきが何を考えているのか知りたい」という人は、こちらの理由も参考にしてみてください。
特徴
まずは、うそつきな人にはどんな特徴があるのか確認していきましょう。
うそつきの特徴を知っておけば、うそつきと関わり合いたくないという人は最初からそういった特徴を持っている人のことを避けることにより、プライベートなどで不用意にうそつきと親しくなってしまうケースを避けることができるでしょう。
また、既にうそつきと知り合ってしまっている人も、特徴に合致していることを知ることで初めてその人がうそつきだと気付けるかもしれません。
そうすると、その人に騙される心配もなく、事前に警戒できることもあるでしょう。
うそつきはどこにでもいるので、完全にうそつきと出会わないということは非常に難しくなってしまいます。
そのため、せめてうそつきの特徴を知ることで自衛していきましょう。
自慢が多い
自慢話が多い人はうそつきである可能性があります。
というのも、普通に生活している人は基本的にそれほど自慢できるようなことに遭遇することはあまりないでしょう。
自分だけではなく周りの家族や恋人、友達のすごい部分を自慢しようと思っても、早々に話のネタが尽きてしまうという人が多いでしょう。
しかし、うそつきは自慢話の内容すらうそをつくのでネタがなくなる心配はありません。
そのため、必然的に常に自慢話をしているような状態になるのです。
そもそも自慢話は周りから「すごい」や「羨ましい」と褒められることも多い話題です。
だからこそ、うそつきは好んでうその自慢話をするのです。
一つの自慢話をずっと話している人ではなく、毎日違う自慢話で、しかもそのどれも規模の大きいものの人の場合、うそつきの可能性があるので注意しましょう。
ポジティブすぎる
基本的にポジティブシンキングは、自分のモチベーションを保つためにも周りの雰囲気を壊さないためにも良い考え方として推奨されています。
しかしながら、常にポジティブな気持ちを維持できる人はあまりいないでしょう。
誰しも人間なので、ポジティブにはなりきれないこともあるでしょう。
ポジティブになりきれないことは自然なことですが、うそつきはそもそもうそをついてポジティブを維持しているので不自然に常にポジティブすぎる思考回路を持っています。
どんなに大変な状況に直面しても「大丈夫!」や「なんとかなる!」とうそをついてやり過ごそうとするので、不自然さが生まれてしまいます。
もちろん、中には本当にポジティブで何事にもくじけない強いメンタルを持っている人もいますが、不自然にポジティブすぎる人には用心した方が良いかもしれません。
友達が少ない
自慢話はできるほど優れていてポジティブ思考な人は、普通に考えたら多くの人に慕われて友達も多い人をイメージするでしょう。
しかし、うそつきの場合は友達が少ないという特徴も持っています。
うそつきは初対面の印象は良いことが多いので、最初は多くの人に囲まれます。
しかし、次第にうそつきであることが周りの人にバレて呆れられて孤立していくため友達が少なくなってしまうのです。
初対面で、とても魅力的な人に見えてコミュニケーション能力も高く人脈も広そうに見えるのに、意外と友達が少なくて誰かにべったり依存してしまう体質の人に心当たりはないでしょうか。
もしかしたら、そういう人は親しくなってから本性を現してうそつきであることが判明するかもしれません。
不自然に友達が少ない人は疑ってみても良いのではないでしょうか。
色々とだらしない
実はうそつきの中には色々な面でだらしない人も多く存在しています。
忘れ物が多かったり職場のデスクの上や自分の鞄の中の整理整頓ができなかったり、あるいは待ち合わせ時間に毎回大幅に遅刻するという人もいるでしょう。
そうしただらしない特徴を多く持っている人ほど、うそつきだという可能性が高くなります。
なぜなら、うそつきはだらしないことをしてしまっても「うそでカバーすれば良い」と思っているため、普段から行動に出てしまうのです。
忘れ物や乱雑さを咎められても「ちょっと最近忙しくて」とうそをついて怒られないようにしますし、待ち合わせに遅れても「電車が遅延した」や「家族のトラブルがあった」など簡単にうそをつくでしょう。
うそをつくことに対する罪悪感がないからこそ、だらしないことも隠そうとしないのです。